TS転生することは幸せと呼べるのだろうか 作:Rei_rei
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今日から夏休みだ。終業式なので、午前中で帰ることができる。既に教室のあちこちでどこに遊びに行くかについての話が出ている。私も早紀や琴音から
「どこか遊びに行こうよ!」
「うん、初日だから、ね」
と誘われたのだが、
「ごめんねー、課題終わらせるから今日は遊べない」
と断っておいた。とても驚かれたが。ちなみに前世の私は、常に最終日に課題を急いで終わらせるタイプでとても苦労した。できるだけ遊びたかったし。でも、今はそういうわけにも行かない。理想は初日だけで終わらせるからことだけど、まあ最初の何日かで終われれば良いかな。
あ、そうだ。
「じゃあさ、みんなでうちに来ない?」
「え?凛の家?」
「そうそう、うち来たことないでしょ?」
「行ってみたい。早紀も行くよね?」
「うん!もちろん!」
せっかくなら、1人よりみんなでさっさと課題を終わらせてみんなで遊ぶことにする方が良いよね。
「今日明日で課題をササっと終わらせちゃってみんなで遊ぼ?」
「あー!そういうこと!凛ってば良いこと思いつくね!」
無事に了承は得れたので、2人を私の家に連れて行くことにしよう。
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「そういえば2人ってうちには来たことなかったよね?」
「そうだねー!あ、琴音の家にも行ったことないー」
「うん、初めて」
そんな風に適当に雑談をしていると、私の家に着いた。
「着いたよ。ここね」
「え?凛ってこんなに広い家住んでたの!?」
「比較的大きいとは聞いてたけど」
そう、我が家は結構広いのだ。どうやら私の親はどこかの会社の上役らしく、結構なお金持ちなのだ。前世の私が羨むこと間違いなし。
「もう2人が来ることは言ってあるから、入って良いよー」
家の大きさに感心している2人に、家の中に入るように促す。このままだとずっと眺めていそうだからね。
「う、うん。お邪魔します」
「お邪魔しまーす!」
きっと驚くだろうな。私が考えに考えた理想の部屋を見て。
玄関を通り、階段を上がる。私の部屋は2階だ。少し進み、部屋の扉を開ける。
「おぉー!凄い!流石凛だね!」
「綺麗な部屋だね」
うんうん、好評だね。ちなみに私の部屋は中学生というよりも高校、大学生のような部屋なのだが、そこは前世の私の感覚もあるかな。中学生らしい部屋というのはよく分からなかったし。
スペースの余裕はかなりあるので、下から3人で勉強できるくらいのテーブルと3人分の椅子を持ってくる。
あまり長く勉強しても続かないのは、私自身が実感しているので1時間毎に休憩を設けることにした。
「凛ー、これってどうやるの?」
「ここ教えて欲しい」
「はいはい、ちょっと待ってね、これは……」
こうやってみんなで教え合いながら勉強するっていうのも良いな。ずっとできそうなくらいには楽しい。まあ、けどそろそろ1時間……あ、いつの間にか1時間半も経ってる。そろそろ休憩することにしよう。
「ちょっと時間過ぎちゃったけど、休憩にしようか。何か食べれるもの取ってくるけど欲しいのある?」
「え?別に良いのに」
「最近誰もうちに来ないからお菓子とか余ってるの、じゃあ適当に取ってくるねー」
そのあとも、雑談したりみんなでお菓子を食べたりしているとあっという間に時間が過ぎてもう2人が帰る時間になってしまった。
「楽しかったー!2人も結構課題進んだみたいだし、結構いろんなところに遊びに行けるかもねー」
「凛!ありがとう!課題もう終わりそうだから遊びに行こ!約束だよ!」
「うん、私も結構進んだね。初めてかも、ありがと」
そう言って、2人は帰っていった。楽しかったなぁ……うん……。
□ 琴音side
「あ!私の家この先だから!バイバーイ!」
「分かった、またね」
早紀と別れた私は、今日の凛の様子について考えていた。
(表面上はいつも通り、でもなんだろう。何かに思い詰めている?ように感じたけど……気のせい?)
分からない。凛のことは友達と思ってるし、大抵のことは理解していると思っていたけれど。
(いや、違う。
(たとえでそれが原因で凛に嫌われてしまうとしても──)