ロックな姪と食べさせたい叔父さん   作:氷英

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ご覧になっていただきありがとうございます。



今回も少し原作が進むよ。しかし相変わらず叔父さんは食べさせてばっかりだよ。


自主企画ライブと姪とサーモンのハニーマスタード焼き

「今年のクリスマスは自主企画ライブをやるよ!」

 

「あっじっ自主企画ライブ…ですか?」

 

「うんそう!いつもはライブハウスのブッカーさんが出演者を決めてるんだけど、今回はあたし達がライブハウス貸し切って出演者決めるのや宣伝も全部自分達でやるんだよ!」

 

「へー♪それ楽しそうですね!」

 

「具体的にどんなのにするのか決めてるの?」

 

「それを今から決めていくんだよ!」

 

「出たよ虹夏の見切り発車」

 

「いいでしょ!そのためのメンバーミーティングなんだから!」

 

月1恒例の結束バンドメンバーミーティング。そこで虹夏ちゃん発案の自主企画ライブの話し合いが始まった。全部自分達でやらないといけないのか。少し嫌な予感が…クリスマスは言わずもがな年末恒例イベントの1つ。キラキラ陽キャにしか参加が許されない鬼畜行事だ。そんなクリスマスに結束バンド主催でやるライブ…果たして私に乗り越えられるだろうか。いや、そもそもこの文化祭の出し物決める時みたいな空気の話し合いに参加できるのだろうか。

 

「おねーちゃんの31歳の誕生日も兼ねて盛大にやりたいんだよね~♪」

 

「ほほう、店長ももう31か…それはバッチリ祝ってあげないとねフフフ」

 

リョウ先輩は何か悪い顔をしてる。店長さんの年齢を弄る気だろうか?それは多分ろくなことにならないからやめておいた方がいいのでは。

 

「イベント名も考えてあるよ!題して『結束バンド初企画ライブ&生誕31年クリスマスライブ!!』だよ!」

 

「長い。略し方雑」

 

「そのイベント名だと私達がベテランバンドみたいになってますよ!?」

 

虹夏ちゃん、イベントタイトルに店長さんの誕生日を祝いたい気持ちが滲み出てるなぁ…でも、店長さんの名前を入れてないから知らない人が見たら喜多ちゃんが言うように、私達のバンドが結成31年だと勘違いされそうだ。

 

「それでなんだけどぼっちちゃん、そのイベントの日の料理をまた晋作さんに手伝ってほしいと思ってるんだ!」

 

「あっはい、そっそれは大丈夫だと思います。きっ今日帰ったらお願いしてみます」

 

「晋作オジサンのクリスマス料理!去年のローストビーフは激ウマだったし楽しみだ」

 

「去年よりも規模が大きくなりそうですし、料理もそれなりに量が必要になりそうですね!」

 

「そうだね!だからあたし達も手伝ってご馳走たくさん用意しちゃおう!」

 

「えー晋作オジサンに全部任せればいいのに」

 

「ダメ!あたし達主催のライブなんだから料理を丸投げなんて無責任なことはできないよ!」

 

虹夏ちゃん張り切ってるなぁ…。私も帰ったら叔父さんにちゃんと伝えておかないと…重要任務だ。そうだ、今のうちにロインしておこう。

 

 

 

ピロン

お、ひとりちゃんからのロインだ。これから帰りますの連絡かな。

 

 

もうすぐ帰ります。あと今日のメンバーミーティングで話したことで1つ叔父さんにお願いしたいことがあります。内容は帰ったら話します。

 

 

ふむ、ひとりちゃんのお願いか。結束バンドのミーティングなら今月のライブのことかな?

 

「あっただいまです」

 

「おかえりひとりちゃん」

 

「あっあの、ロインでも伝えましたけど叔父さんにお願いがありまして」

 

「うん、何かな?」

 

カクカクシカジカキラキラキタキタ

 

「あっという訳で、また叔父さんにSTARRYで料理をしてほしいって虹夏ちゃんが…」

 

「もちろん、喜んでやらせてもらうよ!」

 

「よかった…あっありがとうございます」

 

私は待ってましたと言わんばかりに二つ返事でひとりちゃんの申し出を了承した。我ながら返事が前のめり過ぎたかな。でも今年はパーティーメニューじゃなくて、結束バンド主催のライブの中で振る舞うものだからその辺りを考慮しなければいけないね。

 

 

「そうと決まれば、結束バンドの皆もお客さんも喜んでもらえるようなとびきりのメニューを考えておかないとね。あっすぐ晩御飯にするから待っててね!」

 

「あっはい、よろしくお願いします」

 

何はともあれ、今はひとりちゃんに食べさせる晩御飯を作ることに専念しよう。

 

水気を拭き取ったサーモンの身に塩コショウをふり下味を付ける。熱したフライパンにオリーブオイルを引き、サーモンを皮目から焼く。皮目に焼き色が付いたらひっくり返して蓋をして蒸し焼きにする。2分程焼いたら粒マスタード、はちみつ、レモン汁、醤油を合わせたソースを入れてサーモンに絡める。付け合わせにブロッコリー、人参、ハッシュドポテトを盛った皿にサーモンを盛り付け、フライパンに残ったソースをかけて最後にローズマリーを添えたら「完成」

 

 

本日の晩御飯

とうもろこしご飯

叔父さん特製サーモンのハニーマスタード焼き

ズッキーニのツナ醤油炒め

角切りチーズオムレツ

カラフルミニトマトのマリネ

まるごと玉ねぎのコンソメスープ

 

 

「では手を合わせてください」

 

「あっはい」

 

「「いただきます」」

 

今日のメニューはサーモンのハニーマスタード焼き。少し変化球気味の洋食だけど、ひとりちゃんの反応はどうだろうか。

 

ひとりちゃんは、皿の両脇にあったナイフとフォークを使って器用に一口分のサーモンを切り分けパクリと口に運んだ。余程お腹が空いていたのか、サーモンをモグモグする口の動きが気持ち早く感じる。かわいい。

 

「んっ…あっこれ美味しいです。なっなんか甘じょっぱくて食べたことないような、そっそれでいて懐かしいような味ですね」

 

「そう?それはよかった。ハニーマスタード焼きって言って、はちみつと粒マスタードを使ってあるんだ」

 

「あっなるほど、はちみつの甘さだったんですね」

 

「うんそうだよ。おかわりもできるからドンドン食べてね」

 

「あっはい」

 

再びサーモンを口に含んでモグモグしたり、口直しのマリネやスープを啜って「ふぅ」と声を漏らすひとりちゃん。かわいい。ふむ、クリスマスのメニューはチキンやビーフのお肉系を想定してたけどサーモンも捨てがたいかな。

「そういえば自主企画ライブって結束バンド以外にも誰か出演するの?」

 

「あっはい、にっ虹夏ちゃんがSICK HACKやSIDEROSにも声をかけるって言ってました。みっ皆も知り合いのバンドに声をかけてってお願いされてて…」

 

「へえ、それは豪華な顔ぶれになりそうだね」

SICK HACKやSIDEROSの皆さんも出演してくれるならかなりすごいライブになるだろうな。。あれ?でも新宿FOLTでも去年同じような時期にクリスマスライブみたいなのやってなかったっけ?日程が被ったらさすがに廣井さん達出られないんじゃ…。

「ただわっ私はそのSICK HACKとSIDEROS以外に知り合いのバンドはいないんですけどね。へへ…」

 

「まっまあSICK HACKとSIDEROSが出てくれるなら心配ないんじゃないかな。ひとりちゃんは当日の演奏に集中できるようにしておくといいよ」

 

「あっはい」

 

自分達で全部企画してやるライブってやらなきゃならないことがものすごく多いだろうな。リーダーの虹夏ちゃんに至ってはもっと大変そうだ。とりあえずご飯の後ロインで承諾の返事をしておこう。

 

 

ごちそうさまでした

 

 

「ひとりちゃん、ライブの日の料理の返事私から虹夏ちゃんにしておくね」

 

「あっはい、よっよろしくお願いします」

 

 

 

 

ピロン

 

「ん、ロイン?あっ晋作さんからだ♪」

 

 

自主企画ライブのこと、ひとりちゃんから聞きました。私でよければ喜んで協力させてもらうよ。素敵なライブになるように頑張ります。

 

 

「よかった~。これでとりあえず料理の心配はしなくてよさそうだね。…そうだ!」

 

 

 

 

ピロン

お、虹夏ちゃんから返事がきたね。

 

 

 

ありがとう~!!すごく助かるよ~♪それでなんだけど、もしよかったら今度家でどんなの作るか相談しつつ試作品作ったりしたいんだけどどうかな?

 

 

 

なるほど、そこら辺ちゃんと打ち合わせしておかないといけないよね。虹夏ちゃん熱心だなー。返信。

 

 

 

 

ピロン

「あっもう返事きた♪」

 

 

大丈夫だよ。一緒に美味しい料理を考えましょう!

 

 

「やった!えへへ♪楽しみだな~」




次回 打ち合わせと虹夏ちゃんと◯◯

久しぶりかもしれない叔父さんと虹夏ちゃんが◯◯するお話ですよ

↓おまけ

異世界でも叔父さんは食べさせたい

※めちゃめちゃパラレルワールドです。

前回までのあらすじ
喜多郁代も転生してきたよ。また1人叔父さんの家に住むことになったよ!叔父さんの家広いね!


キャラ紹介
後藤ひとり
転生先の世界でも叔父さんと同居。スキルの効果で自力でモンスターを倒せない。だけど叔父さんか山田リョウか喜多郁代が倒すので全く支障がない。

叔父さん
異世界でもひとりちゃん達に食べさせる生活を目指す。作った料理に体力と状態異常回復&経験値取得の効果が付くスキルを持っている。地下食堂“星と虹”に就職が決まった。

山田リョウ
特典ほぼなしで転生してきた不憫な子。スキルのせいで戦闘中は強いけどすぐお腹が空く。叔父さんのご飯が大好きなので、そのためにであればそこそこ働く。

喜多郁代
転生特典で地下食堂“星と虹”の店員として住み込みで働いていた。今は叔父さんの家に住みながら地下食堂へ通う。喜多郁代が結成したギルドの『結束ギルド』としての活動も怠らない。



虹夏ちゃんのターン

『もしも~し?』

「ん~…」

『もしも~し、起きてください伊地知虹夏さ~ん』

「うーん…あと5分寝かせて…」

『起きないと転生特典あげませんよ~?』

「てんせいとくてん?…何を言って…ってあれ?ここどこ?家でもSTARRYでもない」

『やっと目覚めましたね。伊地知虹夏さん、残念ながらあなたは先ほど息を引き取りました』

「えっ突然何?というかあなたは誰?逆光で顔がよく見えないんだけど」

『私は転生案内人。断じて某下北沢の大天使ではありません』

『はあ…』

『伊地知虹夏さん、志し半ばで散らしてしまったその命、誠に残念です』

「えっさらっと言ってるけどあたし死んだの?」

『はい、サクッとポックリとお逝きになられました』

「そんな…」

『ですがご安心ください。伊地知虹夏さんが生前積み上げた徳の高さが凄まじい値なので、それに応じて転生特典も盛りだくさんですよ!』

「さっきも言ってたねそれ。そのてんせいとくてんって何なの?」

『伊地知虹夏さんにはこれから別の世界へ転生して新たな人生を歩んでいただくんですけど、そこでの地位やステータスに補正が加わります』

「補正…?」

『まあ詳しくは転生してからのお楽しみですよ~♪それでは素敵な転生ライフを~』








「って感じで目が覚めたらこの国のお姫様ってことになってて最初はビックリしたよ~」

「虹夏もか」

あたしは転生した場所は、“ヒノブック”って名前の大きな島国。ほとんどあたしがいた日本と変わらない雰囲気なんだけど、普通に魔法やモンスターが存在しててなんだかゲームの世界に入り込んだみたい。今あたしがいるこの場所は、そんな“ヒノブック”を治める王様のお家で、転生したあたしは王様の娘ってことになってる。つまりお姫様!そして何故かすぐ隣にはお姉ちゃんもいた。案内人が言ってた特典ってこれのことだったのかな。

「でも驚いたよ~。まさかお姉ちゃんまでいるなんて!」

「そうだな。ここでの私は虹夏の護衛団長ってことになってるけどな」

「そのおかげで一緒にいられるからあたしは嬉しいよ!」

「むっ…そうか」

あたしの言葉を聞いて照れくさそうにそっぽを向くお姉ちゃん。転生してもこういうところ素直じゃないなぁ。

「それよりも明日の月1恒例の町へのお出掛けはどこへ行く予定なんだ?」

「あ~明日だったっけ?月1で行けるお買い物の日」

「お前の転生特典なんだろ?月に1回好きなもの買ってもらえるってやつ。せっかくの特典なんだから有効に使えよ」

「ん~…最初は嬉しかったけどそんなに毎月欲しいものがある訳じゃないんだよね~。思い付くものは大体手に入っちゃったし、今は正直これといって欲しいものがないんだ。…強いて言うならまたSTARRYでバンドやりたい…かな」

「それはこの世界じゃ無理だってわかってるだろ?」

「うん…わかってるよ。ぼっちちゃんやリョウや喜多ちゃんもいないし…」

「そっそんなに落ち込むなよ。…そうだ、この前町の見回りでSTARRYそっくりな立地の食堂を見つけたんだ。明日はそこに行ってみないか?」

「STARRYそっくりな場所?…うん、行ってみる!」



翌日

叔父さんが地下食堂“星と虹”で働き始めて2ヶ月が過ぎ、店内は叔父さんの料理目当てに連日たくさんのお客さんで賑わっていた。


「スタミナモリモリ定食2つあがったよー」

「はーい!ひとりちゃん、これ3番テーブルにお願いね!」

「あっはい」

「晋作オジサン、10番テーブルのオーダー…スタミナモリモリ4つ」

「はい喜んでー」

「あっあの喜多ちゃん、ごっご予約のスタミナモリモリ定食5つのお客様がご来店です」

「はーいおかえりなさいませ~♪こちらの席にどうぞ~」

「最近はもう来る客の9割が晋作オジサンの定食目当てだね」

「あっですね…大量のお客さんが出入りしてて、めっ目が回ります…」

「ほらほらひとりちゃん、リョウ先輩も口だけじゃなくて体も動かさないと!」キターン

「郁代はこの忙しさで逆に生き生きしてる」

「あっ私は周りの視線が…うぐぐ」

「スタミナモリモリ定食4つあがるよ~!ひとりちゃんとリョウさん、もう一頑張りだよ。お昼のピーク終わったら美味しいまかない出すから待っててね!」

「うむ、仕方ない。晋作オジサンのまかないのために頑張ろう」

「あっはい」




その頃の伊地知虹夏と星歌

「何これ行列長っ!」

「前に見かけた時はここまでじゃなかったのにな…」

「これ並ぶのか~…」

「どうする?虹夏、王様の権限で割り込むことはできるけど」

「それはダメ!ルール違反だしちゃんと並ぶよ」

「フッそうか…そうだな」



それから待つこと1時間、漸く伊地知虹夏と星歌は地下食堂“星と虹”の店内に入ることができた。

「おかえりなさいませ~♪すぐお席にご案内しま…えっ?」

「えっきっ喜多ちゃん!?」

「あっ虹夏だ。やっほ」

「リョウ!?」

「えっあっにっ虹夏ちゃん」

「ぼっちちゃんも!?」

「スタミナモリモリ定食またあがるよ~…って虹夏ちゃんと星歌さん!?2人もこっちの世界に来てたんですね」

「晋作さんもいる!?」

地下食堂“星と虹”で結束バンドの面々(+星歌さんと叔父さん)が再会。昼の営業の後、その喜びを分かち合う。

「うわーん!よかったー!皆いなくて寂しかったよ~!」

「虹夏ならまた会えると思ってた」

「あっですね。そっそのためにここで働いてたところもありますし…」

「えっ叔父様そうだったんですか?」

「うん。もし虹夏ちゃんもこっちに来てるなら、STARRYそっくりな場所の食堂は必ず来ると思ってたよ。こんなに早く会えたのは予想外だったけど」

「晋作オジサンそこまで考えていたのか」

「まあ、もしかしたらってくらいの考えだったけどね」

「ともかく伊地知先輩も揃って結束バンド再結成ですね!」

「そーだよ!それ!またやろう結束バンド!」

「でもこの世界、モンスターや魔法はあってもギターやベースはないっぽい」

「あっですね。おっ叔父さんとこの街の人達に聞き込みした時、皆口々にそんな楽器見たことも聞いたこともないって言ってました…」

「そんな…せっかく全員揃ったのに」

「いや、もしかしたらあるかもしれないぞ」

「お姉ちゃん何か知ってるの?」

「ああ、ここ“アンダーノース”から2つ隣に“ティズワラ”って街があるんだが、そこは世界中のあらゆる楽器が集まる『音楽の街』と呼ばれてるらしい。完全に同じじゃなくても似たような楽器ならあるかもしれない」

「ほお、それは興味深いね」

「すごい!そこなら私達がまたバンドを始められそうな楽器があるかもしれませんね!」

「あっですね」

「うんうん!でもお姉ちゃんよくそんなこと知ってたね」

「これでも王直属の護衛団長ってことになってるからな。付近の街とその特色は把握済みだ」

「あっなんか希望が見えてきましたね」

「ですね!」

「うん、だけど問題はまだある」

「問題って何?」

「仮に楽器を揃えられたとしてもどこで演奏するか。バンドはちゃんとした場所でやらないとマナー違反」

「なんだそれなら問題ないよ!お姉ちゃん、今月の欲しいもの決まったよ!」

「なんだ?」

「この地下食堂がほしい!ここをライブハウスに改装してまたやろうよSTARRYを!」

こうして伊地知虹夏の転生特典を駆使して手に入れた地下食堂“星と虹”はライブハウスSTARRY異世界店となりました。 しかし…

「もう一度STARRYをやるには足りないものはまだまだたくさんあるぞ」

「そうだね!機材も人も全然足りない」

「そもそも楽器も揃ってないし」

「あっそのティズワラって街に本当にギターがあるかどうかもわからないです」

「どれを揃えるにも先ずはお金を稼がなくちゃいけませんね!」キターン

「虹夏のお姫様特権で全部揃えればいいじゃん」

「いや~さすがに店一軒は上限突破しちゃったみたいでしばらくはダメなんだって」

「そりゃそうだろ。『しばらく』で済んでるだけまだマシな方だ」

「ふむ、ならしばらくはまだ食堂として私が料理して稼ごうか」

「私達も協力しますよ!結束ギルドの活動も本格的にやっていかないと!」

「あたしもその結束ギルド入りたい!」

「いや虹夏、お前はこの国の姫なんだぞ?王様が許してくれないだろ」

「お姉ちゃんと一緒なら大丈夫でしょ!さあこれから忙しくなるよ~異世界でもSTARRYと結束バンドをドンドン盛り上げていこー!」

「「「(おっ)おー」」」

「あっ安心したらどっと疲れが…はっ早く帰りたい」

「あ、そういえば皆って何処に住んでるの?ここって生活スペースないよね?」

「あっそれなら全員叔父さんの家でお世話になってます」

「えっ?」

「晋作オジサンの転生特典で用意された家が元いた晋作オジサンの家と同じ作りになってて、そこに私達も寝泊まりしてるんだよ」

「何それずるい!」

「いや虹夏、ずるいってなんだよ」

「お姉ちゃんあたし達もそっちに引っ越そう!」

「無茶言うな」

「一国のお姫様が叔父様の家に…それはそれでドラマチックね!」キターン

「私含めて6人で住むには私の家は狭いかもね」

「むぅ…いいもん!じゃあここに住むから!」

「わがまま言うなよ。城に連れて帰らないと護衛団長の私が怒られるんだぞ」

「虹夏ちゃん、焦らなくても私達が皆で頑張ればいつか全員が住めるくらい大きなライブハウスにできると思うよ」

「…うん」

「だからコツコツ働いたりギルドの活動したりして少しずつお金を貯めていこう」

「そうですよ伊地知先輩!目指せ武道館並のライブハウスですよ!」キタキターン

「まあ私達と晋作オジサンがいれば余裕でしょ」

「あっあと店長さん。あっまだ店長じゃなかったですね」

「私もあんなだだっ広い城よりもここの方が落ち着くからな。一応協力するぞ」

「うん、そうだね!あたしもその結束ギルド入ってクエスト頑張っちゃうよ~!」

結束ギルドのメンバーが増えました。その他まだまだ問題は山積みのままだけど、異世界でライブハウスSTARRYを開店することはできるのか。そして叔父さんはまた結束バンド全員に食べさせる生活を送ることができるのか。




つづく(妄想は終わらない)
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