光の滅竜魔導士タイガ   作:kazuki01

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VSマスター・ジョゼ

タイガとサクラは幽鬼の支配者(ファントムロード)のギルド内を走っていた。

 

「タイガ!!あたしルーシィを助けに」

 

「いや...そっちにはナツが行ってる...ガジルって滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)と戦闘中だ」

 

「じゃあ...あたし達は?」

 

「もう一人の強敵の所だ!!」

 

 

 

ある場所ではエルザ、グレイ、エルフマンがマスター・ジョゼと戦っていた。しかしグレイとエルフマンはすでにやられてミラに介抱されている。

 

「ジュピターを受け止め、アリアさんとの戦闘のダメージがあるとはいえ、ここまで戦うとは大したものです...さすがは妖精女王(ティターニア)

 

「......」

 

妖精の尻尾(あなた達)はよく戦いましたよ...だがここまでです」

ジョゼはとどめとばかりに強力な魔法をエルザに放つ。

 

「はぁっ!!」

しかし駆けつけたタイガが間に入り、光竜壁で攻撃を防いだ。

 

「!?」

 

「タイガ!!?」

 

「下がってろエルザ...後は俺がやるから」

 

「エルザ!!」

そこに少し遅れてサクラもやって来た。

 

「サクラ...エルザと一緒にグレイ達の所まで下がってろ...」

 

「待てタイガ!相手はマスターと同じ聖十大魔道だぞ!!いくらお前でも...」

エルザは自分も戦うと言いたげに抗議したが、タイガから溢れ出る魔力を感じ取り言葉を止めた。

 

「いいから下がれ...今の俺には仲間を巻き込まずに戦う保証はできないぞ」

 

怒りも含まれるタイガの言葉にエルザは

多少の恐怖すらも感じていた。

 

「さぁ、エルザ掴まって」

サクラはエルザに肩を貸して、ミラ達の所まで下がる。

 

「サクラ!!こっちよ」

 

「え!?ミラさん!?なんでここに?」

 

「まあ...色々あってね」

 

 

 

 

「おやおや...妖精女王(ティターニア)や妖精戦姫も呼ばなくていいんですか?」

 

「生憎、力が有り余ってるんでね...」

タイガはここに来る前に煉獄砕破(アビスブレイク)に備えていたため、体力・魔力共に最大にまで高まっていた。

 

「あなたがこちらに来るとは予想外でした...てっきり同じ滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)のガジルさんと戦うと思っていましたよ」

 

「たしかに...鉄の滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)との手合わせも興味あったが、あっちにはうちの火竜(サラマンダー)が行ってる。だからこっちに来たんだよ」

 

二人は同時に魔法を撃ち出し、激しく激突した。

 

 

 

 

 

一方その頃

ナツとガジル、二人の滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)の戦いに決着が付こうとしていた。

「バカな...!!!このオレがこんな奴に...こんなクズなんかに!!!」

 

「今までの借りを全部返してやる!!!妖精の尻尾(フェアリーテイル)に手を出したのが間違いだったな!!!」

 

「オレは...最強の...」

 

「これで終わりだ!!!...紅蓮火竜拳!!!」

炎を纏った拳の連撃が繰り出される。

 

「レビィ!!...ジェット!!...ドロイ!!...ナブ!!...マカオ!!...じっちゃん!!...エルザ!!...ルーシィ!!!......そしてコレは、ぶっ壊されたギルドの分だ!!!」

ナツの最後の攻撃をガジルが食らい

 

ドゴゴオォ

 

その余波でファントムのギルドは崩壊した。

 

「これで...おあいこな......」

滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)同士の戦いはナツの勝利に終わった。

 

 

 

 

 

「クク...よく暴れまわる(ドラゴン)だ」

 

「...どうやら、うちの火竜が勝ったみたいだな」

タイガとジョゼは滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)同士の勝敗を感じ取った。

 

「君の魔力は実にすばらしい...現にこの私と互角に戦う魔導士はそうはいない...妖精女王(ティターニア)以上の強さ...さすがは『11人目の聖十大魔道』と呼ばれることはある」

 

「俺はそんなのを名乗った覚えはない...周りが勝手にそう呼んでるだけだ...」

 

「君のような強大な魔導士がねぇ...マカロフのギルドに他にもいたとあっては気にくわんのですよ!!!」

ジョゼは雷のような魔力を放つが

 

「フン!」

タイガは光を纏った拳で弾く。

 

「なぜ私がマカロフを殺さなかったかおわかりです?」

 

「!!?」

 

「絶望...絶望を与える為です。目が覚めた時、愛するギルドと愛する仲間が全滅していたらどうでしょう。くくく...悲しむでしょうねぇ」

ジョゼは床から魔力を吹き出させて何度も攻撃するがタイガは全てを避ける。

 

「あの男には絶望と悲しみを与えてから殺す!!!ただでは殺さん!!!苦しんで苦しんで苦しませてから殺すのだぁ!!!」

 

タイガは手から光弾を何発も出すが、ジョゼは魔力で防いだ。

 

幽鬼の支配者(ファントムロード)はずっと一番のギルドだった...」

 

「!?」

 

「この国で一番の魔力と一番の人材と一番の金があった...だがここ数年で妖精の尻尾(フェアリーテイル)は急激に力をつけてきた。エルザやラクサス、ミストガンやタイガ、ギルダーツの名は我が町にまで届き、火竜(サラマンダー)の噂は国中に広がった...いつしか幽鬼の支配者(ファントムロード)妖精の尻尾(フェアリーテイル)はこの国を代表する二つのギルドとなった。気に入らんのだよ、もともとクソみてーに弱っちぃギルドだったくせにぃ!!!」

 

「なるほどな...そんな下らない妬みで、この争いを始めたと?」

タイガは光竜剣を持ち、何度も斬りつけるがジョゼは躱しながら会話を続ける。

 

「妬み?違うなぁ...我々はものの優劣をハッキリさせたいのだよ」

 

ジョゼは手から魔力を放ち、タイガは光竜波で迎え撃つ。そして二人の技はぶつかり合った。

 

「前々から気にくわんギルドだったが、戦争のひきがねは些細な事だった...ハートフィリア財閥のお嬢様をつれ戻してくれという依頼さ」

 

「!?...ルーシィのことか」

 

「この国有数の資産家の娘が妖精の尻尾(フェアリーテイル)にいるだと!!?キサマらはどこまで大きくなれば気が済むんだ!!!ハートフィリアの金をキサマらが自由に使えたとしたら...間違いなく我々よりも強大な力を手に入れる!!!それだけは許しておけんのだぁ!!!」

 

ぶつかっていた二人の魔法は互いに消し合って爆発した。

 

 

するとタイガは笑いながら言う

「どっちが上か下か騒いでる事自体が下らないけど、アンタらのリサーチ力不足もあきれるな...」

 

「何だと?」

 

「家の金を使える家出娘がどこにいる?...ちょっと考えれば分かるだろ?」

 

「......」

 

「ルーシィはなぁ家賃7万の家に住み、俺達と同じように仕事をして、共に戦い...笑い...泣く...同じギルドの魔導士だ...戦争のひきがね?ハートフィリア家の娘?それがどうした?...アンタにルーシィの何がわかる!!!」

 

「これから知っていくさ...私があの小娘をただで父親に引き渡すと思うか?金がなくなるまで飼い続けてやる...ハートフィリアの財産全ては私の手に渡るのだ!!!」

 

 

 

「...フ...フフフフ」

ジョゼの言葉を聞き、タイガは笑い出した。

 

「何が可笑しい!!?」

 

「いや...アンタがあまりに迂闊に墓穴を掘ったからなぁ...」

 

「何ぃ?」

 

タイガはズボンのポケットから小さな水晶玉を取り出した。

 

「録音用魔水晶(ラクリマ)だ」

 

「!!?」

 

「意外に俺は悪戯っぽいようでね...ちなみに『なぜ私がマカロフを殺さなかったか』の所から今も録音中だ...コレを評議院に渡せばアンタは牢屋行きかもなぁ」

 

「...それは、キサマが私を倒す前提の話だよなぁ!!」

 

「最初からそのつもりだ!!!」

二人は再び魔法を放つが、ぶつかる前に互いの魔法が消えた。

 

「!?」

「魔法が...!!?誰だ!!?」

 

「いくつもの血が流れた......子供の血じゃ」

煙の中からある人物が現れた。

 

「できの悪ぃ親のせいで子は痛み涙を流した...互いにな...もう十分じゃ...終わらせねばならん!!!」

煙から出てきた人物はマカロフだった。




次回ファントム戦決着

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  • ルーシィ
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