ハリー・ポッター ヴォルデモート部分殺害RTA 二重スパイチャート   作:永熊 詩人奈

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初投稿です


Part 1/8 キャラクリ~入学直前

 

 お辞儀大好きおじさんをぬっ頃すRTA、はーじまーるよー。

 

 と言う訳で今回は、あの超有名児童文学「ハリーポッター」シリーズのRTAを走っていきたいと思います。

 

 キャラメイク前にレギュレーションの確認です。

 計測開始はトム・リドルがホグワーツに入学する1938年の7月、タイマーストップはお辞儀様が霞以下になったときとします。

 計測時の参考タイムは舞台内時間とします。例えば参考記録として計測終了時間が1981年10月31日であった場合、これより早い時期にクリアすれば最速となるわけです。一人の人生をそのまま操作する都合上、セーブやロードといった要素は含まれないことにご注意ください。

 

 では早速キャラクリエイトに入っていきます。

 

 年齢はリドルと同じ、性別は男、血統は純血を選択します。名前については入力速度を考慮せず、諸事情より「ハワード・モーフィン・ゴーント」とします。あだ名は、英字表記の「Howard Morfin Gaunt」から「HoMo」、つまりホモ君が良さそうですね。魔法適正は「闇の魔術」と「魔法薬学」に補正をかけておきます。

 

 入力を終えたらいよいよRTA開始です。イクゾー! デッデッデデデデ(カーン)デデデデ

 

 操作が可能になるまで少し時間がかかります。

 退屈な時間をお過ごしのみ な さ ま の た め に ぃ ~

 

 先程のレギュレーションの補足をしておきます。

 

 タイマーストップはお辞儀様の霞化とありますが、これに分霊箱の破壊は含まれません。

 分かりやすく説明すると、原作において一歳の赤ん坊ハリーが闇の帝王(笑)を消滅させたのと同じように、霞以下の存在までにすればオーケーです。

 というか予言の関係上、ヴォルデモートに完全に勝つことは通常プレイではほぼ望めないでしょう。予言に関しては、かなり話がややこしく長くなってしまうのでまた別の機会にします。

 

 ハリポタRTAは星の数ほど存在しますが、本レギュレーションの記録は何故か原作準拠の1981年10月31日が最速記録となっています。どうして誰も走ってないんでしょうね~(すっとぼけ)。

 つまり原作幼少期ハリーより早くお辞儀様を倒せれば私が最速です。

 ここで熟考試行検討を繰り返した走者の努力により、計測終了時期を数年程度短縮することに成功しました。

 

 はい、今コメントが「は?」であふれているような気がしますが事実です。

 

「はぁ~~~アホクサ…数年ってなんやねん。なんでそんなガバガバなん。辞めたらこのRTA?」

 

 とお思いの方もいるかもしれません。すいません許してください!何でもしますから!

 冗談はこのくらいにして、もう少しまじめに話しておきましょう。

 

 実のところ最強爺ことダンブルドアがもう少し融通が利けばもっと安定したチャートになるのですが、このハリポタ世界には特別なマスクデータが存在します。

 説明のために、再殺RTAで有名な先駆者であるノット兄貴の言葉を借りさせていただきます。これはもはや公然の事実と化していますが、ダンブルドアには(GG)値、正式名称「Greater Good(より大きな善の)値」が設定されています。

 

 ダンブルドアは基本的に善側の人間ですが、同時に善のためなら冷静に合理的な判断を下すことのできる人物です。しかし、「過去の思想」や「かつての親友」、「妹の死」に関して取り返しのつかない過ちを繰り返し過ぎたがために、自らの選択で再び過ちを犯すことに対して恐怖し臆病であるという性質も同時に持っています。

 つまりGG値とはダンブルドアが行動するときに「より大きな善のために」どこまでの悪行を許容するかの指標を指すわけです。

 GG値が低ければ悪逆非道の敵にすら愛を持って接し、反対にGG値が極端に高ければ敵に対して開幕アバダケダブラを放ち、味方にも開心術とインペリオをかけるなどの冷酷で非倫理的な行為すらも息をするかのように使ってきます。

 

 本RTAで関わるダンブルドアは正史よりも前の時代であるために、ダンブルドアは過去の事件に対して向き合うことができていません。また闇の帝王(笑)もまだ事件は起こしていないため、積極的に動くことはないと思われます。

 このチャートではダンブルドアの助力を得ることが前提となるため、マスクデータであるGG値を確かめられないことがタイムのブレにつながってしまうのです。

 

 

 やっとホモ君を操作できるようになりました。早速ホモ君の状況を確認します。

 

 賢い皆さんはもう察していると思いますが、キャラクリ時の設定によりホモ君は「モーフィン・ゴーント」の息子であることが確定します。ぶっちゃけスリザリン家系の純血一家であればどこでもいいのですが、この設定のほうが面白そうじゃん?

 ゴーント家は近親相姦により血を煮詰めに煮詰めまくっているため、一見デメリットの方が大きそうですが心配はいりません。というのもゴーント家は没落しきっている現状から、人数が少なく近親相姦を行う相手が現在はいないんですね。その結果として、モーフィンが子供を産む場合は外部から新たな純血の魔女の血を取り入れることになるのです。

 これにより生まれたホモ君はその血のポテンシャルを十全に発揮できるだけの才能を備えて生まれることになります。まあ、天才リドル君には到底かないませんが。

 

 ええと今回は精神異常のバッドステータスが発生していますね。もちろん想定内です。ゴーント家スタートである時点で8割は肉体か精神に異常をきたしています。身体異常ならリセです。

 バッドステータスの内容は「感情が極端に薄い」というものですね。異常としてはだいぶ軽度なものですが、おそらく複雑な家庭環境により情緒が成長してくれなかったんですかね。

 しかし問題は、ないです。というのもホモ君は走者により操作されているからです(激ウマ)。

 鋭い人間は多少違和感を覚えることもありますが、人と関われば徐々に正常になっていくはずなので、無視です。

 

 過去ログを参照したところ、ホモ君は屋敷しもべ妖精のホリー君♂と二人(?)で暮らしているそうです。ゴーント家って屋敷しもべを雇えるほどのお金なんてあったんですかね(適当)。彼らの価値観はお金では量れないのでよくわかりませんが。

 おそらく祖父のマールヴォロが孫可愛さにちょっと張り切っちゃったんでしょ多分

 その祖父はもう死んでるらしいんですがね、頑張り過ぎんなよじじい!(手遅れ)

 父親のモーフィンは原作よりも長くアズカバンに服役した結果、既に獄中で死んだらしいです。ちなみにモーフィンの服役期間が長くなるのはゴーント家チャートなら確定事項です。精神と身体に異常を持った犯罪者が子供を作る方法なんてそうそうありませんからね。今回は長期のアズカバン収監に耐え切れず、会うこともありませんでした。

 ですから母親も不明のまま、と。

 どちらにせよこのチャートで親はフヨウラ!と言う訳でさっさと切り替えましょう。

 

 ちなみに屋敷しもべ妖精ですが、ゴーント家での出現率は2割程度です。更に言うなら、ホリー君がいることによりチャートは安定しますが、必ずしも加速要素にはならないことを付け加えておきます。

 

 ええと、持ち物は…ああ、カドマスの指輪だけですか、どうでもいいわ(レ)

 このチャートでは使いません。

 

  現在は1938年の7月ですが、そろそろホグワーツの入学届けがフクロウ便で来るはずです。それまで家にある本などを読んで適当に暇をつぶします。こんなとこ倍速だ倍速!

 

 

 そろそろフクロウ便で入学許可証が届くころです。ちなみに届かなかったらリセです、当たり前だよなぁ?

 ん、どうしたホリー君?はあ、来客ですかこの家に。フクロウ待ちで忙しいのにやめてほしいですね。もしかしたら父親の服役関係で役人が来ているのかもしれません。適当にあしらってお帰りいただきます。

 

「君がハワード・ゴーント君かな?」

 

 来客は身長180センチ程のイカしたおじさん、はぇ^~すっごい大きい…

 いい体してんねぇ!さてはお前、ホモだな?(正解)

 アイスティーでも振舞ってあげましょう。

 

 冗談はさておき、もちろんダンブルドアが来るのは想定内です。新入生に対する入学許可証の届け方はフクロウ便で来ることが多いですが、親がいない場合は教員が直接訪ねてくることがあります。

 ちなみに訪問してくる教員の中で当たりはスリザリン寮の寮監であるスラグホーンです。スラグホーンは才能のある生徒をとことん可愛がってくれるので、早めに出会うことがあればその後の学校生活に対して融通を利かせてくれます。

 対してダンブルドアですがこの場合は、う~ん、なんとも言えませんね。現在悪いことを企んでいるわけではないのですが、GG値が高すぎて開心術をかけられてしまうと、いわゆる予言者チャートへと移行する場合が考えられますので、RTAが崩壊します。おじさんやめちくり~(懇願)。

 ですが実のところ心配はいりません。現在ダンブルドアは昔のごたごたの影響でGG値が最底辺です。ダンブルドアのリドルに対する警戒の強さは、孤児院での噂と実態を実際に目にしていたことにより生じたものであり、普通の人に対して開幕から開心術をかけたりすることはありません。普通にしていれば平気です。普通ってなんだ?(哲学)まぁいいや、大丈夫だって安心しろよ〜。ヘーキヘーキ、ヘーキだから。

 

 入学に関する話も終盤に差し掛かってきているので、ダンブルドアに金の無心をします。

 ホグワーツには教科書や制服を買うのに援助の必要な者のために資金や物品を貸し出す制度があります。お金を受け取ったら早速買い物に行きましょう。

 え、案内してくれるんですか?ダンブルドアと一対一になることはそう多くありません。いい機会なのでゴチになります。タダ飯ほど旨いものはないぜ!

 

 では予定を合わせて二人でダイアゴン横丁へ買い物に行く日程を決めたら、ダンブルドア先生を丁寧にお見送りします。

 

 

 はい、ダンブルドアとの横丁デートの日になりました。テーマパークに来たみたいだぜ。テンション上がるなぁ~。持ち物は先日ダンブルドアにせびって得たお金があれば十分です。

 

 ダンブルドアに手伝ってもらいながら、学用品を買い集めます。

 見ててもつまらないので、オリバンダーの店に到着するまで杖についてのお話をしておきます。

 

 杖とは魔法使いにとって魔力を打ち出すための砲台のようなもので、それが持つ特性と持ち主の双方の相性によって性能は千差万別となります。

 オリバンダーは杖と魔法使いの相性を見抜く力が飛び抜けており、また杖自体も優秀であることから、イギリスにおける杖事情はオリバンダーによって支配されているといっても過言ではありません。

 

 RTAにおいても杖の特性はかなり重要な要素です。

 杖は魔力の核となる芯材とそれを伝達する木材によってつくられます。

 木材に関しては軽く調べただけで50は超えるので割愛しますが、杖の芯材についてはオリバンダーの店では最高級の芯を使うことを信条としているため、ほぼ3つの素材に限定されていることが知られています。

 一つ目は一角獣のたてがみです。これは最も安定した魔法を生成し、変動や障害の影響をほとんど受けないが、闇の魔術に変えるのが困難で、魔法力が弱いという欠点を持ちます。

 二つ目はドラゴンの琴線で、強力な魔法力を持ち、早熟であると無難な強さを持つメリットに対して最も事故が起こりやすく、やや気まぐれである等のデメリットがあります。

 三つ目は不死鳥の尾羽で、「生き残った男の子」や「闇の帝王」の杖に使われている芯材です。特徴として最も希少な芯材で、幅広い魔法が可能であるが、忠誠を勝ち取るのは困難、さらに自らの意志で行動することがあるらしいです。

 杖の素材として優秀なものには他にヴィーラの髪、セストラルの尾毛、バジリスクの角、サンダーバードの尾羽、妖精の羽などがありますが、オリバンダー本人が積極的に用いることはあまりありません。

 

 では、今回のRTAに向いた芯材はどれかというと、消去法でドラゴンの琴線一択となります。

 一角獣のたてがみは安定していることからRTA向けではありますが、対ヴォルデモート用として考えた場合、闇の魔法無しに加え魔法力の制限もあるのはさすがにキツ過ぎます。決して使えないわけではないのですが、闇の帝王相手ならチャートの安定よりも魔法力の強さの方をとった方が精神的に安定します。

 また、不死鳥の尾羽に関しては論外です。「自らの意志で行動する」とかいう明らかにガバムーブを誘ってきそうなものに頼ってはいけません。実際、原作においてハリーとヴォルデモートの杖が繋がったり、7人のポッター作戦においてハリーの杖が勝手に動いたのはこれが原因だとする説があります。

 そんな訳でドラゴンの琴線一択です。

 え?特徴に「最も事故が起きやすく、気まぐれ」って書いてあるだって?

 ま、まあ多少の事故なら機転を利かせたオリチャーによるガバのリカバリーを図るつもりですが、そんな簡単に事故なんて起きんやろ(慢心)。

 勝手にチャートをぶち壊されるよりはマシです。

 

 

 お、オリバンダーの店に着いたようですね。

 

「おや、おや。杖をお探しですかな?少しお待ちくださいな」

 

 オリバンダー君オッスオッス!

 今生の相棒を決めます。しっかりと時間をかけて相性の良い杖を探してもらいましょう。

 

「これはどうかな?セコイアと一角獣のたてがみ、26センチ、軽軟」

 

 ええとセコイアですか、なかなかニッチな奴ですね。Wikiによると「運に恵まれ、適切な選択をする能力や災難から有利な状況をつかむ能力を持つ人を好む」ですか。一角獣のたてがみが少し残念ですが、安定要素と考えれば悪くない、RTA走者の私にピッタリでは?

 あ、暴発しました。

 

「合わんようじゃな」

 

 うるせぇ!まあ杖の特性なんてエッセンス程度に考えとけば十分です(矛盾)

 

「では、おそらくこれでしょう。黒檀とドラゴンの琴線、28センチ、しなやか」

 

 黒檀は「戦闘魔法や変身魔法に非常に適している。所有者は非順応的、非常に個性的であり、しばしば集団から浮く(RTA走者は常に孤独)、しかし外部の圧力(コメ欄の揶揄)に関係なく自分の信念(完走)を堅持し、軽々しく目的から逸れない」という性質を持つRTA走者御用達の木材です。

 ですが…ダメみたいですね(諦観)。振ってもうまく反応していません。

 

「ではもしかすると…。いや、まさかあれか?」

 

 オリバンダーさんが何か思い当たるように店の奥を探し始めました。これはもしかするともしかするかもしれません(言語障害)。オリバンダーのお店では極低確率で超レアものが混じる場合が確認されています。

 しかし私はRTA走者です(鋼の意思)。

 実況プレイだったら面白そうなんですが、正直なところ不確定要素を出されても困ります。

 

「イチイとセストラルの尾毛、34センチ、適度な弾力性」

 

 イチイの木はお辞儀様の杖にも使われている木材です。

 特徴は「珍しい杖材の一つである。決闘やあらゆる呪いの分野において突出した評判を持ち、闇の魔術に高い適性を持つ。所有者に生と死の力を与え、死と復活の両方を象徴する。平凡な者や臆病なものを主人に選ぶことはない。所有者は悪名高いものであることが多いが、時に英雄が持つ場合もある」

 これは…当たりじゃな?(疑心暗鬼)

 

「この杖は私が作ったものではないのですが、誰の手にも渡らず倉庫の奥に眠っていたのです」

 

 セストラルの尾毛は「死を受け止める事の出来る魔法使いにしか扱えない」というピーキー性能を持つ芯材です。本来なら致命的ですが本チャートの終着点的に問題はありません。走者にとって完走後のホモ君の生死についてはどうでもいいので杖もきっと「死を受け入れている」と判断して力を貸してくれるはずです。

 

「この杖で間違いない。――――幸運を祈ります」

 

 はい、やっと決まりました。オリバンダーからお墨付きもいただいたことですし、大事に使ってあげましょう。

 

 

 杖選びはハリポタ世界の醍醐味の一つですから、毎回ワクワクしてしまいますね。今回出てきた杖以外にも多くの杖があるから、画面の向こうの君も是非その目で確かめてみてくれ!(攻略本)

 

 ではすべての買い物も終わったことですし、ダンブルドアへのお礼もそこそこにして帰るとします。ホグワーツ入学までは一か月と少しありますが、やる事もないので教科書でも眺めながら暇をつぶしておきます。

 

 

 俺たちの戦いはここからだ!と言う訳で今回はここまで。

 次回はホグワーツに向かいます。

 ご視聴ありがとうございました。

 

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