ハイスクールD×D×GEATS 〜ギーツに変身してスタイリッシュな戦い方を希望した結果がこれだよ。〜 作:SXIYON
悪魔祓いのフリードとの戦いから3日が経った。今日は学校がお休みの為、俺は浮代邸でニンジャレイズバックルの製作に取り掛かっていた。すると…
???「なに作ってんだ?」
英澄「あぁ、桐さんか。」
この人は桐生一馬。訳あってか今は俺の家で住み込みで暮らしている。
一馬「この前、悪魔祓いのフリードを倒したみたいだな?」
英澄「あぁ、逃げられちまったけどな?」
一馬「覚えてるか?俺から教わった戦い方?」
英澄「勿論。早速ブーストとマグナムで使わせて貰ってるよ。」
一馬「そうか……ん?ちょっと待て……どうした?」
下っ端「桐生さん。英澄さんからお客さんです。ミオさんって方だそうです。」
英澄「こんな時間に何しに来たんだ。リビングに来てくれと言ってくれ。」
そんなわけで俺はミオをリビングに呼び、俺達は彼女が何故来たのかを聞いた。するとミオからの口からとんでもない言葉が飛んできた。
英澄「盗まれた?デザイアドライバーが?」
ミオ「えぇ……私も極天神だから一応警戒はしておいたのだけれども…」
英澄「まんまと盗まれたわけか。心当たりは?」
ミオ「ないわ。ただ、半分のデザイアドライバーが盗まれたのは確かよ?」
一馬「なぁ英澄、こりゃ猫熊の仕業じゃねぇか?」
英澄「俺もそう見てるよ。」
ミオ「猫熊?何それ?」
英澄「俺達の世界で暗躍している組織……いや、怪しい組織に属しているメンバー……ってことだな?」
ミオ「その猫熊ってメンバーがいる組織はなんて名前なの?」
英澄「ポルテスタ商会。商会って名前だが、実はヤクザの集団だ。俺達警察と協力関係のある集団とはワケが違う。」
ミオ「え?ヤクザに良い悪いがあるの?」
一馬「俺達は衣装がヤクザで、カタギや警察には手は出さねぇ……だが、小さい子供や女等に手を出すチンピラは脅した後に警察に言うのが俺達のポリシーだ。だが、怪人沙汰になれば、英澄を頼むぐらいだな?」
ミオ「な、なるほどね…」
英澄「その猫熊……どんな見た目かだけ言う。多分、聞いただけで分かると思う。着ぐるみの被り物のような頭部、パンダの耳を模した恐らく…聴覚装置。」
一馬「更には右目が円形・左目が星型になっている複眼。猫熊。いや、パンダらしく複眼の周りと耳は黒く塗られている。」
ミオ「ま、まさか猫熊って…」
英澄「そう、仮面ライダーダパーンだよ?」
ミオ「んじゃ、例のデザイアドライバーを盗んだのもダパーンって事?けど、その目的は何?」
英澄「多分、天使や悪魔を怪人にする為の人体実験じゃないかな?」
ミオ「えぇ!?」
英澄「もう既に半分は取られてるんだろ?なら、こう考えるのも無理もない。」
ミオ「んじゃ、これからどうするの?」
英澄「ミオはダパーンの正体が誰なのか探ってくれ。デザイアドライバーが盗まれる前は恐らく変身してないはずだ。」
ミオ「分かったわ。アナタは?」
英澄「既に愛音が猫熊を探ってる。だが、愛音達だけでは無理があるな…」
そして翌日…俺に頼み事をするために一誠か土下座してやってきた。
一誠「頼む!俺も仮面ライダーにさせてくれ!」
英澄「はぁ?お前にはドライグがあるだろう?何で仮面ライダーにならなきゃいけないんだ?」
一誠「そりゃ……俺が…兵士だからだよ…」
英澄「兵士……チェスの下っ端か。確かに今のお前じゃ他の悪魔や堕天使は上手く倒せないな?」
一誠「そうだよ!だから頼むよ!お前の技術で何とかしてくれよ!」
そうするの頼むなら、日頃の行動を考えろよコイツ…まぁ、言っても無理か。
英澄「分かった。なら今日の放課後。新宿の神室町に行く。そこで見学してみるといいよ?」
一誠「か、神室町ってヤクザがいるところじゃねーか!?」
英澄「基本的に治安が悪いのは確かだ……だが、俺達はそのヤクザに用があるんだ。」
そして放課後。俺達は一誠を連れて神室町にやってきた。もしもの時に今回は桐さんと、桐さんの下っ端も連れてきている。そして保険として一応警察にも警戒するようにと言っていた。
英澄「いいか、警察が保険でいると言っても余計な詮索はするなよ?」
ネオン「最初から詮索すると思う?けど、この変態が居るのは納得がいかない。」
道詠「同じくそうだ。変態は目障りだ。」
溪我「まぁまぁ、ライダー部に興味を持ってくれるならそれでいいんじゃない?」
一馬「ここにダパーン……いや、猫熊はいると思うか?」
英澄「ヤクザが関わってるなら確かだ。それに…」
辺りにいる他の連中のヤクザがチラチラと俺達を見始めた。そして…
ヤクザ「おいてめぇら!何しに神室町にきやがった!」
一誠「うわぁ出たァ!?」
DESIRE DRIVER!
英澄「桐さん。コイツらから怪人の妖気を感じる。一誠を頼む。」
一馬「分かった。」
英澄「ふ、さぁ、ハイライトだ。」
SET!
英澄&道詠「変身。」
MAGNUM!
(GRAB CRASHER!)
ZOMBIE!
READY FIGHT!
俺はギーツマグナム、道詠はバッファゾンビになってヤクザ達の前に立つが、ヤクザ達はなんとデザイアドライバーを腰に装着し出したのだ。するとライダーコアを嵌めるところが何のクレストもない状態で嵌められる。
そして黒いレイズバックルを装填すると彼らはエントリーフォームを模した戦闘員になって俺達に襲いかかってきたが、俺と道嘉は自身が持っている武器で対抗した。
一誠「す、すげぇ!」
ネオン「私も戦いたくなってきたわ…溪我はどこにいるのよ?さっきまでいたわよね?」
SET!
ネオン「ん?」
NINJA!
ライダーに変身したヤクザ達をニンジャデュアラーで攻撃し気絶させたライダー。仮面ライダータイクーン。溪我が変身する仮面ライダーだ。
英澄「目的を果たす為なら自己犠牲をも厭わない、タイクーンの忍の心に…」
『READY FIGHT』
溪我「英澄……ライダーの名前で呼ばないでってあれほど言ったじゃん。」
英澄「はっ、俺の癖なんでね?」
そう言った俺を無視した溪我は持っていたニンジャデュアラーのシュリケンラウンダーを思いっきり1回転させた。
ROUND 1
溪我「はぁっ!」
TACTICAL SLASH!
溪我はニンジャデュアラーから緑色の斬撃を繰り出し、エントリーライダー達を次々と倒していくのだった。
道詠「早すぎだろ。」
溪我「忍者が俺の……僕のポリシーだから。」
そして俺達に倒されたヤクザ達はその場で気絶していった。俺はライダーのまま倒れたヤクザの1人の胸ぐらを掴んでこう言った。
英澄「誰から神室町で混乱させろと頼まれた?」
ヤクザ「くぅ……猫熊だ。アイツは堕天使に使う奴のデータをとる為に神室町で暴れてくれと頼まれた。」
英澄「そうか……分かった。ありがとう。」
その後、神室町で俺達を襲って暴れたヤクザ達は逮捕されたようだ。まぁ、あれだけ暴れれば無理もない。俺達はなんで逮捕されないかって?まぁ、世界の均衡を守るのは我々駒王ライダー部の使命ですから。
ネオン「ねぇ?今日は疲れたから英澄の家によりましょ?」
英澄「え?」
道詠「賛成だ。俺も疲れた。」
英澄「えぇーーーーー!?」
一馬「良かったな?今日も面白い事が起きそうだ。」
一誠「お前ばっか美女に囲まれてズルイぞぉーーーーー!?」
英澄「( ̄▽ ̄;)」
溪我「一誠くん……俺、男だよ。(´・ω・`)」
道詠「てか、女はネオンしかいないだろ。」
次回
・ビートを掻き鳴らせ。