IS 白き一角獣   作:どこぞの機械好き

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やっとクラス代表決定戦編終わった……


第8話 パーチー

 side 流星

 

「というわけで1年1組の代表は織斑一夏くんとなりましたー! あ、1つながりで縁起がいいですね!」

 

「いやなんでそうなった!?」

 

 代表決定戦(蹂躙劇)の後日、クラス代表は一夏となった。なぜかって? それは

 

「私と流星さんが辞退したからですわ!」

 

 そうオルコットが代弁する。

 ……なんで下の名前呼びになってるの。(『もしかしたら……いや言わないでおこう』)最後まで行ってくれよ……(『自分で気づけ』)えぇ……ひどいなぁ。

 

「……でも俺全敗だぞ?」

 

「織斑さんにはもっと実戦の経験を積んでもらって、流星さんに負けないほどの実力者になってくださいまし!」

 

「つー訳だ。とりあえず、頑張れ一夏。トレーニングとかは付き合ってやるからそんなに気負いするなよ」

 

 まぁできる限りサポートしよう。メインは箒がしてる未来しか見えんがな。

 

「……終わったな? では今日は外で実際にISを使った訓練をする。1時間目のチャイムがなるまでには外で並んでおけ。もたもたするなよ?」

 

 ────―

 

「それではISを用いた訓練を開始する。専用機持ち、前に出てこい」

 

 そう織斑先生に言われて俺と一夏、オルコットが先生の横に並ぶ。

 

「では機体を順番にISを展開しろ。まずは織斑からだ」

 

 そう言われて一夏が機体を展開…………した。ほぼ始めてたし最初はんなもんか。

 

「3.42秒、遅いぞ。熟練の操縦者になれば1秒もかからん。では次にオルコット」

 

「はい」

 

 これは……なかなか速いな。(『つくづく思うんだが機体をその場で展開できる技術……一体どうなってるんだろうな』)ん? 次元操作で取り出してるんだとさ。(『なぜ知ってるんだ……』)

 

「1.41秒……流石候補生といったところか。これからもっと下げていけ。最後に尾白」

 

「俺はオーキスもだしますか?」

 

「オーキス? ……あれか。いや今回はなしていいぞ。それと……手加減なしだ」

 

「了解」

 

 いくぞシャア。(『ああ』)

 

 ISの待機形態を取り出し己が機体をまとっている姿をイメージしてアレックスを展開する。

 

「ほう、0.66……やるな」

 

「すげぇー! どうやるんだ!?」

 

「一体どこでそれほどの技術を!?」

 

「まぁ要はイメージだ。自分がこれをつけているな」

 

「「えぇ……」」

 

 間違ったことは言ってないはずだが、人外を見る目で見ないでくれ。

 

「それでは上空200M付近まで上昇しろ」

 

そう言われて3機一斉に上昇する一夏は……箒にちゃんと教えてもらっているな。一応ついてこれている。

 

『白式のスペックはその3機で一番高いはずだぞ。まぁだいたいできてるからこれから頑張れよ。では次に降下の実践だ。地表10cmが目標だ。セシリアから行け。』

 

セシリアが降下して行き……あれはうまく行ったな。10cmジャストだろう。

 

『……うむ。では次は織斑、行け。』

 

あれは……チキったな。

 

『36cm……早とちりするな。では尾白、行け。』

 

少しトリックをするか。

 

この場で瞬間加速を実行し、更に降下中有にもダメ押しで瞬間加速をする。

傍から見たら地面に激突するように見えるだろう。悲鳴が聞こえる。大丈夫、それはない。

宙返りをしてPICをフル稼働、10cmジャストで停止する。

 

「できてるが……真面目にしろ。見てるこっちがヒヤヒヤする。

では次に武装の展開の実演だ。織斑、やってみろ」

 

そう言われて雪片弐形を展開する一夏。これはいい線いってるな。

 

「1.9秒、今の段階では悪くないだろう、オルコット、銃の方はできるだろうから得物を出してみろ。」

 

展……「ああもう、インターセプター!」あら、やっぱり苦手か。試合でもコールするとき名前呼んでたからな。

 

「やはりな。こっちの訓練をしっかりしておくように。

そして尾白、わかったから横で次々に武装を変えていくのをやめろ。……一体何種類あるんだ?」

 

今の間、俺は次々に武装を出したり収納したり、高速変換(ラピッドスイッチ)を実演していた。

 

 

「あれ?もうしなくてもいいですか?では……」

 

「……終わったな?では次にやることを説明する―――

 

こうして授業は続いていった。

 

 ────

 

「「「「「「織斑くんクラス代表おめでとーう!」」」」」」

 

 そういって夕方より始まったのは食堂の一部を借りている代表決定パーティーだ。他のクラスは決定戦がなかったりあってもすぐに決定戦があったりでもうパーティーをしているクラスが大半、らしい。

 

 俺は料理を振舞うため、借りている厨房と会場を行き来して合間に少し食べることを繰り返している。

 

 時折

 

「尾白くん頭も切れて料理もできる……お嫁に行きたい!」

 

「……完全に負けた」

 

 なんて声も聞こえる。すまんな、ただの趣味なんだ。そんなハイスペックじゃないよ。(『いや、十分美味かったのだがな……また食いたい』)そうか? じゃあまず身体ねぇとな。(『……少し束女史と話しておこう』)……ゑ? 実現できそうで怖いんだが……

 

「ねぇりゅーりゅー?」

 

「どうしたのほほんさん?」

 

「デザートある?」

 

「それならあっちの方にあるぞ」

 

「ありがとう! りゅーりゅーのご飯全部ウマウマだよ〜!」

 

 そう言ってデザートを取りに行くのほほん。

 そういや一夏はどうしてるんだ? 

 一夏の所へ向かうと誰かがインタビューしていた。

 

「──うわっ前時代的。適当に捏造しておこうっと」

 

「ちょっ……」

 

「じゃあ次はセシリアさんね」

 

「私がなぜ織斑さんに代表を譲ったのかというとですね、流星さんと「話長くなりそうだから適当に惚れたことにしとくねー」ま、待ってくださいまし!」

 

 そんなんでいいのかインタビューは……あ、こっちに気づいた。

 

「きみが尾白くんね。ちょうどよかった。あなたにもインタビューしたかったのよ。」

 

「へぇ……捏造しなければ受けますけど……」

 

「ちゃんと答えてくれたらそんなことしないわよ……

それじゃあ端的にクラス代表になった織斑くんになにか一言!」

 

「サポートはできるだけするからとりあえず頑張っとけ。」

 

「うん、それらしくていいわね……じゃあ写真を取るから3人とも寄って!」

 

いきなりだなおい。まぁいいが……なぜオルコット腕を絡める。

 

「いい感じじゃん、それじゃあはい、チーズ!」

 

カシャッ

 

その写真にはクラス全員が写っていた。箒、いつの間に一夏の真横とったんだ?

 

―――――

 

「尾白くん、これは少し個人的な話なんだけどね……」

 

「……ん? なんだ?」

 

 みんなが談笑している中、新しくスパゲティの皿を用意している最中にさっき質問してきた新聞部員の黛さんが話しかけてくる。

 

「簪さんの機体、ありがとうね」

 

「……どうしてあなたが感謝を?」

 

 なんで急に新聞部員に感謝されないといけないんだ? 

 

「今の生徒会長いるでしょ? あの人とは1年の頃から仲が良かったんだけど、簪さんのことをずっと気にかけててね……少し前にあの事件が終わったじゃない? その時は泣いて喜んでたんだけど……」

 

「なるほどね……」

 

 友達が心配だったって言う訳か。

 

「あの家はちょっと特殊でね……政府の言いなりになるしかないというか……」

 

「まぁそこらへんは昔から知ってるからあまり話さなくてもいいぞ」

 

「なんであなたが知ってるのよ……」

 

 そこらへんは……昔任務でちょちょっと裏の傭兵業やってたときに先代当主と任務したことがあるって言えるわけ無いじゃん。

 

「大人の事情といいますか……」

 

「あなた今の一年より年上とはいえ私達とほぼ変わらないでしょ……

 それで話の続きなんだけど、今の政府には今の対暗部用組織にもIS操縦者がほしいっていうことでね今の会長はロシアに籍おいちゃっててね……

()()()()()()()からこの学園に人を送ることもできないから簪さんが行くことになったのよ」

 

 ある組織って……DAか? なんの略だったっけ……? ダッシュアタック? (ちがう)

 というより……

 

「……通りで帰還者学校にいなかったわけか」

 

「あの子成績は良かったし、ある程度先の勉強は済ませていたから別に問題ないって判断されたのか、選ばれちゃったのよ……専用機付きでね」

 

「んで一夏のあの機体か」

 

「そう、最低限の資材だけ渡して期限付きでね……もし壊れでもしたり期限に間に合わないってなったらすぐに用無しになって退学にされちゃうってときに……」

 

「1週間前のあれか……」

 

「えぇ。会長やいろんなクラスの先生、織斑先生も頑張って説得しようとして職員室でずっと電話で上に抗議していて、それでも何も成果を得られずに会長なんか「どうしよう……」ってずっと言ってたわ。

 私もその場で色々連絡先の検索とかでいたからね……慰めるぐらいしかできなかったのよ」

 

 色々な先生や織斑先生も頑張ってたのか……生徒がいなくなるのはやはり寂しいのだろう。後で礼しに行くか。

 

「そんなときに簪さんが退学しなくていい話を整備科の子が職員室の入口で言った時は誰もが信じていなかったわよ。織斑先生なんか「そんな嘘は通じないぞ」なんてすごい剣幕で詰め寄ってたからね。あれ怖すぎたわよ……」

 

 俺も想像しただけで怖いわ。(『……殺気を感じるぞ』)あっ……もう考えないでおこう。

 

「でもその後に「ツィマッド社の尾白くんが代わりに専用機を用意してくれるって!」っていう話がその子の口から出たときの職員室の驚き様といったらもう凄かったわよ……

 職員室が湧いて織斑先生も一気に疲れが取れた顔していて楯無さんが「よかった……」って言ってその場でへたりこんで泣き始めて……2時間は続いたかしら」

 

 へぇ……あの会長そんな一面もあるのね。初めて会ったときとは想像もつかん。

 

「自分の出来る事をしたまでですよ……」

 

「出来る事って……スペック高すぎない?」

 

「まぁ……ちょっと特殊な学生ですからね……」

 

「とにかく、ありがとね、尾白くん。

 

 

 

 

 

 あ、『メテオラ』について教えてもらってもいいかしら! できれば記事にもしたいし! これは特大ネタよ!」

 

「そのことも会長話したんかよ……まぁ別に隠したいわけじゃないので記事にしてもいいですよ」

 

 後日、校内新聞で俺のSAOについての話が載っていて質問が絶えない日が続いた。……いずれかこうなるわけだし別に構わんが……

 

 その後

 

「織斑先生、山田先生、料理、お気に召しましたか?」

 

「流石だな。やはり尾白の飯に外れはない」

 

「すごいですね尾白くん! いろいろな美味しい料理も作れるなんて!」

 

 同じく会場で食べていた先生陣のもとへ向かう。織斑先生はイタリアン系統、山田先生は中華系統を食べていた。

 

「ちょっと話変わりますが……簪のことありがとうございました」

 

「……いや、礼を言いたいのは私達の方だ。あの場で何もできなかったのだからな。……教師として本当に情けない」

 

「それは本当にありがとうございました……ところでどこからその話を?」

 

「新聞部員の黛さんという人からね……それじゃあ部屋の人にもご飯渡してくるのでお暇します。ゆっくりしていってくださいね」

 

「あぁ、そうさせてもらうあとで黛覚えとけよ……

 

 そう言って会場を後にする。何か聞こえたが気にしない。

 パーティーは夜の9時頃まで続いたらしい。……お前ら寝坊するなよ? 

 

 ……どこかで黛さんの叫びが聞こえた気がするが気のせいだろう。

 

 ────―

 

 午後7時半、自室にパーティーで作っていたご飯の一部を持って入る。

 

「すまん、遅れたな。はい、これ。できたてだぞ?」

 

「いいよ別に、ありがとう」

 

 作業していたのだろう。簪さんISの資料を整理していたのを中断して一旦書類を隅においている。

 

「この学校にお姉ちゃんもいるから簪って呼んで」

 

「了解、簪……そういやゴールデンウィークの土曜日、開いてるか?」

 

 少し頬を赤めながらカレンダーを確認する簪。(『あの子もか……』)だからなにについてよ。

 

「ちょっとまってね……うん、開いてるけどどうして?」

 

「その日、キリトやアスナたちとあってみないか?」




次回からはオリジナルのGW編です

というわけで次回はおまたせしましたSAOキャラとのお話です。

水曜日までには投稿できるかと。コジマ粒子を撒き散らしながらおまちください。

機体解説を大幅に変更、「アレス」の設定も変わってます。
https://syosetu.org/novel/317050/2.html

敵として出るなら……どれ?

  • よう、首輪突き。
  • 世に平穏のあらんことを
  • 私こそが企業だ!
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