オシバナ駅のホームでは
「こっちは
「後はまかせたぞ。オレは笛を吹きに行く」
エリゴールは風に乗ってさらに高く上がる。
「身のほど知らずの
そして窓を割り駅の別のブロックへ移動した。
「逃げるのか!!エリゴール!!!」
「くそっ!!!向こうのブロックか!?」
エルザとグレイがそう言うとタイガが真っ先に動き出した。
「エルザ!!ここは任せる!!」
タイガはエリゴールを追って走って行った。
「タイガ!!...ナツ!!グレイ!!タイガと一緒に奴を追うんだ」
「「む」」
「タイガだけでも十分だが、おまえたち二人が力を合わせれば、死神エリゴールにだって負けるハズがない」
「「むむ...」」
「ここは私たちでなんとかする」
「なんとか...ってあの人数を女子三人で?」
ルーシィにとってはハッピーとツバサは戦力外だった。
「エリゴールは
エルザがそう言うもナツとグレイは二人で行くことに納得いかないのか、お互いに睨み合っていた。
するとエルザが
「聞いているのかっ!!!」
「「も...もちろん!!!」」
「行け!!」
「「あいさー」」
「最強チーム解散!!」
二人はエリゴールを追って行った。
「三人行ったぞ」
「エリゴールさんを追う気か?」
「まかせな...オレが仕留めてくる!!!」
「こっちも!!!あの桜頭だけは許せねえ!!!」
カゲヤマも影の中に潜りナツを追う。
「あらあらレイユールとカゲは好戦的だのう。あんなの放っておいて、お姉ちゃんと遊んだ方が楽しいだろうに」
「作戦の為だよ、オマエよりずぅーっとエライ」
ネズミのようなヒゲの生えた男ビアードと大柄な体格の男カラッカがそんな会話をする。
「こいつ等を片づけたら私たちもすぐに追うぞ」
「「うん」」
「女三人で何ができるやら...それにしても三人ともいい女だなぁ」
「殺すにはおしいぜ」
「とっつかまえて売っちまおう」
「待て待て妖精の脱衣ショー見てからだっ」
「かわいすぎるのも困りものね」
「ルーシィ帰ってきてぇ」
「下劣な、これ以上
エルザは何もない所から剣を出し構える。
「剣が出てきた!!魔法剣!!!」
「めずらしくもねえ!!」
「こっちにも魔法剣士はぞろぞろいるぜぇ」
「その鎧ひんむいてやるわぁ!!!」
エルザは敵に向かって飛び出した。
そして目にも止まらない早技で敵を次々に切り伏せる。
「ちぃっ
敵の一人が遠距離魔法を撃とうとするが、エルザは武器を槍に変えて撃たれる前に反撃する。その後も双剣や斧と持ち替えて攻撃を続ける。
「こ...この女...なんて速さで"換装"するんだ!!?」
「換装?」
ルーシィの疑問にハッピーが説明する。
「魔法剣はルーシィの星霊魔法と似てて別空間にストックされてる武器を呼び出すっていう原理なんだ。その武器を持ち換える事を換装っていうんだ」
「へぇ~...すごいなぁ」
「エルザのすごいトコはここからだよ」
「え?」
「エルザ?」
カラッカはエルザの名に聞き覚えがありそうだった。
「まだこんなにいるのか...面倒だ一掃する」
するとエルザの着ている鎧がはがれ、体が光り出す。
「おおっ!!!なんか鎧がはがれてく!!」
その光景に一部の敵の目が♡になり見とれていた。
「魔法剣士は通常"武器"を換装しながら戦う。だけどエルザは自分の能力を高める"魔法の鎧"も換装しながら戦う事ができるんだ。それがエルザの魔法その名も『
エルザは複数の剣と羽のようなものが付いた天輪の鎧を装備した。
「エルザ...!?こいつまさか...」
「舞え剣たちよ
エルザは複数の剣を操り、周囲の敵を一掃した。それでも敵はまだ半数程残っていた。
「後はあたしが」
サクラが前に出て腰に挿していた木刀を構える。
「そんな木刀で何ができる!」
敵の一人が向かってくるが。
「フン!!!」
サクラは一振りで吹き飛ばす。
そしてサクラの手に持っていた木刀が日本刀へと変わった。
「木刀が刀になった?」
ルーシィの疑問に今度はツバサが説明する。
「あの木刀はサクラの魔力を込めると刀になるんだぁ。でも本当にすごいのはここからだよ」
サクラは刀を切っ先が上を向くように構える。
「散れ『
すると刀の刀身が細かく分かれ、サクラの周囲を舞っている。その様はまさに桜の花びらのようだった。
「綺麗...」
ルーシィがその光景に見とれていると
「はぁっ!!」
サクラが刀身のなくなった刀を振ると
「うわぁーーー」
大勢の敵が固まっていたところに花びらの刀身が襲いかかり切り刻む。
「あたし、闇ギルドには手加減できないけど...良いよね?」
「すごい...」
「あれはサクラの家に代々伝わる魔法だよ。別世界の刀の精神と心を通わせ、その力を引き出すんだ。ルーシィの星霊魔法とエルザの換装を足して2で割ったようなもの。それがサクラの魔法『
すると敵の一人がツバサに向かってきた
「この猫ーー!!」
「!!!...ツバサ危ない!!」
ルーシィがとっさに叫ぶが。
「ハァッ!!!」
ツバサは両手の平の間に魔力をこめ、玉状にして襲ってきた敵にぶつけて壁まで吹き飛ばす。
「ボクをただの可愛いネコちゃんだと思うと、ケガするよ」
次に魔力を棒状にして手に持つ。
ツバサは
「ハッ!!ハッ!!ハァーッ!!!」
飛びながら棒術を駆使して
そして前で戦っていたサクラと背中合わせで立ち、お互いの顔を見て笑い合う。
その様子は普段の仲良し女子とは違い、何度も共に戦ったコンビのようだった。
「ツ...ツバサ!?」
ルーシィはツバサの強さに驚く。
「あい!ツバサはタイガから魔力の使い方を教わってるから強いんだ」
ツバサの強さについてハッピーが説明する。解説役が板に付いているようであった。
「もしかしてこのチームの最弱ってあたしとハッピー?」
「こんのヤロォ!!!オレ様が相手じゃあ!!!」
残っていたビアードがエルザに向かって突っ込むが、
「ま...間違いねえっ!!!コイツぁ
ビアードはエルザに一撃でやられた。
「ビアードが一撃かよっ!!!ウソだろ!!?」
カラッカは驚愕する。
「すごぉぉーい!!!ちょっとホレそ♡」
こうしてエルザ・サクラ・ツバサによって敵は一人を残し全滅した。
「相手が悪すぎる~!!」
残ったカラッカはその場から逃げ出した。
それに気付いたエルザは
「エリゴールの所に向かうかもしれん。サクラ!ルーシィ!追うんだ!!」
「分かった!!」
「えーっ!!?あたしもっ!!?」
「頼む!!」
「はいいっ!!!」
エルザにギロッと睨まれながら頼まれ、ルーシィ達は駅の構内に向かう。
そしてエルザは魔法を解き普段の鎧に戻る。
(やはり魔動四輪をとばしすぎたのがこたえたな...ナツ...グレイ...タイガ...ルーシィ...サクラ...皆、後は頼んだぞ...)
~駅構内~
タイガはエリゴールを探し構内を走っていたが見つけられずにいた。
「クソ...魔力も感じられない...あいつ魔力を消す術を持っているのか?」
魔力感知を行うもエリゴールの魔力は感じられなかった。
(どうやらエルザ達の方は終わったようだな)
ホームにいた
(そもそもアイツ等...本当にここで
(それに仲間も大勢いる駅で流せば、仲間も被害に遭うんじゃないか?...
近くにあった鉄道の路線図を見てタイガは気付く
(ここオシバナ駅を次は終点のクローバー駅...クローバーの町......!!!まさかエリゴールの本当の狙いは!!)
ツバサの使う魔力の棒は、ウルトラマンリブットの「スプレッダーロッド」のイメージです。
オリジナル回読んでみたいのは?
-
タイガVSナツ
-
サクラとツバサの大ゲンカ
-
タイガとルーシィの仕事
-
サクラとルーシィの仕事