ロックな姪と食べさせたい叔父さん   作:氷英

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御覧になっていただきありがとうございます。

今回は皆大好きなPAさんが初登場。
この人のバニー姿の破壊力ヤバイよね。


肌ケアしてない姪と美肌鍋

「スクールカースト上位に君臨してるけど本当はアニメ好きでオタクに優しいヤンキーギャル!」パシャパシャ

 

「何その気持ち悪い設定。てか撮るな」

 

「清楚系女子高生と思いきや実はピアスゴリゴリの治安悪い系女子!」パシャパシャ

 

「初ブレザー悪くないですねぇ」

 

ある日STARRYに行くと店長さんとPAさんが高校の制服を着ていた。そしてそんな姿を廣井お姉さんがテンション高めに撮影していた。何故?

 

「おはようございます~!あれ?店長さん達何かの罰ゲームですか?」

 

「おねーちゃん何やってんの!?」

 

店長さん達は、喜多ちゃんと虹夏ちゃんの声を聞いてSTARRYに入ってきた私達の方を向いたかと思うとあからさまにテンションが下がったように見えた。

 

「いや~やっぱ10代のフレッシュさには敵わないよね~化粧もしてないのに肌の透明感ヤバイね妹ちゃ~ん」

 

「えっ何ですか?」

 

「なんでナチュラルに罰ゲームって思考になるんだ?」

グリグリグリグリ

 

「いやぁ~!何で私怒られてるんですか!?痛い!痛いです~!」

 

なんか喜多ちゃんと虹夏ちゃんが大人組に絡まれてるな…私はこういうのに無縁の存在だから取り上げられることは

 

「あとぼっちちゃんの肌もなんかモチモチでツヤツヤだよね~なんか秘訣とかあるの~?」

 

「えっ」

何故この話題で私に矛先が向くの!?

 

「あたしもそれは思ってた。ぼっちちゃん出会った頃よりも肌ツヤ良くなってるよね~あたしにも教えて欲しいな」

 

「あっいや、とっ特に何も…」

 

「ひとりちゃんがしてて私達がしてないこと…もしかして叔父様のご飯?」

 

「あー!それだ!」

 

「後藤さんのおじさま…何度かSTARRY(ここ)に来てくれてますよね?」

 

「あ~おっちゃんはぼっちちゃんと結束バンドのファンだしね~」

 

「しかも優しくて料理上手なんだよね。あたしもよく料理教えてもらってるし!ね?ぼっちちゃん」

 

「あっはい。ご飯いつもおいしいです」

 

「つまり後藤さんは毎日美味しくご飯を食べて更に肌ケアまでできていると…私なんて毎月肌ケアに3万もかけてるのに…」

 

どうしよう…PAさんが明らかに落ち込んでる。お肌のお手入れとかしてないから私の肌なんて大したことないのに…本当に叔父さんのご飯に美肌効果があるのかな…?

 

「あっあの、PAさんも叔父さんのご飯食べてみますか?」

 

 

 

 

ピロン

ひとりちゃんからのロインだ。

 

すいません今日PAさんが叔父さんのご飯を食べたいと言っているのですが、連れてきて大丈夫ですか?あと、なるべくお肌に良さそうなメニューにしてもらえると嬉しいです

 

PAさん?確かSTARRYのスタッフさんの中にそう呼ばれている人がいたかな。ふむ、お肌に良いメニューか…大人数になりそうだしアレにしようかな。返信。

 

 

 

ピロン

叔父さんから返事がきた。

 

了解。叔父さんに任せなさい。

「だそうです」

 

「さすが叔父様だわ♪」

 

「なんだか悪いですねぇ。急にお邪魔しちゃっていいんでしょうか」

 

「せめて必要な食材の幾つかは私達で用意しないとね!」

 

「あっですね、叔父さんに聞いておきます」

 

 

 

ピンポーン

 

「あっただいまです」

 

「お邪魔します!」

 

「おじさん、おじさんに言われた食材買ってきたよ!」

 

「こんばんは、失礼します。今日は呼んでいただいてありがとうございます」

 

「おかえり。PAさんも来てくれてありがとう。叔父さん張り切って美肌ご飯作るからね」

 

「よろしくお願いしま~す」

 

「私も手伝う!」

 

 

土鍋に豆乳、鶏ガラスープの素、生姜、薄口醤油、手羽先を入れて煮込む。白菜、人参、しめじ、榎茸、舞茸、白葱、あんこうの身を入れて更に煮込んで「完成」

 

本日の晩御飯

叔父さん特製美肌鍋

 

 

「では手を合わせてください」

 

「あっはい」

 

「はーい♪」

 

「はい!」

 

「これが後藤さんのおじさまのご飯…」

 

「「「「「いただきます」」」」」

 

1つの鍋を皆でつっつくという家族団欒の見本のようなメニュー。一人暮らしの時では考えられない光景だね。ひとりちゃんに感謝感謝だ。『お肌に良い物』をご所望だったのでネットで調べた美肌効果を期待できる食材を各種取り揃えた(一部は虹夏さん達から提供してもらった)ら、皆スゴい勢いで食材を取って食べ出した。

 

「あっこれおいしいです。豆乳の鍋って初めてです」

 

「野菜たくさんでスープもおいしー♪」

 

「ですね!栄養満点で益々キレイになっちゃうわー♪あっPAさんはどうですか?」

 

「…美味しい。温かい。うう…」

 

PAさん、泣くほどにですか!?

 

「毎日家に帰っても一人で料理しても食べてくれる人いないしコンビニ弁当ばかりの日々で心も身体も壊れて…」

 

「苦労してるんですね…遠慮なく食べてくださいね。そういえば何で今日はお肌に良いメニューって話になったのかな?」

 

「あー、それは最近ぼっちちゃんの肌がモチモチつやつやだね~って話題になって、原因はなんだろうって話になって、最終的にぼっちちゃんが毎日食べてる叔父さんのご飯という結論に達した訳なんだよ!」

 

「現にひとりちゃんの頬っぺたプニプニモチモチですよ」

 

そう言って喜多さんは、ひとりちゃんの頬を指でツンツンして見せた。ひとりちゃんは「あうあう」言いながら喜多さんにされるがままだ。かわいい。

 

「叔父さんのご飯にそんな大それた効能があるかはわからないけど、美味しく食べて更に清く正しく美しく健康的になってくれたら嬉しいかな。医食同源ってやつだね」

 

「医食同源か…えへへ、これ食べたらあたしもぼっちちゃん並に肌キレイになっちゃうかな~」

 

「ですね。これはコラーゲン摂れてるわ~♪」

 

「さて、じゃあそろそろ締めを作っていこうかな」

 

残ったスープに硬めに茹でたスパゲッティ、ベーコンを入れて煮込む。仕上げに粉チーズとブラックペッパーを振りかけて「完成」

 

本日の〆

美肌エキスたっぷりカルボナーラ

 

「ほあぁ…おっお鍋があっという間にお洒落パスタに…」

 

「ん~♪おいしー!あたしもこういう応用できるようになりたいんだよな~」

 

「叔父様の最後まで美味しく食べて欲しいって気持ちが伝わってきますね!」

 

「美味しい…なるほど合点がいきました」

 

「ん?PAさんどうしたの?」

 

「いえ、結束バンドの皆さんが後藤さんのおじさまに懐いている理由がわかった気がして…」

 

「おっ、PAさんもおじさんのご飯の虜になっちゃった?」

 

「そうですねー…ちょっとライバルが多いなーと思いましたけど。フフフ♪」

 

「えっ?」

 

「へっ?」

 

「PAさん?」

 

ライバル?よくわからないけどPAさんも満足してくれたみたいでよかった。

 

 

ごちそうさまでした

 

 

「後藤さんのおじさま、今日はありがとうございました」

 

「いえいえ、こちらこそたくさん食べてもらえて嬉しかったですよ」

 

「おじさん、ぼっちちゃんも送ってくれてありがと!またね!」

 

「ひとりちゃんまた明日ね!」

 

「あっはい」

 

家への帰り道、ひとりちゃんと並んで歩いてる時にふとさっきの喜多さんの「ひとりちゃんの頬っぺたプニプニモチモチ」発言を思い出す。私は衝動を抑えられずについ人差し指でひとりちゃんの頬を触ってしまった。

 

「ぴぁ!?なっ何ですか?」

 

「あっごめんね。つい気になって」

 

うん。確かにものすごく柔らかくてモチモチしてました。

これからもひとりちゃんが健康的に過ごせるご飯を作ることを誓います。

 




次回 クリスマスが待ち遠しい姪と◯◯


↓人物紹介7
PAさん
叔父さんに胃袋を掴まれちゃった系女子(?)その8
一人暮らし&コンビニ弁当という暮らしをしていたところに出された叔父さんご飯にあれこれ衝撃を受けた模様。原作遵守で話が進む関係上なかなか登場させられないけど、その分叔父さんへの熱量が少し高め。しかし当の叔父さんは自分のご飯を食べてくれる人が増えて嬉しいという認識
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