今回は喜多さんのご両親が出てくるみたいですよ。つまりまた叔父さんに胃袋掴まれてしまう犠牲者が…?
ボウルに卵を割り入れ、水、顆粒だし、砂糖、塩を加えてよく混ぜ合わせたら一度濾す。玉子焼き器にサラダ油を引いて中火にかける。少し煙が出てくるくらい温まったら卵液を流し入れ、手前に巻いていくのを3回繰り返して厚焼き玉子を作る。トーストした食パンにバターと辛子マヨネーズを塗り、厚焼き玉子を挟んでラップで包む。5分ほど置いたらラップごと半分に切って「完成」
「よし、皆に持っていく差し入れの準備もできた」
本日STARRYでは結束バンドの出演するライブがあり、しかも年内最後ともあって差し入れを作る私も自然と気合いが入る。まあいつも入ってるんだけどね。今回は前に池袋のライブハウスでやっていたのと同じブッキングライブで、同じ趣向のバンド同士を組み合わせて相乗効果を狙うためのライブ(星歌さん談)だ。池袋でやったのはそれとはかなりかけ離れていたけどSTARRYではどうなるのかな。それとひとりちゃんの話では今日のライブに喜多さんのご両親も観に来るらしい。真っ向からバンド活動を反対していたのをひとりちゃんが説得したみたい。さすがはひとりちゃんだ。実際にライブで演奏している喜多さんを見れば喜多さんのお母さんも考えが変わるかもしれないよね!
「皆ー来たよ。今日のライブ楽しみにしてるね」
「晋作さんいらっしゃい!」
「あっ叔父さんどうも…」
「おお…晋作オジサンからいい匂いが」ジュルリ
「叔父様いらっしゃいませ!」キターン
私が受付を済ませてSTARRYに入ると、早速結束バンドの皆が出迎えてくれた。差し入れを渡すために早めに来たからか、お客さんとしては私が一番乗りのようだ。あと喜多さんは心なしかヤル気に満ちてるように見えるね。
「今日は年の瀬にふさわしい絶好のライブ日和だよね!」
「そうだね。虹夏ちゃん受験もあるのに大変だね」
「あっそうですよね、こっこの前のクリスマスライブといい虹夏ちゃん勉強の方は大丈夫なんですか?」
「普段のライブの一つや二つ全然平気だよ!逆にいい息抜きになるくらいだし!」
さすが虹夏ちゃん。バンド活動やライブ出演を受験勉強の息抜きと捉えてプラスに変える姿勢。いやはや頭が下がる。
「フフフ…虹夏甘いね。そんな中途半端な考えで今日のライブがまともに務まるのかな?」
「来年からニートになるやつに言われたくないんだけど?」
「フフフ…虹夏酷い」
リョウさんからの野次になかなか鋭い返しをする虹夏ちゃん。というかリョウさん進学も就職もしないんだね。結束バンドの活動一本で生きていくってことなんだろうけど大丈夫なのかな。
「そういえば今日は喜多さんのご両親が観に来るって聞いてるけど」
「ですね!ひとりちゃんが一度ライブ観に来てくださいって説得してくれたおかげなんですよ♪ね!ひとりちゃん!」キターン
「えっあっはい。同じバンドメンバーとして当然のことをしたまでですようへへへへ…」
「あたしもライブ前に喜多ちゃんのフォロー入れとこうと色々準備してあるからね!」
「あっありがとうございます助かります」
「ふむ、では私もたまには郁代のために一肌脱いでやるか」
「えっあっリョウ先輩は何もしない方が…むっむしろ大人しくしていた方が事態は好転するというか」
「なんで?ぼっちも酷い」
うんうん。喜多さんのために結束バンド全体で行動する。バンドの結束力がまた一段と上がったね!ファンとして嬉しい。でもリョウさんはあまり当てにされてないようだ。
そんな感じで結束バンドと和やかな雰囲気で今日のライブについて談笑していると、STARRYに入ってくるお客さんが2人。大人の男性と女性で男性側は明るく楽しげにしていて、女性の方がそれを注意している。 もしかしてあの2人が?
「あっあれが喜多ちゃんのお母さんです」
「むっ…確かに気難しそうな母親に見える」
「任せて!バッチリ今の結束バンドをプレゼンしちゃうから!喜多ちゃんのお母さん初めまして~。私結束バンドのリーダーの伊地知虹夏です~」
虹夏ちゃんはサササッと喜多さんのお母さんの前に出ると、どこから取り出したのかそしていつの間に作成したのか数枚の紙をクリップで留めた『結束バンド事業計画書』なるものを喜多さんのお母さんに提出して現在の活動内容や資金面、はては今後の活動予定と細部に至るまでをまるで経営コンサルタントのプレゼンの如く説明していった。なんかもう敏腕OLって感じだね。一社に1人欲しい人材だ。
「…というわけでバンドに関してはお母さんが考えてるよりずっと本格的に活動してます!私達もついてますし安心してください!」
「なっなるほど…まああなた達は心配なさそうね」
おお!喜多さんのお母さん少し厳しそうな人という印象だったけど、虹夏ちゃんの神プレゼンのおかげで喜多さんのバンド活動を前向きに考えてくれそうだ。これで安心して今日のライブを…
「でもギターの後藤さんがちょっとね…」
あれ?ひとりちゃんに問題が?直接会って話したはずだからひとりちゃんの人柄もわかってると思ってたけど…
「あまり悪くは言いたくないんだけど、郁代に冷たい態度をとって弄んでいるとか…派手な生活しててたくさんお金を貢がせてるらしいのよね。ご飯も奢らせてるみたいだし…確かこういうのヒモっていったかしら?」
ん?ヒモ?それってひとりちゃんのことではないのでは…むしろこの中ではリョウさんが当てはまりそうな気が…あ、虹夏ちゃんが物凄い形相でリョウさんを睨んでるね。リョウさんも心当たりがあるのか目を反らしてダラダラと脂汗をかいてる。ふむ、この流れはマズイ。お金にだらしない人がバンドメンバーにいるなんて発覚したらこのお母さんのことだから「やっぱり娘にこんな不真面目なバンドやらせられないわ!」とか言い出しそう。なんとか話題を変えて軌道修正できないものか…あ、そうだ。
「どうも初めまして。私ひとりちゃんの叔父で結束バンドのファン3号の後藤晋作といいます」
「えっあどうも…そう、後藤さんの。もしかしてあなたが郁代がよく話してる料理と食べさせるのが好きすぎるおじさんかしら?」
「はい。喜多さ…娘さんにはいつも私の料理を美味しそうに、そして楽しそうに食べていただいて大変癒されています」
「お、叔父様!?」
「そして娘さんの結束バンドとしての活動もファンの1人としてずっと応援してきました。今日のライブであなたも結束バンドのことを好きになってくれると嬉しいです」
「そ、そうですか」
「そしてここに結束バンドのために持ってきた差し入れがあります。喜多さんのお母さんもお1ついかがですか?」
私はカバンから玉子サンド1切れ(個包装済み)を取り出し、喜多さんのお母さんに差し出した。
「えっ!?そ、そんな急に…」
「そちらのお父さん?もいかがですか?」
「これはどうも。せっかくだしいただこうかな」
「ちょっとあなた!?」
「いつも郁代がファンの方からの差し入れでライブ前にパワーをもらってるって言ってたじゃないか。どれ程のクオリティなのか確かめてみるのもいいだろ?」
「むっ……そ、それもそうね」
「どうぞどうぞ!ほら皆の分もあるよ」
「あっはい」
「いただこう。助かった…いろんな意味で」
「晋作さんいつにも増して強引だね~」
「叔父様らしいですけどね。フフ♪」
本日の差し入れ
叔父さん特製厚焼き玉子サンド
「じゃあライブ前のエネルギー補給にありがたくいただこう!皆手を合わせて~」
「「「「いただきます」」」」
今日の差し入れは厚焼き玉子サンド。前にとある喫茶店で食べた時の感動を皆にも味わってほしくて作ったけど、結束バンドそして喜多さんのご両親は気に入ってくれるかな?
「はむっ…んっ…ん~♪フワフワの玉子焼きと香ばしいトーストがすごく合うね~!」
「本当ですね!しかもこの玉子焼きほどよくしっとりしてて、噛む度に卵の旨味がじゅわじゅわっと広がってきますよ♪」キタキターン
「もぐもぐ…うんっ…うんうまい!たかが玉子サンド。されど玉子サンド!相変わらずの晋作オジサンクオリティ」
「あむあむ…あっ美味しいです」
「えっ何なのこの時間。郁代がモリモリ玉子サンド食べながら食レポタレント並みのコメントしてる!?」
「すごいね!これが郁代の言ってた『食べさせたいおじさま』の力!僕らも食べてみようよ!」
「いっぱい作ってきたんでどうぞ遠慮なく食べてください」
「味は私が保証するから食べてみてお母さん!」
「うっ…そ、そこまで言うならいただくわ」
喜多さんの後押しもあって喜多さんのお母さんは少し警戒しながらも一口玉子サンドを口にした。リョウさんの問題行動から話題を変えるために強引に渡した差し入れだけど、果たして気に入ってもらえるだろうか。
「うっま!?何これうまーい!ママこれすごく美味しいよ!ただの玉子サンドだと油断してたらエライことになるよ!」
「そんな大袈裟な…はむ……んっ…っ!?こ、これは!圧倒的厚みと存在感の玉子焼きの味がトーストとマヨネーズと合わさることで絶妙なバランスを醸し出して!…って私まで郁代と同じような食レポを…しかもいつの間にか全部食べちゃってる!?」
「お母さん、これが叔父様の飯テロパワーよ!」
「晋作さんの差し入れでいつもライブ前に元気をもらってるんですよ~」
「晋作オジサンの差し入れがあるのとないのとじゃ、ライブの出来も雲泥の差」
「あっですね」
「そ、そうなのね…ハッ!?」
まるで自分達のことのように得意気に語る結束バンドの言葉を聞いたその刹那、喜多母の脳内にとある映像が浮かび上がる!
喜多母妄想劇場
「叔父様のご飯美味しいわ!」
「おいしー!」
「うまい!」
「あっおいしいです」
「フッフッフッ…そうだろうそうだろう私のご飯は一口食べれば依存度抜群!君達はもう私のご飯なしでは生きられない体になってしまったのだよ」
「叔父様のご飯もっと欲しいわ!」
「ほしい!」
「ほしー」
「あっ食べたいです」
「クックックッ…そうだろうそうだろう私のご飯が欲しいだろう?ならば私にナニをすればいいかお利口な君達ならわかるよねぇ?」
「はい♪✕✕✕を△△△してあげます!」
「◯◯◯を☆☆☆もしちゃうよ♪」
「□□□を◎◎◎する」
「あっ…」
「ゲッゲッゲッ…これで結束バンドの心も体も全て私のものだぁ」ニヤリ
喜多母妄想劇場 終
「なんて爛れた関係なの!イヤらしい!!」
「突然どうしたのママ!?」
「お母さん絶対勘違いしてるでしょ…」
「喜多さんのお母さんは想像力豊かなんだね」
「呑気に言ってるけど、場合によっては晋作さん危機的状況だからね?」
危機的状況?よくわからないけど、完食してるところを見ると気に入ってはくれたみたいだ。これであとは結束バンドのライブを観てもらうだけだね!
ごちそうさまでした
差し入れを食べ終えてから少し経ち、次々とお客さんがやってきてあっという間にSTARRY内は人でいっぱいになった。そのお客さんの大部分が結束バンド目当てなのを知って喜多さんのご両親は驚いた様子で、特にお父さんの方は今からサイン貰っておこう!とか家に取材に来たりして!等のリアクションをしていたので、彼が間違いなく喜多さんの父親なのだと納得した。さらにそこへ星歌さんがフォローに入る。星歌さんも喜多さんのお母さんに今の結束バンドをちゃんと知ってもらいたいと思って協力してくれてるんだね。
「この集客は結束バンドの努力の賜物ですよ。数人の客から始まってようやくここまできたんです。並大抵の事じゃありません」
「そう…郁代のバンドはそんなにも…」
おお、いいぞ!星歌さんナイスアシストだね!この流れなら喜多さんのお母さんも結束バンドのことを…「せんぱぁ~い今日飲み会するぅ~?滞納してた税金払ったらすっからかんで腹ペコでさ~」
と思った矢先に廣井さん登場。これはよくない。バンドマンの悪い見本代表がきてしまった。星歌さんと目が合う。小さく頷く私。わかってますよ、今私がやるべきことは…
「廣井さんよく来てくれました。お腹が空いてるならこれをどうぞ!そして食べるならここだと他のお客さんの邪魔になるのであっちの端の方に行きましょうね!」
「うぇ!?ありがとおっちゃん。何か積極的だね~。あ、玉子サンド?美味しそ~♪」
廣井さんを喜多さんのお母さんから離れた場所へ移動させ安全を確保。必然的にステージから遠ざかってしまったけど仕方ない。嬉しそうに玉子サンドを頬張ってる廣井さんを見られたし良しとしよう。
\コンバンハケッソクバンドデース!/
そんなこんなでSTARRYブッキングライブが始まり、結束バンドの番が回ってきた。演奏が始まってすぐに私を含めたお客さんの盛り上がりは最高潮に達し、夢中で結束バンドを応援していた。喜多さんのお母さんには結束バンドがどう写っただろうか。この熱狂ぶりを見て喜多さんの本気度がわかってもらえただろうか…。
「今日は最後にお知らせがありまーす!」
最後の曲の演奏が終わり、いつもならありがとうございましたと挨拶をしてライブ終了のところ、喜多さんの突然のお知らせ発言でお客さんは再びメインボーカルの喜多さんに注目する。
「実は来年シングルを順次リリースします!ぶっちゃけるとその売り上げが良かったらミニアルバムも出してもらえるので絶対買ってくださーい!」
買います。必要とあらば箱で買います。
「それとツアーもやります!」
えっツアー!?それは初耳だ。しっかりスケジュール確認して有休確保しておかないと!
「あとあたしは来年大学受験するので応援してね~!」
「そして私は来年ニートになります」
ついでにと言わんばかりに発言した虹夏ちゃんとリョウさん。虹夏ちゃんはともかく、リョウさんのニート宣言はせっかくのシングルリリースやツアー発表が霞んでしまうのではないだろうか。
「あっあのお母さん、来てくれてありがとう!」
「…」
ライブ終わりに喜多さんが母親に歩み寄り言葉を交わす。果たして喜多さんの思いは伝わっただろうか。見守ることしかできない自分がもどかしい。
「お母さんはね…何もあなたの夢を邪魔したい訳じゃないのよ。だって私も昔は小説家を目指していたから」
なんと!喜多さんのお母さんも夢に向かって一生懸命になっている時期があったのか。それならば今の喜多さんの情熱も理解してくれて
「でも落選した私の小説を読んだって出版社から絶対売れるから本にしませんかって話がきて、それが出版詐欺で大学の授業料まで全額投入したけど私の本は流通しないまま編集とは音信不通…最後には親への借金だけが残り私の心はへし折れて夢途絶えたのよ…」
って思ってたら激重な過去を告白し出したね。あまりに不憫すぎて何の言葉もかけられない…。
「だから郁代にはそういう目に遭ってほしくなかったの。私の同じ道は絶対に辿らないでほしいって…!でももうお母さんは口出ししない。好きにしたらいいわ」
「え!?」
「今日のライブを見て郁代達の真剣さやバンドが支持されてるのがわかったわ。何より郁代の周りにはたくさんの信頼できる大人達がいるって思えたから」
そう言うと喜多さんのお母さんは、私の方に視線を向けた。少し驚いたけど、いつの間にか星歌さんや司馬さんが側にいたのでそっちのことを言ってるのだろう。
「でもこの先は自己責任だからね!バンドに専念するならちゃんと覚悟を持ちなさい!」
「お母さん…わかったわ!私大学に行く!」
ん?喜多さん何故そこで大学が出てくるんだい?
喜多さん曰く、星歌さんから周りを不安にさせながら夢を追うのはよくないと言われたことや、特別な才能を持っている訳ではない自分に焦っていたところにひとりちゃんから喜多さんにしか感じられないことを大事にしてほしいと言われたことをずっと考えていた結果、ひとりちゃんの分まで大学生活を謳歌してお母さんの分まで夢を実現させてみせる!という結論に至ったのだそうだ。すごいな喜多さん。そしていつも以上にキタキターンと輝いていて眩しい。
「皆巻き込んで本当にごめんなさい!」
「ううん、全然気にしなくていいよ~」
「郁代がトンデモ行動する人間ってことわかってる」
改めて喜多さんが家出やら何やらで迷惑をかけたメンバーに頭を下げている。よしよし、これで一件落着だね。
「あの、私からも…後藤さんの事色々誤解してたわ。冷静に考えたらあなたが半グレのヒモなわけないわよね。それに後藤さんの叔父様も、結束バンドのためにあれ程絶品な差し入れを作ってきたり、あんなに結束バンドのことを純粋に応援している人がバンド少女を弄ぶ悪人なわけないですよね。ごめんなさい!」
「えっ!?あっはいだっ大丈夫です」
「気にしないでください。親が娘を心配するのは当たり前の事ですから」
喜多さんのお母さんの中で私はどれ程の悪事を働いていたのだろうね。
「本当にお世話になりました」
「お邪魔しました!」
「もう家出しちゃダメだよ~?」
喜多さんはしっかりと話をつけてご両親と共に帰っていった。よかった…これで虹夏ちゃんも自分の家で受験勉強に集中できそうだね。いや、まだリョウさんが頻繁に入り浸ってるんだっけ…虹夏ちゃんの苦労はまだ続きそうだね。
「さて、リョウ?年始の間ずっとシフト入れば喜多ちゃんに奢らせた分返済できるよね?」
「えっ」
「まさかまたぼっちちゃんからも借りてねーよな?」
「うっ」
あらら…リョウさんが伊地知姉妹に詰められている。しかしこれまで後輩に奢ってもらっていた代償だね。助けを求めるような目でこちらを見てくるけどこればっかりは擁護できないから気づいてないフリをしよう。ごめんねリョウさん。
次回 初詣してきた姪と◯◯
↓おまけ
ネットで有名なジョークやコピペにぼっち・ざ・ろっく!のキャラを当てはめてみたパート9
※ネタによってはキャラ崩壊注意
【シーン】
ファン1号「今回の結束バンドの新曲MVこんな感じのを撮ろうと思うんだけどどうかな?」
虹夏「いいね~。あれ?ぼっちちゃんが崖から飛び降りるシーンがある」
ファン2号「そうなの!今回はひとりちゃんにも演奏以外でカッコよく決めてもらうシーンを撮るつもりだよ~♪」
虹夏「ぼっちちゃんにできるかな~?高いところから飛び降りるなら命綱とかちゃんと用意しないとだね」
ファン1号「このシーンは一番最後に撮るから大丈夫よ」
【トイレ】
ひとり:この前ものすごくお腹が痛くなって急いでトイレへ向かっている途中で鏡の前を通りかかった時、ふと自分の顔を見たら今まで見たことないくらい真剣でカッコイイ表情をしてて驚きました。トイレには間に合いました。
【罰ゲーム】
直樹:俺とのゲーム勝負に負けた晋作に悪のりでSTARRYの受付の子にどのバンドを観に来たか聞かれたら「君を観に来たよ」って言う罰ゲームやらせたら
PA「今日はどのバンドを観に来られましたか?」
晋作「き、君を観に来ました…」
PA「あら嬉しい♪では今日は一晩中見ていていただきましょうか♡」
直樹:その日晋作は帰ってこなかった。
【見栄】
喜多:彼氏いないのにさっつーに見栄を張って「今彼氏とデート中よ♪」とロインを送ったら、間違えてお母さんに送っちゃって今家が物凄い修羅場になってるとお父さんから連絡がきたわ。
【ワシントン】
志麻「ワシントンが桜の木を切ったことを正直に話した時、彼の父親はすぐに許したんだとさ。何でだと思う?」
イライザ「きっとオノレの過ちを素直に認めたことに感動したんデスネ!」
廣井「ワシントンが木を切るのに使った斧をまだ持ってたからじゃない?」
【6倍】
佐々木:喜多と後藤と一緒に勉強してた時
佐々木「じゃあ問題出すぞー。特定の条件下で通常の6倍の大きさになる体の器官を答えよ。またその時の条件も述べよ」
喜多「なっ!?ち、ちょっとさっつー!今は真面目にテスト勉強してるんだからふざけちゃだめよ!」
佐々木「ふーん…後藤、教科書のここ何て書いてあるか読んでみて」
ひとり「あっはい。目の中の瞳は、暗いところでは光を多く集めるために大きくなります」
佐々木「はいその通り。喜多に3つ言っておくことがある」
喜多「な…何?」
佐々木「1つ、勉強は真面目にやれ。2つ、お前の心は汚れている。3つ、6倍になるなんて思ってたらいつかがっかりする日がくると思うぞ」
喜多「な、何でさっつーがそんな事言えるのよ!?」
佐々木「さー何でだろーなー?」
【アナウンス】
ひとり:高校に通い始めた時、乗り慣れてない電車だったので乗り間違えてないか気になって、次の駅のアナウンスをすごく気にしてたら流れてきたのが「ツェギノヘキァ、シェモキツァズシェモキツァズ」だった時の絶望感は今でも忘れません。
【こっくりさん】
リョウ:郁代がこっくりさんをやりたい!と言い出したので仕方なく結束バンドでやってみたら
喜多「伊地知先輩には好きな人がいますか?」
か・れ・え・う・ど・ん
喜多「リョウ先輩は私のことどう思ってますか?」
さ・さ・か・ま・ぼ・こ
喜多「今後ひとりちゃんに彼氏はできますか?」
い・ち・ご・だ・い・ふ・く
リョウ:何故かその時私が食べたいと思ったものばかりになったから二度とやらなくなった。
【末代】
廣井「うわ~部屋の中が空のおにころでいっぱいだ。こんなの後輩に見られたら末代までの恥だね」
志麻「安心しろ。お前が末代だし、みんな知ってる」
【甘い】
虹夏「リョウ、チョコレートよりも甘いものってなーんだ?」
リョウ「え、何急に。わからない、砂糖かけたチョコとか?」
虹夏「リョウのお金に対する認識だよ。またぼっちちゃんからお金借りたの知ってるんだからね!今月のバイト代から引いとくから!」
リョウ「そんな殺生な!?」
【ケンタウロス】
喜多「えーと、なんて言うんだったかしら人魚みたいに下半身が馬で…」
ひとり(ケンタウロスのことかな)
喜多「上半身が馬のやつ!」
ひとり「きっ喜多ちゃんそれはもうただの馬です」
【ワゴンR】
司馬:佐藤さんと事務仕事をしていたら、佐藤さんが突然「ワゴンR」と話しかけてきました。何故いきなりスズキの車種を叫んだのか意味がわからなかったので、私も「ワゴンR?」と聞き返したら「そう、ワゴンR」と返ってきて益々意味がわからない。すると私の反応に痺れを切らした佐藤さんがツカツカとよってきて言ったんです。
ぽいずん♡やみ「だから!輪ゴムあるって聞いてるの!」
【数字】
196 名前:新宿の酒豪ベーシストさん
投稿日:2026/05/15 22:36 ID:fo2564989
IDに数字出たらその時間だけ禁酒する!
197 名前:新宿の酒豪ベーシストさん
投稿日:2026/05/15 22:38 ID:fo2564989
ぎゃああああぁぁぁぁ!!??
【好きなお菓子】
虹夏「100円で好きなお菓子言い合おう!」
リョウ「100円の1つじゃなきゃだめ?」
虹夏「50円+50円みたいな組み合わせでもいいよ!あたしはドリトス!」
リョウ「じゃあうめぇ棒×10本。私は山田リョウ」
星歌「リョウのせいで虹夏がドリトスみたいになってるぞ」
【ハローワーク】
イライザ「もしSICK HACKをクビになったら私もシューショク活動しないとデスネ~」
志麻「そんなこと起こらないと思うが、その時はハローワークに行かないとな」
イライザ「ハローワーク!聞いたことアリマス!」
廣井「気を付けなよイライザ~?あいつら隙あらば仕事を紹介してくるから」
【サボり】
虹夏:STARRY内を掃除中、誰かが捨てていった筒型ポテチのフタとホウキでホッケー開始。お姉ちゃん登場→怒られると思ったらお姉ちゃんもホッケーに乱入。ヒートアップしてきて音響機材にポテチのフタがクリーンヒット。マジギレのPAさん登場→あたし達全員正座。何故かお姉ちゃんも正座。
【ニンジン】
美智代「ニンジンは目にいいからたくさん食べてね♪」
ふたり「おかーさんはなんでニンジンが目にいいって知ってるの?」
美智代「だってお母さんメガネをかけたウサギを見たことがないもの♪」
【手術】
大山「先生!この手術が無事に終わったらギター弾けるようになりますか?」
医者「もちろんです」
大山「すごい手術ですね!ウチまだギター弾けないのに!」
【客】
廣井:玄関の戸をコンコン叩く音が聞こえてきて、久々の来客だと思って玄関を開けたらカナブンだった。
【プリン】
直樹:3連プリンは4連にするべきだ。家は俺、妻、長女(高校生)次女(幼稚園)の4人だが、3連プリンを買ってくるといつも長女が遠慮して食べるのを辞退する。不憫で仕方ない。
【インコ】
ひとり:両親が話し相手になるようにと私の部屋でインコを飼うことにした。だけど私が全然話しかけないでギターばっかり弾いてたら、そのインコは結束バンドの曲を完コピするようになった。
【シュークリーム】
ヨヨコ「私、シュークリームを食べるといつもおしりの方からクリームがはみ出ちゃうのよね」
あくび「えっなんすかそれ、ヨヨコ先輩すごい体質してるんすね」
ヨヨコ「そういう意味じゃないわよ!」
【覚えてもらう】
ひとり「あっあの、もっと私の顔を覚えてもらうためにしっ下着姿でライブするとかどうでしょうか?」タユン
リョウ「それは逆に誰もぼっちの顔を覚えてくれない結末が容易に想像できる」ジー
喜多「そうですね。全員首から下にしか目がいかないと思うわ…」ジー
虹夏「そもそもそんな下品なライブしたらSTARRY出禁だからね?」
【争い】
ヨヨコ「結束バンドとはライバルだけど、それはそれとしてSIDEROSと結束バンドで合同ライブしたいわね」
虹夏「いいね~ライブハウス借りきっての合体ライブイベント♪」
ひとり「えっそれは、きっ緊張するからあんまり気乗りしない…」
あくび「そうすればヨヨコ先輩の結束バンドさんへの謎の闘争心も和らぎそうっすね」
楓子「ヨヨコ先輩いつも後藤さんをライバル視してるもんねー♪」
幽々「これで(ヨヨコ先輩の一方的な)争いはなくなるわね~」
喜多「イベント名は結束バンド with SIDEROSですね!」
ヨヨコ「は?何言ってんの!そこはSIDEROS with 結束バンドでしょ!!」
リョウ「争い起こってるじゃん」
【タトゥー】
ひとり「わっ私もっとバンドマンらしくなるためにタトゥーを入れようと思ってるんです」
リョウ「ほう…ロックだね」
虹夏「一応聞いてあげるけどどんなの掘るつもりなの?」
ひとり「あっはい。ネットで見つけたんですけど、すっすごくカッコイイフォントで『Bulky garbage』って書いてあって、こっこれを肩とかに入れたら注目されちゃいますかね。へへへ…」
喜多「ひとりちゃん、ノリノリなところ水を差すようで悪いけどそれ『粗大ゴミ』って意味よ?」
【お母さんの手術】
ひとり:自分の家と叔父さんの家と高校とSTARRYの行き来の中で、たまたまお母さんと顔を合わせるタイミングがなくて、それでも頻繁に連絡をくれて些細な日常の話や私の体調を気遣ったロインを送ってくれていた。そんなお母さんが手術をしたとふたりから聞いた。そんなこと一言もロインで言ってなかったから心配になって急いで金沢八景へ帰ったら、お母さんは嬉しそうに笑顔で私を出迎えてくれた。ムッチムチのGカップになってた…。
つづく(パート10までいけんのか?)