IS 白き一角獣   作:どこぞの機械好き

18 / 74
この話は水曜日に投稿すると言っていたな? あれは嘘だ。(第9話「ウアアァァァァァ!!(落下)」)
というわけでできたてホヤホヤを投下します。

そりゃあ人外スペックで味方のオリ主いたら……原作死亡、不遇キャラのPルート確定だよなぁ?

一夏……魔改造残念だったな。まぁ原作より箒がバフかけてくれてるからいいじゃん。

オリ主イメージ図を作ってみました。
だいたいこんな感じなのでこいつ思い浮かべながらお楽しみください。
{IMG117422}
制作元:どこでも立ち絵メーカー




GW編
第9話 アインクラッドズとの再会1


 side 流星

 

 GWの土曜日の午前、俺はバイクの準備をしながら彼女が校門からでて来るのを待っていた。

 周りでは同じく外出する人やこちらを見に来た野次馬で溢れかえっていた。

 

「(誰か待ってるのかな!?)」

 

「(あのバイクってとんでもない値段するんじゃなかったっけ?)」

 

「(いいなぁ、合法的に尾白くんに抱きつけるんでしょ?)」

 

 というかこのバイクタンデムなんだが初めての相方が簪さんとはな……

 

「……おまたせ」

 

 黒基調でところどころに白と緑のラインが入ったライダースーツを着た彼女がやってきた。

 

「(うそ、あの子が!?)」

 

「(デ、デートだと……)」

 

「(まだだ! まだ終わらんよ! 私達のアタックは終わってない!)」

 

 んなもんじゃねえわ。アホウ。ただ宴会しに行くだけだよ。

 

「ちょっと用事あるから連れて行くだけだ。変に期待しないでくれ」

 

 その一言で周りが落胆や安堵の声を出す。

 

 この世界にもkawasakiがあって良かったと今でも思う。

【Kawasaki Ninja H2 SX SE】

 あの世界に入る少し前に手に入れた逸品だ。ちなみに免許取ってから2年たってるしタンデムは大丈夫だぞ。

 こいつの最高速は400km/hを超えるというが……まぁこの国では出せるはずがない。ドイツのアウトバーン(制限速度なし)で走らしてみたいな。

 

「それじゃ、安全運転でかっ飛ばしますか」

 

「それが許されるとでも思っていたのか?」

 

「ゲッ、織斑先生……」

 

 いつの間に横にいたんだよ……

 

「外出届を出した生徒の監視にな。こういったバカがいないか見るためだ」

 

「……安全運転だけにしときます」

 

「不埒な行為はするなよ?」

 

「誰がしますか……まぁ行ってきますね」

 

「気をつけろよ。……今度乗せてくれないか? 

 

 あんたも乗りたいんかーい。

 

「……まぁ言ってくれれば予定開いてる日に乗せますよ」

 

「……また伝える」

 

 ……というかなんでそんな急に落ち込むんですか簪さんや。もしかして飛ばしてほしかったんか? 

 

 バイクを出して学園が離れたとき、二本の巨大な鉄塔が見えてきた時ににぼそっと言う。

 

「……ある程度離れたらかっ飛ばすからな」

 

「……ありがと」

 

 ────―

 

「ここは目的の場所じゃないけど……」

 

 簪がそう尋ねる。

 東京郊外にバイクを止めて目的地に向かう途中、別のある人と今いる公園で待ちあわせをしていた。予定通りならもうそろそろ来るはずなんだが……

 

「少し会社の方の新薬の被験者になってもらってる()()()()()今日の宴会に出る予定でね……きっと驚くと思うぞ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、流星さんだー!」

 

 む? この声は……

 

「……え、ユウキ?」

 

「あれ!? かんちゃん!?」

 

 担当のドクターが車椅子を押してやってきたのは

 

「こんにちはドクター。ここに来れたってことはかなり快方に向かっている、ということでいいですよね」

 

「ああ。まだ完治、とまでは行かないが十分免疫もできてるし、普通に外に出る分には問題ないないほどまでにはなってるよ。今日も無茶しても大丈夫なほどに、ね」

 

 ツィマッド社製対HIV特効薬被験者、もといSAOの帰還者の「紺野木綿木」だった。

 

 ────―

 

 そのままドクターとは別れて簪が綿木の車椅子を談笑しながら押していく中、20分くらい歩いたところで目的の場所についた。

 

『ダイシー・カフェ』と書かれた店の扉を開ける。

 

 

「久しぶりだなぁ流星!」

 

「お久しぶりです流星さん!」

 

「こんちゃ、景太に壷井さん」

 

 店内に入ると料理が盛られた皿を運んでいたケイタとクライン、それぞれ小林景太と壷井遼太郎が真っ先に反応する。

 

 

「やっと来た!」

 

「待ってましたよ!」

 

「木綿季の迎えもしてましたからね……ちょっと遅れました」

 

 料理の準備をしているのだろうか、リズベットとサチ、もとい篠崎里香さんと鴫野沙知代さんがカウンターから顔を出して挨拶する。

 

 

「待っていたゾ、木綿季に簪さン」

 

「久しぶり紺野さん! そして簪さんははじめまして!」

 

「あ! 簪さんだー!」

 

「久しぶりー皆!」

 

「こちらでは初めまして皆さん」

 

 同じく上の男性陣と同じくテーブルに皿をおいたりフォークやスプーンを配っていた喋った順に

 アルゴ──―帆坂朋さん、

 エギル──―この店の店主でもあるアンドリュー・ギルバート・ミルズさん

 そしてシリカ──―綾野圭子さん

 がそれぞれ彼女たちと挨拶する。

 

 

「そういや何でもうみんな集まってるんだ?」

 

「尾白があの子たち連れてくるって言うからサプライズしたくてな……流星には少し遅い時間言ってた。すまんな」

 

「でも良かったでしょう?」

 

 隣り合わせで座っていた和人と明日奈がそう話す。

 

「……まぁ悪くなかったぞ」

 

 この後ミトさんこと兎沢深澄が店に入ってきて今日のメンツが揃った。

 

 ────―

 

「──―という訳で『KANZA』さんこと更識簪さんだ。今は俺と同じIS学園に行ってる」

 

「よろしくお願いします」

 

「「「「「「「「「「「よろしく!」」」」」」」」」」」

 

 今回の『SAO帰還者歓迎会』は合計で13人での開催となった。他にも参加したいと言っているやつがいたんだが……用事とかで参加できなかったやつが多数いる。

 

 ……また開催するか? 

 

「ところで……なんで流星さんもこの場に?」

 

 ……どしたん急に。

 

「これは……あのパターンだナ」

 

「おい、流星。やっぱり言い忘れてないか……?」

 

 んえ? 何かあったか和人と帆坂さん……? 

 

「……綿木の関係は分かってるんだけど、流星さんと桐ヶ谷くんたちはなんで仲良さそうなの……?」

 

「「「「「「「「「「……ゑ?」」」」」」」」」」

 

「「やっぱりか(カ)……」」

 

 あいつら2人だけ理解している……何故だ? まるで意味がわからんぞ。

 

「更識さん、今から言うことあいつから聞いたか返事してくれよ」

 

「うん」

 

「──―流星は『メテオラ』だったって聞いたか」

 

 あれ? 言ってなかったっけ? (『……言ってないぞ』)マ? 

 

「はわわわゎゎ…………キュゥ」

 

 考えてる仕草をしていると思ったら急に顔からポンッと音を立てて顔が真っ赤になり湯気が出て倒れた。……いやいや

 

「「「「「「「「「「「「「簪さん!?」」」」」」」」」」」」」

 

 なんでオーバーフローしたの? 

 んで……

 

「「「「「「「尾白くん(さん)……ちょっと話そうか(カ)……」」」」」」」

 

 な、なんだこの彼女たちからのプレッシャーは!? 

 

 ハマーンやビックボスの比ではない……だと……

 

 突然女性陣がこちらに般若も逃げ出す形相でこちらをにらみ、非常に凄まじい殺気を感じる。

 

 これは……終わったな。(『流星、ご愁傷さまだ』)

 

 ────―

 

 side 簪

 

 突然の新事実に頭が追いつかなくなって気を失ったあと、SAO帰還者歓迎会が始まった。

 

 みんなが口々に色々な会話をしている。

 

 流星くんは……席のコーナーで机に突っ伏していて、壷井さんや小林くんが慰めている。

 

 ……何かあったかは聞かないでおこう。

 

「にしても日本代表候補生カ……」

 

「すごい役職だね!」

 

「ってことはテレビとかでよく見る専用機を持ってたりするの!?」

 

「作ってたんだけれどね……壊しちゃったんだ」

 

「「「「「「壊した!?」」」」」」」

 

 周りで喋っていた彼女たちが一斉に驚く。

 

「あれって何千万、何億もするんじゃなかったっけ……」

 

「うん……それで一時期は本当にIS学園やめないといけないはずだったんだけどね……」

 

「じゃ、じゃあ今は……?」

 

「新しい専用機をもう作ってるんだ」

 

「……あれ? でもそのさっき言ってた倉持なんたらはもう作ってくれなかったんじゃないの?」

 

「流星くんの会社がね……」

 

 そう言って私達が当の本人に視線を向けると、

 

 流星くんがまだ机に突っ伏しながらこちらにサムズアップしている。

 

 あながち「俺たちの会社が作ってやったぜ」なんて言いたいんだろう。

 

「彼が、ねぇ……」

 

「ボクも彼の会社に薬もらって今この場にいれてるんだけどそっち方面(IS関連)にも強いとは……」

 

「あの会社一体どうなってんのよ……」

 

 口々に彼や会社の話題に切り替わる。

 

「そういえばGGOっていうフルダイブのゲームもツィマッド社じゃなかったっけ……」

 

 明日奈がそうつぶやく。

 ……あの会社手を出してない分野ないんじゃないの? 

 

 ────―

 

 流星くんが新しくご飯を作ってくれたり、カラオケ大会などが始まったりして時計はもう8時を指していた。……門限間に合わなかった……

 

 今は外でみんなで喋っている。

 

「もうそろそろ遅くなってきたしお開きにしない?」

 

「……そうだね。ボクも病院の迎えがそろそろやってきそうだし」

 

「簪さん学校の門限とか大丈夫なの?」

 

 里香さんがそう訪ねてくる。

 

「もう過ぎてるんだけど……どうしようかな」

 

「一応外泊届もだしてるからそこは問題ないんだが、どうする? 俺は明日実験場に用あるから、そこの近くの宿舎に泊まる予定なんだが……誰かの家に泊めてもらうか?」

 

 門限の問題や、外泊の問題は流星君がもう手を打っててくれてみたいだけど、どうしようかな……私もその宿舎に泊めてもらおうかな。

 そう考えていると、

 

「あ! 今日私の家に泊まらない?」

 

 そう明日奈が提案してくる。

 

「……いいの?」

 

「全然大丈夫だよ! ね、和人!」

 

「俺も別に構わないぞ?」

 

 桐ヶ谷くんも肯定する。

 ……あの子達同棲してたの!? 

 

「んじゃ、スマホに連絡してくれたらまた迎えに行くからそれでいいか?」

 

 それなら……

 

「うん、そうするね。みんな今日はありがとうございました!」

 

「「「「「「「「「「「「ありがとうございました!」」」」」」」」」」」」

 

 今日は人生でも指折りのとても充実した一日だった。




何このチート会社。これでホワイトとかマ?(おまいう)

一部キャラの名前は主が勝手に考えました……
二次創作での掟とかあったら教えて下さい。

次回幕間です。
今回は2人分の内容となってます。
種をかち割りながらハイライトのない目でお待ち下さい。

もうそろそろ空から黒に塗られた白栗が降ってきそうだな……

新参加形式追加しました。
ぜひご参加を。

ツィマッド社の裏の顔
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=299773&uid=427875

簪クシャの新しい名前
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=299771&uid=427875

敵として出るなら……どれ?

  • よう、首輪突き。
  • 世に平穏のあらんことを
  • 私こそが企業だ!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。