TS転生することは幸せと呼べるのだろうか 作:Rei_rei
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私の前世のことについて、2人に言ったあとも、私が"完璧"であろうとすることは変わらない。そもそも、この12年間ずっとそれでやって来たことだから今さら変えられるようなものでもない。この、"完璧"であろうとすることが本当に正しいことだったのかなんて、分からないけれど。それでも、私はこのことについては後悔してないし、むしろ"完璧"であろうとするための努力のおかげで勉強もスポーツも全く苦にならないので良かったとさえ思っている。
他のクラスメイトたちには、今までと変わらず"完璧"な私で対応をしている。今までと違う、
けど、早紀と琴音の2人とは、あの話をした以降さらに一緒にいることが多くなったと思う。私の方から線引きをしていたけれど、それが無くなったからかもしれない。この2人への対応は私が間違っていたんだ。結局、私は早紀と琴音のことをそこまで信じられていなかったんだから。信頼があったら、秘密も何もかも、言ってしまえるから。
「今日はどこに行くー?」
「せっかくだからさ、凛が決めてよ。凛ってあまり自分の意見言わないでしょ」
「え?うーん、じゃああの店行ってみたいな。新しくできたスイーツのお店」
「分かった、ならそこに行こう」
「そんなに簡単に決めて良いの?嫌なのに我慢して私に着いてくるのはダメだよ?」
「私も一回行ってみたかったから良いよー!」
「うん、私も行ってみたかった。甘いもの好きだから」
「あー、確かに2人とも甘い系好きだったね」
こうやって、予定が空いている日は必ずどこかに遊びに行くくらいには、みんながみんなのことを信頼している。
ふふ、この2人と友達で良かった。こんなにも、本心から日常が楽しいと思えるなんて。
「ん?凛どうしたの?」
「え?声に出てた?」
「すっごく嬉しそうな顔してたよ!」
「そっか。いや、2人と友達で良かったなって思ってたの」
「それはお互い様。私だって凛と友達で良かった」
「うん!私もだよ!」
転生してきて、女の子になって、"完璧"であろうとして、これらが幸せなことだなんて今でも分からないし、誰にも分からないのかもしれない。
だけど、これだけは確信を持って言えることがある。それは──
一番の幸せっていうのは、どんなことでも話せる、かけがえのない親友がいることなんだってね。
これにて完結です!
見切り発車で書き始めて、何も考えずに書いていたけれどある程度方向性が決まったので大幅改稿してと、計画性の欠片もないような作品でしたね。次は気を付けます。
初めての執筆なので短いものになってしまいましたがここまでお読みいただきありがとうございました!