今回はまさかのバンダイから出ているプライズフィギュア
ぼっち・ざ・ろっく!VOL.2から妄想したお話。
「あっあの叔父さん」
「ん?どうしたのひとりちゃん」
「じっ実は明日結束バンドのメンバーミーティングがあるんですけど…」
「ミーティング?ああ、確か月一くらいでやってたね」
「あっはい。たっただ、明日STARRYがアイドルのイベントで全日貸し切りでミーティングする場所がなくて…その…おっ叔父さんの家でできないかなと思ってて…」
「家で?全然かまわないよ」
「えっいいんですか?あっありがとうございます…へへ…」
「せっかくだから晩御飯も食べていってもらおうかな。とびきりのを用意しておくから楽しみにしててね!」
「あっはい」
というやり取りがあったのが昨日のこと。午後4時を過ぎた頃、宣言通りに集まった結束バンドは、今はひとりちゃんの部屋で絶賛ミーティング中である。部屋に入る前に虹夏ちゃんから野菜のおすそわけをもらったので、これらも使って晩御飯の支度をして皆を待ってようかな。
「…って訳で今日の結束バンドメンバーミーティングおしまい!」
「思ってたより早く終わりましたね!」
「まあスケジュールとか前々から決まってたし、今日は確認くらいしかなかったからね!」
「あっ…」
「さて、暇になったし晋作オジサンにおやつでもねだってくるか」
「おいこら!…ってそうか。思ってたよりも時間が余っちゃったね。せっかくだし何かする?あっでもさすがにここじゃ4人で練習は難しいか…」
「防音室でなら2人くらいまでなら練習できますよ!」
「えーめんどい」
「あっあの!!」
「おおう!?どうしたぼっちちゃん?」
「あっじっ実はこんなこともあろうかと“これ”を用意してたんですけど…」
「「「こっこれは…!?」」」
さて、ご飯や鉄板や取り皿の用意はできたしあとは虹夏ちゃんからいただいた野菜を切ってと…
「晋作さんちょっといい?」
「んっ虹夏ちゃんどうしたの…ってその格好は?」
ひとりちゃんの部屋から出てきた虹夏ちゃんは、ひとりちゃんがいつも着ているようなジャージを身に付けていて、色は虹夏ちゃんのイメージカラーの黄色だ。かわいい。
「あーこれ?ぼっちちゃんの要望で今から皆でツイスターゲームすることになったんだけど、多少体動かすからってぼっちちゃんが色違いで全員分用意してくれててさー。あっそれでなんだけど、晋作さんにツイスターゲームの進行役頼んでもいいかな?」
「えっツイスターゲーム?ってあのツイスターゲーム?」
「そうそう、最初はいいんだけど途中から全員身動きとれなくなるだろうから晋作さんにお願いしたいんだ!」
「私は構わないけど…逆に私でいいのかい?」
「大丈夫大丈夫、皆これ(ジャージ)着てるから変な体勢になっても見えたりしないから!」
という訳で突然のことながらツイスターゲームの進行&判定役を仰せつかった。虹夏ちゃん達の準備完了の合図と共に私がひとりちゃんの部屋に入ると、虹夏ちゃんが言った通り4人ともそれぞれのイメージカラーと同じ色のジャージを(ひとりちゃんはいつも通り)着用してツイスターゲーム用のマットの前で並んでいた。
「あっ叔父さん、すいませんお手を煩わせてしまって…」
「ううん、いいんだよ。せっかくやるんだし、ひとりちゃんは気にせず楽しんでね」
「あっはい」
「叔父様よろしくお願いします!」
「お腹空いた…早く終わらせよう」
「それじゃあ結束バンドツイスターゲーム対決IN晋作さんの家スタート!」
「はーい。では参ります」
虹夏ちゃんの音頭で私は足元のルーレットを回した。
「ひとりちゃん、右手を青色に」
「あっはい…じゃあここを」
「虹夏ちゃん、右足を赤色に」
「はい!ん~ここかな」
「リョウさん、左足を桃色に」
「んっ、ほい」
「喜多さん、右手を黄色に」
「はーい♪私はここ!」
白地に桃黄青赤4色の水玉からなる特別仕様のマットに、私がルーレットで出て読み上げた指示に従い順番に手足を置いていくひとりちゃん達。あーでもないこーでもないとキャイキャイ言いながら4人の体が狭いマットの中に収まっていった。うん、楽しそうで何よりだね。
何周目かを終えて4人全員がマットの上で絶妙なバランスで収まっているのを一歩引いた所から見守る。途中から皆はツイスターゲームの勝敗はどうでも良くなって、喜多さんの発案でいつの間にかこのマットの中で4人が絡み合ったままいかに映えるポーズをとれるかにシフトチェンジしていた。
「叔父様見てください!このミラクルフィット!映えると思いませんか?」キターン
「ちょっ喜多ちゃん、ぼっちちゃんも狭いんだけど!?あとリョウ裾踏むな!」
「あっすいません…」
「フフフ…虹夏もまだまだだね。その程度の体幹でうちのドラマーが務まるのかな?」
「なんだとコラー!!」
「叔父様!写真お願いします!」
「うんわかった…じゃあ撮るよーハイチーズ」パシャシャシャ
喜多さんからスマホを受け取り、マットの上で密集している結束バンドを撮影した。うん、かわいい。どこからどう見ても仲良しガールズバンドだね!…ひとりちゃんが3人の後ろに埋もれていることを除けばだけど。
「さて、いい感じに体も動かしたし晩御飯にしよー。晋作さんあたしも手伝うよ!」
「今日のメニューは何かな?かなり腹ペコだからお肉希望」
「今日はね、北海道から本場のヤツをお取り寄せしたからそれと虹夏ちゃんから貰った野菜でアレを作ります」
「あっあれ…ですか?」
「何だろう…楽しみね♪」
カセットコンロの上にジンギスカン鍋を置き火をつける。鍋が温まったら脂を全体に塗り、残った脂を鍋の天辺に置いておく。鍋の縁の部分に野菜を乗せ、ドーム状の部分でタレに漬け込んだラム肉を焼く。縁の部分から焼き目がついてきたらひっくり返して…「完成」
本日の晩御飯
炊きたてご飯(ふっくりんこ)
叔父さん特製ジンギスカン
とうもろこしと卵のスープ
「おおお…!なんという犯罪的な音と匂い…!」
「これは本場のジンギスカン鍋!?」
「鍋の形からして本格的だね!」
「ふわぁ…」
「では手を合わせてください」
「「「「「いただきます」」」」」
今日のメニューはジンギスカン。言わずと知れた北海道を代表する郷土料理だ。結束バンドの4人が晩御飯を食べてくれる時に出そうと事前にお取り寄せしておいたとっておきだけど皆の反応はどうかな?
「ん~♪うま~い!ラム肉ってもっとクセがあると思ってたけど全然そんなことないね!」
「ですね!柔らかくて甘辛でフルーティーなタレがバッチリ合っていて美味しいです!」パシャシャシャシャ
「このタレって晋作さんが作ったの?」
「うんそうだよ。すりおろした玉ねぎとか人参とかリンゴとか色々入ってるよ」
「後でレシピ教えて!内緒で作ってお姉ちゃんを驚かせてあげたいから!」
「うんいいよ」
「はむっあむっ…うんっやみつきになる味!ご飯に合いすぎる!」
「はふっあつつ…んぐんぐっあっ美味しいです」
「よかった。お肉も野菜もまだまだあるからどんどん食べてね」
「ありがとー♪それにしても変わった形の鍋だよねー。焼き方もお肉真ん中で野菜を縁っ側で焼いてるし」
「こうやって焼くとね、ラム肉の脂とか肉汁が野菜に伝ってより美味しく焼くことができるんだ」
「なるほど!お肉の旨味を余すことなく味わえる工夫なんですね!」
「どおりで米がウマイわけだ。晋作オジサンおかわり」
「はいはい」
「米は関係ないだろ…いやもりもり食べ進められるから強ち間違いではないのか。…晋作さん、あっあたしもご飯おかわりいいかな?」
「あっじゃああの、わっ私も…」
「もちろん、いっぱい炊いてあるから遠慮しないでね」
メンバーミーティングとツイスターゲームで頭と体を使ったからなのか皆たくさん食べてくれるね。ラム肉に野菜、ご飯に口直しのスープと次々口へ運ぶ結束バンドを眺める。うんうん、いい食べっぷりだ。かわいい。眼福だね!
ごちそうさまでした
「叔父様ごちそうさまでした!結束バンドの公式イソスタにさっきの写真上げるのでチェックしてくださいね!」
「ふう、満腹…いい肉だった。チンギスハン」
「ジンギスカンな?晋作さんありがとう!今度は家でもやってみるから食べに来てね!」
「ゴチです。いつ頃のご予定?」
「リョウは誘ってないんだが?」
「虹夏冷たいひどい」
「あはは…楽しみにしてるよ」
「あっじゃあまた明日」
この後喜多さんによってアップされた結束バンドのツイスターゲームの画像にはそこそこの数のイイねが付き、ひとりちゃんも嬉しそうだった。ただ、画角的にいったい誰が撮ったんだというコメントがちらほら見受けられたので少しヒヤッとしました。
本来のツイスターゲームのマットの配色やルールが違ったりしているかもですが御容赦ください。
次回 作詞完成?と姪と◯◯
↓おまけ
本編中で叔父さんが喜多さんのスマホで撮ったツイスターゲーム中の結束バンドのイメージ図
【挿絵表示】
つづく(続けてますからね!)