今回は喜多ちゃんの不満が爆発する回
「女子高生感が足りない…」
未確認ライオットのライブ審査を間近に控えた今日、いつものようにスタジオ練習を終えて叔父さんの家へ帰ろうとした時に喜多ちゃんはそうポツリと呟いた。女子高生感?
「毎日学校練習バイトの繰り返し!たまには女子高生っぽい事しましょうよ~!皆さんマンガタイムき◯らっぽくきらきらしたくないんですか!?」
どうしよう…喜多ちゃんが謎の発作を起こしてる。このままだとどこかに寄り道する流れになりそう…。嫌だ、できれば真っ直ぐ叔父さんの家に帰りたい。
「夢に向かって頑張る為には人並みの青春も犠牲にしなきゃならないんですか!この一瞬がプライスレスですよ!」
「え~?でも皆疲れてるし…」
「えーんっ!やだやだ街歩きしましょうよ~!最近私のイソスタ全然更新できてないんですよ!イイねほしい!」
「それが本音かい!!…ん~じゃあ適当に下北ぶらつこうか?」
「はい!ライブ審査に向けて結束力を高める為にも遊びは必要ですよね!ねっひとりちゃん!」
「あっはい」
あっこれは断れない流れだ。叔父さんにロイン送っとかないと…。
ピロン
ひとりちゃんからのロインだ。
今から皆で下北沢をぶらぶらしてから帰ります。
へぇ、いつも寄り道せずに帰ってくるから珍しいね。友達と下北沢を散策か…きっと楽しい時間になるだろうな。ふむ、帰ってくるのが少し遅くなるなら晩御飯作るのに時間をかけられるね。今日は良い魚介類がたくさんあるから…アレを作ろうかな。
鍋にオリーブオイルを引きみじん切りにしたニンニクを炒める。下味を付けた有頭海老、鱸、ホウボウ、イカを入れて焼き目が付くまで焼いたら一度取り出す。空いた鍋にみじん切りの玉ねぎを入れてしんなりするまで炒めたら大アサリ、ムール貝、海老の殻、白ワインを入れてかき混ぜ蓋をして蒸し焼きにする。殻が開いたら大アサリとムール貝を取り出して魚のアラ、水、コンソメ、トマト缶、タイム、ローリエ、サフランを加えて5分ほど煮込む。ザルにあげて一度濾し、よく搾って旨味たっぷりの汁を出す。有頭海老、鱸、ホウボウ、イカ、大アサリ、ムール貝を戻してじっくり煮込み、途中出てくる灰汁を丁寧に取り除く。
よし、仕上げはひとりちゃんが帰ってきてからかな。
一方その頃の結束バンド
「古着屋さん楽しかったね~」
「ですね!今日は古着コーデのまま遊んじゃいましょう」
「あっわっ私も…」
「ぼっちちゃんは悪いことは言わないからやめとこ?」
「ひとりちゃんは今度叔父様の家で私がコーデするから今は我慢しましょう?」
「あっはい…」
さてさて、メインに合う主食は…ご飯を優し目の味で作ろうかな。
炊きたてご飯(つがるロマン)にコーン、カニ缶、醤油、顆粒コンソメ、バター、コショウを米が潰れないように優しく混ぜ合わせて炊飯器で保温にしておく。
その頃の結束バンド
「んも~ぼっちちゃん!高校生がビレパンで迷子とか恥ずかしいでしょ!」
「あっすいません…店内がカラフルすぎて酔っちゃって…あと女子高生の集団が怖くて」
「あたし達も女子高生の集団でしょ!ほら、あたしと手繋ごう!」
「ごめんねひとりちゃん、もう置いていったりしないからね!」
「あっはい」
そうか…私も1人じゃないんだった。エヘヘ♪最初は乗り気じゃなかったけど、古着屋やハードオプやビレパンを巡って予想以上に下北沢を満喫できたな…。あっ駅前で路上ライブやってる。
「良い曲だね~やっぱライブハウスで聴くのとは違った良さがあるよね~」
「うん、この街のあちこちで毎夜夢あふれる若者が音楽鳴らしてるのってなんだかいいよね」
下北沢って今まで叔父さんの家とSTARRYと駅の行き来しかしてこなかったけど、今日初めて行った色々なお店やリョウ先輩が言ったみたいに夢を追いかけて頑張ってる人がいて、それを応援してる人がいて…私、下北沢のこと全然知らなかったな。
「じゃあ今日はもう解散かな?喜多ちゃんは満足した?」
「はい!とても楽しかったです!きらきら成分補給完了しました!これでまた明日も生きていけます!ライブ審査も頑張りましょう!」キタキターン
「おう…見事に浄化されてる」
「やっぱり下北沢って良い街で「ちょっとあなた大丈夫ですか!?」「うぇ~…う~ん…?」
あっ駅前で廣井お姉さんが…酔い潰れてる
「良い街…じゃないかも」スンッ
「あーもー!またふりだしに戻っちゃった!」
ピロン
あっ叔父さんからロインが…
今日とびきりのご馳走用意したから良ければ結束バンドの皆も誘っておいで
「あっあの!叔父さんがこう言ってますけど…」
「叔父様が…?行きます!」キターン
「あっまたまた戻った」
「晋作さんグッジョブ!」
ピロン
皆で帰ります。ご飯よろしくお願いします。
よし、任せなさい!
ピンポーン
ほどなくしてひとりちゃん達が帰ってきた。ほぼ晩御飯の支度を終えた私はすぐに玄関を開けて皆を迎え入れる。
「おかえりひとりちゃん。皆もいらっしゃい」
「あっただいまです」
「お邪魔します叔父様!」キターン
「晋作さんありがとう!せっかく満足したのに喜多ちゃんがスンッってなってたから助かったよ~」
「晋作オジサン今日の献立は?今腹ペコだから何でもいけるよ」
喜多さんがスンッってどういう意味だろう。とりあえず下北沢を巡ってきて皆お腹を空かせているみたいだから食べさせがいがあるね。叔父さんの腕の見せ所だ!
スープに塩コショウを入れて味を整えたあと皿に具材と共に取り分けて刻みパセリを散らして「完成」
本日の晩御飯
コーンとカニのピラフ風混ぜご飯
叔父さん特製ブイヤベース
スナップえんどうとベーコンのソテー
キャベツとツナのコールスロー
「では手を合わせてください」
「あっはい」
「はーい♪これは映えすぎ!」パシャパシャ
「え~すご…」
「じゅるり」
「「「「「いただきます」」」」」
今日は魚介をふんだんに使用したフランスの煮込み料理であるブイヤベース…皆は気に入ってくれるかな。話を聞くと喜多さんが女子高生らしい事をしたいとごね出したために4人で下北沢巡りをしてきたらしい。そしてその帰り際に酔い潰れた廣井さんを見かけて上機嫌だった喜多さんがスンッとなってしまったとのこと。廣井さん…また無茶な飲み方したんだろうな…。
「ズズッ…ホォ…スープ美味しいです」
「ホント!ゴロゴロと具沢山な魚介のスープ!味も見た目も素敵ね!」
「晋作さん本気すぎるよ…美味すぎるよ…後でレシピ教えて?」
「はむっはむっ美味い!このスープご飯にも合う!」
どうやら口に合ったようだ。皆どんどん食べてくれて嬉しいな。虹夏ちゃんはきっと星歌さんにも食べさせたいのだろう。お土産で少し持たせてあげようかな。
「そういえば叔父様、私達古着屋でリョウ先輩のコーデにしてみたんですよ。どうですか?似合ってますか?」
「古着屋かー。どうりで皆オシャレな格好してると思ったよ。皆可愛く着こなしてると思うよ」
「ありがとうございます♪これでトータル2000円なんですよ!」
「エヘヘ~リョウはこういう時は積極的なんだよね」
「古着は掘り出し物が多い。このジャケットだって一目惚れしたんだ。でも金欠だったからその時着てた服売ったお金で買ったんだよね…だからこの服の下はこんな感じ」
リョウさんはそう言うと着ていたジャケットを開いて服の中を見せてきた。私は咄嗟に目を反らす…我ながら素早く動けたと思う。しかし一瞬だがリョウさんの素肌の部分が視界に入ってしまった。
「うぉいリョウ!晋作さんにナニ見せてんだ!」
「リョウ先輩大胆すぎるわ!」
「別に晋作オジサンなら気にしないよ」
「リョウさん、君も女の子なんだしビックリするので少しくらい気にしてください…」
私のご飯をモリモリ食べてくれるのはすごく嬉しいけど、私の事を警戒しなさすぎだよ…少しくらい女性としての恥じらいは持っていてほしいな。
ごちそうさまでした
下北沢を満喫して私のご飯を堪能したことで今度こそ満足したのか、喜多さんはこれでもかというほどの笑顔で帰っていった。リョウさんに軽くお説教してた虹夏ちゃんには星歌さんの分のブイヤベースを持たせてあげたけど、少し不機嫌に見えたのはなんでかな?
「あっあの、叔父さん」
「どうしたのひとりちゃ…ん?」
ひとりちゃんはいつものピンクジャージではなく、皆が着ていたような古着らしきものを全身に身に纏って私の前に現れた。あれ?後ろにジャーンという効果音が聞こえるような気がするなぁ…。色々な柄がケンカをしているように見える。なるほど、ひとりちゃんだけ古着コーデされてなかったのはこういう訳があったんだね。
「どっどうですか?結構かっこよくなったと思うんですけど…」
「うん…その組み合わせはなかなか面白いんじゃないかな」
「あっありがとうございます…へへへ」
うんうん、(ひとりちゃんは)可愛いから問題ないかな!
次回 お姉ちゃんな姪と◯◯
アンソロジーコミックのあの名作からの晩御飯です。
↓おまけ
もしもぼっち・ざ・ろっく!のキャラが◯◯だったら
もしも芸◯人格付けチェックをやったら2
前回までの流れ
チームSTARRYとチームSICK HACKは普通芸◯人だった!
ルール1
各キャラの選択はコイントスで決めます(AかBかではなく、正解を選ぶかどうかを判定してます)
ルール2
2人でチェックするチームの選択が分かれた場合もう一度コイントスしてどちらの意見が通るのか決めます
ルール3
3択の問題(絶対アカンがある問題)の場合コイントスで不正解(裏)が出た時にもう一度コイントスして再度不正解(裏)が出たら絶対にアカンを選びます
第2チェック【弦楽器】
挑戦者
チーム結束バンド
山田リョウ様&喜多郁代様
チームSTARRY
PAさん
チームSIDEROS
本城楓子様&内田幽々様
チームSICK HACK
清水イライザさん
「司会進行は引き続き私ぽいずん♡やみが務めます~。それでは名前を呼ばれた皆様、別室へ移動で~す。一流のチームはそのままキープできるように、普通の人達はこれ以上ランクが落ちないように頑張ってくださいね~♪」
ナレーション:第2チェック弦楽器~今回ご用意したのは2011年にオークション史上最高額で落札されたとされる『ストラディバリウスレディ・ブラント』お値段なんと12億円!一方聴き比べていただくのは、本日の司会進行役ぽいずん♡やみが近所のトイザ◯スに行って購入してきた『おもちゃのバイオリン』お値段2500円!全員が音楽に携わる職業のため、今後の活動にもろ影響してくる可能性があるのでぜーったいに間違えられないが果たして聞き分けられるのか~?
※このチェックは一部のキャラに上方補正があります(2回コイントスして一回でも表が出れば正解を選びます)
チーム結束バンド&チームSTARRYの挑戦
「緊張しますけど私達にはリョウ先輩がいるから楽勝ですよね!」
「まあさすがにストラディバリウスとおもちゃだしね」
:先ずは可愛さ全開の陽キャボーカル喜多ちゃんと幼少期にバイオリンを習っていたからか余裕綽々な山田リョウ様
「音を扱う仕事してるしこれ以上ランク落としたくないから頑張らないとですね~」
:続いて本名不明にも関わらずその美貌とミステリアスな雰囲気から彼女目当てでライブハウスに足を運ぶお客も少なくないと噂のPAさん、このチェックは2チーム同時に行うが果たしてストラディバリウスの音色が分かるのか~?
Aのバイオリン
「ふんふん♪」
「…」
「…」
Bのバイオリン
「ふんふん♪」
「…」
「…」
スタジオの反応
「さて、今のを聴いてこちらの皆さんはどちらがストラディバリウスだと思いましたか~?」
後藤ひとり→B
伊地知虹夏→A
伊地知星歌→A
大槻ヨヨコ→A
長谷川あくび→A
岩下志麻→A
※この選択はチェックの成績に反映されません
「あっえっ…Bじゃないですか?」
「いやいやぼっちちゃんこれはAだよ~」
「そうね!さすがにわかるわよ!」
「そっすね~」
「まあ、ぼっちちゃんには悪いけどこれはな…」
「さすがにこれはわかりましたね」
「さてさて、全員の意見が出たところで今回はなんと先に正解を発表しちゃいま~す♪第2チェック【弦楽器】正解は…Bです!」
「「「「「えっ!?」」」」」
「あっ…」
「いや~さすがはギターヒーローさん!バイオリンにも造詣が深いんですね!それに比べて他の皆さ~ん?12億円とおもちゃですよ~?めちゃめちゃ恥ずかしいですねぇ~代表者じゃなくてよかったですね~♪」
「…ぼっちちゃんゴメン」
「あっいや大丈夫です…」
:スタジオの大半が騙されたおもちゃのバイオリンの音色を代表者の3人は見破れるのか~?
「じゃあリョウ先輩いきますよ!」
「ん…」
喜多郁代→A
山田リョウ(補正あり)→B
「えっ…じゃあBにしましょう!」
「いいの?郁代の意見は「リョウ先輩が選んだんですから間違いないですよ!」
「そう?じゃあ…Bで」
スタジオの反応
「よし!リョウよくやった!」
「あっ…よかった…喜多ちゃんは通常運転だったな」
:お見事~!山田リョウ様の音楽漬けの日々は伊達ではなかった!自分の意見そっちのけで山田リョウ様の意見を尊重した喜多ちゃんと共に正解のBの部屋へ!
:続いて演奏中ず~っと目を瞑って終始真剣に聞き入っていたPAさんの解答は~?
PAさん(補正あり)→B
「え~と、Bですね。これは音の奥行きと余韻が桁違いですからすぐわかりましたよ~」
スタジオの反応
「危なかった…二流になるのはさすがにキツいからな」
「よかったねお姉ちゃん」
:さすがは音響のプロフェッショナル!一切の迷いなく
ストラディバリウスを選び終始ニコニコした表情を崩さずにチーム結束バンドの待つBの部屋へ
「お邪魔しま~す。あら、お二人もこっちでしたか」
「PAさん!これでもう間違いないですね!」
「フフフ…これで一流キープも決まったようなものよ」
チームSIDEROS&チームSICK HACKの挑戦
「SIDEROSのお二人!張り切って参りマショー!」
「イライザ先輩やる気に満ちてるわねー」
「幽々達も頑張らないとヨヨコ先輩が五月蝿いわよ~」
:後輩を先導するかのように現れた清水イライザ嬢、そしてそれに続く本城楓子様と内田幽々様!それぞれ新宿でバンド活動をする2チームだが12億円とおもちゃのバイオリンの音色を聞き分けることはできるのか~?
「幽々ちゃんいくよー?」
「いいわよ」
「「せーの」」
本城楓子→A
内田幽々→B
スタジオの反応
「幽々!押すのよ!押しなさい!」
「ふーちゃん引いてくれるっすかね~」
:意見が割れたチームSIDEROSどちらの意見が通るのか!
「楓子正気かしら~?Aは完全におもちゃよ~」
「え?そうなの~?うーん、正直音の違いはわかったけど、どっちがストラディバリウスかはわからなかったから幽々ちゃんがそう言うならBにしようかな」
「そうするといいわよ~」
:チームSIDEROSにも救世主がいた!内田幽々様の助言により普通芸◯人転落を免れ正解のBの部屋へ
「わ~皆居ますね」
「これは決まりましたね!」
「よしよし」
:さあ、最後の挑戦者であるチームSICK HACKの代表清水イライザはどちらを選ぶのか!
「ストラディバリウスレディ・ブラントは~…コッチ!」
清水イライザ→B
「これは間違いなくBダネ!ストラディバリウスは聴いたことないけど、おもちゃのバイオリンの音は遊んだことあって知ってるからすぐわかったヨ♪」
スタジオの反応
「イライザいいぞ!」
「え~全員正解に行ってつまんないですね」
※本当にコイントスで出た結果です
:チームSICK HACKもお見事!自信満々に正解を選び軽やかな足取りで全員が待つ正解のBの部屋へ!
「オー!皆居マスネ!」
「勝った。これは勝った」
「まあ最悪不正解でも痛みは一緒ね~」
「もぉ~幽々ちゃんそう言うことは言わないの」
「皆様お疲れ様でした~それでは正解発表いたします~」
Bの部屋
「リョウ先輩が選んだ方ですから絶対に正解ですよ!」←もう10回くらい言ってる
「フ…フフ問題ない問題ない」←不安になってきた
「お願いしますお願いします正解じゃないと今後の仕事が…」←もうすぐ大喜びします
「大丈夫…きっと大丈夫」←祈るポーズが絵になる女性
「…」←正解と確信してるので余裕
「開け~開け~出でよポイズン…」←何故か念を送る
ガチャ
「おめでとうございま~す!」
「「「「「「やったー!」」」」」」
:お見逸れしました~!今宵集った音楽集団は本物も本物だった!この調子で上位ランクを維持していただきたい!
現在のランク
チーム結束バンド→一流芸◯人
チームSTARRY→普通芸◯人
チームSIDEROS→一流芸◯人
チームSICK HACK→普通芸◯人
第3チェック【食材】に続く