いよいよReReが始まりますよ~♪出撃準備はいいですか?
今回は1ページしかない原作で新キャラが出てくる前日のお話。
「あっただいまです…はぁ…」
「晋作オジサン何か食べさせて…ふぅ」
「おかえりひとりちゃん、リョウさんもいらっしゃい」
今日も今日とてSTARRYのバイトを終えたひとりちゃんが帰って来た。リョウさんも一緒だ。2人とも心なしか元気がないように見える。バンド練習とバイトで疲れたのかな?
「お疲れ様、すぐご飯にするね」
「あっはい…はぁ…」
「いつも通り美味しいのをよろしく。あっ味見役なら手伝えるよ」
うん、リョウさんは気のせいだった。ほぼ通常運転だね。だけどひとりちゃんは再度大きめのため息で暗い顔をしている。ひとりちゃんがこの顔で帰って来た時は大抵バンドかバイト関連で何かがあった時だ…。ひとりちゃんはそそくさと荷物を置きに部屋へ引っ込んでいく。
「リョウさん、ひとりちゃんいつになく落ち込んでるように見えるけど何かあったのかい?」
「晋作オジサンは気付いちゃうか…まぁ今日何かあったというよりは明日あるんだけどね」
「明日?」
「うん、詳しくはぼっちから聞くといいよ。それよりもご飯を早く」
「ああ、ごめん。すぐ作るからね」
鯛の鱗を取り、腹部をよく洗って水気をキッチンペーパーで拭き取りコショウをかける。フライパンにオリーブオイルとニンニクを入れて温め香りを出す。鯛を片面5分焼き、ひっくり返してさらに5分焼く。白ワインを加えてアルコールを飛ばして水を加えたらアサリ、ムール貝、プチトマト、ピーマン、パプリカを入れて蓋をする。10分ほど煮込んだら塩で味を整えて皿に盛り付け、イタリアンパセリを散らして「完成」
「よし、準備完了。リョウさん、ひとりちゃんを呼んできてもらえるかな?」
「オッケー」
リョウさんはトテトテと早足でひとりちゃんを呼びに行き、あっという間にひとりちゃんを部屋から引っ張ってきてくれた。リョウさんのこの行動力…ご飯が絡むととても頼りになるね。
「ひとりちゃんご飯食べられそう?」
「あっはい…」
「ご飯ご飯~」
本日の晩御飯
ベーコンとキノコのチーズリゾット
叔父さん特製アクアパッツァ
レンコンとセロリとアスパラガスのバーニャカウダ
タコとルッコラのイタリアンサラダ
「では手を合わせてください」
「あっはい」
「うむ」
「「「いただきます」」」
今日のメニューはアクアパッツァ。イタリアでもポピュラーな魚介類の煮込み料理だ。食べやすいように取り皿に取り分けて渡したが2人の口に合うだろうか。
「ハムッハムッ…うむ!うまい!なんだこれは!?魚と貝のダシがまるごと味わえる」
「ズズ…あっ下のスープも美味しいです」
「晋作オジサン、これ何て言う料理だったっけ?」
「アクアパッツァだよ。良い鯛が手に入ったからまるごと使ってみたんだ。彩りにも気を遣ったから喜多さんが見たらイソスタ用の撮影が止まらないかもね」
「フフフ…今日来れなかった郁代に写真送って羨ましがらせてやろう」パシャ
「ひとりちゃんもドンドン食べてね」
「あっはい…」
うーん、食べてはくれてるけどやっぱり少し元気がないね。リョウさんはひとりちゃんに聞いてみるといいって言ってたけど私が聞いて答えてくれるのかな…いや、叔父として心配だし聞いてみるか。
「ひとりちゃん、いつもより沈んでるようだけどSTARRYで何かあったのかな?」
「あっはい…じっ実は明日、STARRYに新しいバイトの子が入るらしくて…」
「新しいバイト?」
「あっはい…しっしかも2人も来るそうで…明日は虹夏ちゃんも喜多ちゃんもいなくて…」
「ああー…なるほど」
「もぐもぐ…ゴクン…虹夏が今までみたいにバイト入れなくなることもあって店長が新しいバイトの子雇ったんだって。でも大丈夫、明日は私もシフト入ってるから」
リョウさんは鯛の身を飲み込み、ひとりちゃんに向かってそれはそれは見事なドヤ顔をかましてくれた。かわいい?
「あっ…そっそうですね…」
ひとりちゃんはひとりちゃんでわかりやすいね。安心できる要素がないって顔してるよ?仮にもリョウさんは先輩なのだからきっと力になってくれると思うよ。多分。
「つまり新しいバイトの子とうまくやっていけるか不安なんだね?」
「あっはい」
「そうだな…多分だけど、その新しいバイトの子たちもひとりちゃんと同じくらい、もしかしたらそれ以上不安に思ってるかもしれないよ?」
「わっ私以上に…ですか?」
「うん、ひとりちゃんも初めてSTARRYでバイトをすると決まった時に緊張と不安でいっぱいだったよね?」
「あっ…はい」
「でもなんだかんだで今日までバイトが続けられてるよね?」
「あっはい」
「うむ、ぼっちは頑張ってる」
「そうだね。それはきっと虹夏ちゃんやリョウさんと一緒に働いていたからっていうのが強いんじゃないかな?」
「あっはい、たっ確かに虹夏ちゃんやリョウ先輩や喜多ちゃんがいてくれたからバイト続けてこれたんだと思います…」
「レーベルの時は辞めようとしてたけどね」
「うん…リョウさんの発言はともかく、その新人の子にとってひとりちゃんはバイトの先輩になる訳だから、ひとりちゃんにとっての虹夏ちゃんやリョウさんみたいな存在になれるといいね」
「わっ私にとっての…」
「そうそう、ぼっちだってもう1年半くらいバイトしてるんだし存分に先輩面してやるといいよ」
「先輩面…そっそうですよね…みっ3日くらいならできますよね!…なっなんか元気出てきました…へへ。んぐんぐ…あっこのリゾットも美味しいですね」
志が低すぎるようにも思えるけど、どうやらリョウさんの言葉で調子が戻ってきたみたい。食欲も出てきたようで一安心だね。
ごちそうさまでした
「晋作オジサンごちそうさま。ぼっち明日はバイトの先輩として頑張ろうぜ。最初が肝心だから新人達にバッチリカマしてやろう」
「あっはい、ががが頑張ります」
「リョウさんまた来てね。あと明日はひとりちゃんとバイト頑張ってね」
「まかせて、1日で上下関係を叩き込んで私が楽できるように教育するよ」
「それは後で虹夏ちゃんや星歌さんに叱られそうだから程々にしておこうね」
最初はどうしようかと思ったけど、2人とも新人バイトの子を迎える気持ちの整理がついたようだね。それにしてもひとりちゃんもバイトの先輩になるのか…。月日が経つのは早いね。
次回 後輩ができた姪と◯◯
↓おまけ
もしもぼっち・ざ・ろっく!のキャラが◯◯だったら
もしもバラエティー番組の企画をやったら
「という訳で、結束バンドが売れてバラエティー番組に呼ばれるようになった時のために王道の企画色々をやってみようの時間だよ!」
「あは♪おもしろそうですね!」
「あっ唐突ですね…」
「具体的には何するの?」
「ふふふ…ちゃんと用意してきたよ!じゃーん!この箱の中に手を入れて中身を当てる『箱の中身は何でしょう?』をやりまーす!」
企画その1 箱の中身は何でしょう?
「じゃあ一番手は喜多ちゃん!」
「はーい♪こういうのやってみたかったんです!」
「中身は挑戦者以外には見えるようになってるのか。本格的だね」
挑戦者 喜多郁代
箱の中身『たわし』
「喜多ちゃんに当ててもらうのはこれだよー、ジャン!」
「あっこれは…」
「へえ、虹夏も鬼畜なことするね」
「2人ともイイよ~、見てる側も当てる人にプレッシャー与える言動をするのが箱の中身は何でしょう?の醍醐味だよねー」
「はー♪緊張してきました!箱の横にある穴から手を入れるんですね…うーん結構中まで入れてるけどまだ何も…キャッ!?指先に何か当たりました!この辺りに…小さめの物ですね…痛っ!?かっ噛まれた!噛まれました!」
「プッククク…がっ頑張れ喜多ちゃん、今のところ良いリアクションしてるよ」
「フフフ…これで郁代も各番組で引っ張りだこだね」
「あっ!でもこれチクチクするけど動かないから生き物ではないですね…わかったわ!これは『たわし』ですね?」
「おおー正解!」
「あっすごいですね」
「意外に当てられるものだね」
「じゃあ次はリョウの番ね」
「えっ」
挑戦者 山田リョウ
箱の中身 『タンバリン』
「わっ私は大したリアクションとれないし…どうせなら食べ物とか入れてよ」
「挑戦者側からそんな指定できるわけないでしょ!びびってないでやってみなよ。ほら!」
「リョウ先輩ファイトー!」
「うん…うわ…これ手の感触に集中するから余計に…ひっ!何か丸い刃みたいなものが…はっ!まさか商売道具でもあるこの手を傷物にする気か…謀ったな虹夏!!」
「なんでだよ…そんな危険な物入れるわけないでしょ!」
「あっリョウさん、それは刃じゃないので大丈夫ですよ」
「ドギマギしてるリョウ先輩も新鮮で素敵だわ♪」
「ムムム…あれ?何か平らな部分が…わかった、正解は虹夏だ!いや郁代か?」
「ん?ケンカ売ってるな?そうなんだな?」
「リョウ先輩~?それはどういう意味ですか?」
「あっ虹夏ちゃんと喜多ちゃんから黒いオーラが…」
山田リョウ挑戦失敗
挑戦者 伊地知虹夏
箱の中身 『特大焼きちくわ』
「さーて、あたしの番だね!何が入ってるかな…ん~?」
「伊地知先輩中身を躊躇なく触り始めましたね」
「虹夏の家にある物を私が入れたからね。特に怖いものが入ってないってわかってるんでしょ」
「ふむふむ…なんか太くて長いね…フニフニしてて表面はボコボコしてるかな?あと少し生ぬるい」
「ぬっぬるいんですか?」
「フフフ…レンジで少し温めておいたのさ」
「一体それにどういう意味が?」
「うん?これ穴空いてるね…わかった!これちくわだ!そうでしょ!?」
「おおー」
「伊地知先輩正解です!」
「ってリョウ!これ冷蔵庫にあったやつでしょ!」
「御名答、後で私が美味しくいただくから安心して」
挑戦者 後藤ひとり
箱の中身 『???』
「最後はひとりちゃんね!」
「えっあっいやっわっ私はそんな良いリアクションとか無理なんで…」
「大丈夫大丈夫。変なものは入れてないから安心して!ぼっちちゃん用に特別なの用意したから。では他の皆には正解を見せまーす!」
「どれどれ…ほほう、これはこれは」
「あは♪なるほど、確かに特別な問題ですね!」
「ぼっちちゃんがんばー」
「あっはい……あっなんかいきなり尻尾みたいなのがありますね…あれ、これ上向いてる…」
「うんうんそれで?」
「もっと奥まで手を伸ばしてみるといいよ」
「うふふ♪」
「おっ奥までですか?…ひっ!動いた!?」
「ププ…ぼっちちゃん、思いきってもっと触ってごらん?」
「その方が中身も喜ぶと思うよ…クスクス」
「ですね!現に普段では考えられないくらいニコニコしてますし」
「えっあっはい……あっこれ頭だ…ということはこのサラサラしたのは髪の毛で、さっきの尻尾みたいなのは虹夏ちゃんと同じ…もっもしかして店長さんですか?」
「正解~!ぼっちちゃんよくわかったね!」
「あっはい、なんとなくでしたけど当たりました…へへ」
「ふう…狭いしくすぐったかった」キラキラツヤツヤ
「あっすっすいません!店長さんだとは露知らずあのような無礼を…」
「大丈夫だよぼっちちゃん、おねーちゃん嬉しそうだから」
「賢者タイムとも言う」
つづく(企画その2に続く)