モンストのキャラがいる異世界に転生した奴の話 作:otomo3956
アーサーのストライクショットによって、ツクヨミ零は簡単に倒されてしまった。属性の有利、不利はやはり重要なのだと、再確認させられた。
するとアーサーが乗ってきた馬から降りて、こちらに近づいてくる
アーサー「ああ、マスター・・・やっと、会えた・・」
嫌な予感がする。
アーサー「この日をどれほど、待ちわびていたことか。敵は私が倒した。もう私たちを邪魔するものはここには・・・・・なぜ、マスターからダルタニャンの匂いがするんだ?」
目の光が消えたアーサーが場の空気を支配する。
(ん?ダルタニャン?・・・・・あの時か!!)
俺は、ダルタニャンと握手を交わしたことを思い出した。
俺「ああそういえば、一回握手したな」
アーサー「そうか・・・ウワガキシナイト」
俺「・・・・・」
ねぇ聞こえてるって、こういうのって普通は聞こえないのがお約束じゃないの?一語一句はっきり聞こえるんだけど。
アーサー「さぁ、一緒に帰ろうかマスター」
アーサーが俺の手を掴む。
俺「ん?どこに?」
アーサー「もちろん私の家さ」
微笑みながらそう言う。
(相変わらず顔だけはいい。まぁ、言ってることはトチ狂ってるけど・・・なんとか回避しないとな。このまま連れてかれて、監禁でもされたらまじで洒落になんないから。)
俺「悪いけど、俺はモーセの家に居候させてもらってるから」
モーセが驚いた表情でこちらを見る。
それと同時にアーサーがモーセのことを睨む。
(ごめんなモーセ。)
俺は心のなかでモーセに対して謝った。
アーサー「ん?ていうか居候なら、私の家に来ても構わないだろう」
(くっそ、だめか。)
アーサー「何をためらっているんだ?あんなに一緒に戦を共にした仲ではないか」
確かにそうだ。モンストのキャラの中で一番使ったのは誰かと聞かれたら、間違いなく俺はアーサーと答えるだろう。
アーサー「さぁ、行こう、マスター」
(万事休すか・・・・・ん?あれは・・もしかして。)
後ろの方にに黄色い二頭身がぷかぷか浮かんでいるのが目に入る。
俺「ハイ・ムー?」
ムー「見知った顔がいると思ったら、汝だったか・・そうだ、われはハイ・ムーだ」
(かわいい・・・・)
俺は思ってしまった・・・・
(モフりたい!)
そこで、俺の中でムーの家に行くことが確定した。
俺「なぁムー、もしよかったらお前の家にしばらくの間、俺を泊めてくれないか?」
ムーは少し悩んだ後、口を開けた。
ムー「いいぞ」
俺「よっしゃー!」
ムー「そ、そんなにわれが良いか//」
(中二病ムーも癒やされるけど、デレてるムーも癒やされる。やっぱりもふもふしか勝たん!)
アーサー「なっ、マスター!?なんでムーが良くて私がダメなんだ!」
アーサーが俺に詰め寄る。
(なんて答えればいいんだよ・・・もう正直に話すしかないか)
ムー「なんか、安全そうだし・・可愛いからしょうがない、今回は諦めてくれ」
アーサー「私は可愛くないと言いたいのか?」
(しまった!まずい!)
俺はアーサーの地雷を踏んでしまった。
俺「い、いや、そんなことはない!アーサーも十分かわいい!」
(これでなんとか、機嫌を・・・)
アーサー「そ、そうか、私は可愛いか・・・うふふふふ」
(取りすぎたな)
アーサーはまたたく間に、自分の世界へと入ってしまう。
俺「よしっ、じゃあモーセと龍馬、後は頼んだよ!」
龍馬・モーセ『おい!』
俺はこの瞬間を逃すまいと思い、ムーを抱えてその場を逃げ出した。
後ろの方から、『こいつをおいて行くな!』とか聞こえたような気がしたけど、無視して全力ダッシュをした。
〜〜〜〜街〜〜〜〜〜
(ここまでくれば大丈夫だろう)
ムー「そろそろ、われを降ろさぬか」
俺「あ、ごめん」
ムー「全くこれだから人間は・・・われはつかれた、早く帰るぞ、マスター」
ムーにマスターと呼ばれ1人静かにに感動していたことは言わずともわかるだろう。
その後、ムーの家に行くため俺はムーについて行った。
俺「ムーっていつも何してるんだ?」
ムー「パトロールと魔物の討伐だ」
俺「てことはやっぱり、ムーも騎士団なのか?」
ムー「そうだ」
俺「へー、すごいな」
ムー「当たり前だ、われはすごいからな」
ドヤ顔でそう言った
(何この子かわいい)
俺「ムーってどこに住んでるんだ?」
ムー「あっちだ」
俺「あっちってどっちだよ」
ムー「あっちはあっちだ」
俺「だから!どっちだよ!」
ムー「だから、あっちと言っておるだろう!これだから人間は!」
ムーが俺を尻尾で殴る
俺「痛った!理不尽!」
でも可愛いので簡単に許してしまう。
〜〜〜〜〜〜〜〜
ムー「ついたぞ、ここがわれの家だ」
ムーに連れてこられたのは街の辺境にある森の中だった。もう遅い時間ということもあり、あたりは暗くてなにもみえない。ただ、夜空に輝く月と星々だけはよく見渡せる状態だった。
俺「家?暗くて何も見えないぞ?」
ムー「これだから人間は困る」
そう言うと、1回指を鳴らした。すると、ムーの周りから光の粒が現れ、周辺の木々に向かって飛んでいった。
しばらくすると、目の前の木の上にツリーハウスが光によって現れた。
俺「なにこれ、きれい」
ムー「そうだろう」
飛んでいった光の粒は、ツリーハウスに登るための螺旋階段を灯すように並んでおり、とても幻想的な雰囲気を漂わせていた。
あまりの綺麗さに唖然としていると、しびれを切らしたムーが
ムー「早く中に入るぞ」
俺「あ、ああ」
部屋の中は、思っていたよりも広く、整えられていた。
居候させてもらってる、ということもあり夕飯は俺が作ることになった。
それから俺たちは夕飯をともにし、すぐに眠りについた。
ちなみに、撫でさせてくださいと頼んだところ「しょうがないな」と一言言い、撫でさせてくれました。
最高!!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
朝
外から聞き覚えのあるラッパの音が聞こえ。俺とムーは目が覚める。
???「郵便でーす!」
ムー「騒がしいな」
俺「俺代わりに、出てくるよ」
俺はベッドから体を起こし玄関の扉を開ける。
俺「はーい」
ガブリエル「お届け物でーすって・・・マスター!?」
いい加減この反応に慣れてきた。
俺「うん」
ガブリエル「なんでこんな所に!?ていうかここってムーさんの家じゃ!?」
俺「うん、もうちょい静かにしてもらえる?寝起きにそのボリュウムはきつい」
ガブリエル「あ、ごめんなさい」
俺はガブリエルに大雑把にこちらに来てしまったことを伝えた。
ガブリエル「そうですか、今度ご飯でも一緒に食べましょうね。では、私は仕事があるので」
そう言うと、ガブリエルは飛び去っていった。
飛び去っていくガブリエルを見て俺は思った。
俺「いい加減、働かないとな」
俺は起きてきたムーと朝食を取り、仕事について相談した。
ムー「マスター割と強いんだし、騎士団入ったらどうだ?」
俺「でも、2種類のバフしか使えないんだよ?」
ムー「何言ってるんだ?マスター、4種類使えるだろ」
俺「え?」
ムー「もしかして気づいてなかったのか?」
俺「ほんと?」
ムー「当たり前だ、われが言うんだから」
そう言われ、頭の中を探してみると
俺「あった」
ムー「ほれ見ろ、やっぱりあったではないか」
知らないバフが2種類あった。1つ目が俊敏のバフ、2つ目が防御力上昇のバフが追加されていた。
これならモーセたちの足手まといにはならないだろう。
俺「じゃあ、早いとこ行ってくる」
ムー「あ、ちょっとま・・・行ってしまった。・・・・これは戦が起きるぞ」
俺は早速、俊敏のバフを自分にかけ森を駆け抜けた。
(そういえば、騎士団ってどこだ?まぁ、行く途中で聞けばいいか)
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