ロックな姪と食べさせたい叔父さん   作:氷英

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劇場総集編が最高すぎた…後編も楽しみだね!

今回はメニュー的に食べさせると言っていいのかわからないけど1話にしてみたよ!


即身仏になった姪と野菜スムージー

新学期直前となり、ひとりちゃんは私の家に来てはいるが、ここのところ防音室に籠りきりになっている。というのも結束バンドの新曲1曲目の編曲を任されたということで鼻息荒くやる気に満ちているのが一目でわかる程だった。部屋に籠る時にも大変張り切って「出来上がるまでやるので、できれば部屋には入らないでください」と言い残したまま既に数日が経過している。心配だ…しかし約束した手前勝手に入るのもよくないよね…。ここはひとりちゃんの母親である美智代さんに助けを求めるべきか。そう思い立って美智代さんに電話をしてみた。

 

「もしもし」

 

『あらあら♪晋作さんの方から連絡してくれるなんて珍しいわね~。もしかしてデートのお誘いかしら?でもごめんなさいね、私には直樹さんっていう愛する夫が~』

 

「全然違います。ひとりちゃんのことでちょっとご相談が」

 

カクカクシカジカダイテンシニジカ

 

『なるほど…わかったわ!今から様子を見に行くから晋作さんは何かひとりちゃんに美味しいもの作っててあげて!』

 

「えっあっはい」

 

『ふたりも行くー!』

 

 

という訳で美智代さんとふたりちゃんが来てくれることになった。フットワークが軽くて助かるね!私はひとりちゃんに美味しいものを作ることを任された。まあいつも通りかな。

 

 

ピンポーン

「はーい」

 

「おじちゃん!来たよー」

 

「ひとりちゃんの様子はどう?編曲?っていうのやってるらしいけど…」

 

「わざわざありがとうございます。ひとりちゃん部屋に籠ったままで呼び掛けても返事がないし中に入って確認してもいいものか迷ってて…」

 

「おねーちゃんお腹空いてる?」

 

「そうだね、みんなで食べさせてあげないとね」

 

「うん!」

 

「でも本当に曲作りなのかしら…」

 

「え?」

 

「本当は何か嫌なことがあって引きこもっているんじゃないかしら…最近では家に帰って来た時笑ってることが多いし虚ろな目で壁を凝視することもなくなってたのに…」

 

「えっあの美智代さん?」

美智代さんはひとりちゃんの部屋の前で目をウルウルさせながら自分の世界に入っている…。こういうところはひとりちゃんに通ずるものがあるな。

 

「このままじゃやっぱり将来引きこもり独身中年女性として親の年金を食い潰すように…!?」

 

「美智代さん!?その発想は飛躍しすぎでは?」

 

「せめて社会との繋がりは絶たせてはいけないわ!躓いてもそこがスタート地点なのよー!!」

 

美智代さんはそう叫んでひとりちゃんの部屋の戸を開けた。私の言葉は聞こえてないようだ…。美智代さんはさらに防音室の扉も躊躇することなく開けた。

 

「えっ?」

ひとりちゃんはそこにいた…ピンク色の髪とお馴染みのピンクジャージにガリガリのミイラのような姿で…。

 

「キャー!?ひとりちゃんが即身仏に!?」

 

「ひっひとりちゃーん!?」

なんということだ…兄さんたちからひとりちゃんの日々の健康を任されていたというのにこんな姿になるまで気づいてあげられなかったなんて…私のせいで大事な姪を死なせてしまった…。

「ごめん…ごめんなさい。全部私が悪「晋作さん、諦めちゃダメよ!」

 

「へ?」

 

「ふたり!」

 

「はーい!」

 

美智代さんの呼び掛けに元気よくこたえたふたりちゃんは、両手にウィナーINゼリーや栄養ドリンクを持ってひとりちゃんに駆け寄った。

 

「穴という穴に栄養をブチ込むのよ~!晋作さんも手伝ってね!」

 

「えっあっはい」

えっあの骸骨状態のひとりちゃんを元に戻せるの!?確かに前に片栗粉と化粧水で溶けて崩れたひとりちゃんを修復してたけど今回ばかりは無理があるのでは…?いや、他でもないひとりちゃんの母親である美智代さんが言ってるのだから信じてやるだけやってみよう!えーと、栄養のあるものを流し込むんだよね…ならアレが一番手っ取り早いかな。

 

水菜、ほうれん草、小松菜、キウイフルーツ、バナナ、ヨーグルト、牛乳、はちみつをミキサーに入れて口当たりが滑らかになるまで撹拌する。グラスに適量注いで「完成」

 

本日の蘇生飯

叔父さん特製野菜スムージー

 

本当は栄養たっぷりの固形物の料理を作ってあげたいところだったけど、今は一刻を争うのでスムージーにしてみた。これなら手早く栄養を取り入れることができるだろう…できるよね?

「作ってきました!」

 

「ありがとう!じゃあ早速ひとりちゃんの口にぶち込んでね!」

 

「えっあっはい!」

 

「そして一緒にこう唱えるの!『カムバック現世~!!』はい、晋作さんも」

 

「えっ」

 

「カムバック現世~!!」

 

「カ、カムバ!?」

 

「おじちゃんこう言うんだよ!『カムバックげんせ!』」

 

「カムバック現世~」

 

「「「カムバック現世~!!」」」

 

ナニコレ?

 

 

 

 

美智代さんとふたりちゃんと私で謎の呪文を唱え続けること数分、目の前の即身仏と化したひとりちゃんはみるみる回復していき、やがてかわいい姪っ子であるいつものひとりちゃんの姿に戻った。よかった…本当によかった。

 

「うっあっ…げほっげほっしっ死ぬところだった…あっなんか口の中が甘くて美味しい…あと何故かずぶ濡れ!?」

 

むしろあの状態で死んでなかったのは驚きだけど、ともかく戻ってきてくれて一安心だ…

「ひとりちゃん大丈夫かい?」

 

「おねーちゃんおかえりー」

 

死の淵から生還したひとりちゃんから話を聞いてみると、編曲はひとりちゃんが考えていた以上に大変で、最初はやる気になってテンションも高かったけど、実際に作り始めたら段々自分では無理なのではないかと思うようになっていったみたい。なるほど、それで焦って追い詰められていたのか…曲を一つ作るのってとても大変なんだね…リョウさんってすごいことしてたんだなぁ…。

 

「それにいつの間にか夏休みも最終日間近になってるし…」

 

あっそこも追い詰められた要因だったんだね…。

 

 

ごちそうさまでした?

 

 

ひとりちゃんが無事(?)蘇生が完了したのを確認して美智代さんとふたりちゃんは帰っていった。とても助かりました…二人がいなければどうなっていたことか。

「ごめんねひとりちゃん、私がもっとひとりちゃんの健康に気を配っていればこんなことには…」

 

「あっいえ叔父さんは悪くないです…わっ私が部屋に入らないようにって言った言葉を守っててくれただけですし…」

 

「でもひとりちゃんの身を預かる者として自覚が足らなかったよ…反省だ」

 

「あっでも(意識が)戻ってきた時の口の中は美味しかったです…叔父さんが作ったものですよね?」

 

「えっうん、あり合わせで作ったスムージーだけどね…私も編曲の手伝いとかできたらひとりちゃんの力になれるのに…素人の私にはそもそも作曲と編曲の違いすらわからないし」

 

「あっ作曲と編曲は全然別のものです…」

 

「えっそうなの?」

 

「あっはい、たっ例えば叔父さんがたまに思い付きで適当な料理を作ったりする時ありますよね?」

 

「うんあるね」

 

「そういう0から1を生み出す作業が作曲です」

 

「ふむふむ」

 

「編曲っていうのはその料理の詳しいレシピ…えーと、使う食材とか調理工程とか具体的に考えて1から10にする作業って感じです」

 

「なるほど、わかりやすいね。…それを一人でやるのって物凄く大変な作業になるのでは?ひとりちゃんってベースやドラムもできたんだっけ?」

 

「あっそれぞれの楽器の知識は必要ですけど、演奏できる必要はなくて…」

 

「そっか…ひとりちゃんが即身仏になるくらいに没頭してしまう気持ちがよくわかったよ。でも体に悪いから次からはご飯は食べようね?」

 

「あっはい…そういえばなんだかお腹空いてきました」

 

「うん、じゃあちょっと早いけどご飯にしようか」

 

「あっはい…へへへ」

 

編曲というものが想像以上に大変だと理解できた…ひとりちゃんの挑戦はこれからも困難を極めるだろうな…。私もひとりちゃんが健康な状態を維持できるように最大限努力しよう。でないとまたひとりちゃんがミイラ化してしまうまで編曲作業を続けてしまうからね。




次回 編曲完了した姪と◯◯


↓おまけ

もしもぼっち・ざ・ろっく!のキャラが◯◯だったら

もしもみんなでア◯ングアスをやったらリベンジ2

進行上各キャラは各々のアカウント名で呼び合っています
(一部例外もあります)
本家ア◯ングアスのスケルドというマップで遊んでいます

前回までの流れ

ヨヨコさん早々に退場!

↓参加者一覧
BOCCHI
虹サマー
世界のYAMADA
キターン☆ミ
ヨヨコ
あくびちゃん
ふーこ
UU
PAさん
SEIKA
志麻
イライザ♡

この中に3人殺人鬼がいる!

あくびちゃん「ヨヨコ先輩あんなに張り切ってたのに早い退場っすね」

虹サマー「最初の船員アピールは本当だったんだね!」

世界のYAMADA「死体発見したのはキターン☆ミだね」

キターン☆ミ「はーい♪上部エンジンの左上に死体がありました!」

志麻「左上か…おもいっきりマップの端っこだな」

ふーこ「とりあえずみんなの最終位置を言います?」

虹サマー「そうだね!あたしと世界のYAMADAは電気室にいるよ~ほとんど一緒に行動してたからこのキルはお互いに無理って証明できるよ!」

世界のYAMADA「うむ、それは間違いない」

虹サマー「あと電気室の入り口にイライザ♡さんがいたのも見てるよ」

世界のYAMADA「えっいたっけ?」

イライザ♡「いましタヨ~」

虹サマー「いたよー。世界のYAMADAは電気室の奥にいたからね。手前にいたあたしにしか見えなかったんだね」

あくびちゃん「ウチとふーこちゃんはセキュリティルームにいるっす。原子炉の緊急タスクも一緒にやりに来てその後もそこで一緒にいた感じっすね」

ふーこ「そうそう、ずっと一緒だったわー」

PAさん「私は通信室ですねー。今回はずっとマップの右側にいたのでこのキルには関与できませんよー」

SEIKA「私は最初からずっと管理室にいたぞ…タスクがうまくいかなくてな」

虹サマー「あーいたね。確かに電気室行く前にチラッと覗いた時見かけたよ」

志麻「ああ、SEIKA先輩がいたのは私も見たぞ。殺人鬼かもと思ってすぐ離れたけど。私の最終位置は保管庫の右下辺りだ」

UU「UUわーずっと医務室にいたわ~。長いタスクがあったから終わるのを待ってたの~」

あくびちゃん「ふむふむ…船員確定してるBOCCHIさんの位置も聞きたいっすね」

BOCCHI「あっはい、わっ私は最初はカフェテリアの通気孔から酸素室に行きました。さっ酸素室にキターン☆ミちゃんとPAさんがいました」

キターン☆ミ「確かにBOCCHIちゃんが通気孔から出てくるの見ましたよ!」

PAさん「そうですねーその後すぐ出ていっちゃいましたけど」

BOCCHI「えと…もし2人が殺人鬼だったらと思ったら怖くなって…すいません!」

虹サマー「BOCCHIちゃん大丈夫大丈夫、疑って逃げるのもこのゲームでは普通だから!その後はどうしてたのかな?」

BOCCHI「そっその後はナビゲーションでタスクをやってました…あっ緊急タスク行こうか迷ったんですけど遠かったので…」

虹サマー「ん~…話を総合するとヨヨコちゃんをキルできそうなのは通報したキターン☆ミちゃんとわりと近くにいるあくびちゃんとふーこちゃんとUUちゃんってことになるかな~?」

あくびちゃん「ウチらは知らないっすよ」

ふーこ「そもそも緊急タスクは私たちしかやりに来てなかったし~。これをやらなかったら船員の負けになっちゃうから焦ったわね~」

キターン☆ミ「私だって酸素ルームとウェポンルームのタスクが終わったから急いで緊急タスクへ向かっただけですよ!向かってる途中で終わっちゃいましたけど、ちょうどセキュリティルームにタスクがあったからこのまま向かおうとしたら死体を見つけたんです!」

UU「UUわずっと医務室で1人だったとだけ言っておくわ~信じるかどうかわみんな次第ね」

虹サマー「うーむ…まだクロと断定する要素はないか」

イライザ♡「その4人を警戒はするけど投票スキップって感じデスネ…」


投票結果
投票スキップ 11

誰も追放されなかった

BOCCHI視点なのです

「うーん…考えても全然わからないや…喜多ちゃんか長谷川さんか本城さんか内田さんの中に1人はいそうだけど…あっ右下のタスクを終わらせちゃおうかな」

中央の通路から保管庫へ行き右下のシールドルームへ行くBOCCHI。志麻とPAさんが付いてくる。

「岩下さんとPAさんはさっきのキルには関係なさそうだけど…やっぱり怖いから今は逃げよう」

シールドルームにある通気孔を通ってナビゲーションへ行くBOCCHI。そこへ酸素枯渇の緊急タスクが発生

「あっ緊急タスクだ…酸素ルームなら近いし行こうかな」

酸素ルームへ行きタスクをやっているとあくびちゃん、ふーこ、虹サマー、イライザ♡が入ってきた。

「うわぁ…こんな狭いところにいっぱいいるとそれはそれで怖い!」

ピンポーン
緊急会議ボタンが押されました!


死体は発見されてません


あくびちゃん「おーこれは良いボタンっすね」

虹サマー「誰も死んでないね」

ふーこ「押したのは…PAさんですねー」

PAさん「はーい、私ですよ。キルクールタイムをリセットさせるのとバイタルを見て誰も死んでないのを確認したので押させてもらいましたー♪」

世界のYAMADA「ん?バイタル?」

イライザ♡「というコトハ~?」

PAさん「はい、私は科学者です」


つづく(辻褄合わなくならないように気を付けねば)
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