IS 白き一角獣   作:どこぞの機械好き

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おまたせしました!デンドロ蹂躙会の始まりです!

機体解説の方は少々お待ちを。

日間ルーキー15位……ワァ……


第7話 クラス代表決定戦

 side 流星

 

「尾白、すまないが一夏の専用機がまだ到着してない。アリーナの貸し出しの時間の都合上先に試合を行ってくれないか?」

 

 クラス代表決定戦当日、出るのが2回戦以降だったのでピット内で観戦の準備をしていたところに織斑先生と山田先生が連絡を伝えにやってくる。

 

「本当に申し訳ありません流星くん……」

 

「いや、別にいいですよ。では今から準備します。」

 

 ────

 

「これが俺の専用機『アレックス』です。」

 

 二の腕や膝下より下は既存のISより2周りほど装甲──―チョバレムアーマーによって肥大化して、アーミーグリーンの塗装が施されており、ふとももと二の腕、頭と一部腹部が以外完全に機械に覆われている。

 ちなみに頭はガンダムMk-2のバルカン・ポッドシステムの形をした物を装着している。

 

「随分ゴツゴツしてますね……」

 

「というのもこれだけ装甲があったら絶対防御が発動しにくくなり、実質二重で硬くなったそうですよ」

 

「機体各部にスラスターは結構見受けられますけど結構重そうですね……」

 

「こいつ、見た目に反して結構動いてくれるんですよ。まぁ今回はこいつメインじゃないんですけどね……」

 

「どういうことだ流星? こいつで戦うわけではないのか?」

 

「それは違いますよ……って言ってるうちにそれが来ましたね。」

 

「「「「おまたせしました―!」」」」

 

 そう言ってピット内に複数人の男によって台座に載せられた7メートルはゆうに超えるであろう巨大な機械が運び込まれていく。

 

「これは……」

 

「あ、あの……間違えてませんか?」

 

「間違えてないですよ、レギュではサイズについて何も言われてませんからね……」

 

 こんな巨体は普通は存在しない。いや、存在できないはずといったほうが正確か。

 

 本来、ISそのものを大きくしていくとエネルギー供給構造が複雑になり操縦者にエネルギー分配のタスクが増えて操作難易度が上がる上に、機動が鈍重になるので既存兵器よりも高機動というメリットが潰れてしまう。……というのが世間一般的な大型ISが存在しない理由なのだが、

 

「大出力ジェネレーターで解決したんでね。」

 

「……まぁいい。準備を進めてくれ。」

 

「了解。」

 

 

 寝そべるようにその機械と一体化し、各接続の確認をする。

 

「FCS(火器管制装置)のリンク……よし。

 ジェネレーターの稼働率一番炉97.6、二番炉96.8で安定してるな。

 機体各可動部の動作……特に問題なし。

 コジマキャノンは……大丈夫だな、リミッターかかってる。よし。」

 

 カタパルトの重量制限ギリギリだ。もう少し欲張ってたらカタパルト使えなかったな。

 

 

 

 

「尾白流星、IIデンドロビウムいくぞっ(出撃)!!」

 

 

 

 

 これから始まるのは

 

「来ましたわね……ってそれなんですか!?」

 

「もちろんISだが……」

 

『クラス代表決定戦第一回戦、尾白流星対セシリア・オルコット……試合開始!』

 

 蹂躙劇だ。

 

 とりあえず全ミサイルの5分の1ほどをばらまきながら高機動型ISにも劣らない横移動でアリーナの壁に沿って移動していく。

 

「なぜその巨体でそのような起動ができますの!?」

 

 彼女は回避していき手に持っている武器──―スターライトMk-IIIだっけか? をこちらに向けて発射する。

 だがこちらも巨体に見合わぬ速度でそれを回避する。……化け物だなこりゃ。

 

「くっ、なら……ブルーティアーズ!」

 

 そう言って彼女の背中にあるスラスターの一部が分離し、4機の自立起動武器となる。

 こちらを的確に狙ってくるビット。だが、伊達にこっちがでかい図体しているわけではない。

 

「なっ!? 効かないですって!?」

 

 前方位を中心としたエネルギー偏向・吸収をする大型Iフィールドジェネレーターと右手に装備しているIフィールドランチャーがことごとく働き、ダメージは後ろに当たるレーザーのみとなっている。だが、当たる場所は装甲が施されらたウェポンコンテナとスラスターなのでダメージもすくない。

 

「どうやらメタ装備だったっぽいな」

 

「ティアーズはこれだけではありませんわよ!」

 

 そう言ってスカートの一部からミサイル2基が発射される。

 尾部は無効化されないと気づいたのだろう。ビットがこちらの後ろに回り、撃とうとしてくるがコンテナの全方位についた機銃型レーザーが標準させるのを許さない。

 そうしている間にもミサイルはこちらに向かってくる。

 

 それを

 

「おらっ!」

 

 コンテナより取り出し、同じくコンテナより出現したサブアームに摑まれてチャージしていたサテライトキャノンの極太のビームでで横薙ぎに払い、撃墜する。

 

「一体何種類の武器を持っているのですか!?」

 

 Iフィールドランチャーとミサイルを織り交ぜて弾幕を形成しながらコンテナより取り出したレールガンを両手に持ちこれらで精密に本体を狙う。

 

 しかし相手はただの一般生徒ではない。何発かは命中しているが、発射のリロード時間を読んで発射寸前にスラスターを吹かすことで命中率を下げようとしている。なかなかやるな。

 

 

 

 

 こちらも少し面白いことするか。

 

 

 

 

「なっ、変形しますの!?」

 

 足元にあった大型スラスターは巨大なテールスカートに変形し、ウェポンコンテナは両肩後ろよりに移動、アームで一応本体と繋がってはいるが、非固定武装(アンロックユニット)となっている。

 

 主砲のコジマキャノンは右コンテナ下にの少し奥に移動し、左にあったIフィールドジェネレーターは左腕下部についている。

 

 この間約2秒。

 

「うちの変態科学者たちが考えたんだとさ! アーマー形態とスーツ形態の変更可能によるマルチロールファイターがコンセプトだ!」

 

「イカれてますわ!」

 

「いい意味で、な!」

 

 さっきからチャージし続けていたコジマキャノンを発射する。

 リミッターがかかっているとはいえやはりコジマ。

 ミサイルに直撃すると緑色のプラズマが発生し、周りを飛んでいた2機のビットもかすっただけでスパークが発生し、1機は墜落し、もう1機は爆発した。

 

「かすっただけでティアーズが!? なんですかこの威力は!?」

 

「……これでもレギュ引っかからない程度までに随分威力は抑えているはずなんだがな」

 

「それは逆に言えばレギュレーションギリギリの火力ってことですわよ!?」

 

 そうこうしているうちに彼女の持っていた武器、スターライトMk-3にレールガンが命中、貫通して使い物にならなくなる。

 

「クッ……インターセプターッ!」

 

 手に短剣をコールしこちらに向かってくる。だが、

 

「近接ないとでも思ったか!」

 

 両足付近に浮いている構造物──―パイルバンカーをいま両手に持っているレールガンから手を話し装着する。

 そして両者はの距離は接近していき……

 

 

 

 

「キャアアァァ!!」

 

 パイルバンカーは発射され、打ちどころが悪かったのか絶対防御が発動しSEを一気に持っていった。

 

『ブルーティアーズのSEエンプティ! 勝者尾白流星!』

 

 SEを削りすぎたのか彼女の機体が解除され上空30M程から落下しだす。

 

「ちょっ!? ……よっと」

 

 これにはすこし肝を冷やされた。眼の前でクラスメイトがスプラッタされるのは見たくないからな。

 すぐに彼女の下手に回り彼女を抱える。

 

「「「「キャアアァァ!!」」」」

 

 下から黄色い声が聞こえるが気にしないキニシナイ。

 

「今回はちょっと不利すぎたな……すまん。ただビットが後ろから狙われたとき結構ヒヤヒヤしたぞ。ビットの早撃ちとか練習したらいいかもしれんな」

 

「……ハイ///」

 

 ん? なんで顔赤いんだ? 

 

 ──────

 

 次の試合は一夏対セシリアだったのだが白式が試合中に一次移行し、あいつが何故かもうある単一能力、零落白夜で決まるかと思われたのだがデメリットを把握しきれておらずあと一歩のところで自滅した。

 ……あっいま殴られる音が聞こえた。

 

 

 そして次の試合。

 

 

「やるぞ一夏、心の準備は出来てるか? 俺は全武器のチャージが済んでる」

 

「ち、ちょっとまってくれ! ウワアアァァ!!」

 

 この試合は大半が膨大な量のミサイルやコジマキャノン、サテライトキャノンとその他射撃との追いかけっこだった。

 ……なかなか当たらんな。避ける才能はかなり高いってことか。なかなかやるな。

 

「待ってくれ! 俺だけ剣一本でそれはないだろってうわっ!」

 

「口動かす暇あったらすきみて本体に突撃してこい」

 

「なら……いまだっ!」

 

 こちらの弾幕が薄くなった一瞬のうちに白式が方向転換し雪片弐型が単一機能『零落白夜』を発動し機体各部についてる小型のレーザー機銃をかわしながらこちらに肉薄してくる。

 ……いまの瞬間加速だったな。機体の速度と相まって機銃が追いついてない。機体の色も相まってかつて目の前で見たユニコーンとホワイト・グリントを彷彿とさせる。

 

 面白いものを見せてもらったお礼に

 

「げぇ!? それで受け止めれるのか!?」

 

「……最後は良かったぞ」

 

 雪片弐型を左のパイルバンカーの先端で受け止めて空いている右のパイルバンカーを腹部にお見舞いし、地面に叩きつける。

 

「ガハッ!?」

 

「まだまだ行くぞぉ!」

 

「やめてくれぇぇ!! アアアァァ!!」

 

 次々にパイルバンカーを発射していく。……これ楽しいな。

 一夏のSEはゴリゴリ削れていき……

 

『白式のSEエンプティ! よって勝者、尾白流星!』

 

 観戦席より歓声が沸く。これで全勝か。まぁ代表は辞退するけどな。

 

 機体を解除して地面に降り立ち、地面にヤムチャしている一夏の確認をする。

 

「……モウアレトタタカイタクナイ」

 

 あらら、少しトラウマになってしまったようだ。

 

「まぁ第3世代機の機動力は十分に活かせてたから次からはむやみに突撃したりせずにもうちょっと戦略組もうな」

 

「……わかった」

 

 という訳で一夏とピットに戻ってきたのだが……

 

「やりすぎだバカモノ!」

 

「ゼーゴック!?」

 

 ゲンコツをもらった。

 

「……まぁあいつらに評価や改善点を教えてくれたことは感謝する」

 

 少しお褒めの言葉ももらった。

 

「……はぁ」

 

 ────―

 

 その日の夜、寮の自室にて

 

「……今日のアレすごかったね」

 

 試合を見ていた簪が一緒にアニメを見ながらそうつぶやく。

 

「簪のやつあれより性能高くなると思うぞ。なんせ今日あれと一緒に来たやつは3.5世代謳ってるし」

 

「……ちゃんとリミッター一緒に設定しようね」

 

「……おう」

 

 

 

 side セシリア

 

 シャワーを浴びながら今日あった試合についてふと思い返す。

 

「織斑……一夏……」

 

 真っ直ぐで正直な男性。

 彼はひたむきにブレードオンリーというトンデモ機体に乗っていながら試合中に一時移行が行われ、こちらがやられるあと一歩まで追い詰めた男。そして、

 

「尾白……流星……」

 

 ある話では日本の代表候補生を独断で救ったと噂されている男性。クラスでもいつもみんなと仲良さそうに話している。

 巨大なISを操って圧倒的な武器の数々を的確に操作し、実力と武器の性能を生かした戦いで私に勝利した男。

 

 ISでお姫様抱っこしてもらったことを思い出し、頬が火照るのがわかる。

 

 そういえばあのとき抱っこしてもらった際に見えた()()()()()()()()()()()()()()は何だったのかしら……? 

 

「もっと、知りたいですわ……」

 

 今まであってきた男とは何かが違う彼ら。

 

「なんかいったセッシー?」

 

「な、何でもありませんわ!」

 

 とにかくこれほど魅力的な男性と出会ったのはいつぶりだろうか。ああ、これが

 

「恋、なのでしょうか……」

 

「やっぱりなんかいったー?」

 

「ななな、何も言ってませんわ!」




こんな感じで良かったのかな……?

セシリアヒロイン化しました。

感想待ってます!

良ければ参加形式の参加もぜひ……

ガチデンドロ
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ツィマッド社のIS
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敵として出るなら……どれ?

  • よう、首輪突き。
  • 世に平穏のあらんことを
  • 私こそが企業だ!
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