【本編完結】ハリー・ポッターと何も知らない転生者   作:シャケナベイベー

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怨み、けれど愛した

 ギシリと踏み締めた床が音を立てる。下手したら数百年放置されていたからか、内部の老朽化が凄まじい。

 ダンブルドアが何とか修復呪文で直しているが、やはり完全とはいかないようだ。

 

「先生、ここに何しに来たんですか?」

「実はここにある本を回収したくてのう」

「本?」

 

 ダンブルドアが訪れた目的を聞いて、ハリーと揃って首を傾げた。

 彼はあちこちに目をやりながら慎重に歩いていく。

 

 しかし何ともすごい館だ。手すりや壁のあちこちに蛇をあしらった装飾が施され、それらはまるで今にも動き出しそうな躍動感を持っていた。

 屋敷の至るところに目を凝らしながら歩いていると、ある一つの扉の前に出た。

 

「ここじゃ」

「……思ったんですけど、先生はここに来たことが?」

「昔に一度だけじゃがの。その時に粗方部屋の探索は終えておったから場所も記憶しておるよ」

 

 迷う素振りを見せず、しっかりとした足取りで歩くダンブルドアに疑問を持った俺が問いかけるとそんな答えが返ってきた。

 何ともダンブルドアらしい答えだと肩を竦め、扉を開けて中に入っていくダンブルドアの後をハリーと共に追った。

 

「うわ、本がこんなに……」

「こっから特定の本を探すってのはなんとも骨が折れるな……」

 

 入った部屋は、図書館と見紛うほどに辺り一面に本がびっしり並び、部屋には拡大呪文が掛けられているようで間取りに見合わず広々としていた。

 

「ダンブルドア先生、一体どんな本を探しているんですか?」

「うむ。わしが探しておるのは古代語で書かれておる本じゃ。見ればすぐに分かるじゃろう」

「夜が明けそうだなぁ……」

 

 ハリーとダンブルドアの会話を聞きつつ、俺は手頃な本を手に取ってパラパラと捲る。内容としてはとある魔法使いの伝記のようで当てが外れたそれを棚に戻すと、棚の隅までぎっしりと積まれた本の山に遠い目をした。

 

「では、探すとしようかの」

 

 

 

 

 

 

「そっち見つかったかー?」

「全然。そっちは?」

「収穫なしだよ……ダンブルドア、ホントにここにあるんですか?」

「おかしいのう……確かにここにあるはずなのじゃが……」

「いよいよボケたって訳じゃないですよね?」

「リオン!」

「ごめんて」

 

 眠気と疲れから辛辣な言葉が飛び出た俺をハリーが咎める。頭を被って意識を集中する。

 しかしいくら探しても出てくるのは精々が百何年前までの物ばかり。古代語で書かれた本に掠りもしなかった。

 

 

 ────。

 

 

「ん?」

 

 ふと、声が聞こえた気がして顔を上げる。ハリーとダンブルドアは未だパラパラと本を捲っているので二人が声を上げた訳ではないだろう。むしろ、聞こえたのは女性のような……。

 

(ここに来たときに聞こえた声と関係あるのか?)

 

 確証はない……が、確かめてみるべきだろう。開いていた本をバタンと閉じて棚に戻し、作業中の二人に声を掛けた。

 

「二人とも。少し手洗い場の方に行ってくる」

「分かった」

「場所は分かるかの?」

「まぁ、手当たり次第に探しますよ」

 

 二人に断りを入れてから部屋を抜ける。するとひんやりとした冷気が頬を撫でた。

 身を震わせ、腕をさすりながら辺りを見回す。

 

「さて、気になって出たは良いけどどこから肝心の声がしてるのか分からないんだよなぁ……」

 

 ぼやきながらもとりあえず歩いていく。階段を降りてホールを横切り、十数人は座れそうなテーブルが設置されている食卓のある部屋を過ぎて広間へ足を運んだ。

 

「ここが一番濃いよな……」

 

 恐らくここの住人達が最も過ごしたであろう広間には彼らの思念とも言うような魔力が色濃く漂っていた。

 ここに来れば声の出所について何か分かるかと思ったのだがそう都合良くはいかないらしい。

 

 

 ───さぁ……こっちにいらっしゃい。

 

 

「っ、やっぱり聞こえるな」

 

 やはり幻聴ではない。今回はハッキリと聞こえた。素早く周囲に目を光らせ怪しい場所がないか探る。

 そして床のとある箇所に不自然な凹みがあるのを見つけた。

 

「……なるほどな。隠し階段か」

 

 床の凹みを押せば、地下へと続く階段が現れた。何やら誘われている感じがしないでもなく顔をしかめるが、背に腹は代えられないと意を決して階段を降りた。

 

 

 

 

 

「なんだ此処……」

 

 長い階段を降りた先にあったのは、またもや拡大呪文が掛けられた部屋で、古い石造りでできている。

 そして視線の先で一人の女性が描かれた肖像画が中央の壁に嵌め込まれていた。どうやら魔法が掛けられたものではないようで、描かれた人物が動き出す気配はない。

 

 そして部屋の中央。そこに水盆があり、その上に赤い煙が詰められた瓶が浮かんでいた。

 

 

 ───それに触れなさい。

 

 

 また声が囁く。それに悪意は感じられず、しかしどこか試すような声音であった。

 普通なら声に従わず、さっさとダンブルドアに報告しておくべきなのだろう。

 

 しかし何故だろうか。俺はこれに触れなければいけないという考えが頭の中でグルグルと回り続けていた。

 

 

 

 

 

 

 

 ゆっくりと、どこかフワフワとした思考の中で俺/彼は水盆に近付いていく。一歩ずつ足を差し出して歩き、やがて水盆の前に着いた。

 そして腕を伸ばし、指先が赤い霧を閉じ込めた瓶に触れ───パキンと、音を立てて割れた。

 

「っ、……あ……!?」

 

 思考がクリアになる。だが、既にそれは溢れた。瓶から溢れた赤い霧は部屋一帯に瞬く間に充満する。

 そして俺/彼は頭を押さえて蹲った。何故か?

 

 

 高濃度の魔力が溢れたから?/それもあるわ。

 気分が悪くなった?/それだけでここまでにはならないでしょう。

 では一体何が?/それは知っているでしょう?

 

 

 充満した赤い霧が僅かに薄れ、彼の周りに無数の影が浮かび上がる。

 

『我らゴーントの怨敵め!!』

『グリフィンドールめアーデルめ!!』

『我等を認めぬ不埒もの共! 我等の父祖を追い出し、その娘を見放した畜生共!!』

『赦さぬ、赦さぬ、赦さぬ!!』

『苦しめ、嘆け!! 我等の怨みを思い知れ!!』

 

 それは怨みだった。遠い昔に父祖たるサラザールを追い出したグリフィンドールへの。

 それは怒りだった。サラザールの娘を見放したアーデルへの。

 

「ぁ……がっ……!」

 

 彼等の怒りが、怨みがリオンの身体と精神を蝕んでいく。染み込むように伝わる怒りに耐えきれず、リオンは身体を丸めて身を守るような体勢になった。

 

 

 ───そう。これが()()の思い。溜め込んできたグリフィンドールとアーデルへの憎悪。それは一人の人間が受け入れられるような物ではないわ。

 

 

 

「……ぁ……ぁ、ぐ……!」

 

 身を焦がすほどの怒りを彼らは抱え続けた。積もり、泥のようにこびりついて離れぬ憎悪。それがまだ年若い少年一人に向けられれば、いくら強靭な心を有していようと耐えられない。

 

 ───痛い、痛い。全身が焼けるように痛い。心さえも焼き付くさんとするゴーントの怨みが俺を蝕んでいく。

 

「リオン!!」

「ハリー、近付いてはならぬ」

 

 遠くの方でそんな声が聞こえた。部屋の入り口で少年と老人が俺/彼を助けようとしている───しかし、赤い霧に阻まれ入ってこられないようだ。

 否、あの老人ならば何とかするだろうが、今のところ動く様子はない。見定めているのか、或いは本当に対処できないのか。

 

 ()()()は、踞る少年を見下ろす。年若き騎士。どこか不可解な魂の子。いずれ我等の果てを越えるだろう君。

 踞り、血の涙さえ流す彼の目が、ふと私を見たような気がした。

 

 

 

 

 

 

 

 何かがいる気がして虚空を見つめた。何もない筈なのに、俺には何か影のようなものが見えて───

 

 

 

 

「……あ……」

 

 あぁ、きっと幻覚だ。だっている筈がない。ここはゴーントの邸宅で、いるのは俺とハリーにダンブルドアだけの筈だ。

 

「あぁ……」

 

 それでもいい。たとえ幻覚だとしても、憎悪に耐えかねた俺の弱さが見せたものだとしても。その姿を俺が忘れる筈がない。

 

 流れるような白金の髪にアイスブルーの瞳をした、何よりも大切な彼女の姿。

 

「……ダ、フネ……」

 

 気付けば、俺はスネークウッドの杖を握っていた。霧を祓うようにしてゆっくりと振るう。声は紡がれず、何の呪文と言うわけでもない。だが杖から黄金の炎が立ち昇り、瞬く間に霧を焼き尽くした。

 

 悲鳴が木霊する。憎悪に呑まれたゴーントの叫び。その中で───

 

 

『私は間違えた。息子にも、孫にさえも父と私の憎悪が移ってしまった……あぁ、もっと早く気付いていれば、彼らが私を裏切ったのではないと理解していれば……。どこまでも愚か、憐れな私。だけど──いいえ。だからこそ……ここに希望を遺しましょう。

 我らの血は悪逆を為すでしょう。正道を是としたグリフィンドールとアーデルに牙を剥くでしょう。けど、もしも正道を尊んだ子孫か、私が愛したレオダンデの裔が此処を訪れたのなら、どうかこれを手にしてほしい。

 私の懺悔、私の贖罪の証。過去の瞳。想いを汲み取る玉眼を此処に』

 

 

 時を視た。

 一人の年老いた魔女が、水盆に何かを投げ入れる。するとたちまち姿は消え失せ、元の景色に戻っていた。

 

「はっ……はっ……はっ……」

 

 手をついて荒い息を吐く。血の涙を拭って立ち上がり、こちらに駆け寄ってくるハリーとダンブルドアに視線を向けた。

 

「リオン、大丈夫かい!?」

「あぁハリー。それにダンブルドアも。ご迷惑をお掛けしました」

「無事で何よりじゃリオン。しかし、この館に隠し部屋があるとは気付かなんだ」

 

 ダンブルドアが興味深けに辺りに目をやり、やがて水盆に止まった。

 

「リオンよ。先程の霧のようなものじゃが……」

「此処に住んでいたゴーントの人達の思い……だと思います。上手く説明できませんが、長年に渡って彼らはグリフィンドールとアーデルに強い憎悪を抱いていたようです。そこにアーデルである俺がやって来たのでこれ見よがしに──ってことかもしれませんね」

「なるほどのう……」

「リオン、ホントに大丈夫? 君は色々無茶をするから、僕心配だよ」

「無茶に関しちゃお前もどっこいどっこいだろ」

 

 顎に手を当て思案するダンブルドアの横で未だ不安そうな顔を覗かせているハリーが俺に聞いてきたが、無茶に関してはお前よりマシだと思うぞ。

 

「そういえば先生。お探しの本は見つかりましたか?」

「結局見つからんかったよ。終わっても君が戻らないから探しておったら、凄まじい魔力の爆発が起きたものだから慌てて来たのじゃ」

「あんなに俊敏なダンブルドア先生初めて見たかも……」

「なにそれ、俺も見たかったなー」

 

 年齢に似合わず機敏に動く先生とか滅茶苦茶見てみたかったんだが。くっそ、惜しいことしたなー!

 

 そんなことを思いつつ、俺は再度水盆に足を向けた。先程の光景が確かならば、あの人はこの水盆に何かを投げ入れた筈……。

 

「ビンゴ……だな」

 

 水盆の中に、赤い眼を象った宝玉と黒い表紙の分厚い本が入っていた。

 水盆から取り出して宝玉を仕舞い、本のページをパラパラと捲る。内容はよく分からん文字──古代語で書かれていた。恐らくこれがダンブルドアの探していると言う本だろう。

 ダンブルドアに確認してもらおうと振り向こうとして、俺のすぐ傍に気配を感じた。

 

 そこにいたのは、一人の女性だった。白銀の髪に紅玉の瞳をした美しい女性。ゴーストよりもさらに存在感が薄く、今にも消えてしまいそうな儚さだった。

 

『私が、見えるわね?』

「はい。恐れながら、貴方はもしや──」

『止めてちょうだい。騎士の礼など私にするものではないわ。私は罪。正道に背き、貴方の父祖を欺いた愚かな女よ』

 

 彼女が悲しげに眼を伏せ、自嘲気味に話す。そんな彼女を俺は知識として知っている。父祖、レオダンデ・アーデルと共にあり、けれど道を誤りホグワーツを去ったとされる蛇の血。

 

「リイン・スリザリン様ですね? かのサラザール・スリザリンの子供であり、父祖レオダンデの友であったと」

『私に敬称は……いえ。貴方はそうなのね。血がそうさせるのかしら? えぇそう。私はリイン。貴方の祖であるレオダンデと共にホグワーツで学び、けれど底に堕ちた無様な女』

「恐れ多くも発言をお許しください。我らアーデルにとって貴女は決して愚かなどではございません。貴女は平等でありました。かつて多くの魔法使いがマグルによる弾圧を受け、それによってマグル生まれの魔法使いの排斥を唱えた時も反対されたと父祖より聞き及んでおります」

『そうね。私もそうだった。父がゴドリック先生達と共にホグワーツを創ったのも全て魔法の力を持つ子供たちの為だったのだから。決してマグルを排斥するためなどではなく、ただ魔力のある子供たちの学び舎、拠り所としてホグワーツを創られたのだから。決して父も私も、魔力のあるマグル生まれというだけで排斥はしなかった』

 

 女性──リイン・スリザリン様が過去を懐かしむようにして語るのを、俺は固唾を飲んで見守る。まさかこんな話を聞けるとは思いもしなかった。来て良かったかもしれん。

 

『けれど──あぁけれど! 日に日に強まっていくマグルの魔法使い達への弾圧に父は耐えられなくなっていった! 訳の分からぬ力を持つ魔法使いを遠ざけるマグル達の説得に及んでも聞き入れられることは少なかった! そうして心を病んだ父はゴドリック先生との決別の決闘の果てにホグワーツを去った!!

 そして時を待たずして、私は父の後を追うようにホグワーツを出ていった。引き留めようとするレオや先生達の子供の声さえ無視して!! 彼らはただ引き留めようとしてくれただけなのに!! 愚かな私はそれを放逐されたと思い込み、子供たちにグリフィンドールとアーデルへの呪いを植え付けた──あぁ、あぁ!! どこまでも愚か! どこまでも馬鹿な女め!』

 

 狂ったようにリイン様が叫ぶ。それは後悔で、けれど呪詛でもあった。自分のせいで子孫に呪いを残したのだと悔いている。死して尚、千年の時を過ぎても、ずっと。

 

『あぁ──レオダンデ、レオ、レオ!! ごめんなさいごめんなさい!! 違うの、貴方を嫌っていた訳じゃない! ……あい、愛していたのに!!』

 

 熱に浮かされたように、狂った笑顔でレオダンデ様へ言葉を向けるリイン様の姿は、正直言って怖い。とても怖い。

 けれど、千年も留まっていたのならこうもなるのだろうか。狂っていく子孫を眺めて、さりとて止めることさえ出来ずに。その狂った子孫は自分が原因だと言うのに。これで気が触れない方がおかしいのかもしれないな。

 

「……リイン様。俺は父祖から貴女のことを聞いただけでどのような事があったのか分かりません。それでも、貴女は愛を知っています。今暴れまわっている魔法使いのように愛を知らない訳ではないのです。愛は素晴らしいものです。友愛も、親愛も、情愛も。自己愛でさえ愛と言う形なのです。

 愛を知っているから悪逆を起こさない訳ではありません。俺の曾祖父も愛を知りながら悪を為しました。愛に狂うこともあるのでしょう。愛を失い、壊れることもあるでしょう。けれど、どうか愛を受けたことだけは否定なさらないでください。それはきっと、当たり前で──だけどとても素晴らしいことだと思うのです」

 

 彼女の光の消え失せた目が、俺を捉える。長々と喋ったからか息が荒いのでそれを整えつつ俺も彼女の紅玉の瞳を見返した。

 

『あぁ──そう。そこに……そこに居るのね、レオ。貴方の継がれてきた血は今もなお私を──』

 

 そこで言葉を切って、一度深く深呼吸してからリイン様はもう一度俺を見つめた。

 

『貴方は今幸せかしら?』

「……怪しい宗教勧誘みたいな台詞ですね」

『? 何のことかしら?』

「こっちの話です──そうですね、ちゃんと幸せですよ。優しい両親がいて、友達も恋人もいる。実に充実した人生だと思ってます」

『そう──それは良かったわ。私の子孫に──ゴーントに何かされていないか心配ではあるけれど聞くべきではないわね。貴方にはやるべき事があるのでしょう?』

 

 どうやら正気に戻ったらしいリイン様が慈愛の目で俺を見てくる。それに僅かばかりの気恥ずかしさを覚えながらも俺はリイン様の問いに頷いた。

 

『なら前に進みなさい。貴方は優しい子だもの。間違いを犯しはしないでしょう』

 

 チラリ、とダンブルドアとハリーに目をやってからリイン様は空気に融けるように消えていった。

 

 俺は先程までリイン様がいた場所を数秒見つめてから、二人の方に向き直った。

 

「リオン、誰かと会話してたみたいだけどどうしたの?」

「ん──あぁ、見えてなかったのか。ま、気にするなよ。個人的な話さ──ダンブルドア先生、探してた本ってこれであってますか?」

 

 ハリーからの問い掛けをはぐらかし、ダンブルドアに水盆から回収した本を差し出す。ダンブルドアは受け取った本を捲り、「おぉ、これじゃよ」と嬉しそうに微笑んだ。

 

「よく見つけてくれたリオン。さて、此処での用事は終わりじゃ。帰るとしようかの」

「なんやかんや日も昇ってきてますしね」

「僕、ダーズリー家に戻るんですか?」

 

 そんなの死んでも嫌だと物語るハリーの顔を見て、ダンブルドアは「いや、ウィーズリー家に送るよ」と優しく諭した。

 

 そしてダンブルドアの手を掴んで俺達はゴーント邸を後にした。

 

 

 

 

 

 

 スネークウッドの杖に蛇の紋様が描かれたことに気付かないまま。




・リイン・スリザリン
サラザール・スリザリンの一人娘。アーデル家の祖レオダンデの友人にしてたった一度だけ情事を交わしたこともあるほど親密だった。彼女の思い込みによってゴーント家に悪が芽吹いたといっても過言ではないが近親婚を繰り返してたのでどっちみち狂ってたかもしれない。
死んでから、ゴースト未満の未練としてゴーント邸に残留していたが、狂っていく子孫たちを見続けてかつての後悔の念と合わさってより狂っていった。リオンと対面した時は幾分か生前の理知的な面が覗いたものの、それでも狂気的なところが出てきた。
リオンとの会話後、残っていた未練とか諸々消え去ったので消滅した。

ちなみにハリーとダンブルドアにはリインの姿は見えていなかった。
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