受験勉強が忙しい故……更新が厳しくなってます。
この作品に対する熱が消えたわけじゃぁないんでね……
それでも、申し訳ねぇ……
『いまごろあの娘達は元気かねぇ……』
「珍しいな、お前が物思いに耽るとは」
『マ・クベか……いやいや、ちょっと『提督』だった時の記憶が唐突にね!』
「…………もしお前の言っている彼女たちが、
「hey,テートク! あのときの答え聞かせてほしいデース!」
「全員……婚姻届を持っていたが、お前彼女たちになにをした?」
『……アッ!?』
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side 本音
キャノンボール・ファストの一般生徒部門……それの一番初めを飾る1年生の番。
生徒が搭乗した複数のISが動作確認をしたり、これから始まる競争に期待している人もいる。
「尾白くんが操作してる無人機って、足が4つあるらしいよ?」
「悪路を歩くわけでもないのになんで多脚を採用してるんだろ……でも、彼との戦闘は避けたほうが良さそうだね」
私も、開始される前に装備や機体に不備がないかチェックをする……問題なし。もちろん、自分で整備したIS……そんなこと万が一でも起こさないようにしている。
『キャノンボール・ファスト……スタートッ!』
その放送とともに、緑色になった空中に浮かぶランプ。それを確認した一斉に飛び立つIS群に私も負けじと飛び上がる。
始まってすぐに、近づいたら少し威嚇射撃したり刀を振ったりして散発的に戦闘が始まりつつ、そんな中でも、多くの生徒が空中に置かれているビーコンを頼りに、決められたルートを飛んでいく。
「本音、途中まで一緒に協力していかない?」
「けど今は敵同士だから、あんまり話さないほうが……」
「でも、途中で教師が妨害するギミックがあるしそれに……きゃぁっ!?」
横で話していた一組の生徒に向けて、幾多ものミサイルが命中し、その子のSEが一気に半分まで削られた。
今やったのは……あれは!
『まだ俺もこれを動かしたばかりで、操作がおぼつかない……』
地上にいた状態の特徴的な四脚は折りたたまれている、ラインの乙女が上空より舞い降りてくる。
隅々まで見ると、このISがいかに空力を味方につけているかがわかる
「……やっぱり私の前に来たんだね、りゅーりゅー」
『ただ単にみんなの実力を知りたいんだ。さぁ……ついてこれるか!』
『ラインの乙女に見事被弾させた生徒には、尾白くんからささやかなプレゼントがあるそうなので皆さんがんばってくださいねー!』
その掛け声とともに、一瞬にして遠ざかったラインの乙女を追いかけるように、多くの生徒がそのプレゼント欲しさに詰め寄ってくる。
「それは私がもらうわよ……!」
「なんの、それはこっちのセリフだよ!」
そんなことはさせまいと飛び回るラインの乙女は、いつもりゅーりゅーが使っているアレスよりも速度に磨きがかかっている。
「……でも、なんで流星がそっち側になってまでもこの大会に出ようと思ったの?」
『どうして……か。言い方が悪いかもしれないが、これは俺が試してることでもあるし、俺が試されてるところでもあるんだ』
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「自分の身は自分で、か……」
「どうしたのかんちゃん?」
「いや……私達も、千束みたいなことになったらどうなっちゃうのかなと思って……お姉ちゃんとさっきまで話してたんだ」
「千束って……あの電波塔の人? その人がどうかしたの……?」
「その人が、最近誰かに襲われたみたいでね。あまりにも、私達が弱いと……流星に、負担かけちゃいそうって思って……」
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最近、かんちゃんの知り合いが襲われたという話をふと思い出した。
彼がこのことを意図してるかは
『この試合は飛んでるだけじゃ勝てないぞ!』
「わわっ……とぉ!」
突然此方に向かって飛んできたミサイルを、バレルロールですれすれに避けた。
どちらかというと、ステゴロとかのほうが色々教えられてるからそっちが長けてる……けど、
「こっちにこないでぇぇええ!?」
「回避回避回避ぃー!」
追いかけることに夢中になっていた生徒の何人かが、流星の放ったミサイルの餌食となって地面に墜ちていく。
周りにいる生徒達にもミサイルを降り注げている、流星の背中を必死に追いかける。
遥か高みにいる彼。その圧倒的とも言える力によっていつも守ってもらってばっかり……
……でも、流星のと一緒に進むには!
「私は、守られてるだけじゃ……ダメなんだ!」
ラインの乙女の側面からブースター炎が吹き出て右に急速に移動する先を狙って、手持ちのアサルトライフルを乱射する。いくらあのISが速度に長けてると言っても、急激な起動は取りにくいはず。
私だって、頭を使うことくらいならできるよ流星……!
『これは不味いな……だが……!』
今度は左に向かって急激に移動した流星の操るIS。流石に両方移動できるようにはしているか。
だけど……運の良いことにばらまいた銃弾の内一発は、完全に
突然、ラインの乙女の背後から黒煙を吹いた。
『メインブースターがイカれただと! 狙ったか本音……!』
「え……えぇ〜っ!?」
これは想定外……
今のアサルトライフルのたった一発だけで、そんなにダメージを受けることある……!?
『熱が籠もる関係で、後ろのPAは不安定なのを知って…………くっ……メインブースターも、PICも完全に逝ってやがる……』
流星の声を発しながら、ラインの乙女推力を失ってどんどんとその高度を落としていく。
『オッツダルヴァの二の舞……いや、これは本音の実力……か。すごいよ』
「その……りゅーりゅーのことは……」
『追いかけなくてもいい……本体は無事だし、な? もうゴールは近いから、はやくレースにもどれ。これに関しても、試験機だから色々心配はしなくてもいい』
いつの間にか目の前まで迫っていたゴールの目印。流星は戦闘中にも、こっちのレースのことを考えてくれて……
「ありがと、りゅーりゅー。それに、私は守られてるだけじゃないんだよ?」
『……そうか。なr』
喋っている途中に池に直撃したラインの乙女は、大きな水柱を上げてその動きを完全に止めた。
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side シャルル
「ブースターだけ交換できる仕様で助かった……おかげで、このあとは問題なく出れる」
ついさっき、池から引き上げたラインの乙女という無人機の破壊されたブースターを外して、予備だという別のブースターに付け替えた流星はそう言いながら、流星は本音をまるで猫のように頭や顎を掻いている……いいな、それ……
「背中が弱点なら、そこを狙えば流星の操ってる無人機は問題ないな!」
「……言ったな和人?」
「あれはまだ航行速度の半分にも満たない。戦闘中にも言っただろ……
まぁ一回でフルスペック出せない俺と機体が悪いだけなんだけどな……と続けて喋った流星に、ここにいる誰もがそうじゃないだろうとツッコミをいれる。
「……始まったら、まずお前からしばき倒す」
「ストレートな暴言!?」
ガーンという音が聞こえてきそうな顔になった和人くんを後眼に、流星は何かを思い出した表情をして、こちらに話しかけてきた。
「そういえば、シャルのさっき言ってた新型機は……」
前回は時間なかったから詳しく説明できなかったけど……今回こそしっかり説明できる。
あとこの話を2ヶ月放置してた作者にもしっかりおはなししないとね……というメタい事はさておき。
「よっと…………これはストライクフリーダム弐式……それにプラウドディフェンダーを搭載した『マイティ―ストライクフリーダム』堅牢な対エネルギー防御性能と、広範囲の瞬間制圧能力を備えた第3世代機だよ!」
「どれどれ……ストライクフリーダムと違うところもいくつかあるな……一番目を引くのは、背部の白いウイングユニットだが……よくよくみれば、腕の装甲とかラケルタ・ビームサーベルのマウント方法が変わってる…………たしかにこっちの方が保持力に関しては……」
研究者の血が騒いだのか、流星が私が今搭乗したISに近寄ってまじまじと見つめながら、ブツブツとつぶやき始める。
「よく分かるね……今から言おうとしてた変わったところを全部言い当ててるよ……あと…………その……距離が…………」
「……失礼」
……こういう事は、夜とかあんまり人にいないところでやってほしい……かな。
「で、このISがあるということは、キラあたりが色々いじくってそうだが……『弐式』という名前、最後の戦いのあとにもまだ戦争が残っていたということか……」
「御名答。キラとかアスカが共闘したって言ってたよ」
その時に、また多くの人の命が失くなった……とも。
「歴史は繰り返される……か……というか、珍しいな。キラやアスランを含めたコズミック・イラのガンダムを開発できた彼奴等フランスで暮らしてるって言うことか…………せめて連絡よこしてほしかったなぁ……」
「またそれについては連絡したがっていたって言っとく。あともう一つ相談があるんだけど……この装備、なにか知ってることはない?」
流星に見えるように空中に投影した画面に、とある装甲の欠片の画像とその物の特性を映す。
「ふぇむてく……いや、全く知らないな。これも、キラたちが?」
「うん……現段階だと実用はおろか、作ることも難しいみたいでね……お父さんが一緒に開発しないかって聞いてたけど、どうする?」
「なら、そっちの資料はまた合同開発って名目でこっちの変態共に回しといてくれ。暇な部門の奴らが喜ぶ……にしても、ISコア2個を積むとは贅沢な……演算処理の向上は見込めるが、コアの相性よくあったな」
「うん……お母さんの乗っていたISのコアだからね……」
お父さんが、そのISコアだけはどのISにも載せずにまるでこの時のために置いてたかのように、準備してたということも付け加えると流星は、
「……成る程な」
とすぐに理解したようだった。
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例年だと次が1年生のはずだけど……もう2,3年生の専用機まで終わったし、どっちみちボクたちが最後のレースとなる。
「今年は取っておきのデザートにしたいんだろうな。なんせ、今までで一番専用機持ちが多い学年だから……楯無とはこいつを修理していたせいで戦うことはできなかったのは……少し残念だが」
「それは……やっぱり、実力を見たいから?」
「弱くて見捨てるなんてふざけたことは絶対しないがな……さ、もうすぐ始まるから準備をしろ……俺は実際の戦闘する感覚で挑むから、覚悟しとけよ?」
「はは……お手柔らかにね」
「んじゃ、頑張れよシャル」
出場選手の待機場所まで見送りに来てくれた彼は去り際、額に落としていった。
「あっちょっ…………もう」
ボク……そんなに物欲しそうな顔しちゃってた、かな?
頂いた感想はしっかり返信するので、ぜひ送ってくださいネ。
しゅぽがきはいいぞ
敵として出るなら……どれ?
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よう、首輪突き。
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世に平穏のあらんことを
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私こそが企業だ!