Fate?☓Faith〇   作:Faith

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ふぅ…真面目に書いた。なお、本編は本物と設定を混ぜた物語である。zero?続きはどうしよっかな~


Faith/Grand Orgasm
始まりの地


 

 俺の意識がハッキリしてきた時…感じたのは不燃ゴミや何か肉を焼いた時のような独特の焦げた臭い。そして、肌をあぶるような熱気だった。口の中に溜まる唾液と土の雑じった汚物を吐き出しながら顔を上げていく。

 

「なんだよ、これ…!」

 

 そこは地獄だった。どこかの町だったのだろう、倒壊した家屋やビルが燃え倒れている。これは現実なのかと自身の認識を疑って、今も感じる熱気や体中の打撲であろう痛みが現実だと物語っていた。

 

「この服、それにこれは令呪!?そんな、まさか!」

 

 彼は今の状態がわからなかったが、記憶の中で似たようなシチュエーションの作品を思い浮かべた。そんなはずはない!現実的にありえない!否定の言葉、認めたくない現実、先ほどまで平凡な日常を過ごしていた自分が何故!彼の中で狂気のような現実に狂いそうになる思いが自らを襲った。

 

 Fate/Grand Order---アプリゲームの一つでしかない。Fateという作品は彼にとって物語が気に入り、毎日欠かさずログインや周回やイベントなどお気に入りのゲームとして認識していた。それ故に今の状況は、始まりの場と言ってもいい、燃えた冬木市…人理焼却から始まり、数多の特異点、レムナント、ロストベルト、異界の神…

 

「うっッ!」

 

 ーーオぇェ…

 

 信じたくない。自分に何ができる。何でこんな状況になった!あまりに理解できない情報の波に吐き気を感じたまま吐瀉物が黒ずんだ大地を濡らしていく。そんな時、聞こえてきたのは何か固い物が無理やりすり合いながら動いているような不快音だった。

 

 カタカタ…それは死そのものだった。そこに生命たる命はない。骸の中に眠る生前の思いがただ枯れ果てた肉体を動かす存在。アンデット。

 

 逃げるしかなかった。助けを求め叫びながら、火の海となった都市を走り回る。ゲームであるなら序盤に出て来るガイコツの兵士。だが現実となった今、そんな敵であろうと恐怖の対象だった。

 

「誰か、誰か助けてくれェェェ!」

 

 自らの叫び声に反応して来るのは、同じアンデット。その数が増えていくにつれ逃げ道が塞がれていく。

 

(死にたくない!)

 

 迫りくるアンデットを前にして、足は震え涙が溢れる。だが、だからこそ生きている今の思いが強く響いた。

 

 

 誰か俺を助けてくれェェーー!

 

 

 令呪が赤く光り輝いた

 

 

「先輩!今行きます!」

 

 

 聞いたことの無い女性の声がする。だがわかる、俺は彼女の名前を知っている。

 

 先ほどまで恐怖の対象だったアンデットが巨大な盾に薙ぎ払われ文字通り打ち砕かれていく。

 

 それは圧倒的だった。一撃、一撃で粉砕されていく。見るからに人が扱うレベルの盾ではない大盾を軽々しく振り回す様は、まさしく自分にとって神の如き振る舞いだった。

 

 知っている彼女の名を、知っている今後の未来を、このクソのような現実が自らの運命なのだと改めて受け入れざる得ない出会い。だが―ーその出会いで俺は救われた。

 

「ふぅ…戦闘終了。お怪我はありませんか先輩!」

「…ああ大丈夫。ありがとう マシュ」

 

 マシュ・キリエライト…自らのパートナーとなるであろう存在との出会い。そして、自らを先輩と呼ぶ現状…だとすれば自らが何者になったのかも自然とわかる。

 

 藤丸立香(フジマルリツカ)。このGrand Orderを受ける主人公。

 

 助かった思いもあるが、これからの事も考え憂鬱な顔になっていると、彼女が不思議そうな様子で声を発した。

 

「あの先輩、私はマシュではありません。マス(・・)です!」

「え、ああ、発音が悪かったか。ごめんねマシュ」

「マス!」

「駄目か、マス…どうかな?」

「はい、大丈夫です!」

 

 そうか、現実になったら欧米流…マシュに関してはデザインベビーだけど、発音の問題が出て来るのか。俺、英語喋れないけど大丈夫なのだろうか…ゲーム内だと皆が日本語だったが、あくまで主人公を通して視た世界であり、藤丸スペックが高く外国語ペラペラの可能性がある。サーヴァントに関しては聖杯の影響で問題ない設定だが、その他の者達と交流していた際はどうしていたのだろうか?

 

 主人公の事を考えたが、中身俺だと詰んでるよね…。魔術なんて無かった世界、まあそれ魔術を知らなかった藤丸と似たような条件であるが、それを抜きにすると藤丸がハイスペック過ぎてヤバいんですけど。何より、聖人レベルのあの精神性は絶対真似できない。物理的痛みとかは…覚悟すれば何とか行けると考えてもだ、第七特異点とか六とか英雄王とか…絶対俺を認めないじゃん。そもそもサーヴァントとの交流も俺には難しい、俺と似た性格の奴・・・ジナコかな。

 

『---だ---返事を―ーー』

 

 考え事をしていた時、これまた懐かしく感じる声が聞こえ出す。マシュが応答すると、彼がモニターに現れた。

 

 ロマニ・アーキマン…藤丸立香の友達だった。俺にとっては初の対面だ、現存している特異点の親玉を考えると呪われるので名前は言えないが、奴を倒すために犠牲になってもらう必要がある。

 

(…こんな考えに至る時点で、俺は駄目だな)

 

 この作品的に言うなら、俺の考え方は魔術師寄りなのだろう。だが駄目だ、Grand Orderの主人公としたら失格レベルどころか論外だ。コミュ力もそうだが、悪人・善人どちらからも受け入れられる人格を要求される旅になるのだ。そもそも俺のコミュ力ではマシュレベルの、それこそカルナさんぐらいの包容力、少し違うかもしれないが、相手側が受け入れてくれるぐらいじゃないと基本無理だと思う。やるだけやって駄目ならそれまでだ。

 

『よかった!イッカ(・・・)君も無事で』

「マスに助けてもらいました」

 

 やっぱり発音が…。ニュアンスが微妙に違う、まあそんな事はどうでもいい。

 

「…これからの戦いにもっと戦力がいります。どうにかなりませんか?」

 

 オルガマリー・アニムスフィアの救出。道中で必ず会うだろう、キャスニキにも会うだろうし、今のうちに戦力を増強したい。黒いサーヴァント擬きも油断できないしね。例え助けられないにしても、今後の為に救った事実は必要だ。

 

 話は進む。マシュの盾が召喚陣となる件を説明されながら、準備の為に場所を移動する。道のど真ん中で召喚なんてアンデットに限らず、他の敵にも見つかりやすい自殺行為だ。多少の戦闘を挟み損傷の少ないビルを見つけ、やっと一息つけた。

 

(あとは、聖晶石か)

 

 残念ながら道中で聖晶石は見つからなかった。やはりゲームのように敵を倒したら宝箱といったファンタジー要素はない。運営からのプレゼントとかも無いのだ。では、主人公の魔力で正規召喚以外方法がないのだろうか。

 

(俺に、この体の魔力で召喚できるのか?)

 

 藤丸立香はどこにでもいる一般人である…?そういう説明なのでそうなのだろう。人類最後のマスターにして、特徴のない少年、あるいは少女。fateで特徴の無いは詐欺の代名詞だから信じないけど、魔力に関してはそこらの魔術師より劣るレベルだろう。レイシフト適性100%とか、謎の毒耐性とか、大型車両免許取ったりとか、服型の魔術礼装を…いやこれは準備した人が凄いか。とにかく一般人である。

 

「では準備しましょう、先輩!」

 

 盾を置き始めたマシュを見て、少し期待した。聖晶石を実は合流前に拾っていたのではと。そう期待した目線を送った直後、ただでさえ露出が激しい防具に手をかけて…

 

「ちょ、ちょ!?マシュ何してるの!?」

「マスです!」

「ごめんね!でも何で脱ごうとしてるの!?」

「え、先輩はサーバントの召喚をお望みでは?」

「そうだけど、何で脱ぐの!」

「あ、ズらして」

「違う!!」

 

 何だよこれ!マシュは純粋な心を持った少女じゃないのか!普通に性を理解してる獣なんですけど!?

 

「落ち着いてくれ、何でそんな事をするんだ」

「英霊を召喚するためには精晶液(セイショウエキ)が必要です。どうしたんですか先輩?私が何か間違ったことを」

 

 オロオロとする様子から疑問を持たずに今の行動をしたのだろうとわかった。

 

「…精晶液ってなに?」

「異性が交じり合う事で発生する魔力が籠った液体です。サーバント召喚の魔力に」

「ごめん、もう大丈夫」

 

 一息入れ、落ち着く。そういえば、フォオ君が最初からいなかったなと思った。

 

「ねえ、フォオ君って知ってる?」

「フォオ君ですか?えっと、ファイブさんなら知ってます!」

「誰だよ」

「毛並みのいいキツネさんです!」

「それ人類悪!駄目な愛玩!」

「愛玩動物だとは思いますが、何が駄目なのでしょうか?」

 

 何か違和感は感じていた。発音のせいだと思っていたが…俺はフと、ネットサーフィンをしていた時に見つけたとあるAVを思い出した。内容は全然違うが、何故だろうか、今更になってマシュ、いやマスの顔を見ていると思ってしまったのだ。

 

「フルネームで名前を教えてくれないか」

「先輩?」

「いいから、頼むよ」

「は、はい。マス・ヲカカナイトです!」

「下ネタァァァ!」

 

 何だこれ、いやマジで何なの!お、落ち着け俺…内容とか置いておいて、性に関する魔術的要素は昔からある。この世界が俺の知るFGO世界線じゃなくて、性に特化した世界線かもしれないじゃないか。殺生院とかいるんだから当然、そういった魔術もあるだろう。そもそもfateはエロゲーだったのだ。

 

「ふぅ…俺の名前をフルネームで言ってくれないか」

「先輩、先ほどから様子が」

「いいから、頼むよ」

 

 おかしな質問を繰り返している。と思われているのだろう、俺にとっては死活問題だ。もう致命傷受けてるけど。

 

 

 

 

 

「で、では。FullChin the Ikka(フルチン・ザ・イッカ)先輩!」

 

 

 

 

 俺は膝から崩れ落ちた。女の声が聞こえる…俺の名前を呼ぶ声が

 

 

 目の前が真っ暗になった

 





・マス・ヲカカナイト

 メインヒロイン。最後まで先輩の事を思ってくれる。最後の一滴まで搾り取るでマス。
 ※この世界はサーヴァントではなく、サーバントな為、召喚したサーバントと精晶液は作れるが妊娠は普通にする。無責任な行為はやめようね。


・FullChin the Ikka(フルチン・ザ・イッカ)

 哀れな転生者。AV時空と交じる世界線の主人公になった。特殊能力:下半身がご立派ァ


・ファイブさん

 毛並みの良いキツネ。恩返ししてくれるかも?

・精晶液
 
 約して精〇!
 
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