新年最初は、エド○○○とエド○○○が登場
タイガ達が王都に向かっている間、先にエドラスに来ていたナツ、ハッピー、ウェンディ、シャルル、ルーシィの五人は城に忍び込もうとしたが、エドラスのエルザが率いる王国軍に捕らえられてしまう。しかし、ハッピーとシャルルの二人はエクシードの王国エクスタリアに送られた。
二人の前に現れたのは濃い顔をしたエクスタリア近衛師団長のニチヤと、顔が長く手を振る癖のあるエクスタリア国務大臣のナディというふたりのエクシードだった。ちなみにニチヤは顔と声、そして喋り方も
彼等曰く、ハッピーとシャルルは任務達成を達成した為、エクスタリアに迎えられた。その任務とは『
しかし、ハッピーとシャルルはこれまでの意志は自分たちのもの、自分たちは
「ハッピー!!あれ見て」
「!」
シャルルに言われた方を見るとそこには巨大な
「
「王都で見たのより大きい...」
ハッピーはナツ達と王都に行った際、街の広場に巨大な
「
改めて自分たちの位置関係を知ることになる。
「ここ...!!空に浮かぶ島だったのか!!」
エドラス王都の遥か上空に二つの浮島が浮かんでおり、一つにはエクスタリア、もう一つには巨大
「王都があんな下にあるなんて」
「どうやって"王都"まで降りよう」
「今の私たち"
すると二人に近づく者がいた。
「おめぇたち、オィラの畑で何してやんでぃ」
「「!!」」
「しまった!!」
声をかけたのは
「ははーん...兵隊どもが探し回っとる"堕天"とはおめぇらの事だな」
「......」
「かーーーっ!!!」
「ひいいいっ!!!」
白いエクシードは持っている鍬を振り回す。
「出てけ出てけーっ!!!」
「あい!!!ごめんなさい!!!」
するとハッピー達を追っていた兵隊が畑に近づく。
「荷車が転がっていったのはこの辺か」
「探せ」
「はっ」
「!...もう追ってきた...」
「かーーーっ!!!」
「うぎゃあ」
「畑から出てけーっ!!!」
「あい!!すぐ出て行きます」
「でもってウチに来いっ!!!」
「え?」
「......」
二人は白いエクシード・ラッキーの家に招かれた。家には彼の妻である青いエクシード・マールがいた。
「あらあら、それは大変だったわね」
「おじさん、おばさん...かくまってくれて、ありがとう」
「かーーーっ!!!めしを食え!!!めしっ!!!」
「あい!!」
「ありがとう...」
「ウチの人ってば王国の考え方とソリが合わなくてね。昔追い出されちゃって、こんな所で暮らしているのよ」
「かーーーっ!!!いらん事言わんでええ!!!」
「はいはい」
「そっか...それでオイラたちを...」
「そんなんじゃねぇやい!!!......めし食ったらフロ入れー!!!かーーーっ!!!」
「あ...あい...」
「かーーーっ!!!これ着ろ!!!かーーーっ!!!この辺で勝手に休め!!!かーーーっ!!!」
すると玄関の扉が開き、一組の夫婦が家に入ってくる。
「あらあら、今日はいつもより賑やかだと思ってたら」
「お客さんとは珍しいね、ラッキー」
「かーーーっ!!!お前ぇ等、何勝手に入ってきてんだ!!ノックぐらいしやがれ!!」
「したさ。君の声が大きくて聞こえなかっただけだろ?」
入ってきたのは銀色の毛に虎のような黒い模様がある男のエクシードと桜色の毛をした女のエクシードだった。彼等を見たハッピーとシャルルは驚く。なぜなら、顔の感じと声が自分たちの知るあの二人と同じだったからだ。
「タイガ!?サクラ!?」
「?...たしかに僕等はタイガとサクラだけど...君達に名乗ったかな?」
そこへマールがお茶を運んできた。
「彼等はうちの裏隣りに住んでる夫婦よ」
「夫婦ーーーっ!!?」
まさかの発言にハッピーは驚いた。
ラッキーとエドタイガは畑仕事を始める。元々エドタイガはラッキーの家の畑を手伝いに来たのだ。ハッピーとシャルルは貰った服に着替え、家の縁側に座りその様子を見ていた。二人にマールとエドサクラが話しかける。
「まさかアースランドのあたしとタイガが人間なんてね」
「ハッピーとシャルルっていうのね、素敵な名前...アースランド生まれなんでしょ?誰が名前をつけてくれたの?」
「ナツ...友達だよ」
「あなたもそうなの?」
「私も...そう...友達」
「その友達が王都に捕まってるんだ。オイラたち助けに行かないと」
「人間を助けるのね」
マールのその言葉にシャルルは暗い表情になる。
「エクスタリアではその考え方は間違ってるのよね...」
「そんな事はないわ、素敵な事よ...友達にエクシードも人間も関係ない。だって見た目が違くても"大好き"っていう心の形は同じなの」
「心の形...?」
「そう...大好きの心の形はみんな一緒」
エドサクラの言葉にシャルルは
「私の心は...私じゃない誰かによって操られてる。今...話してる言葉さえ、私のものなのかどうか...」
「シャルルの言葉だよ!!!シャルルの心だよ!!!オイラたちがみんなを助けたいって心は、オイラたちのものだ!!!」
「ハッピー...」
「そうね...今はちょっと迷ってるみたいだけど、きっと大丈夫よ。こんな素敵なナイト様が近くにいるじゃない」
「あなたは自分の心を見つけられる。ううん、本当はもう持ってるの。あとは気づけばいいだけなのよ。"大好き"の気持ちを信じて」
マールとエドサクラのその言葉にシャルルの表情は明るくなる。
「よかったぁ...ようやく笑ってくれたわね。とっても可愛いわ」
「おばさん達、変わってるのね」
「そうかしら?」
「だって......エクシードはみんな自分たちを"天使"か何かのように思ってる。人間は劣等種だって言ってた」
「そうね...昔はね、そういう考えだった。でも子供を女王様にとられてね」
「!!」
「『ドラゴンスレイヤー抹殺計画』とかで100人もの子供...卵が集められた。そして、自分の子供の顔も見れないままアースランドに送られてしまったの」
「「......」」
「その計画に反対したせいで私たちは王国を追い出された。そして、タイガ達と一緒にここで暮らすようになったの。その頃からね...私たちは神でも天使でもない...私たちはただの"親"なんだって気づいたの。そしたら人間だとかエクシードだとか、どうでもよくなってきたわ。ウチの人も口は悪いけど私と同じ考えなのよ」
そこにエドタイガとラッキーがやって来る。
「いいこと言うねマール」
「かーーーっ!!!くだらねえ事話してんじゃねーよ!!!おめぇらもいつまでいやがる!!!」
「アナタ...」
「辛気くせぇ
「アナタ...そんな急に...」
「ううん...おじさんの言う通りだよ。オイラたち、早くみんなを助けに行かないと」
「怯えたままじゃ、できる事もできやしない」
「最近の若ぇのはそんな事もわからねぇのか!!!」
「!」
エドタイガとラッキーの言葉にハッピーは何かに気付く。
「ありがとう!!おじさん!!おばさん!!...エドタイガとエドサクラもありがとう!!」
「がんばってねー」
「またおいでー」
「かーーーっ!!!二度と来んなーーーっ!!!」
「気をつけておいきー」
ハッピーとシャルルはエクスタリアの端の崖へと走り出す。
「シャルル!!さっき、おじさん達の言ってた言葉の意味わかる?」
「ええ...わかったわ」
「エドラスに着いた時、オイラ...不安でいっぱいだった」
「そうね、私も...でも」
「今は違う!!...進まなきゃいけないから!!!...飛ばなきゃいけないから!!!」
そして二人は崖から飛び下りる。
(私たちはエクシード...この
ハッピーとシャルルの背中に
(ホラ...自分の心の形が見えた時、翼が私たちを前へ進ませる)
「行こう!!!みんなを助けなきゃ!!!」
「あい!!!」
「かーーーっ!!!見やがれマール...ちゃんと飛べるんじゃねーか」
「飛び方がアナタそっくりね。ラッキー」
「バカ言うない!!!飛び方なんかじゃねぇ!!!...一目見りゃあ気がつくだろ!!!」
「そうね...あの
「かーーーっ!!!...女つれてくるなんて100年早ぇんだよ...」
二人を見送る夫婦の目には涙が浮かんでいた。ラッキーにいたっては涙が溢れ出すほどだ。
「友達想いのやさしい子に育ったのね...」
「かーーーっ......グス...あい...」
そしてハッピー達を見送ったラッキー夫妻は自分たちの家へ戻る。
「かーーーっ!!!...サクラ!!コーヒーでも淹れやがれ!!」
「サクラのコーヒーは美味しいわよね」
「はいはい」
ラッキー夫妻が家に入ると、エドタイガ夫妻はハッピー達が飛んでいった方を見る。
「僕らの子供もあの子達のように育ってくれてるといいな...サクラ」
「そうね...タイガ」
~エドラスのとある場所~
王都に向かって歩いているアースランドのタイガとサクラ、そしてツバサ。すると
「ぶえっくしょんっ!!!」
突然ツバサがおっさんのようなくしゃみをした。
「?...どうしたの?ツバサ」
「風邪か?」
「ん~...誰かボクの噂してるのかな~?」
エドタイガ・・・エドラスにおけるタイガ。銀色の毛に虎のような黒い模様のある
エドサクラ・・・エドラスにおけるサクラ。桜色の毛の