TS転生することは幸せと呼べるのだろうか   作:Rei_rei

1 / 7
大幅改稿済み


TS転生って物語だから面白いと思うんだよね

 

TS転生はご存知だろうか。性別が変わって転生するアレである。かくいう俺もよく読んでいたし、TSという概念も最近は普及してきたように思う。

 

 

だけど、こういうのって、

 

 

(実際に俺自身がTS転生するのは違うと思うんだよなぁ)

 

 

俺の今世の名前は白崎凛(しらさきりん)と言うらしい。

 

 

正直言って、TSモノはあくまでも物語として読むから面白いのであって実際に起きると面倒なことばかりのような気がしている。

 

 

(まあ、今さら愚痴っても変わらんし諦めるしかないけどな)

 

 

そう、そんな現実逃避のようなことを考えていても起きてしまったことを変えることはできないのでこれからどうするかを考える必要があるのだ。

 

 

(まずは口調か?流石に直さないとだよな……)

 

 

これからの生活に若干の、いや、相当の不安はあったが……。

 

 

 

 

俺は……いや、心の中でも直しておかないとどこかでボロが出そうだから意識して変えるか。つまり人生の目標を決めた。

 

 

それは、文武両道で才色兼備な完璧超人になるということ。前世ブーストで学力には貯金があるのでスポーツを頑張ればなれるだろうというとてつもなく浅はかな考えの目標だ。

 

 

前世のように外面だけ取り繕う訳でもなく、きちんとそうなるように相応の努力をする。前世では手遅れだったが、今ならまだなんとかなるはずだ。

 

 

前世の私はお世辞にもコミュ強とは言えない部類ではあったけど、コミュ強のロールプレイをしていると思えば出来るはず。いや、出来なかったら目標を達成できないんだからやるしかない。

 

 

 

 

 

 

 

 

それから12年が経ち、私は近くの中学校に入学することとなった。この12年間、いろいろ大変なことはあったけれども、比較的理想通りに進んでいると思う。

 

 

ただ、一つ問題が……

 

 

(一緒に遊ぶ友達はたくさん作れたけど、親友と思えるほど仲の良い友人はいないんだよね……)

 

 

まあ、前世の私も似たようなものだったし、それで良いと思っていたんだけど……。

 

 

精神が肉体に引っ張られている?というのかな。それがとても寂しいことのように感じてしまうようになった。

 

 

だから、中学生生活での最初の目標は友達作りから。まるで幼稚園児や小学生のようだ。

 

 

 

入学式では、特に面白くもない校長の挨拶などが主なので適当に聞き流す。入学式が終わった後は小学校が一緒だった友達と軽く話をして、帰宅することにした。入学式後にも何かしないといけないことがなくて助かった。

 

 

 

今の私の脳内は、これからの中学生生活でどうすれば"完璧"でいられるか、ということで埋め尽くされていた。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。