IS 白き一角獣   作:どこぞの機械好き

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  // \ <イツモミテクレテアリガト。by AMIDA AA
へ|‰,メ三ミ|
 ノ兀巛彡''
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キャノンボール・ファスト編、始まります。


キャノンボール・ファスト編
第58話 新たなる3機


「私は……まだ……!」

 

「たきなさん、今日はもうやめとけ……まだ体が治りきったわけじゃないんだ。休むことも、大事なんだぞ?」

 

「えー? リキッドたきなにだけずるいー!」

 

「千束はもう治ってるだろう! 流星から治り次第CQCを覚えさせてくれって頼まれてるんだ!」

 

 

「オセロット……数日での治療を実現できるそのナノマシン、高性能過ぎると思うが……」

 

「……今に始まった話じゃない、クルミ」

 

 ────―

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 ──

 ―

 

 side 詩乃

 

「──でね、その時に一斉に告白したら流星が泣いてね……」

 

 今日から始まったIS学園での生活……ルームメイトになったかんちゃん()から、流星の昔の話を聞いていた。

 

「……流星って、泣いたことあるんだ」

 

「私は2回見たことあるかな……一回はその時に、もう一回はSAOの時にね」

 

「かんちゃんの今の話を聞くまで、私は涙もない人に惚れたって思ってた……」

 

「流星もちゃんと人の体だよ……実際の年齢はともかく」

 

 キリトくんとか、アスナがたまに流星の昔すぎる話をしてるのは聞いたことある……でもまさか、何回も生まれ変わってきた人だとは簪の話を聞くまでそうだとは思わなかった。

 

()()()()()()()()()()、1000年超え……そんなに生きてたら、記憶するのも大変だろうね」

 

「昔聞いたことで、エミールっていう人よりかはマシだって言ってたけど……誰なんだろう?」

 

「さあ……以外にもこのハロみたいな形をしてるのかも?」

 

 かんちゃんはそう言いながら、コロコロと転がっていたハロを持ち上げて抱え上げた。

 

『リュウセイハジッサイ、ジュ……エミール……アレッ、ドコカデキイタコトノアルナマエ……』

 

 じゅ……? 何かを言いかけたハロは、別の言った言葉を拾って何かを考え始める……あれ? 

 

「ハロってこんな言葉覚えるっけ?」

 

「AIを載せてるから、どこかで覚えたのかも……それに、それは流星がこの世界に来る時に一緒に来たオリジナルのハロだよ。市販とは、動いてる年数がまず違うし」

 

「これが!?」

 

 確か市販のハロの販売はそろそろ10年くらい経つけど、このハロだけは流星と一緒にやってきた特別な子……ってこと!? 

 

「入ってもいいか?」

 

 さっきのように雑談をしていると部屋の外から聞こえてきたのは、織斑千冬さんの声……時計を見るとそろそろ、昨日やるはずだったことをやる時間になっている。

 

「どうぞ、織斑先生……時間が来ましたか」

 

 簪が扉を開けて、織斑先生が中にはいってきた……要件は間違ってなさそう。かんちゃんと話して決めたISの資料をもってこないと……

 

「そうだ。ついさっき、ツィマッドから準備ができたと連絡が来た……朝田、行けそうか?」

 

「はい……」

 

 そう言って立ち上がろうとするも……立ち上がれなかった。脳裏に浮かんだのは、前の学校で散々家を我が物顔で使ってきた人……どうしてこんなときに……! 

 

「……っちょっと待ってください、すみません」

 

「どうしたの、しののん?」

 

「ごめん、簪……フラッシュバックが」

 

「謝ることはない……これからのことが心配なんだろう?」

 

 織斑先生がこう聞いてくるということは、私がなんで悩んでるか知ってる……流星から話を聞いたのかな? 

 ……間違ってはないので、首肯する。

 

「織斑先生、私もついて行っていいですか?」

 

「事前に簪の同席については許可を取っている……むしろ、簪はツィマッドの代表なんだから、これを取らなくても言われたがな……」

 

「……そういえば、そうでしたね」

 

 織斑先生と似たような視線を向けると、アハハ……と言いながらかんちゃんバツが悪そうに顔を横に向けた。

 そういうことはしっかりしとか「朝田」ひゃいっ!?」

 

「前の学校ことはすでに聞いている……もし、朝田に害を為すものがいたら私が許さないし、私に言いにくいことがあっても流星や結城、桐ヶ谷に相談してほしい。なに……今はそんな事で、悩まなくてもいいさ」

 

「ありがとうございます……でも……織斑先生は、流星が相談に乗ってくれるってどうして知って……」

 

「さあ、な。本来は生徒と教師の恋愛は避けるべきではあるが……」

 

 あ……もしかして……

 

「……んんっ! 流星が待ってるぞ」

 

 話し始める前より心なしか頬が赤く色ついている……眼の前のこれからの教師が移動を催促した。

 

 ────―

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 ──―

 ──

 ―

 

 side 和人

 

「この部屋で、ちょっと待っててくださいねー」

 

 山田さんに連れられてやってきたのは……ここの教師が使っているであろう会議場。

 30は優に超える画面が表示されている、この部屋には何人かの教師と……

 

「やっほ、キリト……学園祭ぶり」

 

「お姉ちゃん、和人をいじったりしてない?」

 

 先に座っていた詩乃と、その横に座っている簪。そして……

 

「キリトくん……」

 

「アスナ……久しぶり」

 

 話し始めている時には、もう抱きしめ合っていた……よかった、アスナに何もなくて。

 数日会わなかっただけなのに、数週間も会えなかったかのような感じがする。

 

「はわっ……この二人は……!」

 

「……青いな」

 

 山田さんや、織斑さんが言葉をこぼして……

 

『……てぇてぇ…………アイムオーバーブーストッ! 

 

 なにかが高速で移動するような音の後、昔にどこぞのVRMMOで聞いたことのある爆発音と共に、写っていた一つの画面が真っ白になる。

 

「……いまのは?」

 

「ホワイトグリン子……本名は白隼閃光だ。ISになってる一般転生者がキリアスのイチャラブに耐えきれずにオーバーブーストしてアサルトアーマーしてコンボイ司令官しただけだから気にするな。数分したらもとに戻る」

 

「「「???」」」

 

 おーばーぶーすと? こんぼいしれいかん? 

 理由(ワケ)の分からない単語を並べられて脳内の処理が追いつかなくなる。これを言った人は……

 

「ともかく……待たせたな、3人共……野暮用で1日ズレたことは謝っておく」

 

 目の前の画面の中央に写っている、流星だった。

 なんでもツィマッドの方からのリモートで、今回はやることになったそうだ。

 

「昨日、何があったんだ? 顔色もなんかよくなさそうだし……」

 

「それはちょっと言えないな……事情が事情で、会社のこととしか。悪い」

 

「……無理はしないようにしろよ」

 

「覚えとく……まず、始めるにあたって先生方から、なにか聞いておきたいことはありますか?」

 

 そう聞いてまず最初に手を上げたのは、織斑先生だった。

 

「尾白はいつ、学校に戻ってくるんだ?」

 

「俺のことは……休日明け、明日にはもう教室で座ってるようにしときます、織斑先生」

 

「遅刻と授業中のうたた寝は許さないぞ?」

 

 言ってること自体は、ふつうに教師と生徒のやりとりなんだが……口調がもう親戚のそれに近い。

 仲いいな、二人は……

 

「わかってますよ……他には?」

 

「ひとつ……いいか?」

 

「何だ、和人?」

 

 

 

 

『ぜひ我がアクアビット部門のアクアビットマンを……!』

 

『何を言うっ! それならこの雷電のほうが!』

 

『ナインボー……デデデ、デストローイ、ナイン、ボー!』

 

 流星以外の画面でずっと、某夢の国のマスコットキャラクターを青色にしたものや戦車のようなもの……赤い9が書かれた機体の模型などを持ちながら、騒いでる人たちがどうしても視界にはいる。

 

「流星の画面の横にいる……この人たちは?」

 

「あー……コイツラはほっといてくれ。こういう時、いつもこうなってるから。

 デュノア社向けのISの武器の依頼がいくつか入ってる『『ヒャッハーッ!』』……そっちを優先で頼むぞ」

 

 流星が周りの画面の人達になにかの依頼を出すと、騒いでいた人たちのモニターが一斉にオフになり……一気に静かになる。

 

「……すまん、普段はいい奴らなんだがな。それじゃあ、話を始めるとするか……3人の専用機について」

 

 ────―

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 ──―

 ──

 ―

 

「詩乃、これで決定か?」

 

「うん。ガンダムエクシアリペアⅢの……このヘカーテパックで決めろ」

 

「ヘカーテライフルとGNビットの換装パック……『エクシアリペアヘカーテ』で決定と……いまのを聞いたな、製作班?」

 

『はい! 誠心誠意、作らせていただきます!』

 

 さっきは騒がずに、残っていたツィマッドの人達であろう画面に写っている人たちから、威勢のいい返事が聞こえてくる。この人達が作ってくれるのだろうか……

 

「じゃあ次は言いたげにしてる明日菜は、どれにしたんだ?」

 

「そんな事ないけど……私は…………この今そっちに共有したそれでいい?」

 

「明日奈の方はOOセブンソードか……カラーリングはどうする?」

 

「赤と白で……ちょうどこんな感じに」

 

 そう言って、アスナは流星が見ている画面に、元から作っていたであろうカラーリングを変えたISのイメージ図を共有する。

 

「これで、確定だな? 「これでお願いね、流星」了解……あ、一つだけおまけしとくか……」

 

「おまけ?」

 

「それは届いてからの、お楽しみ……っと」

 

「木星から今ある分を持ってくるとして……もし太陽炉足りなかったら、今あるやつをコジマに載せ替えるか」と言いながら、パソコンに何かを打ち込んだ後、流星は最後に俺に聞いてきた。

 

「最後で悪いな……和人はどれにするんだ?」

 

「……俺は、これにする」

 

 その機体の画像を見せた途端、流星の表情が変わった。

 

「そのじゃじゃ馬を、選んだか……」

 

 さっきの雰囲気と全然違う。これを選ばないほうが良かった……? 

 

「そいつを乗るには……相当な覚悟がいる。機体に呑まれる可能性も、否めないが……それでも、乗るのか?」

 

「なんかこれにしか目が行かなくて……別に色が気に入ったとか、そういうわけじゃないんだ」

 

 1分くらいだろうか……画面越しに何かを考えていた流星は「……賭けてみるか」と言って、続けてこう喋った。

 

「そこまで言うなら……乗ってみると良い。こいつに、なにか運命的なものを感じたんだろうな……

 

 ユニコーンガンダム2号機『バンシィ』……俺の専用機の4号機……『アレス』の兄弟機に」

 

 ────―

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 ──―

 ──

 ―

 

 IS学園の専用機をもっている学生達と、新しくはいる3人の眼の前に置いてあるのは……赤と白、青と白、そして……黒と金色の3体のIS。追加で横に流星と束さん。

 

「「そして出来上がったものがこちらになります!」」

 

「……早っ!?」

 

 もう一人の男性操縦者……織斑一夏くんが、目を見開いて驚く。

 あれ……一昨日に、まだ決めたばっかりだったよな? そういう目線をアスナに向けると、ややぎこちなく首を縦に振る。

 

「いろんなところから、もうすぐ開催される『キャノンボール・ファスト』に間に合わせてほしいって言われたからな……ISコアと装甲にするようの塊はもう作ってたから、後は削り出して塗装して引っ付けるだけだ」

 

「……流兄、ISコア地味に3個も新しく作ってんじゃないわよ……」

 

「468個が471個になっただけだ。誤差だよ誤差」

 

 中国の代表候補生と、やや笑い気味にそんな言葉を交わす流星。

 教科書を書き換えないといけないことを、そんな簡単にして……IS学園の制服もでさえも、まだ届いてないんだぞ……? 

 

「それじゃ、早速最適化(パーソナライズ)して実際に飛んでみようか。目標は1週間後のキャノンボール・ファストで参加できる位の実力をつけることだ」

 

 かなーり高く設定されたハードル……できるかな。




キリアス+シノンの専用機落成……これからは、IS原作勢とSAO勢の絡みが増えるでしょう。機体解説の更新は、しばしお待ちを……次話あたりで更新すると思います。
……こうなったら、書いている方も楽しくなってきますね。

敵として出るなら……どれ?

  • よう、首輪突き。
  • 世に平穏のあらんことを
  • 私こそが企業だ!
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