日刊ルーキー19位……
ワァ……アァ……(歓喜)
side 簪
「……というわけでここに俺の会社のISカタログがある。好きな機体と装備選びな。わからんことあったら俺に聞きてくれ。俺はちょっと機体の状況詳しく見てくる」
そう言って尾白くんから渡されたのは『ツィマッド社IS部門機体・装備一覧&アセンブルのススメ』と書かれた冊子だ。
「そういえば物を運びに来る人と説明する人は?」
整備科であろう一人の子が質問する。そういえば学園に干渉うんたらかんたらという規則があるが、どう対処するのだろう。
「今回はそうだな……職場体験ということにしておこうか。特別だぞ?」
そんなぽっとでの理由でいいのかな……
私や本音含めて尾白くんを除くその場全員のジト目が向けられる。
「……特別だぞー?」
彼が目をそらす。
何回も言わなくていいから。
「……かんちゃん」
本音がこちらを見ている。先程までとは違い、その目は喜びに満ちていた。
「……一緒に考える?」
「っ! うん!」
「あ、値段書いてるけど考えなくていいぞ―!」
……いいもの作ってお姉ちゃんを超えてみせる。
「シナンジュかクシャトリャ……どっちも高機動だけど更に速度を求めるか、装備を取るか……うーん」
「お〜、この装備かっこいいかも〜」
「……マスブレードってこんな見た目してたんだ」
「なにこれ、ミーティア……でかすぎない?」
「グラインドブレード……これがいい。ロマンがある」
「ちょっと簪さん!?」
────―
「んで? いい感じのできたか?」
ここにいるみんなで決めた紙を渡す。
「うん。この紙に書いた機体と武装の部品を頼める?」
「どれどれ…………ほう。いい感じじゃないか? 大量のミサイルと機体各部のビーム砲に加えてビグウィグキャノンの中遠距離を主体に高周波薙刀で近距離もカバー……この機体の特性をしっかりわかってらっしゃる。
それにロマンでグラインドブレードまで……いいじゃないか。
この短時間でよくここまで組めたな。すごいじゃないか。普通ここまで行くなら何日もかかってもおかしくないが……素晴らしいの一言に尽きるな。
他にもほしい武装とかあるか?」
彼が私達の決めた装備を高く評価してくれる。ISの開発も行っている会社がこうしていってくれていることに周りも照れていたりしている。
「……今のところはないかな」
「んじゃさっそく」
そう言って彼がポケットから取り出したスマホを操作し電話をかける。
「……俺だ。今日新しくカスタマーができた。……どこでって? もちろんIS学園だ。
こっちに今から言うやつ倉庫から持ってきてくれ。基礎はNZIS-
……威力と性能? あたり前田のクラッカー、とびっきりのやつを頼む。あまり使ってるやつ少なかっただろう? たっぷりもってこい。
これを後ろで聞いてる奴ら、喜べ、
そういやコアはこっちにあるからな……コアの意向を聞いて一番行きたがってるやつを倉持に渡して……わかった数合わせしとくように政府とか関係各所によろしく。来るめど立ったらまたこっちに連絡してくれ、なるべく早くにな。
それじゃあ頼んだぞ」
電話の後ろで誰かの歓声が聞こえたまま電話を切る尾白くん。
……色々突っ込みたくなってきた。
ミサイルそんな性能高くなくてもいい。
GBでそんなに喜ぶって……もしかして色々まずい機能とか入ってない?
コアって普通意志はあまりでるものじゃないのに、この言い草だと
「尾白くん……後で色々とツッコんでもいい?」
「ん? 別にいいが……今の話にそんなとこあったか?」
「「「「「「「あったよ!?」」」」」」」
ここにいた全員とまた意見が一致した。
「まぁそれはそれとして……
ではあらためて、
更識簪、我がツィマッド社のパイロットになってくれるか?」
そう言って彼が手を差し伸べてくる。
「……はい、よろしくお願いします」
その手をしっかり握った。
その場が沸いた。
待っててね、打鉄二式。作り直して代表候補生としてまた頑張るよ。
────―
時は部屋に戻って時計は8時指している。
彼はパソコンを開いて何やら作業をしていた。
まだ伝えていなかったことを伝える。
「……尾白くん、あの機体が完成したらまず戦いたい相手がいるんだけど……」
「……誰だ?」
「前に少しいざこざがあってね……私のお姉ちゃんって知ってる?」
「……更識楯無さんのことか? 生徒会長の」
「そう。昔喧嘩しちゃってね……
『あなたは無能でいなさいな』なんて言われたからいままでへこんでたけど……
もう無能なんかじゃないことをしっかり伝えたくてね」
「……家の事情は偶に耳にするから知ってるけど、更識家は対暗部用暗部の家で彼女はご当主さんなんだろ? 迷惑かけたくないから言ったんじゃない?」
……まあ大企業の社長だから知っててもおかしくないか。
「……今度聞いてみる」
「それがいいと思うぞ。
……よし。こっちの作業終わったから、ちょっと外の空気浴びてくる」
side 流星
(『まだ顔が赤いぞ』)うるせいシャア。
……あの時くっそ恥ずかしかったんですけど。
思わず謎の空気を避けるために思わず手握っちゃったのまじで。いやほんとに。
というか
「最初からずっと見てたのわかってますよ、生徒会長」
「あら、気づいてたのに話してくれなかったのね」
そう言って木の陰から姿を表したのは水色の髪を持ったこの学校の生徒会長、更識楯無だ。手には「残念」と書かれた扇子を広げている。
要件をいきなりだが伝えるとするか。
「話はだいたい聞いてます。
あいつの機体が完成したらぜひ戦ってくれませんか?」
「……いきなりお願い事?」
「いきなりなのは本当にすいません。ただ、あなたはあなたで今のまま簪と仲が拗れたままになってるのも嫌でしょう?」
「……あなたはなぜ初めてあったかんちゃんにそこまで尽くすの?」
「あなたまでかんちゃんっていうん「べ、別にいいじゃない!?」……まぁ人の呼び方はそれぞれですけどね。彼女と会うのは今回が初めてではありませんよ。前々から『KANZA』っていう名前で交流があって……」
『KANZA』という言葉に反応して、驚愕の表情に染まっていく生徒会長。
「っ!? かんちゃんのその名前のことを!? ってことは
「まぁだいたい考えてることで合ってると思いますよ。
俺もあの世界の生き残りの一人です。『メテオラ』として僕もその世界で結構暴れてたので」
「『メテオラ』、ね……今とんでもない情報がここで出て正直びっくりしてるわよ……」
扇がいつの間にか『仰天!』となっている。……あの扇子どうなってんだ?
「大したことやってないですけどね……」
「大したことって……
「そのときにいた彼女が今こうやって困ってるの見てたらいても立ってもいられずに、ね」
「そう……あなたはお人好しね」
「そんないいものじゃ無いですよ。ただの俺のエゴですから……
で、話を戻しますけど、簪との戦闘受けていただけますか」
「いいわ、受けてあげる。かんちゃんを頼んだわよ」
で、一通り話わ終わったのだが……
「かんちゃんあっちでどんな生活してたか教えて!」
「……いずれか」
これについてが一番興味津々ですやん。
流星からみた人たち
一夏:いいやつ。さっさと周りの好意に気づいてほしい。シスコン。
箒:幼馴染。束とは仲いいようでヨカタ。さっさと一夏にアタックしろ。
ちっふー:ブラコン。前からここで働いていたのは聞いてたからお仕事頑張れ。
簪:アインクラッドからの知り合い。その当時にあったときはとんでもなく暗かったけど現在はかなり明るくて安心してる。
楯無:シスコン。
おまたせしました。次回デンドロ出撃!
次回やっとこさ戦闘入ります。
まだ投稿してない原作開始前最後の話のあるシーンでは
エースコンバットAHより「Mrs. Krista Yoslav」
もしくは
Project Wingmanより「Jose Pavil Kings」
がぴったりかと。
お楽しみに。
新参加形式はじめました。したからどうぞ。
ほんきのデンドロ
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=299540&uid=427875
こっちもぜひ……
デンドロの中身
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=299175&uid=427875
敵として出るなら……どれ?
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よう、首輪突き。
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世に平穏のあらんことを
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私こそが企業だ!