ハイスクールD×D×GEATS 〜ギーツに変身してスタイリッシュな戦い方を希望した結果がこれだよ。〜   作:SXIYON

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ではどーぞ。


・駒王学園

 

あれから何ヶ月か経った。俺は駒王学園に通いながら仮面ライダーギーツとして活躍していた。

 

「待ちなさぁーーい!」

 

一誠「やっべ!学級委員だ!逃げろぉーー!」

 

松田と元浜…そして兵藤一誠…あの3人またエロ本を無断で持ち出してたのか。ところで兵藤一誠というのはこのハイスクールDxDの主人公。性格を一言で言い表すなら熱き好色家。

 

英澄「アイツまたやってるのかよ。」

 

尋常でない性欲・色欲を有する最低最悪な男で女体が絡んだ際に発揮する力は常軌を逸したレベル……特におっぱいに対する情熱は、俺を含む周囲の人間ががどん引きするほどだ。最悪だよな?

 

そのせいでアイツは日常であらゆる女性に敵視されて、一部の男子からも蔑視してる。変態の極だな?

 

だがその分、正義感が強く情に厚く友情や仲間の為ならば如何なる代償をも厭わない熱血漢だ。

 

溪我「英澄、おはよう!」

 

そんなことを考えていたら後ろに謎の人物が現れた。櫻伊溪我。駒王学園の生徒で俺のクラスメイトだ。

 

英澄「タイクーン、今日は妙に早いな?」

 

溪我「そのタイクーンって名前なに?俺タヌキなの?」

 

英澄「あぁ……そののんびりとした性格。タヌキにそっくりだ。」

 

???「はっ、お前も狐みたいに化かした顔してるじゃねぇか。」

 

そんでもって次に現れたのは駒王の制服の上に黒い革ジャンを着た男性が現れた。吾妻道詠、人当たりが悪い男で傲慢な性格な奴。俺に対して並々ならぬ敵愾心を燃やしている。

 

英澄「バッファ……お前朝っぱらから気性が荒いな?」

 

道詠「黙れ。お前よりアイツらの方がうるさい。朝からエロ本なんか持ち込みやがって……これだから色欲に溢れた男子は…」

 

俺と同じこと言ってるんだよなぁ…と、そんなことを言っていたら俺の持っているスパイダーフォンからメールの受信音が流れる。

 

英澄「蒼那からか…」

 

支取蒼那、駒王学園の生徒でその正体は……今は言わなくていいか。

 

英澄「一誠、お前いい加減やめたら?嫌われるぞ?」

 

一誠「おぉおぉそうだね…俺もそう言いたいところだが断る!俺の女子愛は止まらねぇーーー!」

 

英澄「(本当にコイツ……いい加減女好きから離れてくれないかな…)」

 

それから放課後……俺は自分の部活に行く前にオカルト研究部に用があって向かうのであった。

 

リアス「あら?英澄じゃない。どうしたの?」

 

英澄「この前の依頼の報酬を貰いに来た。」

 

リアス「あら?もう終わったのね?」

 

一誠「部長、もしかして英澄、オカルト研究部に入部するんですか?」

 

リアス「いいえ一誠。そうね…白き狐の噂は聞いた事あるかしら?」

 

一誠「あります。よく夜に現れる赤い目をした人間みたいな体格してる狐ですよね?」

 

リアス「その正体、彼なのよ?」

 

一誠「えぇーーー!?マジで!お前あの白い狐だったのかよ!」

 

リアス「彼は私達オカルト研究部では対処が難しい悪魔退治…更には色々な人に様々な依頼を受け持っているのよ?」

 

一誠「悪魔退治って……この前のバイザーとか?」

 

朱乃「正確にはそうね?英澄くん、これが報酬の品よ?」

 

英澄「ありがとう朱乃。んじゃ俺はそろそろ部室に行くよ?」

 

リアス「えぇ、気をつけてね?」

 

そう言われて俺はオカルト研究部を後にして自身が入部している違法魔術討滅部の部室に向かった。そして辿り着いて扉を開くとそこには男性が1人と1人の女性が待っていた。

 

溪我「遅いよ英澄!何してたの?」

 

英澄「あぁ、この前の依頼の報酬を貰いにオカルト研究部に行ってたんだ。」

 

道詠「そんな暇があるなら急いで生徒会室に行けばいいじゃねぇか…」

 

溪我と道嘉は俺が設立したオカルトライダー部のメンバーだ。道嘉はある世界から刺客として現れ、今は俺達と協力して戦っている。

 

英澄「それで?何か進捗は?」

 

溪我「うん。生徒会長から依頼が来てるよ?」

 

英澄「ソーナ・シトリー……おほんおほん、生徒会長の支取蒼那から?」

 

道詠「どうも見たことがない奴が現れたらしいぞ。」

 

英澄「そうか……道嘉は部室に、溪我と俺で行こう。」

 

溪我「わかった。」

 

というわけで俺と溪我は駒王学園の生徒会室に向かうことになった。駒王学園では悪魔や天使、双方の悩み事を依頼する事が多い。勿論、生徒会長である支取蒼那からも度々、様々な依頼を任されている。

 

今回はどんな依頼なのかなと考えていたらもう生徒会室の前まで来ていた。俺は生徒会室の扉を開いて入ると、そこには生徒会のメンバーが数人いた。

 

1人は先程のソーナ・シトリー、2人目は副会長の真羅椿姫。ほんでもってコイツは匙元士郎、一誠と同時期に悪魔になった生徒でソーナ・シトリーにベタ惚れらしい。

 

蒼那「英澄さん。入る時はノックしてからと言ったじゃありませんか?」

 

英澄「悪いな?無断で入るのが俺のポリシーでね?」

 

蒼那「全く……」

 

元士郎「それより生徒会長、例の依頼を。」

 

蒼那「そうね…お茶を入れるのでゆっくり座ってください。」

 

そう言われて紅茶が入り、お茶会を楽しみながら依頼の内容を聞いた。

 

英澄「悪魔祓いのフリードの行動がおかしい?」

 

蒼那「はい。これは悪魔側が言える立場ではありませんが……どうやらレイナーレの影響は市街地までに被害が及んでいるようです。そこで…」

 

英澄「悪魔祓いのフリードを倒せと?」

 

蒼那「はい。お願いできますか?」

 

英澄「分かった。任せてくれ。」

 

そう言われた俺と溪我と道嘉は夜。フリードがいると思われる教会にやってきた。いざとなって謎の教会に入ると、そこは血の臭いで充満していた。

 

溪我「これって…」

 

英澄「はぐれ悪魔だよ。」

 

道詠「通りで血なまぐさい気がしたわけだ。」

 

そしてそのはぐれ悪魔の死体を成敗していたのが……

 

フリード「僕は悪魔を期待していたのに……普通の人間が入り込むとはねぇ?」

 

フリード・セルゲン、堕天使の悪魔祓い組織に属してる神父だ。殺害に快楽を覚えたせいで異端で正統派の教会に追い出されたとか…神側には何度か噂話で聞いたが、まさか生徒会長から依頼されるとは思わなかった。

 

フリード「君たちは悪魔に関わった……だから僕が直接殺してあげるよぉ!」

 

フリードは俺達に向かって銃を放ったが、それを赤い閃光がその銃を打ち払った。そして現れたのは一誠とリアスだった。

 

一誠「大丈夫か英澄?」

 

英澄「お前に心配される程の出来事は起きてねぇよ。」

 

一誠「つっ!?なんだよその見捨てるような言い方ぁ!?」

 

リアス「やめなさい一誠。少し遅かったわね?」

 

英澄「お前たちもフリードを?」

 

リアス「えぇ、私達も丁度、フリードがいる場所を聞きつけてここに来たのよ。」

 

DESIRE DRIVER

 

英澄「なら一緒にアイツを潰すまでだ。」

 

SET!

 

英澄「変身。」

 

MAGNUM!

 

READY……FIGHT!

 

一誠「あ!白い狐!」

 

俺は白がメイン。差し色は朱が特徴的な姿で、上半身の白いアーマー。胸部装甲の上部には斜めに線の入った縁が三つ。複眼は朱色に染まり、マスク部分は口を開けているように見えるデザインになったアーマーを装着した。

 

マグナムフォーム……ギーツと一番に相性がいい形態だ。

 

英澄「さぁ、ここからがハイライトだ。」

 

MAGNUM SHOOTER 40X!

 

俺はマグナムシューター40Xを取り出し、フリードに向けて銃弾を放った。だがソイツは後ろに下がったあとに俺達を高みの見物のように見下ろしていった。

 

フリード「こんなクソガキ……僕が止めてあげるよぉ!」

 

指パッチンをしたフリードの周りにはなんと神父の服を着たジャマトとグールが現れたのだ。

 

英澄「おうおう堕天使の連中は威勢がいいね?」

 

一誠「どうするんですか部長!このままじゃ負けますよ!」

 

リアス「イッセー、英澄を見なさい?」

 

一誠「え?」

 

その光景に一目瞭然だった一誠が既にギーツに変身した俺を見ると神父ジャマトとグール達を俺が圧倒していたのだ。

 

道詠「ちっ……」

 

SET!

 

道嘉「モタモタし過ぎだギーツ!変身!!」

 

(GRAB! CLASHOUT!)

 

ZOMBIE! (Wooooo···)

 

READY FIGHT!

 

道詠は仮面ライダーバッファ:ゾンビフォームに変身。目の前にいるジャマト達をゾンビブレイカーで潰していく。

 

ZOMBIE BREAKER!

 

道嘉「いくぞおらぁ!」

 

(チェーンソーの音)

 

一誠「うぉ!?チェーンソー!?」

 

英澄「あれがアイツの強さだよ…」

 

道詠「ふん……さてと、アイツらを潰すか。」

 

道詠はゾンビブレイカーのカバーを上部までスライドしてポイズンチャージをする。

 

POISON CHARGE!

 

必殺待機中に道詠は刃に紫のオーラを滾らせた斬撃を次々とジャマト達に切りつける。

 

道嘉「これで終わりだ!」

 

TACTICAL BREAK!

 

そしてトリガーを引いたあとに回転する刃でジャマト達を撃墜。フリードだけを残して彼にゾンビブレイカーを突きつけるのだった。

 

フリード「くぅ……コイツらあああああ!」

 

フリードはジャマトとグールを倒されてさらに苛立ったのか、俺達の予想を超える物を取り出してきた。それは…

 

「「!?」」

 

リアス「あれって英澄の使ってる!?」

 

英澄「デザイアドライバー、なんでお前が!」

 

DESIRE DRIVER!

 

フリード「ふふふ……お得意さんから貰ったんだよォ…さぁ!始めようかぁ!」

 

entry…

 

フリード「これだぁぁぁ!」

 

ARMED SHIELD !

 

READY FIGHT!

 

フリードは頑丈そうな見た目の怪人と化して俺達の前に現れた。嫌な予感がした俺は急いで辺りのジャマト達を倒そうとするが、そこに更なる予想外の敵が現れた。

 

英澄「たくギフテリアンかよ。めんどくせぇもん出しやがって…」

 

そう、それはギフテリアンだった。コイツがいる事でさらに面倒な事になった為、俺はブーストレイズバックルを取り出そうとしたが…

 

道詠「ギフテリアンは任せろ。お前はアイツを潰せ。」

 

SET!

 

英澄「んじゃそうさせて貰いますかね?」

 

DUAL ON!

 

GET READY FOR BOOST & MAGNUM!

 

READY……FIGHT!

 

一誠「足が赤くなった!」

 

赤に寄った朱色がベースで差し色はシルバー。下半身に朱色の装甲が追加され、グラデーションが掛かったバイクのマフラーを模したパーツが伸びていた。

 

フリード「姿が変わったところでぇ!」

 

フリードは自前の剣とシールドレイズバックルを装填した事で使えるようになったシールドを使って俺に攻撃してくるが、俺はそれを腕で防いだあとに蹴り技で次々と圧倒していく。

 

英澄「さぁ、打ち上げと行くぜ?」

 

マグナムレイズバックルのリボルバーを回してトリガーを引いた後にブーストレイズバックルのハンドルを続けて2回ひねってブーストタイムに移行した俺は更にもう一度ハンドルを捻った。

 

BOOST TIME!

 

するとブーストライカーがやってきた後にキツネのメカに変形。それに乗った俺はそこから飛び降り、フリードに向かってライダーキックを放った。

 

MAGNUM!BOOST! GRAND VICTORY!

 

英澄「おりゃあああああ!」

 

フリード「や、やめろおおおおおおおおお!?」

 

フリードに思いっきりのキックを放った壁に当てると、そこにキツネの紋章が現れた。フリードはその紋章の上に不幸にもぶつかってしまい、焼き尽くされてしまう。

 

フリード「あああああああ!?僕はまだ死にたくない!あの白黒野郎に報酬の金を貰えるはずだったのにいいいいいいい!」

 

フリードはその言葉を放ってそのまま爆発四散していった。

 

一誠「えぇーーーーーーーーーーー!?」

 

リアス「爆発したわね?」

 

英澄「ふぅ……」

 

俺はフリードが爆発したところを見ると、そこには焼け焦げたデザイアドライバーと、それとは別に焼き焦げていなかったレイズバックルがあった。俺はこの2つを回収して俺の家で調べることにした。

 

英澄「このデザイアドライバーとレイズバックルは俺が回収して調べてみる……もしかしたら違法で改造された物かもしれない。」

 

一誠「違法って……どういう?」

 

リアス「彼のお得意様のところではドライバーの改造の許可を持った者以外がする事は禁止されてるの。実際、英澄はそこら辺が詳しいのよ。」

 

英澄「何か進展があったら連絡する。お前達も気をつけろよ?」

 

するとスマホの着信音が急に鳴り始めた。俺はスマホを取り出して彼女の応答に答えた。

 

ネオン『もしもし?例の教会から彼女を救ったわよ?』

 

英澄「サンキューネオン。流石は優秀な探偵だな?」

 

こうして悪質な悪魔祓いフリードを倒した俺であった。だが俺はフリードを完全に倒せてない事をこの時、気に病んでいたのだった。

 

 




次回

・化かすのはキツネだけじゃない。

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