ロックな姪と食べさせたい叔父さん   作:氷英

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タピオカ回後半戦。いくぞぉー!!


タピオカチャレンジした姪と大豆まみれ

おじさん家の脱衣所で汚れた服を脱ぐ。すぐ隣には喜多ちゃんがいる。お互いタピオカチャレンジ惨敗組としてシャワーで体を清めるために下着姿に…それにしてもリョウがあんなに育ってたのは予想外だった…。チラリ。よし、あたしの方がある!

 

 

薄々わかってたわ…後藤さんのはすごいって。江ノ島まで後藤さんを運んだ時に何度か腕に当たったけど、もっちりボリューミーで柔らかかったもん。あれほどじゃないにしろ私だって少しくらいフワフワなところが…と思ったのに。チラリ。うん!私の方があるわね!

 

「ねえ」

 

「ん、何?リョウ」

 

「私は汚れてないからもう出ていい?狭いし」

 

「あっじゃあわっ私も…」

 

「ちょっと待って!不正してないか確認を…ぐっぬぬ、ちゃんとある…何故だ。高2になりたての頃は同じくらいだったのに…」

 

「虹夏のえっち。言ったでしょ?私も成長してるんだよ」

 

「後藤さん…ちょっといいかしら?」

 

「えっあっいやっ…」

 

 

 

 

 

 

ピィィヤァァァ…

 

ひとりちゃんのものと思われる悲鳴が脱衣所から聞こえてきた。中でどんなことが繰り広げられているのか…いや、考えるのはやめておこう。今はバスタオルと2人の着替えを用意するのが優先だ。

 

数分後、ひとりちゃんとリョウさんが出てきた。2人はシャワーは浴びてないので濡れている様子はない。

 

「オジサンお腹空いた」

 

「もう…お嫁に…いけない…いやそもそも私みたいな無価値な根暗女子なんて…ブツブツ」

 

「ひとりちゃん大丈夫?」

本当に中で何があったんだろう。

 

「…いっそのこと叔父さんに…」

 

「ん?」

 

「あっなっなんでもないです」

 

「そう?あっひとりちゃん、脱衣所にこれ置いてきてくれる?2人の着替えとバスタオル」

 

「あっはい」

 

約10分後、虹夏さんと喜多さんが出てきた。でもなんかまだ暗いな…。

 

「ぼっちちゃん服ありがとね…」

 

「あっはい、どっどうせ私は着ないので…」

 

「腰回りはちょうどいいのにこっちはゆるい…これが後藤さんの私服」

 

「オジサンお腹空いた」

 

こんな時でもリョウさんはブレないね。

「よし、じゃあ晩御飯の材料の買い出しを」

 

「あっ!待っておじさん、食材はあたし達が買ってきたからそれを使って下さい。あたしも手伝います!」

 

「叔父様にごちそうさせてもらってばかりじゃダメですからね!」

 

そう言って2人は、来た時に持っていた買い物袋を掲げて見せた。やたら荷物が多かったのはそういうことだったのか。

 

「ふむ、それはありがたいね。何を買ってきたのかな?」

 

「これだよ~」

 

虹夏さんはタタタっと私のもとへ駆け寄って買い物袋を広げて見せてくれた。中には木綿や絹ごし、充填などの各種豆腐、大豆の水煮に油揚げに納豆。これでもか!というくらいの大豆製品が大量に入っていた。

 

「大豆縛り?」

 

「大豆は栄養豊富だからね!それに安くておいしい庶民の味方だよ!」

 

「ですね!特に大豆イソフラボンが…」

 

「喜多ちゃんシーッ!!」

 

「ん?」

 

「オジサン、多分これのことだと思うよ」

 

リョウさんがスマホを見せてきた。そこには『体内で分泌されているエストロゲンに加えて、大豆から摂取できるイソフラボンの働きによって刺激を受け、一層バストアップ効果を期待できるということになります』という文字が。なるほどバストアップ…バストアップね。これ以上深くは考えないでおこう。

 

「おい待てリョウやめろ!ご飯抜きにするぞ!」

 

「そんな殺生な!」

 

「えーと、とりあえず今日の晩御飯は大豆をたくさん使おうってことでいいんだね?」

 

「はい♪お願いします!」

 

「了解、じゃあ色々作ってみようか」

 

木綿豆腐を皿に置きキッチンペーパーを被せる。上にバットを乗せ、その上に重石を置いて豆腐の水切りをする。片手鍋に赤だし味噌、酒、みりん、砂糖、卵黄、を合わせて焦げないように泡立て器でかき混ぜながら火にかけ、練り味噌を作る。水切りした豆腐を切り分けオーブンで焼く。

途中で練り味噌を塗って更に焼いて「完成」

 

油揚げに切り込みを入れ、中にタレとカラシと葱を合わせた納豆を詰め込む。魚焼き器で両面を焼き、皿に持って上に大根おろしを乗せて「完成」

 

水切りした絹ごし豆腐をミキサーにかける。すりゴマ、粉末だし、砂糖、醤油と混ぜ合わせて白あえの素を作る。茹でたほうれん草、大豆の水煮、白あえの素を混ぜ合わせて「完成」

 

「こんな感じかな」

 

「おお~こんなに品数が。持ってきといて言うのもあれだけど、見事に大豆だらけだ」

 

「さすが叔父様♪」

 

「腹が減った。早く食べよう」

 

本日の晩御飯

炊きたてご飯(だて正夢)

豆腐の田楽焼き

油揚げの納豆詰め焼き

高野豆腐の卵とじ煮

大豆とほうれん草の白和え

さつまいもとブロッコリーの豆乳カレースープ

 

「では手を合わせてください」

 

「あっはい」

「はい!」

「は~い♪」

「うす」

 

「「「「「いただきます」」」」」

 

今日は見事なまでに大豆まみれだ。果たして食べ盛りのこの子達が満足できるだろうか。

 

「田楽味噌うま~♪料亭みたい」

 

「あっ油揚げサクサクですね。温かい納豆って初めてですけど、おっおいしいです」

 

「うむ、んぐっんむ、うまい」

 

「ヘルシーなのに満足度も抜群ね!これはイソフラボン摂れてるわ~♪」

 

と思ったけど大丈夫そうだね。かわいい。

「口に合ったようでよかったよ」

 

「おじさん、あたし思ったんですけど」

 

「えっうん」

 

「ぼっちちゃんとリョウが育ってる理由はおじさんのご飯にあるんじゃないかって」

 

「ですね。今日で私も確信しました!」

 

「えっそうなの?」

 

「私の体は半分はオジサン飯でできていると言っても過言ではない」

 

「あっわっ私は叔父さんのご飯好きです。そっ育ってるかどうかはわからないですけど…」

 

「つまりおじさんのご飯+大豆イソフラボンであたし達も…」

 

「ということです!」

 

2人の気迫がすごい。それほどまでに私のご飯を求めてくれるなんて嬉しいね。理由はアレだけど。

 

「オジサンおかわり」

 

「あっはいはい」

 

「あれ?ちょっと待て。リョウも同じの食べてるってことは…差が縮まらないじゃん!リョウストップ、おかわり禁止!」

 

「えー」

 

「後藤さんもほどほどに。ほどほどによ!」

 

「あっはい」

 

「各々好きなように食べたらいいよ。そしてケンカはダメだよ?」

4人はいつにも増して賑やかに。用意した大豆料理を全部平らげてくれた。

 

 

ごちそうさまでした

 

 

「おじさんごちそうさまでした。あと服の洗濯もありがとうございました。ぼっちちゃんの服は今度返します」

 

「ゴチでした。また育っちゃったぜ」

 

「定期的な叔父様ご飯で私もいつか…」

 

「あっまたSTARRYで…」

 

「また来てね。でも今度は変なチャレンジは控えてね」

 

「「はーい」」

 

タピオカチャレンジの時はどうなることかと思ったけど、虹夏さんも喜多さんも満足して帰っていった。大豆料理、また出してあげよう。イソフラボンは大事だもんね。




次回 文化祭に悩む姪と◯◯

次からまた原作終わりのひとりちゃんとご飯を食べる回に戻ります。
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