今日のお話では、皆が大好きであろうあのキャラをちょっとだけ登場させました。
また新たにアンケートを実施します。詳しくはあとがきで
幽鬼の支配者
~マグノリア~
ナツ達は依頼を終えて帰ってきたところだった。
「いや~、いい仕事だった」
「依頼人も気前良かったしね」
「まっ!オレがいたおかげで、とっとと片付いたからな~」
「あ~ん!勝手に出しゃばって何言ってやがる!!」
「お前等じゃ荷が重い仕事だと思ったんでな~」
「荷が重いかどうか教えてやろうか?あ~ん!!」
「意味分かんねえよ!!」
ナツとグレイがいつものごとくケンカをしようとすると
「じゃれるな!!服を着ろ!!!」
エルザに止められた。そしてグレイはまたいつものごとく服が脱げていた。
「あの~、お楽しみ中すみませんけど」
ルーシィが恐る恐る尋ねる。
「この依頼、元々あたし一人で決めようと思ってたんですけど。何で皆来るわけ?」
「んなの決まってんだろ~が」
「決まってるって?」
「オレ等、
「あい!!!」
「そういうこと!!」
「ふっ!!」
「...まぁ、いっか!」
ナツや皆の言葉にルーシィは一瞬笑顔になるが
「オレとハッピー、エルザとパンツ、後ここにはいないけどタイガとサクラとツバサでならどんな仕事でもこなせそうだな~!!」
「パンツ言うな...」
「うん、心強いものだ」
「あい!!」
「あたしは~!!?」
「あっはっは!!冗談だって!泣くなよウーピー!!!」
「泣いてないし!ウーピーじゃないし!!」
「はっ!すまない私まで調子に乗ってしまった!仲間を傷つけてしまうとは...このままでは気が収まらん...とりあえず殴ってくれないか!?」
「ツッコんでも良いものなのかしらコレ...」
「何ならあたしが頭突きしてあげようか?」
そんなナツ達の元に別の仕事に行っていたサクラがやって来た。
「サクラぁ!」
「ルーシィただいま!そしておかえりぃ!!」
サクラとルーシィはハイタッチを交わした。
一行は揃ってギルドに帰ろうとしていると、街の人々がひそひそ話しているのが聞こえてきた。
「
「妙に注目されてるなあ」
「な~んか嫌な感じ...」
「...怯えている?」
するとエルザはあることに気付く
「何だ...?ギルドの様子がおかしい...」
「ん?」
「な...なに?」
「え?」
「これは...」
ナツ達は驚愕する。なぜなら、
「オレたちの...オレたちのギルドが!!!」
ナツは目に涙を浮かべて怒る。
「何があったというのだ...」
そこに一人の女性が近づく、ミラだ
「ファントム」
「!」
「悔しいけど...やられちゃったの...」
ミラはナツ達を連れてギルドの地下へと連れてきた。ここは普段は倉庫として使われているが、現在は仮設酒場としていた。
「お!ナツ達が帰ってきたぞ」「見たかよ!!ギルドのあの姿!!」「ファントムめぇ!!!よくもオレたちのギルドをぉ!!!」「うちとは昔から仲悪ぃもんな」「今度は奴等のギルド潰してやろうぜ!!!」「おちつけよ!!相手はあのファントムだぞ」
ギルドの仲間達がそんな会話をしている中。
「よっ、おかえり」
マスターであるマカロフは全然気にしていない様子で酒を呑んでいた。
「あ...あれ?」
「ただいま戻りました」
「じっちゃん!!!何のんきにやってんだよ!!!」
「どうじゃった~?ルーシィ、仕事は上手くいったかのぉ~?」
「あ...はぁ」
「マスター!!!今がどんな事態かわかっているんですか!!!」
「ギルドが壊されたんだぞ!!!」
エルザとナツが怒鳴り声で迫るもマカロフはいたって冷静だった。
「まあまあ落ち着きなさいよ。騒ぐほどの事でもなかろうに」
「!!」
「何!!?」
「ファントムだぁ?あんなバカタレ共にはこれが限界じゃ。誰もいねえギルドを狙って何が嬉しいのやら」
「誰もいない?」
「襲われたのは夜中らしいの」
「ではケガ人は出なかった訳か...不幸中の幸いだな」
「不意打ちしかできんような奴等に目くじら立てる事はねえ。放っておけ」
そんなマカロフの言葉にナツは近くにあった木箱を殴り壊し
「納得いかねえよ!!!オレはあいつら潰さなきゃ気が済まねえ!!!」
「この話は終わりじゃ。上が直るまで仕事の受注はここでやるぞい」
「仕事なんかしてる場合じゃねえよ!!!」
「ナツぅ!!!いい加減にせんかぁ!!!」
マカロフは怒って尻を叩くが、なぜかルーシィの尻だった。酔っ払っているのか、ただ単に触りたかっただけなのか。
「なんであたしのお尻!?」
「マスター...怒りますよ」
するとマカロフは座っていた木箱から下りて
「つーかちょっと待て......漏れそうじゃ」
トイレへと走って行った。
「何で平気なんだよ...じっちゃん...」
「ナツ...悔しいのはマスターも一緒なのよ。だけどギルド間の武力抗争は評議会で禁止されてるの」
「先に手ぇ出したのあっちじゃねーか!!!」
するとサクラがナツの胸ぐらを掴み
「そういう問題じゃない!!!」
ゴーーン
「ガッ!!!」
ナツの額に強烈な頭突きを食らわせ気絶させた。
「いい加減にしないと、どつくわよ!!!」
「...もうやってます...」
初めて見るサクラの頭突きにルーシィは怯えながら答える。
「マスターのお考えがそうであるなら...仕方...ないな...」
エルザの言葉に皆は渋々納得するしかなかった。
~一方その頃~
タイガとツバサは依頼人の元に向かっていた。そして列車の乗り換えの為に町を移動していた。
「「火山の悪魔退治」...どうしてこの依頼を受けたの?」
「火山の悪魔...もしコイツがドラゴンだとしたら、
「それに?」
「コイツがもし、イグニールだったらナツに任せるわけにはいかない。親と子が争うのはあまりいいもんじゃないからな」
「タイガやっさし~」
「...うるせぇ」
タイガは照れ隠しに顔をそらす。
「じゃあボクは次の列車の切符買ってくるね~」
そう言ってツバサは
「あっおい!ツバサ!!」
タイガがツバサを追いかけて走り出したその時
「きゃっ!!」
「うわっ!!」
一人の少女とぶつかり、お互い尻もちをついた。
「痛たた...あっ!ごめんなさい!大丈夫ですか!?」
タイガとぶつかった青い髪の少女は彼に駆け寄り、謝る。
「ああ、大丈夫...こっちも悪かったな、君も平気?」
タイガは尻に付いた土を払いながら立ち上がった。
「はい...!?ああ!!!」
すると少女はある事に気付く。彼女が両手に持っていたアイスがタイガにぶつかった際、彼のズボンに付いてしまったのだ。
「あああ...ごめんなさい!!!どうしよぅ...」
(両手にアイス...誰かと食べようとしてたのか...それにこの子の肩のマーク......たしか
タイガがそう思っていたその時
「タイガー!!早くー!!もうすぐ列車出ちゃうよーー!!!」
駅の方からツバサの声が聞こえてきた。
「!?...ああ!!今行く!!!」
するとタイガは少女の手を握り
「悪い!急いでるんだ...これで代わりのアイスを買ってくれ!!!」
少女にお金を渡し、駅に向かって走り出した。
「あ、あの...!?」
少女が呼ぶもタイガはすでに見えなくなっていた。
するとそんな少女に近づく影が一つ
「あら、ウェンディ...どうしたのよ?そのアイス」
それはツバサやハッピーと同じ喋るネコだった、違いといえば毛並みが白いという所だ。
「シャルル...実はさっき男の人とぶつかっちゃって...その人がお詫びにってお金をくれたんだけど...」
「って!こんなに!?ちょっと多過ぎじゃないの!!」
「返そうと思ったんだけど、もうどこかに行っちゃって...ただ名前がタイガって事しか」
「タイガ...どこかで聞いたことあるような......」
このウェンディという少女とシャルルというネコ、彼女たちはいずれタイガ達
~その日の夜 マグノリア~
ルーシィはプルーと共に帰路についていた。
「な~んか大変な事になっちゃったな~」
「プーン」
「ファントムっていえば
「プーン?」
「だってこっちと同じ位ぶっとんでるらしいし」
そして彼女は自宅の玄関に到着する。
「でも...今はこっち入って良かったと思ってる...だって
自室の扉を開けるとそこには
「おかえり」
「おかー」
「いい部屋だな」
「よぉ」
「あ!プルー!!」
「サイコーーー!!!」
ナツ、ハッピー、サクラ、グレイ、エルザの五人がくつろいでいた。
「多いってのー!!!」
ルーシィは自分のカバンをナツに投げつけた。
「ファントムの件だが奴等がこの街まで来たという事は、我々の住所も調べられてるかもしれないんだ」
「え?」
エルザの言葉にルーシィは身震いする。
続いてグレイとサクラが説明する。
「まさかとは思うが一人の時を狙ってくるかもしれねえだろ?」
「だからしばらくは皆でいた方が安全だ...ってミラさんが」
「そ...そうなの!?」
「あい!今日は皆あちこちでお泊まり会やってるよ」
「おまえも年ごろの娘だしな...ナツとグレイだけここに泊まらせるのは私としても気がひける。だから私とサクラも同席する事にしたという訳だ」
「気晴らしにな!!!」
「ナツとグレイは泊まるの確定なんだ...てか何であたしん家!?」
「プーン」
すると機嫌が悪かったナツはプルーが何か食べてるのを見て
「おお!!プルー!!何だその食いモン!!?オレにもくれ」
「オレはもう寝っからよぉ騒ぐなよ」
「ちょっと!それルーシィのベッドよ!!男子は床で寝てなさい!!!」
「エルザ見て~エロい下着見つけた」
「す......すごいな...こんなのをつけるのか...」
「清々しいほど人ん家エンジョイしてるわね」
ルーシィが仲間達のそんな様子を見ているとある事に気付く
「てか泊まるならエルザとサクラだけで良かったんじゃ......」
ルーシィのそんな意見を無視して仲間達は会話を続ける
「それにしてもお前たち...汗くさいな。同じ部屋で寝るんだ、風呂くらい入れ」
「やだよめんどくせ」
「オレは眠ーんだよ」
ナツとグレイは風呂を拒否するがエルザはそんな二人の肩を組み
「仕方ないな...昔みたいに一緒に入ってやってもいいが......」
「アンタらどんな関係よ!!!」
ルーシィはエルザの発言にツッコみ、サクラは顔を赤くする。
それから少しして
「ねぇ...例のファントムって何で急に襲ってきたのかなぁ?」
「さあな...今まで小競り合いはよくあったが、こんな直接的な攻撃は初めての事だ」
「じっちゃんもビビってねえでガツンとやっちまえばいいんだ」
「じーさんはビビってる訳じゃねえだろうあれでも一応
「
ルーシィの疑問にサクラが説明する。
「魔法評議会の議長が定めた大陸で最も優れた魔導士10人につけられた称号よ」
「へぇーすごぉい!!」
「ファントムのマスター・ジョゼも聖十大魔道の一人なんだよ」
(そしてあの男もな...)
エルザの脳裏には評議員の一人ジークレインの顔が浮かんでいた。
するとグレイが
「ちなみにタイガも聖十の一人にって何度も誘われてるけど、ずっと断ってるんだ」
「タイガが!!?」
するとサクラは立ち上がってタイガの真似をしながら
「『俺はそんな大層な称号を持つような男じゃないし、俺より優れた魔導士なんていくらでもいるだろ?』ってね」
「あい!だから一部の人はタイガのことを『11人目の聖十大魔道』って呼んでるんだぁ」
「へぇー何かカッコイイ」
するとナツは机を叩いて立ち上がる
「じっちゃんはビビってんだよ!!!ファントムの奴ら数だけは多いからよ!!!」
「うわわ...」
「だから違ぇーだろ」
「マスターもミラさんも、二つのギルドが争えばどうなるかを分かってるから戦いを避けてるの...魔法界全体の秩序の為に」
「そんなにすごいの?ファントムって」
「たいした事ねーよあんな奴ら」
「いや...実際争えば潰し合いは必至...戦力は均衡している」
エルザはファントムの戦力について説明する。
「マスター・マカロフと互角の魔力を持つと言われている聖十大魔道の『マスター・ジョゼ』。そして向こうでのS級魔導士にあたる『エレメント4』。一番やっかいだとされるのが
「
~魔導士ギルド
このギルドにガジガジと鉄くずを食べている男がいた。この男こそ
「聞いたぜぇ~ガジル~
するとガジルの腕が鉄の棍棒と化し話しかけてきた男を吹っ飛ばした。
「メシ食ってる時ぁ話しかけんなっていつも言ってんだろーがよぉクズが」
そして彼は腕を元に戻し立ち上がる。
「妖精の
「火種はまかれた...見事ですよガジルさん」
「あめぇよマスター、あれくらいじゃクズどもは動かねぇ。だからもう一つプレゼントを置いてきたぜ」
「それはそれは...ただし...間違っても"奴"は殺してはダメですよ」
「ギヒッ」
~翌朝 マグノリア~
マグノリアの街にある南口公園、そこにある大きな木に人々が集まりざわついていた。
「すまん通してくれ!ギルドの者だ」
ナツ達はその光景に驚き、そして怒った。
木の上にはレビィ、ジェット、ドロイのチームシャドウギアの三人がボロボロにやられ
「レビィちゃん...」
「ジェット!!!ドロイ!!!」
そしてエルザはレビィの腹に描かれたマークを見て犯人が誰なのか察した。
「ファントム...」
「......千本桜」
サクラは千本桜を発動し、三人を貼り付けている金具を破壊し、落下する三人を花びらで優しく包み地面に下ろした。
「レビィちゃん!!!」
三人の中で特に仲の良いレビィにルーシィが駆け寄る。
そしてその場にマカロフが歩み寄ってきた。
「マスター...」
マカロフは三人を見つめて怒りに震えていた。
「ボロ酒場までならガマンできたんじゃがな...ガキの血を見て黙ってる親はいねぇんだよ...」
そして彼は握っていた杖をバキィとへし折る。
「戦争じゃ!!!」
「......!!?」
「?...タイガどうしたの?」
タイガは何かを察したのか不意に後ろを振り向いた。
「......いや...何でもない」
気のせいかと思い、再び歩き出した。
(何だ...何か嫌な予感がする...)
という訳で今回はここまで。
アンケートですが、今後作成するオリジナル回の主役は誰が良いか?ということで投票を行います。
誰が主役のオリジナル回が見たい?
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サクラ
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ツバサ
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ナツ
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ルーシィ
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ハッピー
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グレイ
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エルザ