光の滅竜魔導士タイガ   作:kazuki01

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15分

タイガは右手に魔力を集め、丸いノコギリのような形にした。

 

光輪斬(こうりんざん)!!!」

タイガは右手を前に出し光輪を幽兵(シェイド)に放ち一体を切り裂いた。

 

右手の人差し指と中指を伸ばし腕を横に動かすと光輪が横に動き、さらに複数体の幽兵(シェイド)を切り裂く。

 

 

他の場所でも妖精の尻尾(フェアリーテイル)幽兵(シェイド)の戦いが続いていた。

 

「ギルドは何としても守るんだよ!!!こいつらは仲間をやられる悲しみも、ギルドを壊される悔しさも持っていない!!!そんな奴等にギルドはとらせないよ!!!」

カナの鼓舞で妖精の尻尾(フェアリーテイル)士気はさらに上がった。

 

(次のジュピターまであと9分!!!...頼んだぞナツ、サクラ)

タイガは中へ突入した仲間達のことを思う。

 

 

 

幽鬼の支配者(ファントムロード) 内部~

 

ナツとハッピーはジュピターの発射台の中にいた。そこには魔力を集め撃ち出すための巨大な魔水晶(ラクリマ)があり、二人はそれを破壊しようとしたがエレメント4の一人、大火の兎兎丸(ととまる)に妨害されていた。

 

「このヤロォ!!!」

ナツが拳に炎を纏い殴りかかろうとするが

 

「どぅおっ!!!」

炎が急に曲げられ、兎兎丸の膝蹴りをくらった。

 

「私は火のエレメントを操りし兎兎丸......全ての炎は私によって制御される」

 

「何だとぉ!!?」

 

「敵であろうと自然であろうと、全ての炎は私のものだ!!!」

 

「オレの炎はオレのもんだ!!!」

 

「相性が悪かったね...火の魔導士くん」

 

巨大魔水晶(ラクリマ)に魔力が集束されていき、今にも発射しそうになる。

 

「ジュピターが動き出したー!!!」

 

ジュピター発射まであと5分

 

ハッピーが焦りだしたその時

 

 

「うわ!何コレ!?」

ナツ達の入ってきた砲身の穴からサクラが出てきた。

 

「サクラ!?」

 

「なるほどね...まかせてハッピー!!」

部屋の様子をみて状況を把握したサクラは木刀を構え、刀に変化させた。

 

「弾け!飛梅(とびうめ)!!!」

サクラの解号により刀が七本の枝が分かれたようないわゆる七支刀のような形状に変化した。

「ハッ!!!」

そして刀を振ると刀身から火球を出し、巨大魔水晶(ラクリマ)へ放たれる

 

 

「!?...させるか!!」

兎兎丸に気付かれ火球はナツにぶつけられた。しかしナツはその炎を食べる。

 

「!?...火球が曲がった!!?」

 

「アイツはエレメント4の一人...ナツの炎も操られてあの魔水晶(ラクリマ)を壊せないんだ」

 

「手ぇ出すなよサクラ!!コイツはオレがぶっ倒す!!!」

 

「なるほど、君が妖精戦姫のサクラか...炎の魔導士と刀の使い手...私には有利な二人という訳か」

 

ナツは兎兎丸との戦闘を再開する。

 

「どうしよ~サクラ!!このままじゃジュピターが発射されちゃうよ~~!!!」

 

(炎はアイツに操られる...それにジュピターの発射までもう時間がない...短時間であの魔水晶(ラクリマ)を破壊してジュピターを止めるには......!?...ちょっとした賭けだけどコレしかない)

するとサクラは自分の刀とタイガから借りた服を見てあることを思い付く。

 

ジュピター発射まであと2分30秒

 

「ハッピーこっちへ!!」

 

「?...うん」

サクラはハッピーを自分の近くに呼び、飛梅を刀に戻した。

 

「唸れ!灰猫(はいねこ)!!!」

サクラの解号により刀の刀身が細かい灰のようになる。

 

「そっか灰猫で魔水晶(ラクリマ)を壊すんだね」

 

「いえ...もっと大きい事よ」

 

「え?」

 

灰はナツや兎兎丸そして魔水晶(ラクリマ)の周りに漂う。

 

「なるほど...君の狙いは何となく分かる...それなら刀を使うまでだ!!」

兎兎丸はサクラの意図を察し、炎を使うのを止め刀を抜いた。

 

だが

「ナツーーー!!!」

 

「?」

サクラの呼び声にナツが振り向く。

 

するとサクラはイタズラな笑みを浮かべ

「そんな奴に苦戦するなんてね~。なんならグレイと代わる?彼ならソイツの炎も凍らせられるかもよ~」

ナツを煽りだした。

 

「え~~~!?サクラ!ナツにそんなこと言ったら!!!」

 

「何だとーー!!!オレがグレイに負けるかーーー!!!」

ナツは全身から炎を吹き出す。

 

ジュピター発射まであと10秒

 

「な!!...バカ!!やめろ!!!」

兎兎丸は焦り出すが、時すでに遅くナツから出た炎が灰猫の灰に次々と燃え移っていった。

 

ドカーーーン!!!

 

粉が舞う空間に火種を放り込むことで起こる粉塵爆発により、巨大魔水晶(ラクリマ)やこの部屋の設備を全て破壊した。

 

 

 

外で戦う妖精の尻尾(フェアリーテイル)

 

「見ろ!!!」「おお!!」「砲台が崩れてく」「やったぞーーーっ!!!」

ジュピターの砲台が破壊された事に歓喜の声を上げた。

 

そしてタイガは

「やるな...ナツ」

 

「よっしゃー!!!」「ジュピターは壊れたぞー!!!」「はっはーっ!!!ナツをなめんなよ!!!」

 

「これで恐れるものはなくなった!!!敵を殲滅しろぉぉ!!!」

カナの指揮で妖精の尻尾(フェアリーテイル)は戦闘を再開した。

 

 

 

~ファントム ギルド内~

 

炎の魔導士であるが故に炎への耐性があった二人は爆発にはなんとか耐えていた。

 

「何でか知らねえけど、とりあえずこれでジュピターは撃てねえな...次はおまえたちを潰す番だ...ファントム!!!」

 

(オ...オイオイ...マスター、話が違くないか!!?妖精の尻尾(フェアリーテイル)にはまだ...こんなヤバい奴等がいたなんてさぁ!!!)

ナツの気迫に兎兎丸はかなり怯んでいた。

 

 

そして部屋の端では、大きな布のようなものに包まれたサクラとハッピーがいた。

 

「ハッピー大丈夫?」

 

「うん...ってこれは!?」

 

「そっ...タイガの服、ここに来る前に借りてきたの」

 

「けど、この大きさ」

ハッピーが驚くのも無理はない、なぜならソレは確かにタイガがいつも着ている上着だったが、その大きさは人一人が覆えるほどのサイズだからだ。

 

「それはね...ほら」

サクラが服に手をかざし魔力を込めると服はいつもタイガが着ているサイズに縮まった。

 

「この服はタイガが光竜リュミエールから貰った物なんだって」

 

「ナツのマフラーと同じ...」

ナツのマフラーも火竜イグニールの(うろこ)で作られ、彼から貰った物だった。

 

「この服にはリュミエールの体毛が編み込まれていて、魔力を込めることで大きさを変えたり、袖だけを伸ばしたりできるの。それに火や斬撃にも強いんだって」

 

それを聞いてハッピーは気付いた。タイガは妖精の尻尾(フェアリーテイル)に加入した頃から、サイズは違えどいつも同じ服を着ていたことを。たまにナツと戦ってた時、服は燃えるどころかコゲ跡すら付かなかったことを。

 

(ということはタイガは今まで服の力を使わずナツに勝ってたのかーーー!!!)

 

「さっ!ナツの所に...うっ」

 

「サクラ?...!!?」

立ち上がろうとしたサクラは突然よろめいて倒れた。それに気づき戻ったハッピーは驚いた。サクラは右足に怪我を負っていて血が出ていた。先程の爆発を防ぐ際、右足の防御が間に合わなかったようだ。

 

「サクラ大丈夫!?」

 

「大丈夫...ハッピーはナツの所に行ってあげて...」

 

「でも...!?...分かった!」

ハッピーはサクラが心配だが、彼女の目を見てナツの所に向かった。




今回のタイガの新技

光輪斬・・・手の平に作った丸ノコの形をした光を放ち、敵を切り裂く技。イメージ的には察しの良い方の想像通り、ウルトラマンの「八つ裂き光輪」

誰が主役のオリジナル回が見たい?

  • サクラ
  • ツバサ
  • ナツ
  • ルーシィ
  • ハッピー
  • グレイ
  • エルザ
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