IS 白き一角獣   作:どこぞの機械好き

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原作リコリス1話との時期のズレがあります。
ご了承を。

今回はシャアお休みです。『』はとあるオペレーターの会話です。
……このオペは一体?


第11話 1000艇の銃

 黒いホワイト・グリントの襲撃があった2日後、流星はとある任務に従事する……

 

 side 流星

 

「これよりブリーフティングを始める」

 

 ツィマッド社のある作戦会議室内、ダグザ・マックールさんが説明をする中でプロジェクターに今回の作戦区域が映る。

 

「ここにいる奴らは日本に約1000挺の銃が運び込まれたことを知ってるか?」

 

 何人かはうなずいたり、「何やってんだ……」と呆れるものもいる。

 

「その一部が、こちらの情報によると今日の夕方、1630にここで取引されるらしい。日本政府直轄の組織、DAと共同で潰しに向かう」

 

 マーカーで東京の地図内のあるビルを指す。

 

「向こうの勢力は多く見積もっても60人程度と見られているかなりの大世帯だ。俺たちの主な任務は見回りをできるだけ捕まえるように、とのことだ」

 

「今回のメンツ(お品書き)は?」

 

 ダグザ隊の一員が質問を投げかける。

 

「今回の主な任務に当たるのはDAC(ダイレクト・アタック・コーポレート)部隊のランバ・ラル本隊と俺の隊で後方支援はドアンの部隊が行う。なお、この場にいるからわかってるやつもいると思うが、ワンマンアーミーズの一部メンバーとの合同作戦となっている」

 

 今回応援としてワンマンアーミーズ──―通称変態仮面軍団よりミスター・ブシドーやドモンに東方不敗、ネオの四人が参戦している。

 

「私は望む……悪との戦いを!」

 

 独特な挨拶をするブシドー。

 

「なお、総長の流星も現場のリコリスと作戦を行うことになっている。いつも通り気を抜くなよ。

 俺たちは歯車は歯車でもツィマッド社のみんなにとって大事な歯車だ。決して無理はしないように」

 

 総長……いつの間にか裏のコイツラからいつの間にかそう呼ばれてた名前だ。

 

「ブリーフティングは以上だ。各員、準備を始めろ」

 

 各々立ち上がって装備の確認をしたり、装備を取りに行ったりする。

 ……ん? どうしたんだダグザさん。

 

「流星、一昨日に戦闘があったらしいが、大丈夫なのか?」

 

「……昨日たっぷりと寝ましたから」

 

「……無茶するなよ」

 

「了解」

 

 それじゃあ、俺も準備を始めますか。

 

 部屋を出て作戦準備室──―火器や装備が保管されており、所々で退院が準備をしている場所に向かい、あるやつから今回使うスーツを装着しての説明を受けている。

 

「……これはタンカーで使ったメタルギアRAYの時のあれか?」

 

「そうだよ、光ファイバーを利用した特殊電気紡績技術を応用し作られており、わざとに着用者の体を圧迫し、各臓器の機能促進を図っている。

 

 その上、外からのダメージは出血量や被弾部位をナノマシンやスーツ内部のセンサーが検知し最適化する機能が備わってるからダメージを抑えることができる。

 

 あの時よりも性能が上がってるからきっと使いやすいはずだよ。

 ……にしてもほんとにタバコを吸わなくなったね流星、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ──―いや、今からは()()()()か」

 

「……そうだな、()()()()。料理を積極的に作るようになってあまり吸わなくなってる」

 

「君のよくわからないこだわりが治って嬉しい限りだよ」

 

「だがまだよくわからんきのことかは食べれるがな。それじゃあ、今回もオペレーター頼むぞ」

 

 鼻まで隠れるマスクとバンダナを装着し、自分のバイクに向かう。

 

 ────―

 

 現場周辺にに到着したが……

 

「なんでもう作戦が開始しとるんだ……」

 

 ランバ・ラルが愚痴をこぼす。

 

 リコリスとの合流予定地に本人がおらず、すでにビル内に突入していく姿が遠くに見える。

 ……こちらの時間はズレてないはずなんだが。

 

「だが、現場にはうろついてる奴らがいるから手筈通り俺たちはそちらは行う。

 メビウス1(流星)は途中まで俺たちと周りのやつを片づけた後にビル内にいるリコリスたちと合流してくれ」

 

「了解した」

 

 ランバ隊15人、ダグザ隊15人とワンマンアーミーズの4人の合わせて34人で敵が多く存在するビルの麓へ向かう。

 

 道中にいる銃を持ったあからさまに敵(というかこのあたりにいるのは俺たちとDA、犯人たちだけだが)なやつを

 

「デッドリー・ウェイブ!」

 

「石破、天驚拳!」

 

「「ワベシッ!?」」

 

 ドモンや東方不敗が謎に光ったりする手などで敵の意識を刈り取り、

 

「刮目せよ!」

 

「グアッァァ!?」

 

 ミスター・ブシドーが麻酔銃やを撃って敵を眠らし、木刀で敵を文字通り吹き飛ばす。

 ……なんで木刀でそんなに人が宙に浮くの? 

 

 また、ランバ隊やダグザ隊も彼らに負けじと敵を捕まえていく。

 捕まった敵は後方支援のドアン隊に次々と回収されていった。

 

 ────―

 

「ツィマッド社作戦本部、こちらDAC部隊及びワンマンアーミーズ。人員の脱落なしでビルに着いた。これからはコメット1単独行動でいいな?」

 

【作戦本部了解。任務を続行されたし】

 

 ツィマッド社に設置した作戦本部より次の手順に移る。

 

「了解。これよりビルに潜入する」

 

 先にリコリスたちが入っていったビルの非常階段から、こちらの隊員が周辺を警戒するのを跡にしながら俺は彼女たちのあとを追いかける。

 

『それじゃあ敵たちの情報を君の端末に送ったからそれを頼りに任務を努めてくれ』

 

 そう言ってこちらの所持する端末に各階にいるリコリスと戦闘中の敵の数が表示される。

 下の階の奴らからやっていくか。

 銃撃音が聞こえる中、非常階段の各階の扉からそっと入り、近くの敵に手当り次第サイレンサー付のコルトガバメント1911を敵の手や足に撃って行動不能にする。

 その敵の相手をしていた白や紺の服を着たリコリスは一瞬きょとんとするが、すぐさま拘束していく。

 

 そして六階についたが……

 

「取引現場現場の銃撃音他の階より散発的になってる。中の状況はどうなってる?」

 

『一人が犯人に人質に取られている模様、現場は膠着状態になってる』

 

 人質、か。めんどくさいことしてくれる。

 体に装着している装備の中から缶コーヒーほどの大きさの筒を出してピンを引き抜き

 地面に転がす。

 

 その物体から吹き出す煙はあたりの人間の視界を白くする。

 

 足音は聞こえないからその場で止まってるな。移動位置の予測をしなくて済む。

 次々に敵に忍び寄り、意識を奪っていく。

 

「何ゴッ……」

 

「どうしっグエッ……」

 

 一人は麻酔弾に切り替えたこちらの銃で沈み、ある一人は音もなしに背後より首を絞められて白目をむき倒れる。

 

「あん? 何ごとっ……」

 

 そしてある人質に銃を向けていた一人は後頭部を銃の撃鉄で殴られ地に倒れる。

 

「えっ…………あなたは?」

 

 突きつけられていた銃の感覚が無くなり、後ろを振り返った元人質はこちらに問う。

 

「嬢ちゃんを助けに来た、今回の作戦の協力者だよ。今から君を仲間と合流させ『……え?』る?」

 

 インカムからオペレーターの困惑した声が聞こえる。

 

「どうしたオタコン?」

 

『DAとの通信が誰かに妨害された。今はもう復帰したけど』

 

「作戦に支障は?」

 

『いや、作戦は続けれる……って!?』

 

「どうした!?」

 

『君の目の前でリコリスの一人が自動小銃を構えてる! 撃つつもりだ!』

 

 ……なーんでいつも拳銃メインで使ってる奴らがそんな重火器を? 

 ってそんな場合じゃねぇ! 

 

「キャッ!?」

 

 すぐそこにあった柱の裏に彼女の首裏の襟を持って引っ張り込む。

 次の瞬間、晴れかけていたあたりは破片の煙や血飛沫でまた曇りだす。

 ガラスは砕けてサッシも破壊されて地面に落ちる。

 

 なんかいま金属がひしゃげた音がしたような……

 

『敵があの中を生きてるのは絶望だね……』

 

 ありゃぁ……気絶させた意味ないじゃん……

 少し顔を出して状況を見る。

 ……今のはさっきまで彼女がいた場所だけ撃っていなかった。

 助けたかったのだろうか。

 

 こうなっては彼女たちの前に出現すると敵として見られる恐れがあるため、非常階段で降りるとするか。

 

「……ここから出る。ついてこい」

 

 彼女を連れて非常扉を開けると

 

「あー! あたしのバイクがぁー!」

 

 何故かバイクと叫んでいる白髪で赤服のリコリスがいた。

 ……もしかしてさっきの音あなたの? 

 

 ────―

 

 side 千束

 

「あー! あたしのバイクがぁー!」

 

 さっきの大きな銃を持った子が撃ったときに割れた窓でひしゃげた音とともにさっきまで使っていたスクーターが潰れる。

 

 お小遣いためてやっと買ったやつなのにぃー……

 まぁ、今は任務を行うとしよう……

 

 そうして6階の非常口に視線を戻すと

 

 セカンドリコリスを連れている、所々に武器がついている黒がかった青い全身タイツのようなものを全身にまとい、バンダナを巻いた男性がいた。

 ……気づかなったがいつからいたのだろうか。

 

 とっさに銃を構えて標準をあわせる。

 

「……何者ですか?」

 

 向こうは鼻まで覆われたマスクをしているためあまり表情は分からない。

 

「あ、あの、彼は人質だった私を助けてくれた今作戦の協力者です! 決して敵ではありません!」

 

 セカンドの子そうが申し立てる。嘘をついている様子もない。

 なら安心か……あの弾を使わなくてよかったぁ……

 銃を下ろす。

 

「……下に居るやつらから説明を受けなかったか?」

 

 男性がそう訪ねてくる。

 下のやつら? ……あ、そういえば

 

「敵を縛っていた人たちのこと?」

 

「そうだ。そいつらから俺がいること聞いてなかったか?」

 

 あれ!? あの話ってそういうことだったの!? 

 

「そんなこと言ってたようなぁ……アハハ」

 

 彼が額に手をあて、天を仰ぐ。

 

「はぁ……

 んで、上の奴らは蜂の巣、残りはあんたたちの仲間か俺達が全員捕まえたから今作戦は終了した。

 もうやることないぞ?」

 

 え? じゃあ私来ただけで今回はバイクが潰されただけ!? 

 トホホ……

 

 帰るとしますか……

 

「あの……」

 

「ん? どうした?」

 

「家まで送ってくれませんか?」

 

 ────―

 

 あのバイク一体いくらするんだろう……300万は絶対超えてる。

 

 そのまま彼はバイクで私を後ろに乗せてエンジン音を轟かせながら家までおくってくれた。

 

「ありがとうございました! 良ければこのあとぜひ私の店に来てくれませんか? お礼がしたいので!」

 

「あー……今日はまだ用事あるから明日行かせてもらってもいいか?」

 

 彼がそう提案する。

 

「はい! いつでも来てくださいね!」

 

 彼にどんなご飯を作ってあげようかと考えている中、彼が手を振って出発しようとしている。

 手を振り返して彼を見送る。

 彼がバイクの正面を振り向く時、フルフェイスのヘルメットが西日で彼の顔が透けて見えた。

 

 非常に懐かしく思える顔だった。

 

「……あれ? 昔どこかであの顔見たことあるような……?」

 




今回ダグザさんやブシドーたちは今回犯人の捕獲だったので少し登場控えめだったかも……
そして

_人人人人人人人人人_
> 唐突なMGS要素 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

スニーキングスーツはスマブラでお馴染みのMGS2のアレです。

オタコン参戦!リコリス任務回をメインにオペレーターとして頑張ってもらいます。

次回喫茶リコリコ回です。
その後に学園の話に戻ります。IS原作進行待ちの皆さん、もうしばらくお待ちを。

敵として出るなら……どれ?

  • よう、首輪突き。
  • 世に平穏のあらんことを
  • 私こそが企業だ!
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