IS 白き一角獣   作:どこぞの機械好き

12 / 74
累計UA10000超え&お気に入り100突破感謝!

そして

RIZE.DUMMYさん シャスタさん ヒロ改さん

高評価ありがとうございます!

この小説内の4年前にあった事件のヒントを

1994FX04

エスコン(ボソッ)


第4話 ルームメイト

 side 流星

 

「──―ってなこと張り切っていったけど勝てるかなぁ……」

 

 オルコットから宣戦布告を受けた今日の放課後、一夏が不安そうに考えている。

 

「勝てないって言ってたら、絶対勝てないからな一夏。0パーは何かけても0だが、ほんのすこしでも、0.1パーでもあったらいくらでも勝率をあげることができる。無理無理言わずに頑張ってみようじゃないか?」

 

「それもそうだけどなぁ……けどやっぱりいきなりエリートと素人が戦うから」

 

「そんなこともないぞ。たとえどんなに強い相手でも装備によったら乗りたての人でも勝つときがある例えばもし相手が近接攻撃だけならずっと距離を保って打ち続ければいいし、逆に射撃特化の機体なら守りを固めながら距離を詰めればいい……でしょう? 織斑先生」

 

 さっきから話があるようでこちらで話のタイミングを伺っていた織斑先生に話を振る。

 

「尾白の言ったことは非常に基本的だがあながち間違ってはないな。織斑、まずはそういった戦略を考えるところから始めるといいかもしれんな。

 ところで話は変わるが織斑、さっき伝えられた情報だがお前に学校が貸し出せる機体がない、つまりお前に専用機が与えられることになった。だがまだ準備に時間がかかるから渡せるのはまだ先になるがな」

 

 織斑先生から一夏に専用機が割り振られることを伝えている。……十中八九データ集めのためだろうが。

 

「この学年でもう専用機を使えるの!?」

 

「いいなぁ……私も一回乗ってみたい!」

 

 そんな軽いもんではない。だって世界に500もないもので飛び回るんだよ、国が持ってるものを。

 もし壊したり取られたとなったら……その国の胃がたまったもんじゃない。俺達じゃないよ。国が、だよ。

 

 そういえば今IS作ってるの俺と愉快なマッドサイエンティストたち(ツィマッド社)と倉持技研だったっけ。

 俺の会社にそんな通達政府から来てないから一夏の専用機作るのはあっちか……とすればあっちの代表候補生の機体開発はどうするのだろうか。

 そんな中、

 

「あれ? そういえば篠ノ之箒さんって篠ノ之博士と名字同じだけど博士の関係者?」

 

 と質問する生徒が現れる。いつかは分かることだろうし、このことについて織斑先生が

 

「篠ノ之束は箒の姉だな」

 

 といずれわかることだろうからか、織斑先生がカミングアウトする。

 

「すごい! このクラスに有名人が3人もいる!」

 

「じゃあ箒さんもIS作れたりするの!?」

 

 箒が束の妹だということをクラスメイトが知り、次々に注目が集まっていく。……そういえばあの後からまた仲が悪くなってたりしないだろうな。なってたら泣くよ? 

 

「……みんな、すまない。私はあの人ほどなにかできるわけではない。

 

 声を荒らげずに、すこし残念そうに話す箒。あれから姉妹の仲が悪くなっていなかったようだ。……よかった。

 

 

 

 

 

 

 ……だが偶に連絡したりしているし、昔の姉の日常生活についてならなにか面白い事が出てくるかもな? 例えば黒歴史とか」

 

 ……いまでもとても仲の良いご様子で。

 どこかで(「ヤメテ!! それだけはヤメテェェェ!!」)と聞こえた気がする。

 

「……そういえば尾白くんは専用機もらえないの?」

 

「ん? いや俺はもう持ってるぞ。あのテレビのあとのか意見のあとすぐに渡されたよ。これがそうだ」

 

 と言ってポケットから白い二枚の機械質な羽のようなものが、クロスしている紐付きの飾りを取り出す。

 

「あれ? それ昔から持ってたやつじゃないか?」

 

「いや、あれと同じデザインにしてもらったんだよ。結構似てるだろう?」

 

「今どんな機体か見れる!?」

 

「それは当日の見てからのお楽しみだ。楽しみに待ってろよ?」

 

 今俺だけ情報を見せるのはアンフェアだしな。

 ……? なにか用でも山田先生? 

 

「良かった、織斑くんと尾白くんまだ居たんですね。このあとどうするかご存知ですか?」

 

「えっ? 俺はこの後ホテルに行くのが一週間ぐらい続くって聞いてますけど……流星は?」

 

「俺もだ。で、なにか変更でもあったのですか山田先生?」

 

「はい! 今日から寮生活にしてもらいます! 寮の部屋割が予定よりかなり早く終わらせることができたので今日から織斑くんたちはこっちで寝泊まりできます!」

 

 おや、今日からもうこっちなのか。毎回ホテルを往復するのも疲れていたから素直に嬉しいな。

 

「では一緒に部屋を見に行こうじゃない「あっ……いえ、お二人は別の部屋です……」か……」

 

「じ、じゃあ俺たちふたりとも女子との部屋……」

 

 うそーん。

 普通そこは同じ部屋でしょぉぉ! なんで!? なんでただでさえ教室にほとんど女子なのに寮でもしらない女子と寝泊まりしないといけないの!? 

 

「……一夏、次の部屋替えまで頑張ろうな」

 

「……ああ」

 

「うう、本当にすみません……あともう一つ伝えないといけないことがありまして、大浴場は今のとこ使うことができません」

 

「……なるほど、了解しました」

 

「え? なんで使えないんだ?」

 

 やめろ一夏。そんなこと言い出したら

 

「だ、だめですよ織斑くん! 女子と一緒にお風呂なんか……」

 

 山田先生の妄想がHADESしだしちゃうから。

 

「そ、そんなわけ無いです!」

 

「ええっ女性に興味がない!? それはそれで問題かと……」

 

 ウッソだろ一夏。お前がそっちに気があったとは……まずい、なにかされそうな気がしてやまん。

 

「そっちなのか、一夏は……」

 

 それに

 

「(まさかの本人からの告白!?)」

 

「(やはり現地調査は確定ね……今度のGW一緒に現地調査に行かない?)」

 

「(行くわ! きっとアンナコトやコンナコトをやったことが出てくるに違いない……やばい、ヨダレ出てきた)」

 

 みろ、腐女子どもに油注いでどうする。俺達がヤベーイやつにしか見えなくなるんだぞ!? これから3年間ヤベーイやつとして見られ続けるの嫌だ!! 

 

「お、俺は別に普通に女子が好きです! それと流星! そんな顔で見ながら距離を取らないでくれぇぇ!」

 

 一夏の魂の叫びが放課後の学園に響いた。

 

 ────―

 

「俺が1025号室で流星が1028号室か……結構近いな」

 

「ああ、後でできたて持っていってやるから箒とついでにお前のルームメイトも誘ってやりな」

 

 山田先生に鍵をもらい、部屋の前に来た俺たち。

 

「じゃあ30分後にまたご飯届けるからひましてたら今日の復習でもしとけ」

 

「おう! 待ってるぞ!」

 

 ────―

 

「おじゃましまーす」

 

 ……む? 返事がない。今はどこかに行っているのだろう、もしや部屋の人はもう食堂に行ったのだろうか。

 ご飯を作り始める前に手を洗うため、洗面所に向かう。

 

 ガチャッ

 

「「えっ」」

 

 思考が停止する。

 そこには風呂上がりであろうバスタオルをまいた水色の髪を持った少女が頭を乾かしていた。

 お互いに10秒ぐらい停止していただろうか。「き」あ、まずい。

 

「キャアアァァァァッ!」

 

「ネオジオングッ!?」

 

 飛んできた桶が顔面にクリーンヒットして、そのまま後ろに倒れる。意識が消し飛ぶほどの威力とはっ。

「(グアアァァァッ!?)」

 このとき一夏も同じ状況になってる気がした。

 

 ────―

 

「誠に申し訳ありませんでした。俺を殺すなりこの会社の社長になるなり好きにしてください」

 

「そ、そこまでしなくてもいいよ。わざとじゃなかったんだし」

 

 俺はその後服を着た彼女に向けて床でDO☆GE☆ZAをしていた。日本古くより伝わる最上級の謝り方だ。相手に誠心誠意謝罪するにはこれしかない。

 

「……じゃあ何を以て俺の罪を償いましょうか、俺をマスブレードでかっ飛ばしますか? それともコロニーレーザーで焼き払いますか?」

 

「……なんかよくわからないけどもういいよ。ちゃんと謝ってくれたし」

 

 それでも俺はなにかしないと気が済まん。

 

 ……そうだ! 

 

「では差し支えなければあなたの友人とまとめて今日の晩ごはんを作らせてもらってもいいか?」

 

「……いいの?」

 

 今日は麻婆豆腐を作るとしようか。あいつらはすこし辛めで彼女はほんのり辛くするとしよう。はじめは味の好みなんかわからんから大体の人が好む味付けにする。

 

「こんなことで許してもらえるならいくらでも作らせていただきます。

 ……そういえば名前を紹介するのを忘れてた。俺は尾白流星、くそうさぎにバラされてここに来る羽目になった元一般人です。何故か会社の社長だけどそこんところはあまり気にしないでほしいな。

 これから3年間よろしくお願いする。

 ……あなたの名前は?」

 

「……更識簪」

 

 ……まじかよ。

(『……まさか、流星があの時の』)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ……()()()()()()()にいた彼女ここで再開するとは。(『えっ?』)

 えっ間違ってた? 

 

 

 その後一夏たちに麻婆豆腐と白飯を持っていった。同居人は箒だったようで、どちらも美味しそうに食べていた。

 簪さんにも好評だったようでおかわりがあった。

 

 side 簪

 

 ……ふぅ、疲れが取れた。

 政府から専用機を渡されたかと思うと今度は自分で作れとか意味わからない。そのうえ急かしてくるのに……ほんとにどうしよう。間に合うかな……

 シャワーをの栓を締めて髪を拭きながらバスルームから出てくる。

 

「(おじゃましまーす)」

 

 部屋の同居人の人だろうか。鍵を締めていたのできっとそうだ。

 ……女子にしては声が結構低いような? 

 

 一応ばったり会うかもしれないのでバスタオルで体を包み脱衣所でドライヤーのスイッチを入れる。

 

 ガチャッ

 

 あ、入ってきた。って

 

「「えっ」」

 

 お、男? 嘘、知り合い……例えば本音とかと同じ部屋になると思ってたのに

 ……最近あまり話せてないけど。

 

 

 

 

 

 

「キャアアァァァァッ!」

 

「ネオジオングッ!?」

 

 次に気づいたときには顔面に桶がめりこみ、後ろに倒れていく男性の姿があった。

「(グアアァァァッ!?)」

 このとき別の男の叫び声も聞こえた。あっちも同じ状況? 

 

 ────―

 

「誠に申し訳ありませんでした。俺を殺すなりこの会社の社長になるなり好きにしてください」

 

 その後すぐに目が覚めた男性がすぐさま土下座をして何度も謝っていた。

 

「そ、そこまでしなくてもいいよ。わざとじゃなかったんだし」

 

「……じゃあ何を以て俺の罪を償いましょうか、俺をマスブレードでかっ飛ばしますか? それともコロニーレーザーで焼き払いますか?」

 

 マス……質量? どんなものだろうか

 それにコロニーとレーザーの掛け合わせとは想像もつかない。

 

「……なんかよくわからないけどもういいよ。ちゃんと謝ってくれたし」

 

「……では差し支えなければあなたの友人とまとめて今日の晩ごはんを作らせてもらってもいいか?」

 

 突然聞いてきた。購買で買う予定だったけど……

 

「……いいの?」

 

「こんなことで許してもらえるならいくらでも作らせていただきます。

 ……そういえば名前を紹介するのを忘れてた。俺は尾白流星、くそうさぎにバラされてここに来る羽目になった元一般人です。何故か会社の社長だけどそこんところはあまり気にしないでほしいな。

 これから3年間よろしくお願いする。

 ……あなたの名前は?」

 

 えっあの会社の社長さんだったの!? 

 というかくそうさぎって束博士のこと……

 

 相手が紹介してくれたからには自分もしなければ! 

 

「……更識簪。よろしく」

 

 ……ああぁぁ! 失敗したああぁぁ! 

 もっと言えることあったのに……

 

 

 

 その後作ったご飯と麻婆豆腐を別の部屋の人に渡しに行った後、作ってくれたごはんを食べた。彼の作った麻婆豆腐はとても美味しかった。

 できれば作り方も聞いてみたい。

 そういえばこの味どこかで食べた記憶がある……なんでだろう。




新規参加形式追加しました!ぜひ参加を。みなさんの作ったISは閑話休題で出すと思います。ぜひお待ち下さい。
デンドロの中身
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=299175&uid=427875

IS作ろう!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=298944&uid=427875

ユニコーン4号機装備案募集
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=298875&uid=427875

敵として出るなら……どれ?

  • よう、首輪突き。
  • 世に平穏のあらんことを
  • 私こそが企業だ!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。