ロックな姪と食べさせたい叔父さん   作:氷英

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御覧になっていただきありがとうございます。

後編突入ですよ。

前編がタイトル詐欺っぽかったことに反省。

今回は星歌さん視点が多いです。




ブッキングライブと姪と居酒屋「晋作」後編

前回までのあらすじ

 

叔父さん池袋のライブハウスへ

星歌さんとぽいずん♡やみに遭遇

3人でライブ堪能&ブッカーシメる

ライブ後、結束バンドが打ち上げに来れない宣言

叔父さんショック←今ここ!

 

 

「そそそそっかー。今日の出演者さん達との親睦を深めるんだね。うんうん素晴らしいことだよね!」

 

「ごめんね晋作さん。打ち上げ終わった後まだ大丈夫そうなら行くから!」

 

まあ当然だよね。私が先走って打ち上げの準備してただけだしそもそも家でやること伝えてなかったし、虹夏ちゃん達は何一つ悪くない。

「ありがとう。でも気を遣わなくても大丈夫だから打ち上げ楽しんできてね!」

 

「うん、本当にごめんね」

 

「伊地知先輩行きますよー」

 

「はーい、じゃあまたね晋作さん!おねーちゃんも来てくれてありがとう!」

 

「ああ。帰り気を付けてな」

 

虹夏ちゃんはブンブンと手を振って駆け足で去っていった。うん仕方ない仕方ない。仕込んだ食材は冷凍したり私の晩御飯にしたりすればいいから問題ない。

「仕方ない仕方ない。こんな日もあるよね…ハハハ」

 

 

 

 

 

 

 

 

いや、わかりやす!叔父さんあからさまに落ち込んでるな。どんだけ食べさせたかったんだよ…確かに叔父さんの料理はどれもうまかったけど、今日に関してはあっちの打ち上げに行く方が自然だよな。けど…

 

「さて、私もそろそろ帰ろうかな…」

 

なんていう寂しそうな目をしてんだ。ああもう!

「なっなあ叔父さん、私でよければ叔父さん家の打ち上げに行ってもいいか?」

 

「えっ」

 

「この間のおでんすごくうまかったから叔父さんのご飯がまた食べたいと思ってたところなんだ」

我ながら気を遣ってるのバレバレだな。

 

「えっ本当に?実は張り切ってたくさん仕込みしちゃったから食材が余りそうでどうしようかなって思ってたんだ。星歌さんが食べに来てくれるなら嬉しいし助かるよ!」

 

叔父さんは直前の心底残念そうな表情とはうってかわって、パァッと喜多みたいな眩しい笑顔でこちらを見てきた。とても自分よりも年上の男とは思えないな…ていうかわっかりやす!

 

「あっでも家今お酒類がないですね。星歌さん飲むなら途中で買っていきましょうか」

 

「いや、私の家にあるの持ってくるよ。叔父さんは先に帰っててくれていいですよ」

 

「いえいえそんな近くとはいえ夜道を女性一人で歩かせるわけにはいきません。私も同行しますよ」

 

「いやいや」

 

「いやいや遠慮なさらず」

 

あ、これ堂々巡りするやつだ。 …しょうがないこっちが折れるか。

「わかりました。じゃあ一緒に家で酒を調達してから叔父さんの家に行くということでどうですか?」

 

「はい、それがいいですねそうしましょう!では行きましょうか」

 

「あっああ」

本当にどんだけ食べさせたいんだよ…。まあいいか。どうせ私は今日一人飯だったんだし、それに虹夏があれだけ懐いてる叔父さんと2人でご飯ってのも興味あるしな。

 

 

 

 

 

 

 

 

下北沢に着き、予定通り先に星歌さんの家へ向かう。道中の話題は当然ブッキングライブの話。あのヘンテコな空気をぶち壊すほどのスゴいライブをやってのけた結束バンドを語り合うのに星歌さん程の適任者は他にいない。星歌さんは、私が今日の結束バンドのライブを誉める度に見事なドヤ顔を見せてくれた。かわいい。そんな時間を過ごしながら2人でSTARRYまで歩いていくと、暗がりに2つの人影が見えた。あれは…

 

「せんぱーい、今日妹ちゃんライブの打ち上げれしょ~?あっ!おっちゃんもいるんら~♪」

 

「ふふふ♡店長も隅に置けませんねぇ。おじさまとライブデートですか?」

 

廣井さんとPAさんだ。2人ともSTARRY開いてないのに

わざわざ星歌さんに会いに来たのかな?

 

「げっなんでお前ら来てるんだよ。あとデートじゃねーよ」

 

「廣井さん、PAさんこんばんは。あとデートではないですよ」

 

「おっちゃんと先輩これから家飲みすんの~?私も混ぜて~」

 

「私も御一緒したいですねぇ♪」

 

「えー…やだよ」

 

「そこをなんとか~、あっおにころ飲みます?」

 

「おつまみ色々用意してますよー」

 

「んー…どうする?叔父さん」

 

星歌さんがこちらに委ねてきた。私としては食べてくれる人が増えるのは嬉しいことなんだけど、2人が私の家へ行くの嫌じゃないか聞いとかないといけないね。

「実は私の家で結束バンドのみんな用に打ち上げの準備してたんですけど、みんな来られなくなっちゃって…そしたら星歌さんが来てくれるということになりまして。もしよかったらお二人も来」

「おっちゃんのご飯!?行く~!」

「はい是非!」

 

「あっはい」

 

「はぁ~」(やっぱりこうなったか…)

 

 

 

 

 

 

予定とは少し違ったけど伊地知家でお酒類を調達してから4人で私の家へ。そういえばこうして大人組だけで集まるのは初めてかな。お酒を飲む人ばかりだし…あっそうだ!いいこと思い付いた。

 

「お邪魔します」

「おっ邪魔しやーす」

「お邪魔しますー」

 

「はいいらっしゃいませーこちらの席へどうぞ」

私は家に着くなり3人をテーブルに着席させる。ある程度の仕込みは済んでいるからお酒のアテもすぐ出せるぞ。

 

「はい、これおしぼり代わりの除菌ウェットティッシュ」

 

「あっどうも」

 

「あざーす」

 

「おじさまなんだかやる気満々ですねぇ♪」

 

「はい、今日は3人をしっかりおもてなししますよ。居酒屋『晋作』開店です!」

 

先ずはお通し。小皿に小さめに切った充填豆腐、葉ワサビのおひたし、空豆の塩茹でを盛り付けて3人に出す。

 

「お通しです。先ずはこれで乾杯しましょう」

 

「本当にそれっぽいの出てきた!?」

 

「まさしく居酒屋ですねぇ」

 

「おっしゃ、じゃあみんなおつかれ~かんぱーい!」

 

「お前が音頭とるのかよ」

 

「まあまあ、星歌さんも来てくれてありがとうございます。たくさん食べて飲んでくださいね」

 

「むっあっありがとう…ございます」

 

今日は私もお酒を解禁。4人で乾杯して大人だけの打ち上げが始まった。

「さて、今から色々作ってドンドン出していきますね」

 

「あ~い。おっちゃんよろしく~」

 

「おじさま、お手伝いしましょうか?」

 

「あっじゃあ私も」

 

「大丈夫ですよ。パッと作っちゃうので寛いでてくださいね」

今日は大人組の3人に食べさせることができる。何気に初めての事だから飲兵衛に受け入れてもらえるようなメニューを作っていこう。

 

冷蔵庫にほぼ盛り終わってる水菜のサラダがあるからここに別で作っておいた温泉玉子を乗せ、カリカリに焼いたベーコンを散らして仕上げに黒胡椒をふりかけたら完成。

 

「水菜と温玉ベーコンのサラダです。ドレッシングはシーザーサラダやゴマやフレンチと色々取り揃えてるからお好みでどうぞ」

 

「先輩取り分けて~」

 

「自分でやれよ…あむ…うっま」

 

「水菜のシャキシャキとベーコンのカリカリ、そしてそれを包み込む温玉…ドレッシングの味変も加わって無限に食べれますねー♪」

 

油を引いて熱した卵焼き器に卵液を流し、表面に火が通ってきたら辛子明太子を入れ巻いていく。もう2回卵液を入れて巻いたら完成。

「明太だし巻き玉子です」

 

「えっすご、ちゃんと中心に明太子がきてる」

 

「ふわふわの卵とめんたいが合うれぇ~」

 

「絶妙な塩気でビールが進みますー♪」

 

新鮮な鯵の身の皮とゼイゴを取り、細めに切る。2本の包丁で叩くように身を細かくする。味噌、みじん切りにしたネギ、生姜を入れて包丁で練り込むように混ぜたら完成。

「鯵のなめろうです」

 

「くっ…これは反則だろ」

 

「おにころのおかわりが止まられぇ」

 

「日本酒しか勝たんですねぇ~」

 

ぶつ切りにしたタコをニンニク、生姜、醤油に漬け込んだら片栗粉をまぶして180℃の油で揚げたら完成。

「タコの唐揚げです」

 

「熱つっ、んっうまっ揚げたてのカリサクの食感が…」

 

「んぐっんぐっ…ぷはーっ濃いめの味付けが酒と合うんらぁ~」

 

「どうしましょう~完全にカロリーオーバーだわ~でも箸が止まらないです」

 

フライパンで鶏モモ肉を皮目から焼き、皮がパリパリになったらひっくり返す。肉に火が通ったらキムチの素を入れて鶏モモ肉に絡めてからフライパンから取り出し、残った脂で刻んだ3cmくらいの長さに切ったニラ、キムチの素、醤油を入れて炒める。食べやすいサイズに切った鶏モモ肉に炒めたニラをかけて完成。

 

「鶏のキムチ焼きです」

 

「んっ旨辛だな」

 

「ううっ、ここへきて白飯が恋しくなるものまで…おじさまは私を肥えさせてどうするつもりですか!?美味しくいただく気ですか!?」

 

「PAさん少し飲み過ぎじゃないですか?」

 

「おっちゃんも作ってばっかいないで飲もうれぇ~」

 

「はいはいどうも。まだ出す予定の料理があるから少しだけですよ」

 

「おじさまいける口だったんですねぇー。さぁさぁもう一杯どうぞ?」

 

「あっどうも。PAさん?ちょっと距離が近いです」

 

 

 

叔父さんと2人きりだったはずなのにどうしてこうなった。まあ別に他意はないけどな。私達をもてなす為にせわしなく動いていた叔父さんが、漸く席について廣井達から酌してもらっているのをぼんやりと眺める。そういや叔父さんは結構飲める方なんだったっけ…あれ?なんだろう、何か大事なことを忘れているような…。あっ

「おっお前ら叔父さんに飲ませるのはそれくらいにしておいた方が」

 

 

ガタン

 

 

あっやば…

 

 

 

 

ブッキングライブの打ち上げが終わった後、皆で叔父さんの家へ戻ってきた。虹夏ちゃんから叔父さんが打ち上げの用意をしていたことを聞いて自分に呆れてしまった。前日に叔父さんの家で寝泊まりしていたのにその事に気付いてなかったから。叔父さん怒ってないかな…もしかしてもう同居させてもらえなくなってライブにも来なくなっちゃったりして…。だっ大丈夫だよね?

「あっ叔父さんただいまです」

「晋作オジサン、シメとデザート食べに来た」

「晋作さーんごめんね!約束通り来たよ~」

「叔父様!今日のライブの感想聞かせてくださいね♪」

 

「「「「あっ」」」」

 

 

「PAさんはライブでの音響を支えてくれててお肌のケアもしっかりしてて長い黒髪がとても綺麗で美人さんでピアスしてるギャップもおもしろくてそれでいて優しくてとてもステキだと思います!」ナデナデナデナデナデナデ

 

「あっ♡あっ♡おっおじさまもうそれくらいであっ♡これ以上はもうあっ♡」

 

 

※晋作叔父さんは酔っ払うと視界に入った人を誉めながら頭を撫でまくる癖があります。

 

 

「お、虹夏来たのか。ご覧の有り様だ」

 

「あー晋作さんのこれは…お姉ちゃん晋作さんに飲ませたの?」

 

「私じゃねーよ。いや、止めなかったから同罪か」

 

「こっちの酔いつぶれてる廣井さんは?」

 

「それは先に叔父さんに誉めナデ攻撃されて撃沈してるだけだ」

 

「叔父様の誉め上戸&ナデ魔を久しぶりに見ましたね♪」

 

「ぼっち、私はぼっちの部屋に避難してるから晋作オジサンが静かになったら教えて」

 

「えっあっはい」

 

「おい待て逃げんな!晋作さんももうその辺にしよう?PAさんがしちゃいけない顔してるから!」

 

「あっ虹夏ちゃん!今日のライブとても良かったよ!」

 

「うんありがとう。感想はまた明日聞くからもう横になろう!ね!」

 

「ん。虹夏ちゃんがそう言うのなら仕方ないね」

 

そう言うと晋作さんはそのまま横になって静かに寝息をたてはじめた。

 

「よし!このまま皆でベッドまで運ぶよ!」

 

「はーい♪」

 

「あっはい」

 

「えーめんどい」

 

「お前ら手慣れてるな」

 

 

ごちそうさまでした

 

 

翌日。目が覚めた叔父さんが凄まじい勢いで廣井さんとPAさんに頭を下げに行ったのは言うまでもない。




次回 遊園地へ行った姪と◯◯

↓おまけ
もしもぼっち・ざ・ろっく!のキャラが◯◯だったら

もしもポケ◯ンだったら2

「あたしはシモキタウンのニジカ!なんかデジャブな気がするけどポケ◯ンマスターになるために今からオーツキ博士のところへ行くよ!」

「よく来たニジカ。そこに3匹のポケ◯ンがおるじゃろう?」

「じゃあこの子にする!」

「早いな!」

ケーシー(キタチャン)ゲットだぜ!

「早速近くの草むらで戦闘するよ!」

あっ!やせいのジミケンが飛び出してきた!

「ワンワン!」

「よーし、いけ!ケーシー(キタチャン)」

「キターン」

「え~と使える技は…」

フラッシュ←
うたう
ようきゃオーラ

「うーんとりあえずようきゃオーラで!」

ケーシー(キタチャン)のようきゃオーラ!

「キタキターン!」

「わん?」

ジミケンはもとからようきゃだ!
ジミケンにはこうかがないようだ…

ジミケンのしっぽをふるこうげき!ケーシー(キタチャン)のぼうぎょりょくがさがった!

「ダメか。じゃあケーシー(キタチャン)うたう攻撃だよ!」

「キャーステキ!コッチムイテー」パシャパシャパシャパシャ
ケーシー(キタチャン)は映えそうな光景に夢中だ!

「えっちょっと言うこときいてよ!しっぽをふるってそういう技じゃないでしょ!?」

ケーシー(キタチャン)のフォロワーとイイねが増えた!

「すっごいどうでもいい!!」

ジミケンのたいあたり!

「わん!」

「イソスタ!」

きゅうしょにあたった!ケーシー(キタチャン)はたおれた

「ヨワクテゴメンナサイ カワイスギテゴメンナサイ」

「シモキタウンから出られないんだけど!?」

つづく(続けたいこの思い)
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