ハイスクールD×D×GEATS 〜ギーツに変身してスタイリッシュな戦い方を希望した結果がこれだよ。〜   作:SXIYON

15 / 28
・ノーパンチャイナにとりあえず下着を着させろ。

 

グリム「さてと……ここで変に戦ったらおかしくなる。ここは退くぞ。」

 

英澄「え!?なに勝手に!?」

 

グリム「安心しろ。お前を仲間たちのところに送るだけだ。」

 

そう言ってグリムは大剣を大きく振りかぶって地面を叩いたあとに強風を起こさせて混乱させた。

 

正行「な!?こんな!?」

 

その強風で彼も壁に吹き飛ばされて気絶しそうになったが、何とか意識を保てる状態だった。強風が無くなった後、英澄たちを含む4人は消えていったのであった…

 

正行「おいおい逃げるならもっとマシなやり方あるだろ…」

 

そう言って彼は変身を解除した後にファイズフォンである人物に話しかける。

 

レヴェーナ『失敗したようね?ま、邪魔な奴が現れたから仕方ないけど。』

 

正行「安心しろ。必ずお前のところにあの狐は届ける。」

 

レヴェーナ『失敗したら容赦しないからね?』

 

そう言って女王レヴェーナとの会話を終えた正行は心の中でこう思った。

 

正行「(一葉ちゃん。彼を何とか守り抜いてくれ。俺も何とか善処するからな。)」

 

そして俺達が連れてこられた場所は楔型の形をした戦艦だった。アークエンジェル級デストロイヤー:ヴォルキリーというらしい。

 

英澄「おぉ…」

 

「初めて見たが……まさかこれ程大きい戦艦とはな。」

 

一葉「ヴェネター級はアークエンジェルの倍の大きさよ。モビルスーツ以外にもファイターも沢山入るのよ?」

 

冷雨「貨物船やファイターは寧ろ、モビルスーツは格納庫があるのに入れたことはないでしょ?」

 

そう言って現れたのはRoseliaの氷川紗夜にそっくりな女性だった。しかし髪の色は黒に染まっており、目はオリジナル紗夜の目の色になっていた。

 

冷雨「私は常磐冷雨、一葉の妹よ。よろしくね?」

 

英澄「知ってる。盗み聞きしてたからな?んで隣にいるのは闇川月夜、その隣はエーニャだな?」

 

エーニャ「もしかして全員の名前……もう知ってる?」

 

英澄「当たり前だよなぁ?」

 

月夜「(^_^;)…」

 

すると月夜の後ろから彼の副官らしき人物が近づいた。クローン・トルーパーだっけ。スフィア天界でクローン兵士達が活躍している話はミルスから何回か聞いたが、まさかこの戦艦で出会うとは……

 

レックス「月夜、例の女だが……」

 

月夜「目を覚ましたのか?」

 

レックス「いや、とりあえず知らない彼に説明した方がいいんじゃないか?」

 

月夜「ふっ……だな。」

 

英澄「なんだ?何の事なんだ?」

 

月夜「まずは着いてきてくれ。」

 

そう言われて連れてこられたのはメディカルルームだった。そこには何故か澪達がいたので俺は驚きを隠せないでいた。

 

溪我「英澄!」

 

ネオン「大丈夫?怪我はない?」

 

英澄「あぁ……けどお前らなんでここに?」

 

冷雨「危険だから仲間にお願いして来て貰ったのよ。」

 

溪我「英澄…アイツらに狙われる心当たり…何かない?」

 

英澄「悪い……今色々と考えてるが……ない。」

 

一誠「けどアイツら……この世界で英澄を執拗に追って捕まえようとしてるなら……何か理由があるはずだ。」

 

英澄「ところで……なんでメディカルルームに俺達を連れてきたんだ?」

 

月夜「この女だよ。」

 

そう言って月夜が指を指した方向を見ると、そこには女性がバクタタンクの中で眠っていた。うーん……なんかどこかで見たことある女だよな…

 

レックス「バクタタンクに何日か入れているが…未だに目を覚まさねぇな。」

 

月夜「そうか…」

 

一誠「えぇと……なんかこの女、どこかで見たことないか?」

 

英澄「あぁ一誠。気が合うな?」

 

一誠「いっせーのーで言おうか?」

 

英澄「あぁ…すぅ〜……」

 

「「雪蘭!」」

 

一誠「やっぱりそうだ!さっき呼んでそのまま気絶してたの忘れてた!」

 

「「おい!」」

 

ネオン「全く……実はアナタがいない間に戦力になりそうな人を探していたのよ。」

 

英澄「それで辿り着いたのがコイツってことか。」

 

するとバクタタンクの液体が次々と抜けていった。どうやら治療時間が終わったようだ。まずは……

 

英澄「服を着させよう。」

 

溪我「コイツ下着も着てなかったよ?」

 

ネオン「チャイナ服しか着てなかった。」

 

一誠「なら着させたらいいだろ…」

 

そう言って雪蘭に下着とチャイナ服を着させてソファーに寝かせた。彼女は既にライザーの眷属ではない為、引き取る場所がなかった。

 

ならばライダー部が引き取ればいいとチェイスグランプリが始まる前に彼女の死体と魂をアルテマさんから貰ったらしい。スフィア粒子で守られたおかげで腐敗はしなかったものの……体から放つ匂いは……最悪だったらしい。

 

チャイナ服を洗って、バクタタンクで治療しながら汚れを落としたので綺麗にはなっていると思うが……

 

一葉「それで?そのスカサハみたいな見た目しているアンタは何が目的で来たのかしら?」

 

グリム「あぁそうだな……なんと言えばいいんだろうか…SAOのモンスターにグリーム・アイズって奴がいただろう?」

 

冷雨「えぇそうね……まさか。」

 

グリム「あぁ、私は転生者だ。しかも転生したらグリームアイズにな?」

 

エーニャ「どんな理由でそんな姿になったのよ…」

 

グリムは自身の世界にいる菊岡の依頼で俺達の世界にやってきたらしい。どうやらチェイスグランプリの影響は異世界にも影響しているみたいだ。

 

グリム「チェイスグランプリを止めないとこの世界は愚か、私達の世界にまで影響を受け兼ねない。」

 

英澄「んじゃ協力してくれるか?」

 

グリム「勿論だ。よろしく頼む。」

 

そんな事を話していたその時だった。

 

ファイヴス「月夜将軍、大変です!チェイスグランプリの参加者が一般人を襲撃しています!」

 

「「!?」」

 

一葉「どういうこと?」

 

英澄「俺を追いかけるのを諦めたのか?」

 

道詠「寧ろ……餌として誘き寄せてるかもな?」

 

一誠「英澄!道詠!」

 

英澄「あぁ、行こう。」

 

グリム「待て。私も行く。」

 

月夜「レックス!501大隊の準備だ!ガンシップで降下して一般人の救出だ!」

 

レックス「イェッサー!」

 

こうして俺達はガンシップに乗って地球に戻る。ガンシップのドアが開き俺達はそこから地上を除くとエントリープレイヤー達が容赦なく民間人に襲いかかる。

 

英澄「仕方ない……いくぞ!」

 

「「あぁ!!」」

 

SET!

 

英澄&道詠&一誠「変身!」

 

Magnum!

 

GRAB CRASHER!ZOMBIE!

 

〜♪crimson!

 

READY……FIGHT!

 

俺達は持ち前の武器で目の前にいるエントリープレイヤー達を次々と一般人から離す。月夜率いるクローン軍達も奮闘して手伝ってくれた。と、俺達がそうエントリープレイヤーに目を向けていたその時だった。

 

ハルノース「そらそら捕まえた!」

 

猫の仮面ライダーが俺を拘束……ナーゴとは違うライダーだった為、俺たちは驚いていた。

 

クルティニ「はぁい?連合軍のお偉いさん。」

 

月夜「お前らはこの前の!」

 

ハルノース「自己紹介がまだだったわね?私はハルノース、仮面ライダーサーバルク。」

 

クルティニ「私は仮面ライダーフォソロ。さぁて……彼を捕まえたのでさっさと女王に貢献しましょうかしら?」

 

アーマーに黒いマグナムを装備したクルティニとそして俺の見たことがない片手のクローを装備したアーマーを装備したハルノースは武器を俺に向けて盾にする。

 

月夜「くっ!近づけねぇ!」

 

道詠「どうする!このままじゃ!」

 

と思ったその時だった。

 

shoot vent!

 

ダダダダダーン!

 

ハルノース「やだ!?なにこの弾丸!?痛い!?」

 

英澄「今のうちに!」

 

別の場所から無数の弾丸がハルノースに牙を剥いた。その隙に俺は彼女から脱出。しかしそこに…

 

正行「おっと……動かないで貰おうか?」

 

仮面ライダーファイズΩが立ち塞がった。すると彼の声を聞いた月夜はこんな事を言い出した。

 

月夜「あれ?戦兎……さん?」

 

正行「ん?俺は乾正行だが?」

 

月夜「《戦兎さん何やってるんです?》」

 

正行「《色々と事情があってな……零児と麗華に聞いてくれ。あの2人にはもう話してもいいと軽くしてやってくれ。》」

 

月夜「《わ、分かりました。》」

 

しかし先程の弾丸は一体どこから放たれたのかと思って辺りを見渡すと…

 

舞沙斗「動かない方がいいぜ?変わったファイズさんよ。」

 

なんとファイズΩの後ろに仮面ライダーシザースが現れた。だが俺の知っているシザースではなかった。アウタースーツはエグゼイドの『ギアスーツ』だった。線のところはメタリックオレンジに配色されていた。

 

『シザースギアスーツ』か?

 

てか、右腕に装備されているのはバースXのカニアームだよな?なんでこんなの装備してるんだ?そういえばさっきシュートベントって…

 

正行「(なんでカニアーム付けてるんだ…)お前……ただのシザースじゃないようだな?」

 

舞沙斗「そうだけど?」

 

正行「ふっ……クルティニ、ハルノース。退くぞ。」

 

ハルノース「え!?やっと獲物が捕えられると思ったのに!?」

 

クルティニ「ハルノース、恐らくこの状況で捕まえれば……あの蟹の仮面ライダーが黙っていませんよ?」

 

ハルノース「ちっ……アナタ達、覚えてなさいよ!」

 

3人はバイクに乗って俺達のいる場所から去っていったのであった…

 

舞沙斗「さてと…」

 

カニアームを右腕に装備した仮面ライダーシザースはカードデッキを左手に外して変身解除した。俺達も変身を解除した後に彼の前に歩み寄る。

 

英澄「アンタ……何者だ?」

 

舞沙斗「ふっ……須堂舞沙斗。前世が刑事の……教師だ。」

 

彼との出会いによって今後の戦いが有利になる事を俺達は知らなかった。

 




次回

・燃えよ、瀧蘭!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。