あの星霊とツバサの関係こんなのはどうかな?と思って書いてみました。
「カゲ!!!しっかりしろ!!!」
「オイ!!!」
「おまえの力が必要なんだ!!!」
エルザとグレイが必死にカゲヤマに呼びかけるが反応がなかった。
「マジかよ!!!くそっ!!!」
カゲヤマを刺したカラッカの行動にナツは怒りが沸き出す。
「仲間じゃ...ねえのかよ...」
「ひっひいいっ!!!」
カラッカは壁の中に潜る。
「同じギルドの仲間じゃねえのかよ!!!」
「魔風壁を解けるのはおまえしかいないんだ!!!死ぬな!!!」
タイガが魔力を感知し、右の掌から光弾を撃ち壁の一部を破壊する。
すると破壊された壁からカラッカの顔が飛び出した。
「げげぇ!!」
「ナツ!そこだ!!!」
「このヤロォォ!!!」
ナツは拳に炎を纏いカラッカに殴りかかった。
「あぎゃあ」
「それがおまえたちのギルドなのかっ!!!」
「カゲ!!!しっかりしないか!!!」
「エルザ...だめだ...意識がねえ」
「死なす訳にはいかん!!やってもらう!!」
「やってもらうったって、こんな状態じゃ魔法は使えねえぞ!!!」
「やってもらわねばならないんだ!!!」
「だったら先ずはキズをふさがないとな...」
タイガはカゲヤマに刺さったナイフを抜き、左手の黄色い光でキズの手当をする。
「思ったよりキズが深いな...時間が掛かりそうだ...」
「頼むタイガ!急いでくれ!」
そこにルーシィやサクラ達もやって来た。
「お...お邪魔だったかしら...」
「あい...」
「てかコレ...どういう状況?」
「さぁ...」
タイガはルーシィ達に状況を説明し、全員で駅の入り口へ移動した。
「エリゴールの狙いは...定例会なの!?」
「ああ...だけどこの魔風壁をどうにかしないと駅の外には出られない」
ナツが魔風壁に突っ込むが
バチィィ
「ぎゃああああっ」
すぐに弾かれた。
「下手に触れるとこうなる...」
「あわわ...」
「カゲ...頼む...力を貸してくれ...」
エルザはまだ目覚めないカゲヤマに語りかけていた。
キズはタイガによってふさがれており、体力も右手の白い光で回復済みだが、まだ意識は戻ってなかった。
「くそぉおおっ!!!こんなモンつきやぶってやるぁっ!!!」
ナツは炎を纏った拳で魔風壁を破ろうとするも。
バチィィィ
また弾かれた。
「ナツ!!」
「バカヤロウ...力じゃどうにもなんねえんだよ」
「急がなきゃマズイよっ!!!アンタの魔法で凍らせたりできないの?」
「できたらとっくにやってるよ」
「じゃあサクラは?」
「風をどうにかする斬魄刀は無いの...」
「そんな...」
「ぬぁあああっ!!!」
ナツは三度、魔風壁に突っ込んでいた。
「やめなさいって!!!」
「くそっ!!!どうすればいいんだ!!!」
するとナツはルーシィ顔を見る。
「何よ!!」
「そうだっ!!!星霊!!!」
「え?」
「エバルーの屋敷で星霊界を通って場所を移動できただろ」
「いや...普通は人間が入ると死んじゃうんだけどね...息ができなくて...それに
「???」
ルーシィの説明をナツは理解できていないようだった。
「つまり星霊界を通ってここを出たいとしたら、最低でも駅の外に星霊魔導士が一人いなきゃ不可能なのよ」
「ややこしいな!!!いいから早くやれよ!!!」
「できないって言ってるでしょ!!!もう一つ言えば人間が星霊界に入る事自体が重大な契約違反!!!あの時はエバルーの鍵だからよかったけどね」
「エバルーの...鍵...」
ここでハッピーは何かを思い出す。
「あーーーっ!!!ルーシィ!!思い出したよっ!!!」
「な...何が?」
ハッピーは自分の風呂敷からある物を取り出す。
「これ」
「それは...バルゴの鍵!!?」
取り出したのは黄道十二門の星霊、処女宮のバルゴの鍵だった。
「ダメじゃないっ!!!勝手に持ってきちゃー!!!」
「違うよバルゴ本人がルーシィへって」
「ええ!!?」
「何の話だ?」
「こんな時にくだんねえ話してんじゃねえよ」
「バルゴ?...ああっ!!!ツバサが言ってたメイドゴリラか!!!」
バルゴのことを知らないエルザとグレイは何の話か分からないが、タイガはツバサとサクラからエバルー邸での話を聞いていた。
「エバルーが逮捕されたから契約が解除になったんだって。それで今度はルーシィと契約したいって。オイラん家訪ねてきたんだ」
「あれが...」
「来たんだ...」
バルゴを知ってるサクラとツバサは彼女が自宅に訪ねてくる光景を想像し、軽く震えていた。
「嬉しい申し出だけど、今はそれどころじゃないでしょ!?脱出方法を考えないと!!」
「でも」
「うるさいっ!!!ネコは黙ってにゃーにゃー言ってなさい!!!」
ハッピーのほっぺをつねったルーシィにグレイは若干引いている。
「コイツもたまに怖えな...」
「意外と強えんだぜ」
「にゃ~にゃ~」
「ツバサ...ホントに言わなくていいから...」
サクラが静かにツッコんだ。
「だって...バルゴは地面に潜れるし...魔風壁の下を通って出られるかなって思ったんだ」
「何!!?」
「本当か!!?」
「そっかぁ!!!やるじゃないハッピー!!!もう!!!何でそれを早く言わないのよぉ!!!」
「ルーシィがつねったから」
ルーシィは土下座してハッピーに謝る
「ごめんごめん後で何かお詫びするから!しますから!させて頂きます!とにかく鍵を貸して!!!」
「あい!お詫びヨロシクね!!」
ルーシィはハッピーから鍵を受け取り、星霊魔法の口上をのべる。
「我...星霊界との道をつなぐ者...汝...その呼びかけに応え
そうして出てきたのは巨体のメイドゴリラ
ではなく、細身の美少女だった。
「お呼びでしょうか?御主人様」
「「「誰?」」」
前の姿を知る女子三人は驚いていた。
「よおマルコ、激痩せしたなぁオメェ」
「バルゴです。あの時はご迷惑をおかけしました」
「やせたっていうか別人!!!」
「別人?」
「あ...あんたその格好」
「私は御主人様の忠実なる星霊。御主人様の望む姿にて仕事をさせていただきます。」
「つまり、これがルーシィの好みということか」
「前の方が迫力あって強そうだったぞ」
「では...元の姿で」
ナツの一言でバルゴは前のメイドゴリラの姿になった。
「「ぎゃああぁぁぁ~!!?」」
その姿を初めて見たグレイとタイガが悲鳴を上げる。
「余計なこと言わないの!!やせた方でいいから」
「承知しました」
すぐにやせた方の姿に戻る。
「とにかく時間がないのっ!!!契約は後まわしでいい!?」
「かしこまりました御主人様」
「てか御主人様はやめてよ」
バルゴはルーシィの腰にある鞭を見て
「では『女王様』と」
「却下!!!」
「では『姫』と...」
「そんなトコかしらね」
そんなトコでバルゴのルーシィの呼び名は『姫』と決まった。
「そんなトコなんだ!!!つーか急げよ」
「では!!!いきます!!!」
バルゴは地面に潜り外につながる穴を掘った。
「おお!!!潜った!!!」
「いいぞっ!!!ルーシィ」
エルザはルーシィの頭を自分の胸によせるが、
ガシャ
「痛っ」
鎧を着ていたため当然痛い。
「おし!!!あの穴を通っていくぞ!!!」
ナツは気絶したままのカゲヤマを肩に担いだ。
「何してんだナツ!!」
「オレと戦った後に死なれちゃ後味悪ぃんだよ」
てなわけで
タイガ達は魔風壁の外に出られたのだった。
「出れたぞーー!!!」
「急げ!!!」
「うわっすごい風」
結界の外もものすごい突風が吹いていた。
するとバルゴが
「姫!!下着が見えそうです」
風でめくれそうになっているスカートをおさえるが、
「自分の隠せば」
ルーシィのを隠している為、自分のスカートがめくれていた。
それを見たタイガとグレイは顔を真っ赤にする。
そこにツバサがコーヒーカップを持って近づく。
「バルゴありがとう、これボクが淹れたコーヒーだよ、どうぞ」
「ありがとうございます」
バルゴはもらったコーヒーを飲む、すると
「!!!」
カッと目を見開いた。
「ど...どうしたの」
ルーシィがそうたずねると、バルゴの目から涙が流れる。
「これは...今まで味わった事のない美味しさ...これ程美味しいコーヒーは飲んだことがありません」
するとバルゴはツバサの前にひざまずき、彼女の手を握る。
「こんな美味しいコーヒーを淹れて頂いたあなたを、ルーシィ様の次に尽くさせて頂きます。ツバサお嬢様」
「そんなぁ~お嬢様なんて、照れるなぁ~」
そんな光景をルーシィは複雑な表情で見ていた。
「えっと...あたしがオーナーよねえ?」
「ルーシィが主人、ツバサはその家の子供ってとこかしらねぇ」
するとエルザがある事に気付く。
「!...ナツはどうした!?」
「あれ?」
「ハッピーもいねえぞ」
タイガが気付く
「多分、エリゴールを追って行ったっんだろ...俺達も行くぞ」
意識を取り戻したカゲヤマが呟く
「無駄だ...今からじゃ追いつけるハズがねえ...オレたちの勝ちだ...よ」
タイガ達は自分達の乗ってきた(正確にはタイガは乗っていないが)魔動四輪の元へ向かうが、
「これは...」
鉄の森によってすでに破壊されていた。
「用意周到だな...」
「どうするのよ...走ってじゃとても間に合わない...」
そこへエルザが別の魔動四輪を運転してやってきた。
「エルザ!!てかどうしたのコレ?」
サクラの問いにエルザは
「借りてきたんだ!!早く乗れ!!」
そうして一行は魔動四輪で線路上を走り、エリゴールとそれを追ったナツを追っていくのだった。
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オリジナル回読んでみたいのは?
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タイガVSナツ
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サクラとツバサの大ゲンカ
-
タイガとルーシィの仕事
-
サクラとルーシィの仕事