IS 白き一角獣   作:どこぞの機械好き

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原作開始前6話は別のタイミングで投稿します。

それでは本編どうぞッ


IS原作開始
第1話 二人目


side流星

 

「──―今日の授業はここまで。課題はここのP24から28までで忘れないように。この後質問のある人はいつも通り職員室に来てください。6時半くらいまでならいるからね。じゃあ終わりまーす」

 

 そう言われて今まで書いていたノートと教科書を閉じて腕を持ち上げて伸びしながら大きくあくびする。少し目を休めようと外を見ると2月下旬の春の芽吹きがあちらこちらに見られる、ここ一ヶ月ほど見続けている学校の庭が視界に入る。ふぅ……()()だ。落ち着くなぁ。

 

 周りの人を見渡すと席が一番うしろなだけクラスの様子もよく見える。

 

 友達と今日の授業の内容について議論している人や週末の予定を話している人、なんかの話題で盛り上がっている人たちもいればイチャイチャしてる黒の騎士と閃光……おい、いつもよく大衆の前で平然とできるな。ウッ……やべぇ、いつ見ても砂糖吐きそうだ。

 

 いや、別にいいのよ? 恋愛はたぶん誰でもするものだろうし、町中ではよくカップル見るから耐性はある程度あるけどペアがストレート過ぎるかつ仲いい奴らだからね……

 

 そんなバカップルを横目にPCを起動して会社からのメールを確認、こちらで決定する必要のあるものや打ち合わせなどについての必要なものがないか確認する。…………よし、一旦終わり。今日は合計14件あったか。結構数としては多いほうだが、2件を除いてOKを出したり、簡単に意見を書く簡単なものだった。

 

 手元においていた缶コーヒーを啜りながらその簡単じゃなかった2件を思い出す。一つは()()特効薬も使う人とのアポ決めについて。非常に悩ましい。こっちも(帰還者学校)の授業も始まっているので簡単に決めることはできない。寮に帰ってスケジュールと相談するか。もう一つは、うちの重工から持ってきた新しい製品の名前決め……なんじゃこりゃ。コジマ粒子を用いた武装とはこれまた……ネーミングセンスが問われるのでこれも簡単に決めることはできない。これも寮に持ち帰るとするか。

 

 会社以外から大量にメールが来てるが、いつもの迷惑メールだろうか。これも後でゆっくり確認してしっかり返信(ハッキング)するか。(ニチャァ)

 

 ……む? 教室が急に騒がしくなった。なんかあったのだろうか。PCを閉じてカバンの中にしまい込み、話しているバカップルの片割れ──―桐ヶ谷和人に話しかける。

 

「なんか面白い話題でも見つけたか、和人?」

 

「ん、ああ流星か。すごいことが起きたぞ! ISを男で動かしたやつが出たらしい! いいよなぁ、IS使って自由に空とびまわって剣振り回せるんだろ?」

 

 ほーん、そんなことできるやつが出てきたんか。いつか出るんじゃね? とは思ってたけど今とは。

 

「ほう……そいつの名前は?」

 

 そういってコーヒーをぐっと飲む。

 

「それは……お、あったあった。そいつの名前は──―

 

 

 

 

 

「織斑一夏」だってさ」

 

 

 

 

 

 この瞬間、俺は盛大に某少佐が『泥水』と表現する茶色い液体を盛大に吹き出した。

 

「うぁっ! ちょっ! 流星急にやめろ!」

 

「ウェゲフッゲフッ……グフッ……いや、すまん。知ってるやつの名前急に出たからついな」

 

 ……すっかり忘れてた。ISの原作は今日から始まるんだっけか。となると一夏は今頃何処かのホテルに隔離されているはず。俺もそろそろあっち(IS学園)に行くとするか。ぶちまけた処理をしてから即座にスマホを起動し、本社内線につなぐ。

 

「……ああ俺だ。あのメールは後で確認しとく。今日ついにとっておきの()()を広める時が来た。すぐに会見の準備をしてくれ、俺もすぐに本社に向かう。……分かった、張り切ってくれよ。頑張ったやつにはボーナス弾むと伝えといてくれ。……ん? そっちが少し騒がしいな。……迎え? いつもバイクで行ってるじゃないか。……何? テレビをつけろ? 了解、確認しておく」

 

 通話を終了してテレビを確認しようとする。テレビにいつも以上に群がっている人たち……あれ? 明日奈さんやなんでそんなにこっち見たりテレビ見たりしてるんだ? 首痛むよ? 

 

 少しテレビを見ようと群がっている中に一人に声をかける。

 

「和人、ちょっとテレビを見せて……く……れ」

 

テレビに映るのはうさみみをつけたフリルが特徴的な女性―――篠ノ之束と俺の写真。……ゑ?

 

『どーもーみんなー! みんなのアイドル篠ノ之束だよー! ブイブイ! 今朝いっくんがISが動かせることがわかったけど実は! ツィマッド社の若社長「尾白流星」くんことりゅーくんもISを動かせるのでーす! というわけでこれを学校終わりで見てるりゅーくん、頑張ってね〜! それじゃ!』

 

 バッ

 

 今までテレビを見ていた学生・先生たちが一斉にこちらを向く。

 

「「「「「えええええぇぇぇっ!?」」」」」

 

「うそ、流星くんあの会社の社長だったの!?」

 

「お前も動かせたのか……」

 

 ミシッ……スマホが悲鳴を上げてるようだが知ったこっちゃない。

 

「あんのうさぎやろぉぉぉぉ!!!」

 

 一人の少年の叫びが帰還者学校にひびく。

どうやら平穏という()()はすぐに崩れたようだ。

 

 

 

場所は変わってツィマッド本社ビルの会見室。到着してスーツに着替えた。いつも着ているものだが、初めて着る感覚になる。

 

一番でかい部屋を使っても廊下にまであふれかえるマスコミ……そして会見を前にして俺の横でため息をつく社長代理のマ・クベ……

 

「はぁ……マ、この会見のあとでいっしょに製薬部に薬貰いに行くか?」

 

「……お供します。」

 

会見は質問の嵐だった。「いつからそれがわかっていたのか」「やはり企業代表としてIS学園に行くのか?」「織斑一夏についてどういう考えを持っているか」などなど……その都度会社としての意見を答えていた。

 

ただ、最後にでてきた「ISについてあなたの考えを聞かせてください」という質問に対しては

 

「IS―――インフィニット・ストラトスは今でこそ競技としてだが、世界最強のパワードスーツとしてあるけど本来の目的を考えてほしい。ハイパーセンサーは正確な位置や観測を行う目的でついており、シールドと絶対防御は搭乗者の命を守るためにある。そしてあの強力な武装は障害物を排除するために装備されていた。これらがついてるのはなぜか?―――宇宙で活動するためだ。今でこそ条約でできることは少ないが、できるなら宇宙で自由に飛び回りたいと思う。」

 

というの自分の率直な感情で話した。……シャアよ。これらが付いてるのはなぜかのところで(『坊やがのるからさ。( ー`дー´)キリッ』)といわないでくれ。吹きかけたから。

 

俺もやはり世界で二人目の男性操縦者。襲撃などを避けるために日が沈んだ高速道路にのってホテルに車で向かってる。……横には織斑千冬(4年振りに会う家族)が座ってる。気まずい。

 

「……久しぶりだな。確か4年ぶりだったか。」

 

「……ええ。一夏は元気にしてましたか?」

 

会見では俺が記者に一番聞きたいけど聞けなかったことを聞いてみる。

 

「あいつはだいぶまいってるようだが、流星も来るとなればきっと大喜びするだろうな。……生きてるなら連絡の一つは寄越したらいいものを。」

 

「んー、寄越せたら寄越したかったんですけどね。なんせ()()あと1年半眠ってた上に架空空間で2年間武器振り回してたからなぁ。」

 

ほんと、気がついたらもう4年も経っていたのか……()()時に家を出て1年半意識不明になった後、起きても会社の用事が大量にあって、その後にあの事件(SA0)だ。生きてるかどうかも知らせていなかった。

 

「あの事件にも巻き込まれていたとは…………どれだけ心配したと思ってる。」

 

千冬の話してる声が少し震えて聞こえる。やはりいつも過ごしていた人が安否も分からずに4年年後ひょっこりとテレビに出てきたら色々な感情が出てくるだろう。

 

「……大丈夫です。もうどこにも行きませんから。」

 

「……本当だな。」

 

「わかりました、千冬さん。」

 

「い、今は千冬でいいぞ。ただ学校では織斑先生にしといてくれ。」

 

「了解、千冬。」

 

……あれ?フリーズした?

 

「……おーい、大丈夫ですか?」

 

「…………っは!ご飯はまだできてないぞ!」

 

「……ゑ?ご飯?」

 

「い、今のは忘れろぉー!」ガスッ

 

「ガザDッ!?」

 

いたい。

 

この後は何故か千冬がツンツンしてたので特に話すことなくホテルに着くのだった。

 




次回よりIS学園での話が始まります。

SAO編もここに後々追加していくので待っといてください。

参加形式も是非どうぞ。
ユニコーン4号機の武装も下の2つ目のURLより新しく募集開始してます。
デンドロ
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=298740&uid=427875
ユニコーン
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=298875&uid=427875

敵として出るなら……どれ?

  • よう、首輪突き。
  • 世に平穏のあらんことを
  • 私こそが企業だ!
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