TS憑依転生者なのはさんが転生者多数並行世界に再転生する話   作:桜女美井奈《再誕》

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ヒロインは大抵何かに巻き込まれがち

《いやー、お疲れさん》

 目を覚ますと目の前に見覚えのある邪神がいた。

《いや見覚えのある邪神とか私しかいないじゃん》

 ケタケタと笑いながら喋る邪神を横目に現在いる空間を観察する。

 モルガンの力を使っても理解できない真っ白な空間を眺めていると邪神が落ち着いたのか話しかけてくる。

《いやー笑った笑った、それじゃあ改めて第二の人生お疲れ様、休みでもあげたいところだけど次の世界に行ってもらいます》

 いやどうせ絡んできて休みねーだろとも思ったがこの際置いておこう。

 とは言え次の世界とはどのような世界なのだろうか。

《行く世界観は変わないよ。ただ今回は君の体が死ぬ前の物と同じなのと転生者が複数いること、何よりも高町なのはがいること、この三つが前と違う点だね。第三の生が終わったら英霊化するからそこはよろしく》

 了解の意を示し前の転生でも使ったサークルに入り意識が遠くなる。

 

《主人公side outってね》

《彼には前の世界や様々な世界と繋がることは言ってないけど今度は少しでも()()()()()が幸せになれるように動くだろうしそこは問題ないかな》

 

 

 


 

 

 

 意識が戻り目を覚ますと森の中におり、視線は少し下がっていた。

 直ぐ近くに川があった為、鏡代わりに覗いてみると幼い頃の姿になっていた。

「流石にそのままは問題か」

 そう言って能力の副次的効果を利用する。

 その効果により肉体が変化して救世主トネリコと瓜二つとなる。

「あの邪神、この効果ワザと入れてないよな」

 ぶつぶつと呟きながら山を降りていると目の前で金髪幼女が攫わそうになっていた。

「…スルーするか」

「いや助けなさいよ!」

「チッ、ついでにテメェも連れてくか」

 見なかったことにしようとするも誘拐犯のヘイトがこちらにも向き襲い掛かろうとしてくる。

「ロリコンに興味ねえから失せろ」

 圧を込めて言いながら目の前の誘拐犯の急所を蹴り飛ばし金髪幼女の腕を引き逃げる。

「何巻き込んでくれてんだ金髪幼女」

「いやアンタも幼女じゃない!とは言え巻き込んだことは謝るわ、あと助けてくれてありがと。私はアリサ、アリサ・バニングスよ」

自己紹介してくる目の前の少女に私は偽名を名乗る。

 

《主人公side out》

 

 

 


 

 

 

《アリサside》

 

私、アリサ・バニングスはこの日を忘れることはないだろう。

身代金目当ての男に誘拐されかけた所を巻き込むような形でだが助けてくれた少女との出会いを…

私は灰色のパーカーを着た明らかにめんどくさそうにしている目の前の少女はめんどくさそうに私に名乗った。

「私の名前は———」




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