艦これ短編集   作:奏真

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艦娘は怖い

たまに、艦娘は怖い、と言われる事があるが、

私は違うと思う…。

 

弥生「司令…おはよう。」

 

提督「あぁ、弥生、おはよう。」

 

弥生「今日は私が秘書艦だから…よろしくね。」

 

提督「あぁ、よろしく頼むよ。」

 

弥生「うん、頑張るね…。」

 

この子は弥生、あまり感情を表に出さない

タイプの娘で、たまに怒ってると間違われる

事もあるが、優しくてとてもいい娘だ。

 

ー提督室ー

 

提督「…」

 

ガチャーン!

 

卯月「司令官ー!おはようぴょん!」

 

提督「あぁ卯月、おはよう…」

 

弥生「…。」

 

卯月「あれ、弥生もおはようぴょん。」

 

この娘は卯月、元気があって、良くも悪くも

年相応、と言った感じの娘だな。

 

卯月「弥生は今日秘書艦だっけ、

頑張ってぴょん!」

 

弥生「うん、ありがと卯月。」

 

卯月「お礼を言われるまでの事はないぴょん!」

 

この鎮守府ではこんな平和な光景が

日常、とても深海棲艦とは戦ってるように

見えないだろう。

 

ーその日の夜ー

 

提督「…。」

 

卯月「…司令官、寝てる…?」

 

卯月「…うん、大丈夫だぴょん…!」

 

卯月「ねぇ…司令官?」

 

卯月「最近、弥生や他のみんなばっかりで

ずっと卯月にかまってくれないよね…。」

 

卯月「うーちゃんでも、流石に寂しいんだよ?

好きな人とずっと話せないと…。」

 

卯月「でも、もうそれも終わりぴょん。」

 

卯月「こないだ足柄さんに教えてもらった

既成事実って奴で提督の弱みを握って

やるぴょん。」

 

卯月「そして、うーちゃんのお腹に…」

 

卯月「…いや、それを考えるのは全部

終わった後にするぴょん。」

 

卯月「とりあえず、提督と、する…のか…。」

 

卯月「…」

 

ー翌日ー

 

提督「弥生、おはよう。」

 

弥生「おはよう。」

 

弥生「ねぇ、卯月見なかった?」

 

提督「見てないが…?」

 

弥生「昨日、寝る時に卯月は私より先に

寝るはずなのに寝る時間になっても

卯月が寝室に来なかったの…」

 

提督「そうなのか?妙だな…」

 

提督「あいつの事だから、大掛かりな

いたずらでもするのかな…?」

 

弥生「…何か、嫌な予感がする…。」

 

卯月「あ、弥生、おはようぴょん!」

 

弥生「あ!卯月…!」

 

弥生「昨日、どこ行って…」

 

弥生「…は?」

 

提督「っ…!?」

 

卯月は、陽性の妊娠検査薬をこれみよがしに

弥生に見せつける…

 

卯月「あ、これは勿論司令官との子供ぴょん!」

 

提督「…は?」

 

卯月「証拠もあるぴょん!」

 

カチャ

 

卯月「これはえっちしてる時のうーちゃんと

司令官でしょー、あと次は寝てる時の司令官に

うーちゃんがキスした時の奴でしょ、あとは…」

 

弥生「司令官、どう言うこと…?」

 

提督「…待ってくれ、私は何も知らないんだ…」

 

弥生「…待って、違う…。」

 

弥生「卯月、私の考えてたことパクった?」

 

卯月「…。」

 

卯月「あーあ、ばれたぴょん。」

 

提督「…え?」

 

弥生「なんて事してくれたの…同じ手法は

2回効かない、だから絶対にしないで

欲しかったのに…!」

 

卯月「ごめんぴょーん。」

 

弥生「卯月…!」

 

提督「けっ、喧嘩はやめてくれ…」

 

弥生「いや、こいつは一発殴らないと

気がすまない…。」

 

提督「おっ、おい、やめろ!」

 

卯月「出来るもんならやってみるっぴょーん!」

 

卯月「あはははは!」

 

弥生「この…!」

 

弥生「はぁっ!」

 

ビビビビ

 

提督「…え?」

 

バタッ

 

卯月「…え?」

 

弥生「今すぐ、私達の部屋に運ぶよ。」

 

卯月「う、うん…わかったぴょん…?」

 

ー卯月、弥生の部屋ー

 

提督「痛った…ここは?」

 

卯月「目が冷めたぴょん?」

 

提督「な、なんで私は縛られてるんだ?」

 

弥生「それは…」

 

弥生「まず1つは私が既成事実を作るため。」

 

提督「っ…!?」

 

弥生「あと一つはここに司令官を監禁して

一生ここで3人で暮らすため。」

 

提督「や、弥生、なんでこんなことを…!」

 

弥生「司令官が悪いんだよ?だって最近

艦娘が増えたからって全然私達にかまって

くれなかなったし…その上…」

 

弥生「私達以外とケッコンなんかするし…!」

 

提督「っ…!?」

 

弥生「言っとくけど、許さないから…。」

 

提督「やめろ、弥生…!」

 

弥生「痛くても気持ちよすぎておかしく

なりそうになっても止めないから。」

 

提督「こんなことは今すぐやめるんだ…」

 

弥生「大丈夫だよ、私達が司令官のこと、

幸せにしてあげるから。」

 

提督「くそ、どうして…!」

 

私は、艦娘を怖いとは思わない。

 

何故なら、怖いなんて言葉じゃ形容できない。

 

その時、言葉に出来ない恐怖に襲われたんだ。

 

もう終わったんだと、本気で思った。

 

強いて言うなら、絶望、それが近いか…

 

game over

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