ごめんなさい。
で、今回も話を進めることができませんでした。
自分の語彙力が……語彙力がっ!!
ってことで今話もよろしくお願いします
個性把握テストが終わって教室へ戻り、なんやかんやあって現在は放課後。
「疲れた……」
「あー…、まぁお疲れさん、出久」
「あ、ありがとう、あっくん……」
隣ではげっそりした様子の出久が歩いている。
すると後ろからメガネ君が出久の肩を掴んでいた。
どうやら先の個性把握テストの際に怪我をしたことについて心配で聞いてきたらしい。
初めて見た時と同じ印象で、根は真面目なメガネらしい。
……委員長が似合いそうなやつだ。
「おーい!駅まで?ちょっと待ってー!」
そんなくだらない思考に陥っていた俺は、ふと後ろから女子の声が聞こえ、後ろを振り向く。
「君は、∞女子」
「確かに記録で∞を出してたな」
「麗日お茶子です!えっと、飯田天哉くんに黒墨亜久くん、それと緑谷…デクくん!だよね!!」
「デク!!?」
おっと、それは出久の蔑称……って、まぁ本人が説明するし言わなくてもいいか。
「でも「デク」って……「頑張れ!!」って感じで、なんか好きだ、私」
「デクです」
「出久!?」「緑谷くん!!」
おいおい、思わずツッコんだけどいいのかよお前は……、いやお前が幸せなら別にいいんだけど。
って、そういや聞きたいことがあったんだった。
「なぁ出久」
「ん?なに、あっくん」
「勝己じゃないんだけどよ、お前の個性、あれはどういうことだ?」
「!?、う、えーと、あ、あの特訓の間で個性が生えてきたみたいでさ!まだ制御は難しいけどいつか
「…ふぅん、ま、別にいいけどよ」
「え?な、なにが――」
「お前が隠し事してること」
お前と何年の付き合いだと思ってるんだ?出久。
それにお前は嘘が下手すぎる、もう少し隠す努力をしろ。
「っ!!そ、それが何?」
「いや、特に。別に隠し事なんて誰でもしてることだからな。俺だってお前らに隠してることの一つや二つはあるからな」
主に転生関係の話だが。
「……そう、なんだ」
「そう。だからそう怯えた顔をすんなよ」
俺は笑いながら出久の肩を叩く。
が、それでも出久は警戒したような顔をやめない。
…はーぁあ。
「ま、これ以上詮索はしないから心配すんなよ。…じゃあな」
これ以上この話を続けて気まずい空気にするのは、俺が嫌だったので、早々に切り上げて出久たちから離れることにした。
「ま、これでなんか重大なことを隠してるのは確定なのかな」
出久からある程度離れたところで確認のためにボソッとつぶやく。
おそらく個性が生えてきたっってのは嘘。
あいつの親はどちらも身体強化系ではないからだ。
なら、……継承された個性?
個性の可能性は計り知れないから、個性を継承させることができる個性があっても不思議ではない。
ならいったい誰に渡されたのか……。
俺は脳をフル回転させて考える。
そして最終的に行き着いた人物は……
「……オールマイト?」
確かに出久は中学生の時にオールマイトと出会っているし、個性も身体強化、もとい超パワーと似通っている。
……だがまだ確証に至っているわけではない。
どれだけ共通点があって確信を持てると言っても、証拠がないと何も言えない。
「とりあえずこれに関しては保留だな……と」
「あ、黒墨くん!」
俺は思考から離れ、後ろを振り向く。
「おぉ、葉隠か」
「今から帰るところ?」
後ろにいたのは葉隠だった。
彼女も電車を利用するのだろうか?
「いや、ちょっと寄り道しようと思ってな」
「へ~、私も行っていいかな?」
「ん?別に構わないけど」
葉隠は俺の横に並んで歩き始める。
そこから俺たちは近くのゲームコーナーや、ス〇バに寄っててんやわんやとしていた。
「あー、楽しかったぁ!」
「あぁ、そうだな……ん?」
帰り道、葉隠と話しながら歩いていると、道端にとあるものを見つけた。
それは、
あの世界では何度も見た見覚えのあるもの。
「っ。これがなんでこんなところに……」
「どうしたの?」
鉄パイプを拾って固まっていた俺を心配してか、話しかけてくる葉隠。
俺は葉隠に見えないように鉄パイプを体で隠し、なんでもないと伝え、再び歩き始める。
また雑談を始める葉隠とは別に、俺はさっき拾った鉄パイプのことを考えていた。
「(この鉄パイプはBendyのやつにでてきた鉄パイプで間違いない。でもなんでこの世界にある?俺以外に転生者がいる可能性は全然あるが、俺と同じ個性を持つ転生者がいるなんて考えてもなかった。これからはそのことも視野に入れて生活していこう)」
こうして俺のヒーローアカデミアは不安の空気を醸し出しながら幕を開けた。
★★★
「んじゃ次の英文のうち、間違っているのは?」
『……』
「おらエヴィバディヘンズアップ、盛り上がれー!!!」
次の日から授業が始まったのだが、まぁペースと難易度が段違いなだけで特に変わった様子のない、普通の授業だった。
ただ英語の時間はプレゼントマイクの声が少々うるさかったが。
昼は大食堂でランチラッシュが作る一流の料理を安価で食べることができる。
一人暮らしが多い雄英生にとってはありがたい値段設定である。
そして午後の授業。
ヒーロー基礎学。
「わーたーしーがー!!」
廊下から声が聞こえる。
……そんな声量でほかのクラスには迷惑をかけないのだろうかと少し心配するんだが。
そして、だんだんと音が大きくなっていく。
って、どんだけ遠くから声を出してたんだ?
ほかのクラスどころか近所迷惑になるだろ絶対。
「普通にドアから来た!!!」
普通にって割にはドアが壊れそうな勢いなんだけど……って、もういいか。
俺以外のみんなはオールマイトが目の前にいるからか盛り上がっている。
出久は言わずもがな、勝己も表情は変えずとも目を輝かせている。
そしてそのままオールマイトは壇上に上がり、今日のヒーロー基礎学の説明を始めた。
どうやら今日は戦闘訓練をするらしい。
で、この戦闘訓練では、入学前に送っていた個性届と要望に沿って作られた
……まぁ、頑張っていくかな。
★★★
「おぉ!いいじゃないか皆!かっこいいぜ!!」
現在、グラウンドβ。
皆、自分のコスチュームに身を包んでいる、もちろん俺もだ。
「黒墨ちゃんのコスチューム、まるで普段着みたいね」
「……蛙吹、だったかな?」
「梅雨ちゃんと呼んで」
隣から名前を出されたのでそちらを向くと、全体的にカエルっぽいコスチュームに身を包んだ少女、蛙吹梅雨がいた。
「それでコスチュームのことだが、まぁ普段着だな。頑丈性はピカイチだが」
それにプラスして背中に映写機背負ったり腰にインク瓶複数くっつけたりしてるが。
で、肝心のコスチュームだが、黒い長袖シャツにサスペンダーである。
ぶっちゃけサミー・ローレンス*1を意識して要望を出した。
「先生!ここは入試の演習場ですが、また市街地演習を行うのでしょうか!?」
ヒーローインゲニウムのようなコスチュームに身を包んだ飯田がオールマイトに対して質問を飛ばす。
オールマイトはそれに対し、屋内でも対人戦闘訓練をすると言っている。
で、ヴィラン側とヒーロー側の2対2の屋内戦を行うようだ。
状況設定としては、ヴィランがアジトに核兵器を隠していて、それをヒーローが処理しようとしている、というアメリカンな設定だ。
勝敗は、ヒーロー側は制限時間内にヴィラン側を捕まえるか、核兵器の回収。
ヴィラン側は制限時間まで核兵器を守るか、ヒーローを捕まえること。
ちなみに人選はくじで決めるらしい。
出久曰く、プロは他事務所と急増チームアップすることが多い云々……ということらしい。
で、結果。
「よろしくね!黒墨くん!」
「……なんかお前と一緒になること多くないか?葉隠」
Iチーム、葉隠と組むことになった。
……いやほんとに葉隠と一緒になることが多いな。
まぁいいんだけどさ。
ってことで、ちらっとですが他の転生者の影を出してみました。
今後出てくるかは不明です(おい)
だってすべての話において行き当たりばったりですから!
ってことで次の話もお楽しみに。
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