ロックな姪と食べさせたい叔父さん   作:氷英

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ご覧になっていただきありがとうございます。

いよいよ今月結束バンドの歌ってみた発売ですよ。
当然予約済みですよね?

今回は廣井さんメイン。深酒日記からいつかやろうと思っていた廣井さんの為だけに叔父さんがおつまみを作る話。


良い酒飲みたい廣井さんとコンビニおつまみ

「あれ?あの人は…」

ひとりちゃんのいない週末、時刻は21時過ぎ。自分1人の晩御飯だし、たまにはいいかなと入ってみたコンビニに見覚えのある姿があった。いつものスカジャンに下駄を履き、レンチンで食べられる系のお惣菜を真剣に選んでいたその人は私の姿を確認するとすぐに反応してくれた。

 

「おっ!おっちゃんじゃーん♪こんばんはー。おっちゃんもコンビニとか来るんだねー」

 

人気バンドSICK HACKのベーシスト廣井きくりさん。ひとりちゃん達にとっての先輩バンドマンで色々お世話になっている人だ。いつもおにころを片手に酩酊状態なのが印象的だけど…今日はあんまり酔っ払ってないみたい。

「廣井さんこんばんは。奇遇ですね」

 

「なになにー?、今日はぼっちちゃんとコンビニ飯なの?」

 

「いや、今日は週末なんでひとりちゃんは家に帰る日なんですよ。だから晩御飯は私1人ですね。なので時間も遅いし今日くらいコンビニでもいいかなと思ってここに来たんです」

 

「へーそっかそっかー今日おっちゃん1人なのかー…」

 

 

 

 

 

 

あれ?今日おっちゃん1人なん?これってチャンスなのでは…?たまたま志麻の実家で貰ったお酒“大吟醸きらら”これを最大限楽しむために今日は飲み会の誘いも断って一回の入浴550円もする銭湯で身を清めてこのコンビニでいつもの10倍の予算で最高のつまみを選んでいるところにおっちゃん降臨。これは運命!天啓!神のお告げ!同じ予算でもおっちゃんに頼めばそのクオリティは雲泥の差!だけど急に頼んでおっちゃん承諾してくれるかな…いや、おっちゃん優しいし食べたい人には二つ返事でオーケーしてくれるはず!してくれるよね?でも…

「うーん…うーん…」

 

「廣井さん?」

廣井さんは私との挨拶の後、目を閉じ腕組みをしてうんうん唸っている。どうやら何かを真剣に悩んでる様子。ふむ、コンビニは物によっては割高だし、きっと限られた予算で何を買うべきか悩んでいるのかもしれない。邪魔するのも悪いし私は立ち去った方がよさそうかな?

 

「よし決めた!おっちゃん折り入ってお願いがあるんだけど!」

 

「えっお願い?」

 

「これで私に最高のおつまみを作ってください!」

 

そう言って廣井さんは私に数枚のお札を差し出してきた。

「えっと…どういうこと?私におつまみを?」

 

「うん!実はかくかくしかじかで…」

 

 

「なるほど大吟醸“きらら”をね…それは確かに飲む方も気合いが入るね」

 

「でしょー?だからこの3000円でおっちゃんにおつまみ作ってほしいんだよね。お願い!」

 

「うん、まあ私で良ければ引き受けるけどいいのかい?ここ(コンビニ)で好きなおつまみを探してたんじゃない?」

 

「あーそれね。じゃあどうしても食べたいやつは先に選ぶからそれ以外のアテをお願いしよっかなーっと」

 

廣井さんはそう答えて目線を惣菜コーナーへ戻し、私もつられて顔を同じ場所へ向けた。手羽先唐揚げや粗挽きソーセージに鯖味噌等、レンチンで手軽に本格的な家庭の味を味わえる魅力的な品々が所狭しと並ぶ。私も今日はここから晩御飯選ぼうかな。ん?なんか廣井さんから良い匂いがするような…

 

「じゃあこれだけ確定でよろしく!後はおっちゃんのセンスにおまかせするよー」

 

「うん、わかった。じゃあ残りは私が適当に見繕って…私の家で用意する感じでいいかい?」

 

「オッケーじゃあ私は一足先に家にお酒取りに行ってからおっちゃんの家に行くよ。おっちゃん頼んだよー♪」

 

廣井さんは持っていたホッケの塩焼きを私の買い物かごに入れて私にブンブンと手を振って嬉しそうにコンビニを出ていった。あんなに楽しみにされたとあっては私も気合いを入れて準備しないと。これは重要任務だね!

 

 

 

 

 

 

 

 

15分後

「ただいま…さて、廣井さんが来る前に急いで用意しよう」

 

 

 

フライパンにごま油を引きサイコロ状に切ったベーコンとキムチを入れて軽く炒める。絹ごし豆腐、アサリの缶詰を汁ごと入れて鶏ガラスープの素、コチュジャン、醤油で味を付け煮る。豆腐に火が通ったら真ん中に卵を割り入れて「完成」

 

 

ポテトサラダをオリーブ油を塗った耐熱皿に平らになるように敷き詰める。チェダーチーズとモッツァレラチーズをかけて200℃のオーブンで10分焼いて「完成」

 

 

直火焼き牛サガリステーキを温める。熱した鉄板の上に薄切りの玉葱を乗せて温めた肉を盛り付け、すりおろした玉葱とポン酢を合わせたソースをかける。スパゲッティサラダとコーンを添えて「完成」

 

 

ふむ、アレンジ系はこれくらいかな?後は廣井さんが選んだホッケとレジ横にあったコレも温めてと…

 

 

 

ピンポーン

お、廣井さん到着かな?ちょうど準備が終わったところだったからグッドタイミングだね。

 

「おっちゃん来たよー♪って部屋あったけ~いい匂い~」

 

玄関を開けると超ニコニコした廣井さんが両腕で件のお酒大吟醸“きらら”を愛おしそうに抱いて立っていた。

「いらっしゃい廣井さん。もう準備はできてるよ」

 

「ありがとーおっちゃん。楽しみ~♪」

 

 

本日のおつまみ

なんちゃってスンドゥブチゲ

ポテサラグラタン

牛サガリステーキ和風シャリアピンソース

ホッケの塩焼き

枝豆

からふとししゃも

あたりめ(七味マヨネーズ付き)

???

 

 

「うっはー♪すげぇー!壮観だね!」

 

「じゃあ廣井さん先ずは一杯」

 

「おっとこりゃどうもー…ではでは、大吟醸きららとおっちゃんとの運命的な出会いにカンパーイ!んっんっんっ…ぷはー…うまい!」

 

「良い飲みっぷりですね。さあさあもう一杯どうぞ。テーブルに並んでる料理以外もまだまだあるのでドンドン食べてくださいね。あっ熱燗もできるから遠慮なく言ってね」

 

「いいねぇ~熱燗もよろしく~。じゃあ早速このお肉からー、はむっ…うんうん…うん、ん~♪ガッツリした味の肉なのに後味さっぱりでうめ~!次は~…お!こっちの土鍋で煮えたぎってるのはナントカチゲだったっけ?」

 

「スンドゥブチゲだよ。まあ正規の作り方じゃないからなんちゃってスンドゥブチゲだけどね」

 

「ふーんでも超いい匂いしてるよ~どれどれ…はむっはっハフあつつつ…うん!うまーい♪そこにすかさず“きらら”

注入ーんぐっんぐっんは~♪幸せ~♪」

 

 

お猪口が空になったら間を空けずに酌をする私。そのお酒をまるでわんこそばみたいなペースで飲むを繰り返す廣井さん。本当に美味しそうに飲むなぁ…思えば廣井さんと2人で飲むというのは初めてだね(私は飲んでないけど)

「おっと、そろそろ熱燗と後はあれも出そうかな」

 

「ん~?あれって?」

 

「レジ横で売ってたおでんです」

 

「キャー♡おっちゃん神すぎる!」

 

おでんに対して全力の黄色い声援…買っておいて正解だったね。

 

「ハフッハフッ…うんうん♪やっぱ寒くなってきたらこの味が恋しくなるよれぇ~♪からの…ちゅー…んっぷはっ熱燗がまたたまんねー♪天国はここにあった!」

 

「気に入ってもらえて何よりだよ。さあさあもう一杯」

 

ドンドン食べて飲んでしてくれる廣井さんに気をよくした私はお猪口が空く度に間髪いれずに大吟醸きららを注いだ。普段のひとりちゃんとの晩御飯とは違った大人の時間。これはこれで楽しいな…といっても私は飲まずにひたすらお酌してるだけなんだけどね。今度は星歌さんにも振る舞ってあげたいなぁ。

 

 

ごちそうさまでした

 

 

 

 

朝チュン

 

今日は休日なのでいつもより遅めの朝食を用意する。もちろん酔い潰れてひとりちゃんの部屋で寝ている廣井さんの分も。昨日は調子にのって飲ませ過ぎてしまった…まさか一升瓶丸々空けてしまうとは恐れ入ったよ。幸せそうな顔で寝ている廣井さんはとても可愛かった。そこそこお酒臭かったのを除けばだけど…。

ガチャ

「あっ…おっおはようございます…」

 

「おはよう廣井さん」

 

「ひっすすすすいませんすいません!お酒とおつまみがあまりに美味しくてつい」

 

「うん、気にしないでいいよ。とりあえずお水飲んで落ち着いたら朝御飯にしよう」

ふむ、前にもあったけど廣井さんはシラフになると随分とキャラが変わるね。これもかわいいからいいけど。




次回お泊まりと姪と◯◯



↓おまけ
ネットで有名なジョークやコピペにぼっち・ざ・ろっく!のキャラを当てはめてみたパート2
※ネタによってはキャラ崩壊注意



【言い訳】
リョウ:この間郁代が「違います!貧乳なんじゃなくて胸が父親似なだけです!」と言ってて面白かったのと同時に言い訳界の革命児だなって思った。


【青い鳥】
志麻:廣井に青い鳥がどんな話か聞かれたので「兄妹が幸せの青い鳥を探しに過去や未来へ行くんだけど、青い鳥は自分達の家の鳥かごの中にいて、結局幸せっていうのは一番身近な所にあるって話だよ」と説明したら「へ~つまりおにころ飲み干してもうないって思ってたら左手にもう一つ持ってた~的な話らね~?」という最悪な要約をされたので一発叩いておいた。


【ファスナー】
あくび:昨日電車から降りるときウチが背負ってたリュックのファスナーが開いてたらしく、それを見つけたヨヨコ先輩が追い抜き様に「背中ががら空きよ」と注意してくれました。辻斬りかと思ったっす。


【真剣】
喜多「真剣にギター弾いてるひとりちゃんはカッコいいわー♪」

ひとり「あっほっ本当ですか?ふへへへ」

喜多「こっちは向かないで」


【タコライス】
リョウ:晋作オジサンに「タコライスって何でタコが入ってないの?」って聞いたら「“タコス”の“ライス”だからだよ」と説明してくれた。なんでスだけ略すんだろうと思いながらふらっと立ちよったお店のメニューに『タコスライス』があった。このお店は誤解のないようにしてるんだな…やっぱり「タコスライス」でいいよねとそれを注文したら薄切りのタコが出てきた。なるほどと納得した。


【立ちくらみ】
虹夏:立ちくらみの正式名称って『眼前暗黒感(がんぜんあんこくかん)』って言うらしい。というのをぼっちちゃんが知ってから事あるごとに「くっ…眼前暗黒感が…!」と中二病全開で鬱陶しい。


【どっちが先?】
佐々木:後藤がスカートの下にジャージ履いてた。それを見た喜多が「履く時はジャージが先なのかしら…それともスカートが先なのかしら…」と鼻息荒くして目を輝かせながら言ってたけど、多分喜多が捕まるのが先だと思う。


【ストラップ】
虹夏:喜多ちゃんが雑貨屋で買ってきてくれた動物の尻尾みたいなストラップをなんとなく撫でてたらお姉ちゃんに「なんだそれ。リスか!?それリスなのか!?」とキラキラした瞳で覗き込まれた。


【注意力】
きくり:この間志麻に「お前は注意力が三万になってることがある」って言われたのがすごく気になる。普通の人は何万くらいあるもんなの?


【花粉症】
星歌:鼻水と目の痒みが酷くて「クソ!花粉症なんてこの世からなくなればいいのに」と思ってたが、ぼっちちゃんが「クチュン」と涙目になりながらかわいいくしゃみをしてるのを見たらこの世にはなくなっていいものなど一つもないということを悟った。


【石鹸】
ひとり:喜多ちゃんに陽キャ御用達の良い香りのする石鹸をもらった。試しに使ってみると肌の調子がいいので「あっあの石鹸いいですね」と言ったら「そうでしょ?あれでタオルを洗うとフワッフワになるのよねー♪」って言われました。


【ファン】
ファン2号「なんでファンの中にはマイナーなものが突然人気になったら冷める人がいるんだろう…せっかく公式が豊かな土壌を用意してくれたのに。枯渇した土地と少ない水で生きていく方に美学を感じてるのかな?」

ファン1号「トマトなんじゃない?」

ファン2号「トマトかぁ…」


【手相】
ひとり:私の手相を見るなり「嘘!?何で生きてるんですか!?」って占い師に言われたことがあります。


【チャーハン】
星歌「うまいチャーハンの作り方を教えてくれ」

リョウ「先ず晋作オジサンにお昼はチャーハンが食べたいと言います」

星歌「うん」

リョウ「昼まで待ちます」

星歌「うん」

リョウ「以上」

星歌「は?」

虹夏「間違いないね!」

星歌「は?」


【靴】
ひとり:ゴミ箱から私の靴が出てきた。クラス会勃発。「こんな嫌がらせするとかマジでありえないんだけど」とマジトーンでキレるささささん。「大丈夫、大丈夫だからね!」と慰めてくれる喜多ちゃん。新しいの買ったから古い方を自分で捨てたなんて言えない空気に押し潰されて死にました。


【井戸】
志麻「先週廣井が井戸に落っこちたんだ」

ヨヨコ「えっ大変じゃないですか!怪我とか大丈夫だったんですか?」

志麻「ああ大丈夫だ。助けてっていう声が昨日から聞こえなくなったからな」

【口喧嘩】
星歌:虹夏と口喧嘩してたらヒートアップしてきて、虹夏があまりにも怒り狂うから「一旦落ち着け。冷静に考えてみろ」と言ったら「嫌だ!絶対冷静にならない!今冷静になったら私が悪いことに気が付いて申し訳なくなってこの喧嘩に負けちゃうから絶対冷静にならない!このままの勢いでいくの!」って言われて我が妹ながら負けず嫌いにも程があるだろと思ったよ。


【目下】
ヨヨコ「あんた達知ってる?『ご苦労様です』って言葉は実は目下の人に向かって使う言葉なのよ!」

あくび「そうだったんすかーご苦労様っす」
ふーこ「ご苦労様ですー」
幽々「ご苦労様~」


【恋愛シミュレーションゲーム】
ファン1号「もしもヒロインが全員ひとりちゃんの恋愛シミュレーションゲーム『ひとりプラス』があったらいくら出せる?」

ファン2号「タッチペンでひとりちゃんの服を吹き飛ばせるのならいくらでも出すわよ!」


【◯◯的】
ひとり:陽キャに囲まれた…これをオセロ的に考えたら私は陽キャになる!…囲碁的に考えたら私は消滅する。


【はちみつ】
虹夏:はちみつレモン作ってたら皆がはちみつなめたいって言ってきたから「ひとすくいならいいよ」って言ったらリョウだけSTARRYにある一番大きなスプーン持ってきてドヤ顔ですくおうとしたら大きすぎて瓶の口に引っ掛かって入らないというイソップ童話のオチみたいな事があった


【~だけで】
ひとり:「愛してるの響きだけで強くなれる気がした」と「ギターの教本買っただけで弾けるようになった気がした」は似てると思う。


【テク】
星歌:さっきスーパーの前で買い物途中の虹夏を見かけたんだ。そしたら突然髪をくしゃくしゃにし始めて何やってんだと思ってたら後ろからやってきた晋作さんが「どうしたの虹夏ちゃん髪すごいことになってるよ?」と髪を整えだした。えっ何そのテクお姉ちゃん知らない。


【修学旅行のバス】
中学校の修学旅行での事。帰りのバスで『ぼっち・ざ・ろっく!RE:』のDVD流してたんだけど

虹夏「だからこれからもたくさん見せてね!ぼっちちゃんのロック…ぼっちざ」
ブチッ

添乗員「はい、皆さんお疲れ様でした。まもなく学校に到着します」

あの添乗員の神経がわからん


【カラオケ】
ひとり:結束バンドとSIDEROSでカラオケに行くことになり、私が誰津玄師を歌ったら大槻さんが「周りの事なんて気にしないで自分の歌いたい曲入れなさいよ」と言ってくれたので遠慮せずキルミー◯イベーを入れて「わさわさ」歌った後に大槻さんを見たらキルされる直前のや◯なちゃんみたいに震えてました。


【馬】
星歌:この間大人組の飲み会で乾杯の後に
きくり「うまそー馬刺し久しぶりら~」
イライザ「私は初めてデスヨ~このタテガミって部位美味しそうデスネ!」
PA「ではでは~手を合わせてーいななきまーす♪」
きくり&イライザ「「ヒヒーン!」」

向かいに座ってた志麻が飲んでたビール噴いた。

まだまだ思い付きそうだけどまた次回

つづく(続くぞー続くんだぞー)
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