TS転生することは幸せと呼べるのだろうか   作:Rei_rei

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ダラダラと引き延ばすのは嫌いなのでさっさと進めます。あと何話かで完結予定。


核心

 

「琴音ー、凛来てないけど何か聞いてたりしない?」

 

 

「あ、凛は今日休みらしいよ。風邪引いたみたい」

 

 

「ちょっと想像してなかったね!凛って病気とは無縁ですって感じがしてたよ」

 

 

「たしかにそうかも。でもまあ、風邪引くことくらいなら誰にでもあるし。ちょっと時期はズレてるけど」

 

 

「じゃあ今日学校終わりに2人で凛の家に行こっか!」

 

 

 

 

 

「まさか風邪を引くとは……」

 

 

想定外の事態だった。健康には、かなり気を付けていたつもりだったんだけど。

 

 

「なんで、こんな……」

 

 

 

風邪を引いているというのに、とても休める状態ではなかった。

 

 

 

 

 

□ 琴音side

 

私たちは以前にも来たことがある凛の家に来ていた。今日の分のプリントを届けに来たのと、あとは様子を見にね。

 

 

「それにしても、やっぱりこの家大きいよね」

 

 

「分かる!羨ましいなー!」

 

 

「まあ、先に届けに行こう」

 

 

本題はプリントを届けに行くことだから、私はインターホンを鳴らした。すると、凛のお母さんらしき人が出てきた。

 

 

「はーい、もしかしてあなたたちが凛のお友達?」

 

 

「あ、はい。そうです」

 

 

「今日配られたプリントとかを届けに来ましたー!」

 

 

「そうだったのね、凛なら部屋にいるから渡しに行ってくれる?」

 

 

「分かりました」

 

 

「はーい!」

 

 

どうやら、凛は部屋にいるらしい。入って良いの?良いとは言われたけど。

 

 

 

「凛?入っていい?」

 

 

 

 

「……え?琴音?」

 

 

 

 

 

 

 

 

え?琴音が来てるの?あっ、ダメだ。ちゃんとしないと……。

 

 

 

「……入っていいよ」

 

 

本当は、こんな姿見せたくないけれど。

 

 

 

「凛、大丈……」

 

 

「凛ー!大丈夫なの!?」

 

 

あ、早紀も来てたの。

 

 

「で、2人が来たってことは今日の分の配布物かな」

 

 

「そう、これね」

 

 

取りに行かないといけないと思ってたので、これは普通にありがたいことだけど……。

 

 

「あっ……っと」

 

 

無理をして起き上がって、平静を装っているからか、一瞬ふらついてしまった。

 

 

2人が私に駆け寄って来るけど、私はそれを手で制する。

 

 

「っ……大丈夫だから、ね?」

 

 

「でも……分かった」

 

 

あ、そうだった。配布物を持ってきてくれていたんだったね。私はその配布物を受け取って、

 

 

「持ってきてくれてありがとね」

 

 

と2人に、すると

 

 

「そんな、まだこんな状態の凛放っておけないよ」

 

 

「そうそう!大人しく私たちに看病されときなよ!」

 

 

「でも……」

 

 

 

私は……

 

 

「ならもうこの際はっきり聞く。どうして、そんなに毎日辛そうなの?私には、凛がずっと何かに囚われてるように見える。それに、今日のことだって、私たちってそんなに頼りない?ねぇ?」

 

 

……え?私のこと……

 

 

「琴音……?いや、そんなことは……」

 

 

「だったら、私たちに大人しく看病される。いい?」

 

 

「それは……」

 

 

頼りたくないわけでは……でも、それは――

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