ロックな姪と食べさせたい叔父さん   作:氷英

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そして更新途絶えてて申し訳ない。まだまだちゃんと食べさせていきますので引き続きよろしくお願いします。


今回は定番になってきたアンソロジーコミックのお話に叔父さんを混ぜるやつです。うん、健全で平和な回だね!


ナイトプールと姪とホットドッグ

「あっウェイターさん、ちゅっ注文いいですか~?」ウェーイ

 

「はいひとりちゃ…お客様、何にいたしますか?」

 

「こっこの『果汁&テンション100%アゲアゲグレープソーダ』ください」ウェーイ

 

「はいかしこまりました。少々お待ち下さい」

 

「あっおっお願いしまーす」ウェーイ

 

今現在、私はひとりちゃんとお風呂場にいる。といっても2人とも裸というわけではなく、ひとりちゃんはスク水と陽キャっぽく見えるようになる星形サングラスを装着。私はひとりちゃんが用意したウェイター用の制服を着ているので事案ではない。ひとりちゃんは電気を消した真っ暗なお風呂場で大きく『祭』と書かれた提灯を灯し、お湯を張った浴槽に半身浸かりながら私を店員さんに見立ててドリンクの注文(の練習)をしている。何故このようなことになっているかというと…

 

 

 

30分前

 

「あっただいまです…」

 

「おかえりひとりちゃん。すぐご飯にするね。あっそれともお風呂沸いてるから先に入る?」

 

「あっあのっ!叔父さん、こっこれを!」

 

「えっ何?」

ひとりちゃんは大きめの紙袋に入った何かを私に差し出してきた。中身は…服と浮き輪?

 

「じっ実は明日みんなでナイトプールに行く事になりまして…」

 

「ナイトプール?」

ナイトプール…言葉としてはなんとなく知ってるけど、多分夜にライトアップされたプールで泳いだりするところだよね?ひとりちゃんそんな所に行って大丈夫なのかな?

 

「そっそんなイソスタガール御用達のたまり場に私が行くなんて場違い感半端ないし、ほっ他のお客さんの邪魔になるんじゃないかと思って…さっ最初は断ろうかと思ったんですけど、もう地図も送ってもらってるし、みんなと一緒ならもしかしたら大丈夫かもしれないと思って…」

 

「ふむ、なるほど。で、この服や浮き輪はなんなんだい?」

 

「あっそれはいきなり行くのは怖いので、お風呂で練習しとこうと思って…店長さんから借りてきました」

 

「練習…」

 

「なっなので叔父さん、この服を着て私の横に立っていてくれませんか?」

 

 

 

という事があり、今の私はウェイターの制服を着てスク水姿のひとりちゃんの接客をしている。なんだろうこの絵図…というか星歌さんよくこんな服持ってたね。

「お待たせいたしました。『果汁&テンション100%アゲアゲグレープソーダ』でございます」

本当はグラスに注いだただのファ◯タだけど…

 

「あっどうもです…あのウェイターさん、1つお願いが…」

 

「はい、なんでしょうか?」

 

「うっ浮き輪の上に乗るの手伝ってもらえませんか?」

 

「浮き輪…?あっはいかしこまりました」

ひとりちゃんはいつの間にか膨らませていた浮き輪を浴槽に浮かべて私に要求してきた。狭いとはいえ、浮き輪の上に乗るのに手を借りる必要あるのかな?とりあえずドリンクを避難させてから立ち上がって両手を出しているひとりちゃんの両脇を持ってゆっくり浮き輪の上に移動させてみる。

 

「あっうっ…バッバランスをとるの難しい…ぴゃ!?」

 

「ひとりちゃん!?」

私が手を離した途端浮き輪から滑り落ちてひっくり返り、浴槽の底へ沈むひとりちゃん。そういえばリョウさんの別荘に行った時もバランス崩して水没してたな…って呑気に思い出してる場合じゃなかった!

「ひとりちゃん大丈夫かい!?」

 

「げほっごほっしっ死ぬかと思った…」

 

余程ビックリしたのか、ひとりちゃんは必死に私の腕を掴んで浴槽から這い出てきた。あらら執事服がずぶ濡れだ…ちゃんとクリーニングして返さないと。あとモニュモニュプニプニと柔らかいものが当たって…いや落ち着け私。これは人命救助、人命救助なんだ…心頭滅却。

 

「くっ暗いところで浮き輪に乗るのは難しいですね…れっ練習しといてよかった」

 

「えっ明日もやるつもりなの?」

 

「あっはい、つっ次はプールサイドでの過ごし方の練習も…」

 

「プールサイドの練習とは?」

 

「子猫ちゃん…君の瞳に…パーリナイ……ヴォエエエ…」

 

五・七・五のリズムで何か呟いたと思ったら急に顔色が悪くなった!?なんで自分で言ったセリフでダメージを受けているの!?ここはドリンクを飲んで落ち着いてもらおう。

「ひっひとりちゃん、これでも飲んで気分を変えてみたらどうかな?」

 

「あっはい、そっそうですね…」

 

避難させておいた果汁&テンション100%以下略のグラスを手渡すと、グビグビと豪快に飲み干した。

 

「ぷはぁ~ナッナイトプールサイコー…あっあのウェイターさん」

 

「はい今度はどうされましたか?」

 

「ナッナイトプールにちょうどいい小洒落た軽食みたいなのってできますか?」

 

あーなるほど、お腹空いたんだね?

 

「できますよ。ただしお客様、ここ(お風呂場)で召し上がるのはマナー違反なのでテーブルまでの移動をお願いいたします」

 

「あっはい」

 

ひとりちゃんのためにナイトプールの練習に付き合うのは吝かではないけど、お風呂場でご飯を食べるのはさすがにお行儀が悪いからね。さてさて、ナイトプールで食べる小洒落た軽食ってなんだろう…まあ軽食の王道を出しておけば大間違いってことにはならないよね!

 

 

ウインナーをフライパンで焼き、千切りにしたキャベツを同じフライパンで炒め、塩コショウ、カレー粉で軽く味を付ける。ホットドッグ用のパンにキャベツとウインナーを挟み、ケチャップとマスタードをかけて「完成」

 

 

本日の小洒落た軽食

 

叔父さん特製ホットドッグ

ポテトフライ

卵サラダ

オニオングラタンスープ

 

「わぁ…けっ軽食?」

 

「それではお客様手を合わせてください」

 

「あっはい」

 

「「いただきます」」

 

今日のメニューは晩御飯では珍しい部類に入るホットドッグを用意してみた。少々ジャンキーな気もするけどたまにはいいよね。スク水姿のままのひとりちゃんは口を大きく開けてパクリと一口、キャベツのシャキッとウインナーのパリッが混在した音を奏でながら美味しそうにもぐもぐする。かわいい。

 

「んっんっ…あっ美味しいです。キッキャベツのカレー風味がソーセージとパンにすっすごく合います」

 

「それはよかったですお客様。おかわりもできますので遠慮なくお申し付けください」

 

「あっはい。あっあの、もうウェイター役は大丈夫です…」

 

「そうかい?それでどうかな。ナイトプールの予行演習はできたかな?」

 

「あっはい、バッチリです。こっこれで完全にパリピに擬態できそうです…エヘヘへへ…ナイトプール完全攻略」

 

どうやらナイトプールの練習とやらは大成功のようだね。私も微力ながら協力できたし、ホットドッグを頬張るひとりちゃんも見れたし満足だ。

 

 

ごちそうさまでした

 

 

 

翌日

 

「あっじゃあいってきます」

 

「いってらっしゃい。ナイトプール楽しんできてね」

昨日の練習のおかげかひとりちゃんは、最初からお団子ヘアで服の下にスク水を着て、ハワイアンレイを首にかけ、浮き輪や自転車の空気入れ等を装備して意気揚々と出掛けていった。ちょっと身に付けすぎな気もするけど…まあ虹夏ちゃん達と一緒だし大丈夫だよね。

 

 

 

 

 

 

って思っていたら…

 

 

 

 

 

「あっ…たっただいまです…うぇ…」

 

「えっひとりちゃん?忘れ物でもしたの?」

 

「あっあっ…やっやっぱりこれとこれとこれは置いていきます…あっ服も着替えます」

 

「えっ?」

 

後日わかったことだが、ひとりちゃんが行くと言っていたナイトプールはライブハウスの名前であり、本当のナイトプールとは全く別の場所だったみたい。つまりひとりちゃんの勘違い…まあそういうこともあるよね!お風呂場ではしゃぐひとりちゃんを見るのは楽しかったし、帰ってきたら美味しいご飯で慰めてあげよう。




次回 がんばったで賞の姪と◯◯

↓おまけ
もしもぼっち・ざ・ろっく!のキャラが◯◯だったら

もしもバラエティー番組の企画をやったら3

「差し入れのおかわり消失…悲しい事件だった」

「あっですね…」

「まあおねーちゃんが代わりに廣井さんシメてたからよしとしよう。それに差し入れはまだあるからね!」

「そうなんですか?」

「フフフ…ここに晋作さんと一緒に作った特製アーモンドクッキーがあります!」

「いただこう」

「まだダメ!これを最後の企画のご褒美にします!最後の企画はこれ!」

企画その3 結束バンド限定アウトロクイズ

※音の部分を文字で表現するのでわかりづらいと思います。クイズに答えてるひとりちゃん達の雰囲気をお楽しみください。


「アウトロ?って何ですか?」

「イントロの逆。つまり曲の終わりの部分だね」

「あっつまりイントロクイズみたいにきっ曲の終わりを聴いて曲名を答えるんですね?」

「その通り!今回は結束バンドの曲限定でPAさんにアウトロクイズの問題用の音源を作ってもらったよ!」

「はーい♪私が作りましたよ~皆さん頑張ってくださいね」

「PAさんわざわざありがとうございます!」

「晋作さん特製のコラーゲンマシマシ美容ゼリーあげたら快く引き受けてくれたよ」

「おじさまのスイーツで目指せ-5歳肌です♪」

「今さらですけど叔父様って何でも作りますね」

「私の分の美容ゼリーはないの?」

「ないよ!さて先ずは練習問題~こんな感じのクイズですっていうのに慣れてもらうために作ったのを流すから答えてみよー。ちなみにあたしも問題の内容は知らないからクイズに参加するからね!PAさんお願い!」

「はーい」

練習問題


ジャジャッ!ジャジャッ!ジャジャン!


「あっ」

「ふむっなるほど」

「これはわかりますよ!」

「まあ簡単だよね。じゃあせーので答えてみようか!せーのっ!」

「「「「(せっ)青春コンプレックス」」」」

「はい正解です~これはわかりやすかったですね」

「ではご褒美のクッキーとゼリーを」

「練習問題だっつってんだろ!あとゼリーはないから!」

「この問題、結束バンドの曲ばかりだから答えられないと色々マズいわね!頑張ろうねひとりちゃん!」

「あっはい」

「ではここから本番ですよ~1問目。アウトロドン♪」


ブゥーン ドゥクドゥン


「はいっ!」

「はい虹夏さん早かったですね。答えをどうぞ」

「これは『忘れてやらない』だね!」

「正解です。虹夏さん1ポイント獲得~」

「くっ…出遅れたか」

「あーん…わかってたのに~」

「うっ…わかっても瞬発力に雲泥の差が…」

「それでは第2問~アウトロドン♪」


ナーイ!


「あっ…は」
「はいはーい!わかったわ!」

「う~ん…タッチの差で後藤さんですかね」

「あっはい…たっ多分『僕と三原色』です」

「正解で~す。後藤さん1ポイント獲得~」

「やるなぼっち」

「喜多ちゃんの歌声終わりなの特徴的だよね~」

「あっはい、喜多ちゃんの声の『嫌いじゃない』の部分ってすぐかりました…へへ」

「郁代の声が入ってると反応速度が増すのか」

「ひとりちゃん…♡」

「PAさん、惚気カップルはほっといて次の問題お願い」

「はーい、では第3問いきますよ。アウトロドン♪」


ギャギャギャギャァーーン!


「はいはーい!今度こそ!」

「はい喜多さんが早かったですね」

「答えは『あのバンド』です!」

「正解で~す。喜多さん1ポイント~」

「やった♪ひとりちゃんのギターだからすぐわかったわ!」

「きっ喜多ちゃん…♡」

「今度はぼっちちゃんか!PAさん次の問題いこ!」

「は~い。次の問題から難易度が上がりますよ~第4問アウトロドン♪」



リィン


「短っ!?」

「さっきまでとの難易度の落差がすごいですね」

「でもこういう終わり方する曲は限られてくるよ」

「あっですね」

「皆さんわかりませんか~?」

「うーん…はい!」

「はい虹夏さん」

「青い春と西の空?」

「残念~違います」

「あーん違うか~」

「じゃあはい」

「はい山田さんどうぞ」

「秒針少女?」

「正解で~す♪よくわかりましたね。山田さんに1ポイントで~す」

「虹夏が選択肢を減らしてくれたからね」

「くっ…敵に塩を送ってしまったか…」

「今のところ全員1ポイントずつで並んでますね~次が最後の問題ですよ~これを答えた人の優勝ですね。ではいきますよ~アウトロドン♪」


ーン…ギューン…ギューン


「「「「(はっ)はい!」」」」

「おお~完全に同時でしたね。じゃあ全員で一斉に答えをどうぞ」

「みんないくよ?せーのっ!」

「「「「(フッ)フラッシュバッカー」」」」

「お見事~大正解です♪皆さんにそれぞれ1ポイント~」

「これはわかりやすかった」

「ですね!これもひとりちゃんのギターの音ですぐわかったわ!」

「あっありがとうございます…へへ」

「結局同点か~仕方ない、このクッキーはみんなで食べよう!PAさんも問題作ってくれてありがとう!よかったら一緒にクッキー食べますか?」

「ありがとうございます~ではお言葉に甘えて♪」


みんなで食べたクッキーはとても美味しかった


つづく(続くから忘れないでね!)
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