【推しの娘】 〜Trance Stars Family〜   作:かにみそスープ

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 百二十三話見て、ルビーが思ってた以上にヤバくてヤバいし、なんか三章のある描写と少し重なってビックリしました。


★第十三話★ リアル

 あっという間に残るは最終話となる収録——の前日。

 

 俺達四人組は一足早めの打ち上げというか作戦会議というか……色々立てこんだ事情もあって、防音個室完備の店で焼肉をすることになった。もちろん会計は割り勘である。

 

「お疲れ様〜〜。本当は『今ガチ』のメンバーも全員誘いたかったが……」

 

「まあ内容が内容だし仕方ないわよ。てかトング渡しなさい、あかね。流石に二つもいらないでしょ」

 

「焼き係は私の仕事だよ? かなちゃんは大人しくしてて」

 

「だからって二つはいらないでしょ。一つはよこしなさい」

 

「かなちゃんが周りに気を使うなんて解釈違いだから、図々しく待っててくれる?」

 

「……アクア。もしかしてあかねって結構面白い女?」

 

 割と面白い女だぞ、という意味で頷いておく。

 こいつお前に対する厄介な反転アンチでもあるし。

 

「はー。いつも別卓で気づかなかったけど、こうしてプライベートでも触れ合って、初めてあかねのこと知ったわ。演技に対しては並々ならぬ拘りがあるのは肌身で感じてたけど、個人としてはよく知らなかったのね……」

 

「お前ら舞台上とかでしか基本接触なかったからな」

 

「そうね。ここまで腹割って話す機会も中々なかったわ。アクアの彼女だった経緯もあって壁もあったし」

 

「というかその『彼女』について早く本題に入ろうよ。今後のことも決めないといけないしさ」

 

 ルビーの一言に場の空気が固まる。緊張というか、向き合わなきゃいけない現実に直視したというか。端的に言えば見つけたくなった変なデバックコードを見つけたみたいな。

 

「……どっちにするかってことだよね」

 

 この話の本題はあかねにある。

 ハッキリ言ってしまえば、今のあかねは番組の都合上俺と有馬の三角関係という感じになっている。

 要はあかねはどちらかを選ばないといけないわけなのだが……どっちを選ぶにしろ割と酷な選択になるのだ。

 

「つか、そういう意味ではルビーもだよな。男性側が告白する、っていう企画だから一応全員やらないといけないわけだし」

 

「私はアクアに告白するよ? 受け止めてね?」

 

「倫理的にフるしかない選択肢やめろ」

 

「ブーブー」

 

 ルビーの告白はさりなちゃんからの告白でもあるからな。あまり無碍にも扱えない。とはいっても通すわけにもいかないから、こうして流すしかないんだが。

 

「番組的な本命は『ゆきノブ』で、次点であかねを中心とした『あかマリ』『あかかな』に焦点を当てる。これだけ人気があるなら、番組としても最低限一つはカップリングが成立してくれないと困るだろうからな」

 

「一番スマートなのは『ゆきノブ』が成立してくれることではあるけど……」

 

「難しいだろうなぁ。ゆきって、番組外でノブくんと付き合うという恋愛観に拘りがある子だし……」

 

「それに三角関係築いておいて「誰とも付き合いませんでした〜〜」じゃ、あかねの評価も『ヘタレ』とか『タラシ』とか『二股野郎』ってことにもなりかねないもの。社会的な体裁としてビジネスカップルは作っておいた方がいいでしょうね」

 

「まるでアクアみたいだよね」

 

「利用してた自覚はあるから仕方ないとはいえ、そこまで言うほどか?」

 

「スケコマシ三太夫」

「女好きのタラシ」

「クズ男、女の敵」

 

「「「これが総意」」」

 

 俺に対する評価が普通にひどくて逆に安心する。

 

「……まあしょうがない。利用してた事実は変わらないからな。受け入れるさ。うん、しょうがない」

 

「若干傷ついてるね……」

 

「自業自得だから気にする必要ないわよ。一度くらいこの野郎には言い返しとかないと」

 

「それよりも本題だ。結局どうするんだ、あかね」

 

「う〜〜ん……。私としてはどっちでもというか……そもそもそういう目で見れないというか……」

 

「元々は女性だったし仕方ないわよ。というか何で私以外みんな性別変わってるのか問いただしたいわよ」

 

 確かに有馬の意見はごもっともだ。何故かここにいる有馬以外は元の世界と違って性別が逆転している。

 

 俺とルビーは身長とか髪型とかの細かい部分を除けば、ほとんど入れ替わりにも近い。

 とはいっても瞳の色はアクアの時と一緒だから、DNA的には『星野アクアマリン』のままではある。何かしらの影響で性別が反転したと考えるほうが自然だ。

 

「まずは偏差値78の黒川あかね探偵の所感でも聞こうかしら?」

 

「さあ……? 性別が変わるってことは先天的な部分に変更があったってことでしょ? 後天的なら何かしらの介入があったってことだけど……」

 

「そうなったら神話の話じゃない。あれでしょ? なんか『カイニス』とか『トール』みたいな」

 

「『トール』は女装だけどね。『カイニス』は……ちょっとアレな話だから流すけど」

 

「それに『ロキ』とかもそうじゃなかったかしら?」

 

「『ロキ』は変身するのが主だから、性別って概念とは違うと思うなぁ」

 

 流石に役者というだけに作品の題材になりがちな神話系には強いな。あかねも有馬もズバズバと代表例が出てくる。

 

「でも俺とルビーの母子手帳を確認したけど、出産時には既に性別が逆転していた。後天的な問題じゃないぞ」

 

「アクアくん、そういうことで動くの早いね……。自分の母子手帳見るの気まずさと恥ずかしさない?」

 

「多少はな」

 

 ……母子手帳見つけるついでに、保育園の連絡帳にアイの思いとかがツラツラと載っていた時はちょっと色々と微笑ましさを覚えてはいたけど。

 

「しかし神様か……」

 

 もしも神様みたいな超常の介入があったとしたら、思い当たる節は一つだけある。あの『疫病神』だ。

 だけど不思議なことに疫病神は、時間遡行の始まりである幼年期から今にかけて『一度たりともこっちに接触したことがない』のだ。

 

 

 

 ——それを意識したら『カラスの鳴き声』さえ聞いてない気がしてきたな。

 

 

 

 気づいたら気味が悪いが、別に何か困ることでもない。

 というか気づいたところでどうしようもない。あの疫病神に原因があるなら、あいつに会わないと意味がない。

 となると能動的に会うには『宮崎』に行くしかない。売れない芸能人している学生の身で、宮崎に行くなんてのは、それこそ『MV撮影』みたいな長期的に行く理由でもないと時間的にも金銭的にも厳しい。

 

 ……これは今は無視するしかない。あの疫病神は一度見ないことにしよう。

 

「でも性別変わったのってそんな大事にすること? だってアクアと家族であることには変わらないし、ママはママなんだもん」

 

「……ルビー的にはそうかもしれないけど、好きだった男が女になったことの割となんとも言えない失恋感すごいわよ。そういう意味では、あかねはアクアと今世でもカップルできそうで良かったわね」

 

「それはそれで私からすれば恋愛対象の問題もあるからなぁ……。でも別に今のアクアくんに魅力がないわけではないから安心してね? 異性的な意味でも人間的な意味合いでも」

 

 異性的な意味合いで魅力を感じてるあかねの所感に多少ビックリする。お前、こういう若干ロリっぽい女の子が好きなのか。

 

「私としては男性の方が力が強いから肉体労働もこなし易くて助かるし、今のところメリットしか感じてないよ?」

 

「あっ、それは共感できる」

 

「それに食べても脂肪になりづらいっ!!」

 

「わかる〜〜!! こんな焼肉をお腹いっぱい食べても、ちょっと運動して栄養気にすれば大丈夫なの本当ズルいっ!!」

 

 こいつら意外と前向きに受け入れてるな。

 

「というか話を脱線させるな。結局あかねはどっちにするんだ?」

 

「結構気にするんだね。アクア君、私にヤキモチ妬いてる?」

 

「妬いてねぇし。興味ねぇし。人の恋愛事情にとやかく言う気ねぇし」

 

「強がらなくていいんだよ。アクア君が素直じゃないのは分かってるんだから」

 

「意味わかんね。あかねがどうしようが俺には関係ないだろ? 元カノを縛るような重い男じゃねぇんだよ」

 

「でも気になるんでしょ? 元カレとして、元カノがどういう女の子とどういう関係になるのか?」

 

「よーし、キレた。あかねだろうと分からせてやる必要あるな。俺がどうも思ってないことを知らしめてやるから座れよ」

 

「分かるよ〜〜。私とかなちゃんがケンカップルしてから、自分もそうしたい願望あるんでしょ〜〜。私たち基本的にそういうことなかったからね〜〜」

 

「思ってねぇよ。本当に思ってねぇよ」

 

「思ってそうなところが本当可愛いなぁ」

 

 

 

 …………

 ……

 

 

「……ちょっと、ルビー。聞いてもいいかしら」

 

「なんですか、ロリ先輩」

 

 アクアとあかねさんの口論(イチャつき?)が長丁場となったことで、ボクと先輩はお金だけ置いてお先に帰ることになった。

 そんな最中、ロリ先輩は声をかけてきた。まるで内緒話でもするのかように申し訳なさそうに。

 

「単刀直入に聞くけど『アンタはどこまで覚えてる』?」

 

「……ふーん。そういう聞き方をするってことは先輩もそうなんだ」

 

 だったらおバカな私(ルビー)を演じる必要はない。遠慮なくスイッチを調整して、素の自分を少しだけ晒すことにする。

 

「『最後まで覚えてる』よ。自分がどうなったかも。先輩はどうなんです?」

 

「同じよ。『最後まで覚えてる』わよ。アンタがどうなったかも」

 

「へー。だったらごめんね。見たくなかったでしょ」

 

「……誰だって見たくないわよ。あんな最後」

 

 でもお兄ちゃんよりマシだ。復讐を終えたお兄ちゃんが『あんなこと』になるなんて……想像してなかった私の落ち度だった。

 

 今でも夢に見る。後悔が募る。嗚咽が込み上げる。

 あの光景が記憶に染み付いている。でも忘れちゃいけない。これはボクが受け入れなきゃいけないもの。人任せにした復讐に対するルビーの罪と罰。

 

 目を瞑り、心を過去に馳せれば、ボクの背後には常に怨念みたいに張り付く少女の姿が二人いる。

 後悔に焼かれ、無力を嘆く、他人任せだった私(ルビー)と私(さりな)が。

 

 

 

 ごめんなさい——。ごめんなさいごめんなさい——。

 ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい——。

 

 

 

『私』は『母親』と一緒だった。

そんなことにも気づかないほど、私はバカだった。アホだった。無神経だった。愚か者だった。

 

 そんなことに気づいた時、私は思った。願った。そしたら叶った。

 

 

 

 だから二度と繰り返さないために。二度と同じことにならないように。

 最初から間違っていた私を、全部アクアに捧げるために『ボク』はルビーとして新しく生まれ変わったんだ。

 

『アクアの復讐』は——全部ボクがなんとかするために。

 

 

 

「……今のアンタ、すごい似てる。『星野アクア』に。体も心も似てきてる」

 

「……それは言われて凄く嬉しいことだね」

 

 やった。やった。あの先輩ですらボクのことを『星野アクア』だと感じるくらいには似てきてるんだ。

 アクアとしてボクは近づいている。それだけボクがやりたいことに近づいているってこと。もっともっと、アクアに近づいていかないと。

 

「ルビーにとってはそんな嬉しいことなのね」

 

「嬉しいよ。それだけ『星野アクアになってる』ってことだから」

 

「……いつか心がぶっ壊れるわよ」

 

「いいよ別に。壊れるためにやってるんだもん。『ルビーがアクアの代わりになる』ためにやってるんだから」

 

 今更自分のことを勘定に入れるつもりはない。だってアクアは復讐をするために、自分の幸せを捨てたんだよ? 

 

 だったらボクも同じだよ。自分の幸せなんて求めるほど、今のボクは甘くもなければ女々しくもないよ。

 

 そのためにはボクは『嘘』を貫き通すよ。

 だって——『嘘』はとびきりの『愛』だもんね? 

 

「……言うだけ無駄そうね。それに私はアンタ達の復讐だと『蚊帳の外』だったもの。何を言っても無駄か」

 

「ありがとう、先輩。そういう理解があるだけでも十分だよ」

 

「……クソ。そんな顔されたら何も言えないじゃない」

 

 そんな顔? 今のボクは嬉しい顔しか浮かべていないよ? 

 先輩が心配する必要なんてどこにもないよ?

 

「これからも、お互いヒミツを共有しておこうね」

 

 もう話すことなんてない。これからも先輩と日常的に話すことはあっても、これ以上はアクアに踏み込ませるわけにはいかない。

 これはボクが成さないといけないことだ。ボク一人だけが駆け抜けないといけない道だ。

 

 振り返ることは許されない。この道を走り抜けるしかない。

 自分の身の破滅を覚悟の上で——。ボクは『アクアにならないといけない』んだから——。

 

「だから忠告。くれぐれも『星野アクア』として『黒川あかね』に接触しないようにね」

 

「…………なにそれ」

 

 

 

 夕暮れ時の先輩の背中——。陽光が沈む瞬間にしか見えない光の揺らぎが、先輩の慟哭と錯覚するほどに美しくも儚く感じた。

 

 それが何故かとても切なく見えて、その背中が群衆に消えるまで目を離せなかった。

 それが見えなくなったのは日が沈んだ頃。「カー、カー」という鴉の鳴き声が聞こえなくなる時と丁度だった。

 

 

 

「……そういえば久しぶりにカラスの鳴き声聞いた気がする」

 

 

 

 …………

 ……

 

 

 

 収録最終日——。私は今までの皆の言動にある節々を振り返っていた。

 

 

 

 ——『……あかねさん。前の世界のこと、どこまで覚えてる?』

 ——『……アクアとは付き合わない方が身のためよ』

 ——『みんなといた毎日は好きだった……そんな毎日が変わるのが……っ。また……っ』

 

 

 

 入念に頭の中で繰り返し、皆の言葉と行動の真意を図ろうとする。

 だけどプロファイリングというのは『個人を特定するのではなく、確率論的に可能性が高い犯人像を示すもの』であり、決して未来予知をするものじゃない。

 

 ……まあ、ある程度の推測はできるという面もあるのは認めはするけど。それはあくまで『過去の傾向』から分析している。

 

 あの二人は『未来の記憶』がある。そしてかなちゃんとルビーちゃんの言動からして、どうやら今の私は『未来の記憶』が欠落してるのも察せられる。

 

 となれば私のプロファイリング技術も絶大な効力を発揮しづらい。なにせ『過去を分析して現在を見る』という考え方では、『未来を見通して現在を見ている』二人を計り切るのは不可能なことだ。根本的にジグゾーパズルのピース数や額縁を間違えていたら、どう足掻いても完成するわけがない。だったら『前提』を変えないと話は進まない。

 

 

 

 問題はどうやったら、その前提を変えるか——。

 

 決まりきっている。

 今の私がするべきことは『本当の私』になること。あの二人が覆い隠そうとしている『未来』を知ること。

 

 同じ土俵に立たないと二人の真意は見えてこない。

 そのために一番の近道は『もう分かっている』んだ。

 

 

 

「有馬かなさん、私と付き合ってください」

 

「えっ、ちょ……っ!?」

 

 

 

 有馬かなは使える——。

 ここで手放すわけにはいかない——。

 

 

 

「んっ……」

 

「——っ」

 

 

 

 浅い口付けが交わる。かなちゃんも驚愕に満ちているが、それを振り解くことはできない。

 だって断れるわけがない。番組の流れ的に、誰かがカップル成立しないといけないのだから。

 

 ビジネスカップルになれば、最低限の付き合いは世間に示さないといけない。それは『かなちゃんと接触する動機付け』になる。

 となれば、かなちゃんからすれば相手せざるを得ない状況。逃走不可能なエンカウント。この機会を逃すわけにはいかない。そこで問い詰めるだけ問い詰めてやる。

 

「……アンタね。これくらいの仕返しはさせてもらうわよ」

 

「いいよ。そういう口が悪いかなちゃんの方が好きだから」

 

 口付けを交わした時に、かなちゃんは軽く歯を立てて唇を噛み返してきた。

 多少血が滲むが、この程度の流血沙汰なら覚悟の上。むしろ燃えてくる。どうやってかなちゃんから『未来の私』を聞き出そうか燃えてくる。

 

 

 

『本当の私』を取り戻して、アクアくんの『贖罪』を手伝うためにも——。

 かなちゃんを利用してやる。例えかなちゃんに敵意を向けられたとしても。

 

 

 

「マジかー」

 

 

 

 例えアクア君から白い目で見られたとしても……。

 いや、これ意外と刺さるなぁ。きまずいよぉ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 こうして『今ガチ』の収録は終えることになる——。

 

 それぞれの思惑、立場、目的が複雑に邂逅し合うお話は、次の話へと深く続く幕を上げることになる。

 

 

 

 そう深く、深く——。

 より深く——。底の底へと——。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ——『深淵』へと誘うお話へと堕ちていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 というわけで第二章【恋愛リアリティショー】はおしまいです。
 各々の目的と立場を認識させる章となっており、みんな自分なりの頭脳戦を繰り広げていたって感じです。かぐや様かな???

 とりあえず、まずは現在の進捗報告になります。
 現在『第二十四話』まで既に予約投稿となっております。つまり『第三章は書き終わってる』状態です。

 そしてストーリープロットについては『完成』してはおります。まあこの後も色々と微修正して一章増えるかもしれませんし、逆に圧縮して一章減るかもしれません。そんな感じです。
 現状のプロットだと『全10章+番外編』という形にはなっており、番外編については『第七章』の終わりがちょうどキリがいいので、その時にはストーリーの話には全く関係ないからカットせざるをえない星野家の幼年期とか、今回のリアリティショーで書きたかったけど章の最後として締めるにはインパクト不足な『後日談』(あかかなビジネスデート回)とか、纏めて投稿したいと思っております。

 それと章ごとで何を行うかのヒントも断片的に伝えておきたいと思います。

ーーー
第三章 夏休み・祝福・深淵
第四章 2.5次元・回帰・真実
第五章 年末年始・喜怒哀楽・祭典
第六章 天体観測・竹取物語・告白
第七章 一番星・シンコウ・宝石
第八章 ???・終幕・落陽
第九章 『?????』・復讐・虚構
最終章 ??・【????】・贖罪
ーーー

 ?に入る言葉は、今後少しずつ描写していって推測できると思いますし、多分最終章の【????】に至っては、今の段階でも当てることは可能です。
 というか紐付いて連想すれば、??も『?????』も分かると思います。一番分からないのはだい???かと思うくらいには、既に少しずつ伏線を貼っております。

 ちなみに感想とかでバシバシ「こういうことあったんじゃね!?」みたいなことは言っても大丈夫です。今回の???に関してもこれだな! と普通に言っても感想に書いても大丈夫です。むしろウェルカムって感じです。
 それに対して僕は嘘は言いません。本当のことも言いませんけど。というかここで明かしちゃってる以上は別にバレても問題ない情報というか、どうぞ明かしてそこから勝手に考察してくれたほうが都合が良かったりします。その理由は秘密。
 ただ後付け勝負なのもいけないので、ヒントだけは出しておきます。自分は過程を濃密に書くのが好きなので、結果を言われるくらいなら平気なんです。これが理由の一つです。

 そんなこんなで、これにて後書きは終わります。次回は第三章【宮崎サマーバケーション】になります。メインは星野家オンリーで行くため、あかかなは舞台裏で待機です。

 ただ先に言っておきますと、この章は僕が根本的に抱える性癖である『尊厳破壊』が滲み出た感情フリーフォールなので、ショッキングな内容もあります。心の準備だけはお願いします。
 何なら『※一方その頃、あかかなはビジネスデートしてます※』と脳内補完すれば多少楽になるかもしれません。それぐらいちょっと重めな内容入ります。

 そういうわけで今後とも長い目でお付き合いくださいませ。それでは。
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