光の滅竜魔導士タイガ   作:kazuki01

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楽園ゲーム

~楽園の塔 ネコの部屋~

 

ナツの頭から抜けないネコのマスクをとろうとハッピーが必死に引っ張っていた。

 

「ハッピー!!!もっと強くひっぱってくれ!!!」

 

「もう力いっぱいやってるよ!!!」

 

「ぬおおおっ!!!もげるぅぅ...」

 

「うぅう」

 

結局マスクはとれなかった。

 

「ダメだぁ~...」

 

「どうしてもとれないよぉ~」

 

そこにツバサ(人型)がナツのために立ち上がる。

 

「ここはボクに任せてよ!!!」

 

「ツバサ!!なんか良い方法があんのか?」

 

ツバサは目を瞑って集中すると、魔力を武器の形にする

 

 

だが

 

 

完成した武器はツバサの身の丈以上ある巨大な斧だった。

 

「ちょっとツバサーーー!!!それじゃナツが真っ二つだよ!!!」

 

「あれ?...あっ!そうか、この姿だと魔力が上がるんだ...今度はもうちょっと力をおさえて」

 

改めてツバサは魔力を刀の形にした。

 

「じゃあナツ、じっとしててね」

 

「あ...ああ。頼む...(その形もどうかと思うけど)」

 

そしてツバサは刀を振り上げ

 

「はぁっ!!!」

 

ぱかっ

 

振り下ろすとネコマスクが真っ二つに割れ、中のナツは無傷だった。

 

「とれたー!!!」

 

ようやくナツはネコマスクから解放されたのだった。そこでナツはずっと気になっていた事をツバサに尋ねる。

 

「つーか、何で人間になってんだよ!!?」

 

「?...ああコレ?変身魔法だよ。じつは前々からミラに習ってたんだぁ!!どうハッピー?似合う?かわいい?」

 

「オイラ的にはネコの方がかわいいかな...」

 

 

 

 

 

すると

 

[くう...まだ勝負はついてねぇゼ火竜(サラマンダー)

 

倒れていたウォーリーがふらつきながらも立ち上がろうとするが

 

[ぐっ]

 

だがやはりダメージが大きかったようで、がくっとヒザを付いてしまう。

 

「もうカリも返したし、エルザもハッピーもツバサも無事ってんなら、これ以上やる意味はこっちにはねーんだけどな」

 

「実際カリを返したのはツバサだけどね...」

 

[オレたちは楽園に行くんだ...ジェラールの言う真の自由...人々を支配できる世界へ...]

 

すると部屋中の壁や天井にたくさんの口が現れた。

 

「なにこれナツー!!」

「キモチ悪っ!!」

 

ハッピーとツバサはその異様な光景に驚きナツの腕に抱きつく。

 

「口!?そこら中に」

 

 

そして口が開き、喋り出す。

 

『ようこそみなさん』

 

[ジェラール!?]

 

『楽園の塔へ』

 

 

 

突然現れた大量の口は、タイガ達の周りにも現れていた。

 

「何だこの口は!?」

 

「しゃ...しゃべりましたよ!!!」

 

「ジェラールだ。塔全体に聞こえるように話している」

 

「塔全体にこの口が...」

ルーシィは塔全体の光景を想像するとゾッとした。

 

『オレはジェラール、この塔の支配者だ。互いの駒はそろった...そろそろ始めようじゃないか、「楽園ゲーム」を』

 

 

 

~ネコの部屋~

 

「ゲームだぁ?」

 

[ジェラール...何だこれは......]

 

『ルールは簡単だ』

 

 

 

~廊下~

 

『オレはエルザを生け贄とし、ゼレフ復活の儀を行いたい』

 

「ふざけやがって」

 

『すなわち楽園への扉が開けばオレの勝ち』

 

「ジェラール......」

ショウの顔は明らかな怒りが浮かんでいる。

 

『もしそれをおまえたちが阻止できれば、そちらの勝ち。ただ...それだけでは面白くないのでな、こちらは三人の戦士を配置する』

 

「三人の戦士?何者だ?」

シモンは三人の戦士に心当たりが無かった。

 

『そこを突破できなければ、オレにはたどり着けん。つまりは3対11のバトルロワイアル...最後に一つ、特別ルールの説明をしておこう...評議院が衛星魔法陣(サテライトスクエア)で、ここを攻撃してくる可能性がある』

 

「!!!」

 

『全てを消滅させる究極の破壊魔法、エーテリオンだ」

 

 

 

「聞いてねえぞジェラールてめえ!!!そんなモンくらったら全員地獄行きじゃねーか!!!」

 

「ヴィダルダスはん、臆したのどすか?」

 

「逆さ!!!逆!!!リバーーース!!!最高にハイだ!!!こんな危ねー仕事を待ってたんだぜーーーーーーっ!!!」

 

 

 

後ろで三羽鴉がそんな会話をしていてもジェラールは説明を続ける。

『残り時間は不明、しかもエーテリオンの落ちる時、それは全員の死...勝者なきゲームオーバーを意味する』

 

「そ...そんな...何考えてんのよ、ジェラールって奴......自分まで死ぬかもしれない中でゲームなんて...」

 

「エーテリオンだと?評議院が?あ...ありえん!!!だって...」

エルザがそう言うと

 

ばふ

 

「!!!」

ショウの魔法でカードの中に閉じ込められた。

 

「エルザ!!!」

 

「ショウ!!!おまえ何を!!!」

 

『さあ...楽しもう』

ジェラールのその言葉を最後に、塔中に出た口は消えた。

 

 

 

「姉さんは誰にも指一本触れさせない...ジェラールはこのオレが倒す!!!」

「オ...オイ!!!ショウ!!!」

 

「よせ!!!一人じゃ無理だ!!!」

 

シモンの制止も聞かず、ショウはエルザを閉じ込めたカードを持って走り出した。

 

「くそ!!!オレはショウを追う!!!おまえたちはナツを探してくれ!!!」

 

そしてシモンはショウを追いかけていった。

 

残された皆は

「だーーー!!!どいつもコイツも」

 

「ジュビアはグレイ様と向こうへ。タイガさんとサクラさんはそっち、ルーシィさんはあっちね」

 

「ちょっと!!!一番弱っちいの一人にする気!!?」

 

「どうする?...タイガ」

 

「こういう時、バラバラになるのが一番危険なんだけどなぁ...」

 

 

 

~ネコの部屋~

 

「何が何だかわからねーが、ジェラールって奴倒せばこのケンカは終わりか。おし!!燃えてきたぞ!!!」

 

そう言ってナツは両の拳をぶつける。

 

「ジェラールって奴、やっぱり一番上にいるのかな」

 

[な...何だよジェラール...エーテリオンってよう...そんなのくらったら、みんな死んじまうんだゼ]

 

ナツはウォーリーの言葉を黙って聞く

 

[オレたちは真の自由がほしいだけなのに...]

 

「どんな自由がほしいのか知らねーけど、妖精の尻尾(フェアリーテイル)も自由で面白ぇぞ」

 

「ナツの場合は自由って言うより、自分勝手だけどねぇ」

 

ツバサが笑顔でそう言うと、ナツはガクッとずっこける。

 

「ツバサぁ...せっかくオレが良いこと言ってたのに...」

 

「仕事に行く度にいろんな物を壊して評議院に怒られるし、S級クエストに勝手に行って、危うく破門になりかけ...」

 

「!!?...ハッピー!!!ゲームには裏技ってのがあるよな」

「あい」

 

笑顔で話し続けるツバサの言葉を遮り、ナツは慌ててハッピーに話しかける。

 

「一気に最上階まで行くぞ!!!」

「あいさー!!!」

 

ナツはハッピーに運ばれ、塔の外側から最上階を目指し飛んでいった。

 

火竜(サラマンダー)...いい...マフラーだゼ...]

 

そう言ってウォーリーは気を失った。そんな彼にツバサは近づき

 

「君もなかなかダンディだったよ......タイガの次にね」

 

そして部屋の外の通路に出て、目を瞑り集中する。

 

「......こっちだ!」

 

ツバサは感知した魔力の方へと走り出す。

 

 

 

 

 

~通路~

 

「タイガ!!!おまえの魔力感知でナツの居場所分からねーのか!?」

 

「この塔全体に妙な魔力が流れてて、近くの魔力しか探れないんだ」

 

 

 

そこへ

 

「みーーんなーーー!!!」

 

猫耳の生えた少女が走ってきて、サクラに抱きついた。

 

「ツバサ!!!」

 

「ツバサ!!?この子が?」

 

サクラはその少女がツバサだとすぐに分かったが、ルーシィは分からず戸惑う。

 

「何言ってるのよルーシィ...この可愛い耳、ふわふわの尻尾、キレイな瞳にキュートな声......どっからどう見てもツバサじゃない」

 

「それに、においや魔力...なによりずっと一緒にいた俺が見間違うはずないだろ...」

 

「タイガぁ」

タイガの言葉を聞き、ツバサは今度はタイガに抱きつく。

 

「いや...後半は見た目じゃないから......」

 

するとタイガとサクラが尋ねる。

「ところで、何で人間なんだ?」

「そういえば、どうしたの?その姿」

 

「って!アンタらも見たことないんかい!!!」

 

そう、実はタイガとサクラもツバサのこの姿は初見だったのだ。そんな二人にルーシィのツッコミが炸裂した。そしてツバサはナツ達にした説明をタイガ達にもする。

 

「なるほどな、最近よくミラの所に遊びに行くと思ってたら、そういう事だったか」

 

 

 

人数が増えたことでタイガが提案する。

「よし!ツバサが来てくれたなら丁度良い...二人一組になって、ナツを探そう」

 

「ならジュビアはグレイ様と一緒に...」

 

「オレはやっぱりエルザが気になる。あのショウってのと、でけーのを追う。ナツ探しはみんなにまかせるわ」

 

そう言ってグレイはシモンの行った方へ走っていった。

 

「グレイ様!!!」

 

残された皆は

「ナツならハッピーと一緒に最上階へ飛んでいったよ」

 

「いや...アイツの魔力はそんなに上まで行ってない...誰かに邪魔されたな」

 

「じゃあ、ナツは塔の中に?」

 

「手分けするぞ...サクラとツバサはそっち、ルーシィとジュビアはあっち、俺はこっちを探す」

 

タイガはそう言って走り出した。

 

「じゃあルーシィ、そっちはまかせたわ」

 

「ちょ、ちょっとみんなー!!!」

 

サクラもツバサを連れて走り出し、その場に残されたのはルーシィとジュビアだけとなった。

人型のツバサに今後着て欲しい服装は?

  • メイド服
  • 執事服
  • 修道女
  • 野球服
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