光の滅竜魔導士タイガ   作:kazuki01

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いよいよファントムとの戦いも決着!

どうなる?妖精の尻尾(フェアリーテイル)!?


妖精の法律(フェアリーロウ)

「いくつもの血が流れた......子供の血じゃ」

煙の中からある人物が現れた。

 

「できの悪ぃ親のせいで子は痛み涙を流した...互いにな...もう十分じゃ...終わらせねばならん!!!」

 

「マスター...」

マカロフが復活したことにエルザは涙を流す。

 

「よく連れてきたな...ツバサ」

タイガは後ろにいる相棒を褒めた。そこには腕を組み、誇らしげに立つツバサがいた。

 

「天変地異を望むというのか」

 

「それが家族(ギルド)の為ならば」

 

マカロフとジョゼは互いに睨み合う。

 

すると気を失っていたグレイとエルフマンが目覚める。

「何だ...?この温かいような...懐かしいような魔力は...!!」

 

「全員この場を離れよ」

 

「マスター!!?」

「何でここに!!?」

二人はマカロフがいることに驚く。

 

「言われた通りにするんだ」

「エルザ...」

 

「行こう...立てるか」

「で...でもよぉ」

エルザとミラはグレイとエルフマンをつれてこの場を後にしようとする。

 

「あなたが出てきた以上ザコにはもう用はありません。しかし後で必ず殺してあげますよ」

ジョゼのその言葉を聞き

 

「サクラ...ツバサ...二人も離れてくれ」

 

「タイガ...」

「でも...」

 

「頼む」

タイガの表情を見て二人もこの場から離れた。

 

「私達がいたのではマスター達の邪魔になる...全てを二人に任せよう」

 

「それにタイガが怒ってる...ああいう時は下手に近づかない方が良いよ」

エルザとツバサがそう言って、皆はその場を離れた。

 

 

 

「タイガ...お主にも離れろと言ったが」

 

「すいません...聞けません」

タイガの目にはわずかに怒りが宿っていることを察したマカロフは

 

「そうか...なら少し下がっていろ」

 

「...はい」

タイガは後ろの方へ下がった。

 

するとジョゼが口を開く

「こうして直接会うのは6年ぶりですね...その間に妖精の尻尾(フェアリーテイル)がここまで大きなギルドになっていようとは...ふふ、もう潰れちゃいましたがね」

 

「別にあんなボロ酒場ぐらい、いくらでも建て直せる」

「そう、ギルドは形などではない。人と人との和じゃ」

ジョゼの言葉にタイガとマカロフが反論した。

 

「しかし嬉しいですねぇ...聖十大魔道同士がこうして優劣をつけあえるなんて」

 

「全てのガキどもに感謝する...よくやった妖精の尻尾(フェアリーテイル)である事を誇れ!!!」

 

聖十大魔道同士の戦いが始まった。外では雲が渦を巻き雷が降り、地面が大きく揺れていた。

 

マカロフの攻撃がジョゼの肩を貫いたが、ジョゼの攻撃もマカロフの肩をかすめる。

 

「デッドウェイブ!!!」

「はああああっ!!!」

 

その戦いの衝撃は建物の周りにも響いていた。

 

 

「うおおっ」

その衝撃にナツはひっくり返った。

 

「ナツ!!大丈夫ー!!?」

「何だろ今の...」

ルーシィとハッピーが今の衝撃に困惑する中、ナツはにやっと笑い

 

「こんな魔力...じっちゃんしかいねえ」

 

 

 

マカロフとジョゼの戦いは続いていた

「たいしたモンじゃ...その若さでその魔力、聖十の称号を持つだけの事はある...その魔力を正しい事に使いさらに若い世代の手本となっておれば魔法界の発展へとつながっていたであろう」

 

「説教...ですかな?」

 

するとマカロフは急に片膝を付いた。魔力が回復したばかりで、やはりまだ本調子ではなかったのだ。

 

「ハァ...ハァ...」

 

「フフフ...やはり寄る年波には勝てませんでしたか?」

 

「できればワシの手で終わらせたかったが...仕方あるまい...」

マカロフは自分の後ろから歩いてくる人物に言葉をかける。

 

「後は任せたぞ......タイガ」

 

 

すると前に出たタイガは、両手の平の間に光の魔力を集める。

妖精の尻尾(フェアリーテイル)審判のしきたりにより、あなたに三つ数えるまでの猶予を与える......さっさと逃げろ」

 

「は?」

 

「一つ」

 

「ははっ何を言い出すのかと思えば逃げろだぁ!?」

 

「二つ」

 

「王国一のギルドが貴様ごときに尻尾を巻いて逃げろだと!!?冗談じゃないっ!!!私は貴様と互角に戦える!!!いや非常になれる分、私の方が強い!!!」

 

「三つ」

 

「ひざまずくのは貴様等の方だ!!!消えろ!!!チリとなって歴史上から消滅しろ!!!フェアリィィティィル!!!」

 

「そこまで...」

三つ数え終わったタイガは両手を合わせた。

 

妖精の法律(フェアリーロウ)......発動」

するとタイガを中心に強い光が周囲に放たれた。

 

 

その光は建物の外にまで広がっていた。

 

「な...何だこの光は...!!?」「まぶし!!?」「うおおお!!?」

 

すると妖精の尻尾(フェアリーテイル)の魔導士達と戦っていた幽兵(シェイド)が消滅していった。

 

「え!?」「幽兵(シェイド)が...!!?」「幽兵(シェイド)だけが」「次々消えていく!!!」

 

「オレたちは何ともない」

「これは...やさしい光...?」

 

 

エルザはこの光に心当たりがあった

妖精の法律(フェアリーロウ)だ」

 

「フェアリーロウ?」

 

「聖なる光をもって闇を討つ。術者が敵と認識したものだけを討つ。もはや伝説の一つに数えられる超魔法だ」

 

 

 

光がおさまるとそこには、頭のてっぺんから足のつま先まで、まるで燃え尽きたように真っ白になったジョゼがいた。

 

「二度と妖精の尻尾(フェアリーテイル)に近づくな」

そう言うとタイガは一気に疲れたかのようにその場に座り込んだ。

 

マカロフはタイガに近付き

「見事じゃ...たった一度教えただけの妖精の法律(フェアリーロウ)をここまで使いこなすとは」

 

「いえ...まだまだです」

 

「?」

 

「やっぱり妖精三大魔法は扱いが難しい...魔力の消費が激しいうえに、俺の場合は視界に入る敵にしか効果がないんです」

 

どうやらタイガの発動した妖精の法律(フェアリーロウ)は未完成のようだ。外の幽兵(シェイド)達が消えたのも、術者であるジョゼが戦闘不能になったからである。審判のしきたりによる三つ数えるまでの猶予はタイガにとっては相手が自分の視界の外に逃げるまでの最後通告なのだ。

 

(未完成でこの威力...これは今後がかなり期待できるのう...)

 

マカロフは真っ白になったジョゼに向かって

「ここまでハデにやらかしちゃあ評議院も黙っておらんじゃろ...これからはひとまず、てめえの身を心配することだ...お互いにな」

 

 

するとマカロフの背後からエルザに倒されたアリアが現れた

(あの時と同じ!!!スキだらけ!!!もらっ...!!?)

 

アリアは自分に向けられた殺気のような威圧感に怯んだ。殺気の方に目をやると座り込んだタイガが鋭い目つきで睨みつけていた。その目はまさに「手を出せばすぐにでも殺す」といった目だ。アリアの目にはタイガの後ろに巨大な竜の幻影が見え、その威圧感に押しつぶされたように倒れた。

 

倒れたアリアにマカロフは

「もう終わったんじゃ...ギルド同士のケジメはつけた。これ以上を望むなら、それは"掃滅"...跡形もなく消すぞ...ジョゼをつれて帰れ...今すぐに」

 

「マスター...先に戻ってて下さい」

タイガはふらつきながらも立ち上がる。

 

「?...どこへ行く?」

 

「ちょっと気になることがあります...」

 

 

 

一方外では

 

「勝ったぁ!!!」

「ファントムに勝ったぞぉぉぉっ!!!」

 

妖精の尻尾(フェアリーテイル)が勝利の喜びに大きく声を上げていた。

 

そこにルーシィとハッピーもやって来る。一人足りないことに気付いたエルザがハッピーに尋ねる。

 

「ん?ナツはどうした?」

 

「あい!用事があるからって」

 

「用事?」

「何じゃいそりゃあ」

 

「たいした事じゃないのです」

 

 

 

崩壊した幽鬼の支配者(ファントムロード)のギルドではナツが動かない体を這いずりながら倒れているガジルに近づいていた。

 

「よお...聞こえるかガジル...」

 

「何にも聞こえねえよ......」

 

ナツは上体を起こし

「おまえ...滅竜魔法...どこで覚えた?」

 

「聞こえねえっつってんだろ」

 

「オイ!!!タイガ以外に同じ魔法使える奴に初めて会ったんだ!!!そんくれー教えてくれても...」

 

「うるせぇ...」

その返事にナツはムカッとしたが

 

「メタリカーナ」

 

「!」

 

「鋼鉄のドラゴン...メタリカーナだ」

 

「やっぱりドラゴンに教えてもらったのか!!?」

 

「おまえもか」

 

「そいつ今どうしてる?」

 

「さぁな」

 

「そ・い・つ・い・ま!!!ど・う・し・て・る!!?」

 

「知らねえって言ってんだろーが!!!」

 

ゴッ

 

「あたた...でもサクラ程じゃねえ...」

「いてぇ...」

二人の頭がぶつかってお互い痛がった。

 

「てめえなんかと話してると、脳みそが灰になっちまいそうだ」

 

「何だとぉ!!?」

 

「消えたんだよ」

 

「!!?」

 

「メタリカーナはある日突然オレの前から消えた。何も言い残さず...な」

 

「!!!」

 

「まったく...勝手なヤローだぜ...」

 

「お...おい...それは7年前の7月7日じゃねーだろうな」

 

「!!!...おまえメタリカーナの居場所知ってんのか?」

 

「バカ言え!!!オレが探してんのはイグニール!!!炎のドラゴンだ!!!それにタイガの親は光のドラゴン、リュミエールだ!!!イグニールも7年前の7月7日に消えたんだ...リュミエールもその日にいなくなったってタイガが言ってた」

 

「7年前...777年7月7日...三頭のドラゴンが消えた?」

 

「何で7ばっか並んでるんだよ!!!」

 

「知るか!!!......ふん...まあオレにはどうでもいい事だ」

ガジルはふらつきながらも立ち上がり、少し歩いて立ち止まる。

 

「行くなら早く行けよ」

 

「ここはオレたちのギルドだっ!!!てめえが出てけっ!!!」

 

「ケチくせー奴だな...」

 

「さっさと出てけっ!!!」

 

「イグニールやリュミエールの事なんかわかったら教えてくれよ」

 

「何でオレがっ!!!てめぇなめてんのか!!!」

 

「同じ滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)じゃねーか」

 

「ざけんな!!!次に会ったらぶっ殺す!!!絶対にな!!!首を洗って待ってな!!!」

 

「ぶっそうな奴だなぁ...これでおあいこだから仲直りしてやろーと思ったのに」

 

「物騒はどっちだてめぇ!!!オレ達のギルドをこんなにしやがって!!!」

 

「おまえだってオレたちのギルドめちゃめちゃにしたじゃねーか!!!...あ~あ!!!やっぱ仲直りや~めた!!!」

 

 

そんな二人の会話を瓦礫の裏から聞いていた者が一人いた。タイガだ。

 

(同じ年の同じ日にドラゴンが()()消えた...これは、何か訳がありそうだな...リュミエール)

タイガは空を見上げ、ここにいない母に心の中でそう呟いた。

 

 

 

 

マカロフをはじめ妖精の尻尾(フェアリーテイル)のメンバーはファントムの攻撃で壊れたギルドを見ていた。ナツとタイガもすでに戻っていた。

 

「こりゃあまた...ハデにやられたのぅ...」

 

ルーシィは気まずそうにマカロフに話しかける。

「あ...あの...マスター......」

 

「んー?おまえもずいぶん大変な目にあったのう」

 

ルーシィは何を言えばいいのか分からず黙り込むが

 

「そーんな顔しないのルーちゃん」

そんな彼女に話しかける者がいた

 

「みんなで力を合わせた大勝利なんだよ」

「ギルドは壊れちゃったけどな」

「そんなのまた建てればいいんだよ」

「ウィ」

 

「レビィちゃん...ジェット...ドロイ...リーダス...」

ファントムの襲撃を受けたレビィ達チームシャドウギアと、ルーシィを逃がそうとした際ガジルにやられたリーダスだった。

 

「心配かけてゴメンね、ルーちゃん」

 

「違...う...それはあたしの...」

 

「話は聞いたけど、誰もルーちゃんのせいだなんて思ってないんだよ」

 

「つーか、オレ...役に立たなくて...あの...あの...ゴメン...」

レビィとリーダスの言葉にルーシィは黙って首を横に振るが

 

「ルーシィ...楽しい事も悲しい事も全てとまではいかないが、ある程度は共有できる...それがギルドじゃ。一人の幸せはみんなの幸せ、一人の怒りはみんなの怒り、そして一人の涙はみんなの涙。自責の念にかられる必要はない。君にはみんなの心が届いているハズじゃ。顔をあげなさい...君は妖精の尻尾(フェアリーテイル)の仲間なんだから」

 

「あーーーん!!!」

マカロフの言葉にルーシィは人目も気にせず大きな声で泣き出した。

 

 

ツバサは隠していたカバンの無事を確かめ戻ってきた。

「皆~~!コレ、お土産の温泉饅頭だよ~~」

 

「おお!!丁度腹減ってたんだよなぁ」

 

ツバサは仲間達に饅頭を配りだし、それをナツが一番に受け取りに行く。たくさん買っていたので、饅頭は全員に行き渡った。

 

 

そしてサクラは

「タイガ...ゴメンね...コレ」

タイガから借りた服を彼に返した。その服は戦いでボロボロになっていた。

 

「...気にすんな、すぐ直るから」

 

「え?」

 

「この服にはリュミエールの体毛が編み込まれている。その魔力を持ってすればこの程度の損傷、一晩あれば元通りだ」

 

それを聞いてサクラは笑い出した。

「フ...アハハハハ...ホント、すごいわねアンタのお母さん」

 

 

 

そこに皆に饅頭を配り終えたツバサがやって来る。

 

「あ!いたいた...はいコレ、二人の分」

ツバサはとっておいた饅頭をタイガとサクラに渡した。

 

「ありがとうツバサ」

「ありがとな」

 

「しかしアンタ...戦闘中にマスター・ジョゼの悪事を録音してたなんて、やるわねタイガ」

 

「え?...してねえよ、録音(そんなの)

 

タイガはポケットからジョゼとの戦闘で出した録音用魔水晶(ラクリマ)を取り出した。

 

「コレは前にツバサから貰った、ただのガラス玉だ」

 

「...はぁ...アンタって結構嘘吐きなのね、詐欺師とか向いてそう」

 

「それ、褒めてんのか?」

 

「一応ね」

 

「「フ...アハハハハ」」

そう言ってタイガとサクラは二人で笑い合った。

 

 

 

崩れ去ったギルドを見てマカロフは思う。

(それにしても、ちとハデにやりすぎたかのう......こりゃあ評議院も相当お怒りに...いや...待て......ヘタしたら禁固刑...!!?)

 

「あーーーん!!!」

マカロフはルーシィと同様に大声を上げて泣き出した。




教えて!!ハッピー先生

ハッピー先生「あい!突然ですが質問コーナーです。なんか別のアニメで見たことあるコーナーだなぁというツッコミは無しの方向で...」

「早速お便りです。ペンネーム『幽霊巫女』さんからの質問」

Q:タイガの服ってリュミエールから貰った物で、ギルド加入時からサイズを変えて着てきたとのことですが、もしかして1着しか服を持っていないんですか?

「あい!ズバリお答えします」

「タイガはリュミエールから同じ服を5着貰っていて、それを洗濯して着回しています」

「何で同じのを5着なのかは......マンガやアニメでよくあるアレです」

「というわけで、今日の授業はここまで、起立!礼!あい!!」

誰が主役のオリジナル回が見たい?

  • サクラ
  • ツバサ
  • ナツ
  • ルーシィ
  • ハッピー
  • グレイ
  • エルザ
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