光の滅竜魔導士タイガ   作:kazuki01

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続きです。

一言言っておくと、今回のタイガは色々と不憫です。


悪魔の島へ

タイガはサクラとツバサの買い物に付き合わされていた...荷物持ちとして。

そして三人は今、マグノリアの街に帰ってきてギルドへ向かっていた。

 

「おい...ちょっと買いすぎじゃないか?」

タイガの両手には二人が買い込んだ大量の荷物が抱えられていた。

 

「乗り物がダメなタイガのために、遠くの街までわざわざ徒歩で行ってあげたんだから、これぐらいしてもらってもバチは当たらないわよ、ね~ツバサ~」

「ね~サクラ~」

サクラは腕に抱えているツバサと楽しそうに話す。

 

「徒歩でって...行くときはお前、ツバサに運んでもらって空飛んでただろ...」

 

「それよりツバサ、珍しいコーヒー豆手に入って良かったね」

「新しいコーヒー出来たら二人にも飲ませてあげる!サクラこそ可愛い服選んでくれてありがとう」

「いえいえ、どういたしまして」

 

「......無視かよ...」

 

そんな話しをしている間に三人はギルドに到着した。

 

 

 

中に入るとマカロフが

「タイガ!!良かった帰ってきたか!!」

 

「マスター!?何かあったんですか?」

 

「ナツとルーシィ、それにハッピーが勝手にS級クエストに行ったの」

 

「「「え!!?」」」

ミラの言葉に三人は驚く。

 

「グレイがつれ戻しに行ったんだけど、まだ帰ってこなくて...」

 

「一緒に行ったかもしれないわね...」

 

「ラクサス...が行ってたらとっくにつれ戻してるか...」

 

「タイガ!戻ってすぐで悪いが、エルザと共に行ってきてくれるか?」

 

「マスター!!あたしも行かせてください!!!」

「ボクも!!!」

 

「サクラ...ツバサ...頼んだぞ」

「「ハイ!!」」

サクラとツバサも同行することになった。

 

 

「マスター少し話があります」

そう言うとタイガはマカロフと共にギルドの奥に行った。

 

 

それから少ししてタイガが戻ってくると、エルザ達が待っていた。

「話しは済んだか?すぐに行くぞ!!」

 

「ああ!!行くぞ皆!!!」

「ああ!」「「うん!」」

 

こうしてタイガ、エルザ、サクラ、ツバサの四人がナツ達を連れ戻しに出発した。

 

「大丈夫でしょうか?マスター...」

 

「後はあやつらに任せよう...」

 

「ところで、さっきはタイガと何の話しを?」

 

「ん?それはな   

 

 

 

~ハルジオン港~

 

「まずはガルナ島へ行く船を探すが...」

エルザの目線の先には列車に酔ってしまい、ベンチに横になっているタイガとそれを介抱するツバサがいた。急な出発だった為、乗り物酔い対策のアイマスクを忘れてしまったのだ。

 

「うぅ...気持ち悪ぃ...」

 

「タイガ大丈夫?...コーヒー飲む?」

 

「うぅ...できれば水を頼む...」

 

そんな様子にエルザとサクラは小さくため息をつく。

「はぁ...出発の時は格好良く決めてたのに...」

 

「仕方ない...船は私とサクラで探す。ツバサ!タイガを頼むぞ...」

 

「任せて!!」

 

するとタイガは弱々しく手を挙げる。

「...提案...なんだけど...」

 

「「「ん?」」」

 

「なんだったら...ガルナ島まで泳いで」

 

「「「却下!!!」」」

 

「え~~~!!?」

タイガの提案は言い切る前に却下された。ちなみにナツもこの提案をしたが、結局船に乗りガルナ島に行った。

 

 

結局船を探すも、見つからずサクラはタイガとツバサのいるベンチに戻ってきた。タイガはだいぶ回復し、ベンチに座っていた。

「どうだった?」

 

「ダメね、どの船もガルナ島って聞いた途端に断られる」

 

「悪魔の島だしね~」

するとそこへエルザが戻ってきた。

 

「待たせたな!船を確保したぞ!!」

 

「ホントに!!?」

 

エルザの案内で向かった先には確かに船があった。だがその船は旗にドクロマークが描かれていた海賊船だった。

 

「最初は断られたが、何とか説得してガルナ島へ行ってくれるそうだ」

 

「すごいね~エルザ!!」

感心するツバサ

 

「説得っていうか...どうせ無理矢理でしょ...」

傷だらけの船員を見て力尽くで従わせたのを予想するサクラ

 

そして結局船で行くことになりタイガは

「なあ...一つ提」

 

「「「却下!!!」」」

 

「せめて言わせてよ...」

またしても言い切る前に却下された。

 

 

 

~海上~

 

エルザが強奪した海賊船に乗ってガルナ島に向かっていた

「あ...あんな島に何しに行くつもりでぇ」

 

「いいから舵をとれ」

 

「ひっ...かんべんしてくれよ......ガルナ島は呪いの島だ......噂じゃ人間が悪魔になっちまうって......」

 

「興味がない...掟を破った者どもへ仕置きに行く...それだけだ」

 

エルザと船長がそんな会話をしている中タイガは

 

「うぅ...うぇ...」

いつものごとく船に酔っていた。

 

「あ...あんた...大丈夫ですかい?」

船員の一人が心配そうにタイガに尋ねると

 

「大丈夫...じゃないな...う...頼みがある...」

 

「何ですかい?」

 

「ここからは、一切揺らさないでくれ...」

 

「無茶言わんでください!!」

 

船はやがて目的の島へと到着した。

 

 

 

~ガルナ島~

 

「や...やっと着いた...はぁ...」

タイガはふらつきながらも砂浜に上陸し、そして座り込んで目を閉じた。

 

「早速だが、ナツ達を探すぞ!!」

 

「でもこの島のどこに...」

 

「ルーシィなら...あっちだ...」

タイガはある方向を指さした。

 

「そうか、魔力を感知して」

 

タイガが座り込んで目を閉じたのはナツ達を探すため、集中して魔力を感知していたからだ。しかし乗り物酔いから完全に回復出来ていないため、広い範囲を感知できずにいた。

 

「...!!...急げ!どうやら戦闘中みたいだ!」

 

「「「!!?」」」

 

するとタイガが指さした方向で大きな波しぶきが上がっていた。

 

「行くぞ!!!」

「タイガはここで待ってて!」

エルザ達三人は、ルーシィがいる方向へ走っていった。

 

 

彼女等が向かった先では、ルーシィに向かって巨大なネズミがボディプレスを食らわそうとしていた。

 

「散れ!!千本桜!!!」

間一髪、サクラが千本桜で巨大ネズミを切り刻んだ。

 

「チュウウウウウ~!!!」

 

「!!!」

 

刃の花びらが集まり、刀の形に戻る。その武器の持ち主を見てルーシィは声を上げる。

 

「サクラ!!!」

 

そしてその隣の人物を見て、

「エルザ!!!...さん」

エルザの鋭い目を見て顔中に冷や汗を流す。

 

(そうだ!!!あたしたちギルドの掟破って勝手にS級クエストへ来ちゃったんだ!!!)

 

「私たちがなぜここにいるかわかっているな」

 

「あ...いや...その...つれ戻しに......ですよね?」

 

そこにハッピーがぱたぱたと飛びながらやってきた。

「よかったー!!!ルーシィ無事だったんだぁ?」

 

しかしエルザ、サクラ、ツバサもいるのを見て逃げ出すが、

「がっ!!」

 

回復したタイガに殴られ、尻尾を掴まれ連れ戻された。

「で...ナツとグレイはどこだ?」

 

「ちょっと聞いて...!!!」

 

「勝手に来ちゃったのは謝るけど...今この島は大変な事になってるの!!!」

ルーシィはこの島で起こってる事を話す。

 

「氷づけの悪魔を復活させようとしてる奴等がいたり、村の人たちはそいつ等の魔力で苦しめられていたり、とにかく大変なの!!!」

 

(悪魔...さっきから感じてた妙な魔力はそれか)

 

「あたしたち......なんとかこの島を救ってあげたいんだ」

 

「興味がないな」

エルザの言葉にルーシィは驚愕する。

 

「じゃ...じゃあせめて最後まで仕事を」

ルーシィの言葉を遮るようにエルザとサクラは剣と刀を、タイガは光竜剣をルーシィに向ける。ちなみにツバサも魔力の棒をルーシィに向けているが三人に比べ身長が足りず、その分いつもより棒を長く作っていた。

 

「仕事?違うぞルーシィ...貴様等はマスターを裏切った...ただですむと思うなよ」

 

(こ...怖い...)




という訳で、今回はここまで。

いやぁ、買い物の荷物持ちに付き合わされたり、船に乗せられたりと自分で書いてて何かかわいそうに
なりますね。
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