光の滅竜魔導士タイガ   作:kazuki01

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続きを投稿します。


その列車はナツを乗せて

~マグノリア駅~

 

「何でエルザみてーなバケモンがオレたちの力を借りてえんだよ!」

 

「知らねえよ!つーか"助け"ならオレ一人で十分なんだよ!」

 

「じゃあオマエ一人で行けよっ!!!オレは行きたくねえ!!!」

 

「じゃあ来んなよ!!!後でエルザに殺されちまえ!!!」

 

ナツとグレイは相変わらずケンカしていた。

 

「迷惑だからやめなさいっ!!!」

ルーシィが叫ぶ。

 

「もおっ!!!アンタたち何でそんなに仲悪いのよぉ」

 

二人のケンカが止まりナツが喋る

「何しに来たんだよ」

 

「頼まれたのよっ!!!ミラさんに!!!」

 

 

~昨日 妖精の尻尾(フェアリーテイル)

 

「確かにあの五人が組めば素敵だけど、ナツとグレイの仲がギクシャクしてるトコが不安なのよねぇ~」

 

「あの...ペン...」

ミラが最強チームについて語っている中、リーダスは前回ミラに貸した光筆(ヒカリペン)の返却を求める。

「ルーシィついてって仲をとりもってくれる?」

 

「ええーっ!!?」

 

 

~現在~

 

「ミラさんの頼みだから仕方なくついてってあげるのよ」

 

「本当は一緒に行きたいんでしょ」

 

「まさか!!」

 

するとルーシィは自分に話しかけたハッピーに気付く。

「てか仲とりもつならアンタがいたじゃない!!うわーかわいそっ!!ミラさんに存在忘れられてるしー」

 

「あい」

 

二人が話しているとナツとグレイは再びケンカを始めていた。

 

「てめぇ何でいつも布団なんか持ち歩いてんだよ」

 

「寝る為に決まってんだろアホかおまえ」

 

「あ~あ...めんどくさいなぁ...」

ルーシィが二人のそんなやりとりを見ていると

 

「もう皆集まってるねエルザ!」

サクラのそんな声が聞こえ

 

ビクッ

「今日も仲良くいってみよー」

「あいさー」

 

「あはははっ面白いわねアンタら」

そこにエルザはおらず、サクラが笑っておりタイガとツバサと一緒に来ていた。

 

「「騙したなテメェ!!!」」

 

「あんたら本当は仲良いんじゃないの?」

 

「冗談じゃねぇ!!何でこんな面子で出かけなきゃならねえ!!胃が痛くなってきた...」

 

「魚食べる?」

「コーヒー飲む?」

 

「いるかっ!!!」

グレイはハッピーの魚とツバサのコーヒーを断った。

 

「すまない...待たせたか?」

 

「おっ!今度はホントに来たみたいだな」

タイガがそう言って指さした所にエルザがやって来たが

 

「荷物多っ!!!」

エルザは大量の荷物を台車に乗せていた。

そしてエルザはルーシィに気付く。

 

「ん?君は昨日妖精の尻尾(フェアリーテイル)にいたな...」

 

「新人のルーシィといいます。ミラさんに頼まれて同行する事になりました。よろしくお願いします。」

 

「私はエルザだよろしくな。そうか...ギルドの連中が騒いでいた娘とは君の事か」

 

エルザが聞いたルーシィの噂とは

「傭兵ゴリラを倒したとかなんとか...頼もしいな」

 

「それ...ナツだし事実と少し違ってる...」

 

「今回は少々危険な橋を渡るかもしれないが、その活躍ぶりなら平気そうだな」

 

「危険!!!?」

ルーシィが危険という言葉に驚いているとナツが

「フン!何の用事か知らねぇが今回はついてってやる!条件つきでな」

 

「条件?」

 

「バ...バカ...!!!オ...オレはエルザの為なら無償で働くぜっ!!!」

 

「言ってみろ」

 

ナツの出す条件とは

「帰ってきたらオレと勝負しろ...あの時とは違うんだ」

エルザとの一騎打ちだった。

 

「オ...オイ!!!はやまるなっ!!!死にてえのか!!?」

 

「確かにおまえは成長した。私はいささか自信がないが...いいだろう受けて立つ」

 

「自信がねえって何だよっ!!!本気で来いよな!!!」

 

「フフ...わかっている...だがおまえは強い...そう言いたかっただけだ」

エルザはナツの挑戦を受けることにした。

 

「グレイ...おまえも勝負したいのか?私と」

その問いにグレイは首を横に素早く振った。

 

「サクラはどうだ?」

 

「あたしはいいかな...まだ勝てる気がしないし...」

 

「そうか?私としてはタイガとは勝負したいものだがな」

 

「また今度な...」

 

「どうゆう事?」

ルーシィの問いにツバサが答える

 

「エルザはタイガに一度も勝ててないんだ」

 

「最強の女魔導士が?もしかしてタイガが妖精の尻尾(フェアリーテイル)最強?」

 

「まぁその話は追々な。それより早く乗ろうぜ、ツバサ着いたらいつものヤツ頼む」

 

「はーい!」

 

「おしっ!!!燃えてきたぁ!!!やってやろうじゃねーかっ!!!」

ナツが頭を燃やして気合いを入れる。

そして一行を乗せた列車は走り出す。

 

 

「ぅ...ぅぉ...」

 

「ZZZ...ZZZ...」

ナツはいつものごとく乗り物に酔い、タイガは独特な目の描かれたアイマスクを着けて眠っていた。タイガが以前言っていた乗り物酔い対策とは寝ることだった。それでも若干顔色は青いが...

 

「まさかタイガが前に言ってた対策って寝ることだったのね...てか何?このアイマスク」

ルーシィはタイガが着けている独特なアイマスクに若干引いていた

 

「タイガはアイマスクを着けて寝ると深い眠りに入るんだ。特別な方法で起こさないとなかなか起きないの。ちなみにアイマスクはボクのプレゼントだよ」

 

「そ...そうなんだ...」

ルーシィはツバサから説明を受けた。

 

「なっさけねえなぁナツはよぉ...うっとうしいから別の席行けよ...つーか列車乗るな!!走れ!!」

 

ちなみに席順は男子は窓際からタイガ・グレイ・ハッピー・ナツ、女子は窓際からエルザ・ルーシィ・サクラの順で座っていた。ツバサはサクラの膝の上に座っている。

 

「毎度の事だけど...つらそうね...」

 

「まったく...しょうがないな...私の隣に来い」

 

「あい...」

 

「どけってことかしら...」

エルザはナツを自分の隣に座らせる。ルーシィはナツの座っていた席と入れ替わる。

すると

 

ボス!!

 

エルザはナツの腹を思いっきり殴り気絶させた

「少しは楽になるだろう」

その行動にルーシィ・グレイ・ハッピーの三人はドン引きした。

 

「そういや...あたし...妖精の尻尾(フェアリーテイル)でナツとタイガ以外の魔法見た事ないかも」

サクラは前回の仕事の時、魔法を披露せずに終わっていた。

 

「エルザさんはどんな魔法使うんですか?」

 

「エルザでいい」

 

「エルザとサクラの魔法はキレイだよ」

 

「血がいっぱい出るんだ...相手の」

 

「キレイなの?それ」

ハッピーとツバサの説明にルーシィは困惑する

 

「噴水みたいにキレイに出るときがあるけど、たまに温泉が噴き出すような勢いの時もあるんだぁ」

 

「この子たまにスゴく怖いんだけど!!?」

ルーシィはツバサの例え話若干...いや結構引いていた。ちなみに誤解のないように言っておくが、ツバサは天然でこのような発言をしているので、決してドSとかではありません。

 

「たいした事はない...私はグレイの魔法のほうが綺麗だと思うぞ」

 

「そうか?......ふん!!」

エルザの言葉の後、グレイは左手の平に右の拳を乗せて魔力を込める。

すると左手に氷で作られた妖精の尻尾(フェアリーテイル)のマークができた。

 

「わあっ!!!」

 

「氷の魔法さ」

 

そこでルーシィはある事に気付く

「氷!火!!あ!!!だからアンタたち仲悪いのね!!!単純すぎてかわいー」

 

「そうだったのか?」

 

「......どうでもいいだろ!?そんな事ぁ」

 

ルーシィ達がそんな会話をしている時、ハッピー・ツバサ・サクラの三人は

「しかしこの五人が組むとまるでどっかのヒーローチームみたいだね」

 

「「ヒーローチーム?」」

 

「例えばこんな感じ」

 

~イメージ映像~

 

『フェアリーレッド・ナツ!』

『フェアリーブルー・グレイ!』

『フェアリーイエロー・エルザ!』

『フェアリーホワイト・タイガ!』

『フェアリーピンク・サクラ!』

 

『妖精戦隊』

 

『『『『『フェアリーファイブ』』』』』

ドカーーーン!!!

 

ポーズを決めた五人の後ろで五色の爆発が起こる

 

 

~現実~

 

「こんな感じ」

 

「「いやいや...ないない...」」

 

そしてとうとうグレイが切り出す

「つーかそろそろ本題に入ろうぜエルザ。一体何事なんだ...おまえほどの奴が人の力を借りたいなんてよほどだぜ」

 

「そうだな...話しておこう、タイガにも聞いてほしいが」

 

「タイガにはボクから話しておくよ」

 

「そうか...先の仕事の帰りだ、オニバスで魔導士が集まる酒場へ寄った時、少々気になる連中がいてな...」

 

エルザが話したのはその酒場でカゲと呼ばれる男とその仲間と思われる集団が「ララバイ」と呼ばれる魔法の封印を解こうとしているとのことだった。

 

「ララバイ?」

 

「子守歌...眠りの魔法か何かかしら」

 

「わからない...しかし封印されているという話を聞くと、かなり強力な魔法だと思われる」

 

「話が見えてこねえなぁ...得体の知れねえ魔法の封印を解こうとしてる奴等がいる...だがそれだけだ仕事かもしれねえし何て事ぁねぇ」

 

「そうだ...私も初めはそう気にはかけてなかった...そいつらの話に出た「エリゴール」という名を思い出すまではな」

 

エルザがそこまで話したところで列車は目的地のオニバス駅に着いた。

 

「着いたか...降りるぞ」

 

「タイガ~着いたよ~起~きて~」

「ZZZ...ZZZ...」

ツバサがタイガのアイマスクを外し、体を揺すったがタイガは目を覚まさない。

 

「はぁ~仕方ないなぁ」

 

「来るよ!来るよ!!」

「え?何?」

サクラが待ってましたという感じに目をキラキラさせルーシィの肩を揺する。

 

ツバサは拳法のような構えをとり

「秘技...百烈肉球拳!!!」

手の平の肉球をぷにぷにとタイガの顔に連続で当てる。

 

そして

「ん...おっ!着いたかツバサ」

 

「タイガおはよ~」

 

「なんか変な夢見た気がするんだよなー」

タイガは目を覚ます。アイマスクを着けて深い眠りに入ったタイガはこの方法でなければ目を覚まさないのだ。

 

「何コレ...めっちゃ可愛いー!!!」

 

「わかる~!これに起こしてほしくて、たまにわざと寝坊したりするのよ~」

ルーシィとサクラがそんな会話をする横で、タイガはツバサから途中までだったエルザの話を聞く。そして一行が列車を降りる時エルザは続きを話す。

 

「魔導士ギルド鉄の森(アイゼンヴァルト)のエース...死神エリゴール」

 

「し...死神!!?」

 

「暗殺系の依頼ばかりを遂行し続けついたあだ名だ。本来暗殺系の依頼は評議会の意向で禁止されているのだが、鉄の森(アイゼンヴァルト)は金を選んだ」

 

エルザは貨物車から荷物を下ろす。

「結果...6年前に魔導士ギルド連盟を追放...現在は闇ギルドというカテゴリーに分類されている」

 

「闇ギルドぉ!!?」

 

「ルーシィ汁いっぱい出てるよ!!」

 

「汗よ!!」

 

「なるほどねぇ...」

 

「ちょっと待って!!!追放...って処罰されなかったの!?」

 

「されたさ。当時鉄の森(アイゼンヴァルト)のマスターは逮捕され、ギルドは解散命令を出された」

 

「しかし闇ギルドと呼ばれているギルドの大半が、解散命令を無視して活動し続けてるギルドの事なの...そのせいでどれだけの人が迷惑するか考えもせず...」

エルザに続いて説明をしたサクラの目は若干の怒りがこもっているように見えた。

 

「サクラ?...」

それに気付いたルーシィが心配そうな顔になる。

 

「不覚だった...あの時エリゴールの名に気づいていれば...全員血祭りにしてやったものを...」

 

「ひいいっ」

しかしエルザの怒りの表情の方が上回り恐怖する。

 

「だな...その場にいた連中だけならエルザ一人で何とかなったかもしれねえ」

 

「だがギルド一つまるまる相手となると...」

グレイとタイガの言葉にエルザはうなずく。

 

「奴等はララバイなる魔法を入手し何かを企んでいる。私はこの事実を看過する事はできないと判断した。鉄の森(アイゼンヴァルト)に乗り込むぞ」

 

「面白そうだな」

「やってやるか」

「うん」

グレイ・タイガ・サクラは気合い十分

 

だがルーシィは

「来るんじゃなかった」

 

「汁出すぎだって」

 

「汁って言うな」

 

「で...鉄の森(アイゼンヴァルト)の場所は知ってるのか?」

 

「それをこの町で調べるんだ」

 

「あれ?」

ここでルーシィがある事に気付く

 

「やだ...嘘でしょ!!?ナツがいないんだけどっ!!!」

その場にいた全員の目が点になる。




ちなみにタイガの乗り物酔い対策の「寝る」は私の実体験です。私も小さい頃、車に酔いやすかったので、長距離の車移動の際はひたすら寝てました。さすがにアイマスクはしてませんが......

オリジナル回読んでみたいのは?

  • タイガVSナツ
  • サクラとツバサの大ゲンカ
  • タイガとルーシィの仕事
  • サクラとルーシィの仕事
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