光の滅竜魔導士タイガ   作:kazuki01

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作者
「この物語は基本オリキャラ達の視点で描かれる為、ナツとバニッシュブラザーズとの戦闘シーンは今回まるまるカット!!!」

ナツ
「ってオーーイ!!!オレ前回の猿のときもろくに戦ってねぇぞ~!!!どういうことだ作者ぁーーー!!!」

作者
「という訳で本編どうぞ」

ナツ
「無視すんなーーー!!!」


ルーシィVSエバルー

ナツがバニッシュブラザーズと戦っている頃

 

~エバルー邸 地下の下水道~

 

「.........」

ルーシィは本を数倍の速度で読める魔法アイテム「風読みの眼鏡」を使い「DAY BREAK」を読み終えた。

 

「ま...まさかこんな秘密があった...なんて...この本は...燃やせないわ...カービィさんに届けなきゃ...」

 

ルーシィが立ち上がったその時。

 

「ボヨヨヨ...風読みの眼鏡を持ち歩いてるとは...主もなかなかの読書家よのう」

 

後ろの壁からエバルーが現れルーシィの両手首を掴む。

 

「やばっ!!!」

 

「さあ言え何を見つけた?」

 

「痛っ...!!!」

 

「その本の秘密とは何だ?」

 

「ア...アンタなんかサイテーよ...文学の敵だわ...」

 

「文学の敵だと!!?我輩のような偉~~~くて教養のある人間に対して」

 

「変なメイドつれて喜んでる奴が教養ねえ...」

 

「我が金髪美女メイドを愚弄するでないわっ」

 

ギギッ

 

エバルーはルーシィの手首を締める力を強める。

 

「痛っ!いろんな意味で」

 

「宝の地図か!?財産の隠し場所か!?その本にどんな秘密がある?」

 

「.........」

 

「言え!!!言わんと腕をへし折るぞ!!!」

 

「べーーー」

ルーシィが舌を出し挑発すると、エバルーの怒りはさらに増す。

 

「調子にのるでないぞ!!!小娘がぁあ!!!その本は我輩の物だ!!!我輩がケム・ザレオンに書かせたんじゃからな!!本の秘密だって我輩の物なのじゃあっ!!!おおぅ!!?」

 

ボキッ!!

 

鈍いイヤな音が鳴った。

それはエバルーがルーシィの手首をへし折った音

 

 

 

 

 

ではなく飛んできたハッピーがドロップキックを食らわせた音だった。

 

「ハッピー!!!」

 

「ぎゃああああっ!!!」

 

「ナイスかっこいー」

 

「にっ」

ハッピーはにっと笑いくるくると空中で回転して着地

 

 

に失敗し下水道に落ちた。

 

「「ルーシィ!!!」」

そこに遅れてサクラとツバサもやってきた。

 

「サクラ!ツバサ!」

 

するとハッピーに蹴られた腕をおさえてエバルーが立ち上がる。

 

「おのれ...何だこの猫は!!」

 

「バッビィべぶぅ」

 

「「ハッピーです」だってさ」

下水道の中でぶくぶくしながら喋るハッピーの言葉をルーシィが通訳する。

 

「てかアンタあがってきなさいよ」

サクラの言葉にハッピーは

 

「びぶ...びぼびいべぶぅ(水...気持ちいいです)」

 

「下水よ...」

 

「形勢逆転ね!この本をあたしにくれるならゆるしてやってもいいわよ。」

ルーシィは金の星霊の鍵の一本を構え、

 

「あたしとしては一発は殴りたいケド...」

サクラは腰にさしてた木刀を抜き構える。

 

「ボヨヨヨ星霊魔法か...だが文学少女のくせに言葉の使い方を間違えておる。形勢逆転とは勢力の優劣が逆になることだ。小娘一人に猫が二匹増えたぐらいで我輩の魔法土潜(ダイバー)はやぶれんぞ!!」

そう言ってエバルーは地面に潜った。

 

「これ魔法だったのかぁ...てゆーかエバルーも魔導士!!?」

下水からあがったハッピーにルーシィは

「てか...アンタ臭いわよ...」

 

「ハッピー...帰ってもしばらくボクらに近付かないで...」

ツバサは鼻をつまみながら言う。

 

「ガーーーン!!!」

ハッピーはツバサの言葉にショックを受け、両手をついて落ち込んだ。

しばらく立ち直れなさそうだ。

 

「アンタ...たまにキツいこと言うのね...」

 

「それがツバサだから...」

 

ズボッ

 

エバルーは地面から手を出しルーシィから本を奪おうとするがルーシィは躱す。

 

「この本に書いてあったわ、内容はエバルーが主人公のひっどい冒険小説だったの」

 

「何よそれ!!?」

サクラは木刀をエバルーに振り下ろすがまたも地面に潜りそれを躱す。

 

エバルーがルーシィから本を奪おうとする→ルーシィが躱しサクラが木刀を振るう→エバルーが地面に潜って躱しまたルーシィを狙う。この繰り返しがしばらく続いた。

 

「我輩が主人公なのは素晴らしい、しかし内容はクソだ!ケム・ザレオンのくせにこんな駄作を書きおって!!けしからんわぁっ!!」

 

「無理矢理書かせたくせになんて偉そうなの!!?」

 

「偉そう?我輩は偉いのじゃ!!!その我輩の本を書けるなどものすごく光栄な事なのじゃぞ!!」

 

「脅迫して書かせたんじゃないっ!!!」

 

「脅迫?」

 

「それが何か?書かぬと言う方が悪いに決まっておる!!!」

エバルーは悪びれる様子もなくヒゲを弄る。

 

「なにそれ...」

 

「偉ーいこの我輩を主人公に本を書かせてやると言ったのにあのバカ断りおった。だから言ってやったんだ、書かぬと言うなら奴の親族全員の市民権を剥奪するとな」

 

「そんな事されたら商人ギルドや職人ギルドに加入できないじゃないか」

 

「けっきょく奴は書いた!!!しかし一度断った事はムカついたから独房で書かせてやったよ!!!やれ作家だ文豪だ...とふんぞり返っている奴の自尊心を砕いてやった!!!」

 

「自分の欲望の為にそこまでするのってどうなのよ!!!独房に監禁されてた3年間!!!!彼はどんな想いでいたかわかる!!?」

 

「3年も...!!?」

 

「我輩の偉大さに気づいたのだ!!!」

 

「違う!!!自分のプライドとの戦いだった!!!書かなければ家族の身が危ない!!!だけどアンタみたいなのを主人公にした本なんて...作家としての誇りが許さない!!!」

 

「ルーシィ...なんでそれほど詳しく知ってるの?」

サクラが尋ねる。

 

「全部この本に書いてあるわ」

ルーシィは日の出(デイブレイク)を掲げる。

 

「はぁ?それなら我輩も読んだ。ケム・ザレオンなど登場せんぞ」

 

「もちろん普通に読めばファンもがっかりの駄作よ!でもアンタだって知ってるでしょ?ケム・ザレオンは元々は魔導士!」

 

「まさか!!!」

 

「彼は最後の力をふりしぼって...この本に魔法をかけた!」

 

「魔法を解けば我輩への怨みを綴った文章が現れる仕組みだったのか!!?け...けしからんっ!!!」

 

「発想が貧困ね...確かにこの本が完成するまでの経緯は書かれていたわ!だけどケム・ザレオンが残したかった言葉はそんな事じゃない、本当の秘密は別にあるんだから!」

 

「本当の秘密!!?」

 

「だからこの本はアンタには渡さない!!!てゆーかアンタには持つ資格なし!!!」

 

 

そしてルーシィは手にした金の鍵を発動する。

「開け!!!巨蟹宮の扉...キャンサー!!!」

現れたのは両手に美容師の持つようなハサミを持ち、背中には6本のカニの足を付けた美容師風の男だった。

 

「「蟹キター!!!」」

黄道十二門の星霊の召喚を初めて見た二人は目を輝かせる。

 

「絶対語尾に「~カニ」ってつけるよ!!!もしくは「~チョキン」とか?」

 

「間違いないよね!!!」

 

「カニだもんね!!!」

 

「ボク知ってるよ「お約束」って言うんだ!!」

二人はキャンサーの語尾について盛り上がる。

 

「集中したいの...ちょっと黙ってて」

 

 

そしてついにキャンサーが喋る

「ルーシィ...今日はどんな髪型にする()()?」

語尾はまさかの「~エビ」だった。

 

「空気読んでくれるかしら!!?」

 

「「エビーーー!!?」」

 

「戦闘よ!!!あのヒゲオヤジやっつけちゃって!!!」

 

「OKエビ」

 

 

「まさにパンチが来るかと思ったらキックをくらった感じね...」

 

「いや...ロブスターもエビだけど大きなハサミを持っているから「~エビ」ってのも案外ありかも...」

 

「あんたらもう帰れば」

三人がそんな会話をしている中エバルーは

 

(本当の秘密じゃと!!?まさか我輩の事業の数々の裏側でも書きおったか!!?マズイぞ!!!評議員の検証魔導士にそれが渡ったら...我輩は終わりじゃないかっ!!!)

「ぬぅおおおおっ!!!」

エバルーは叫びを上げ金の鍵を構える。

 

「開け!!!処女宮の扉!!!」

その言葉にルーシィ達は驚く。

 

「え!!?」

 

「ルーシィと同じ魔法!!?」

 

「うそぉ!!!?」

 

 

「バルゴ!!!」

 

「お呼びでしょうか?御主人様」

現れたのはなんとエバルーのメイド軍団にいたゴリラメイドだった。

 

「バルゴ!!!その本を奪えっ!!!」

 

「こいつ...星霊だったの!!?」

ルーシィは驚愕するがその直後その場にいた全員が別のことに驚く。

 

 

 

「「「「「あ!!!」」」」」

 

「「「「ナツ!!!」」」」

 

「お!!?」

なぜかバルゴと共にナツも現れたのだ。

ちなみに先ほどツバサの言葉に落ち込んでいたハッピーもいつの間にか復活していた。

 

「!!!なぜ貴様がバルゴと!!!」

 

「あんた...どうやって...!!?」

 

「どう...ってあの二人組を倒した後コイツが動き出したから後つけてきたらいきなり...訳わかんねー!!!」

 

「「つけて」って言うか...「つかんで」でしょ!!!」

ルーシィの指摘通り、ナツの右手はバルゴの服を掴んでいた。

 

「まさか......人間が星霊界を通過してきたって言うの!!?ありえないって!!!」

 

「ルーシィ!!!オレは何すりゃいい!?」

 

「そいつをどかして!!!」

 

「おう!!!」

 

「バルゴ!!!邪魔者を一掃しろ!!!」

 

「了解しました!!!」

 

ナツは大きく息を吸う。

「吹っ飛べ!!!火竜の咆哮!!!」

ナツは口から炎を吐きバルゴを吹き飛ばす。

 

「ぼふおっ」

 

「なにぃ!!...んぶっ!」

ルーシィは自信の武器である鞭をエバルーの首に巻き付ける。

 

「もう地面には逃げられないわよ!!!」

そして自分の方へ引き寄せる。そこにはハサミを構えるキャンサーと木刀を構えるサクラがいた。

 

「アンタなんか...ワキ役で十分なのよっ!!!」

 

「ボギョオ」

三人の連携攻撃が決まった。

倒れたエバルーの髪の毛と髭が全て抜け落ちつるつる頭となった。

 

「お客様...こんな感じでいかがでしょう?エビ」

 

「ハデにやったなぁルーシィ」

 

「さっすが妖精の尻尾(フェアリーテイル)の魔導士だね」

 

「あい」

 

「ねえキャンサー!今度あたしのヘアメイクもお願いして良い?」

 

「おまかせ!エビ」

 

ルーシィは手に入れた日の出(デイブレイク)をぎゅっと抱きしめた。




サクラの魔法はもう少しお待ち下さい。

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オリジナル回読んでみたいのは?

  • タイガVSナツ
  • サクラとツバサの大ゲンカ
  • タイガとルーシィの仕事
  • サクラとルーシィの仕事
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