光の滅竜魔導士タイガ   作:kazuki01

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今回はまるまるオリジナル戦闘回。今までより短めです。

というか最近の1話分が少し長めだったのかな?


自喰いの蛇(ウロボロス)

タイガは今、ナツを探して楽園の塔の中を走り回っていた。

 

「この上か?...てかこの塔、何でこんな複雑なんだよ」

 

やがて広い部屋に辿り着いた。すると、彼に向かって影の刃が襲いかかる。

 

「!?...ふっ!!?」

 

タイガは光の拳で影を弾いた。

 

「やはり、この程度の不意打ちは効きませんでしたか」

 

タイガの前にフードを被った男が現れた。

 

「お前か...」

 

 

 

「あなたにはここで消えてもらいましょうか...光の勇者」

 

「お前、ガルナ島にもいたな...」

 

「おや、私のことなど覚えていたとは」

 

「忘れたくても忘れられないさ...お前の影のにおい...ものすごい血のにおいがしたからな......今まで何人殺してきた?」

タイガは静かな口調で聞いているが、その目には強い怒りが込められていた。

 

すると男はにやっと笑い

「さあ...一人や二人でないことは確かです」

 

そして男は足元の影を刃や怪物の形にする。

 

「あなたもすぐにその一人になりますよ」

 

タイガは構えながら男に問う

「お前...ジェラールが言ってた三人の戦士か?」

 

「いいえ...それは暗殺ギルド『髑髏会』です。私はこういう者です」

 

「!?」

 

男はフードを外す。その下はスキンヘッドの男だったが、タイガはその男の頭部にあるマークを観て驚く。そこには自分の尻尾に食らい付いて円になっている蛇のマークがあった。

 

「そのマーク...闇ギルド『自喰いの蛇(ウロボロス)』か!!?」

 

「我々のギルドを知ってくれているのですか」

 

「ある意味有名だからな...闇ギルドの三大勢力『バラム同盟』のどの傘下にも入らず、構成員などほとんどが不明...ある意味『冥府の門(タルタロス)』並みに謎だらけのギルドだ」

 

 

 

男はいくつもの影の刃をタイガに飛ばした。それを光竜剣で弾きながらタイガは問う

 

「お前等の目的は何だ!?この塔で何をしようとしている!?」

 

「この楽園の塔、いやRシステムが我らの役に立つかを調べていたのですが、予想以上だ。何としても我々がいただく」

 

「させるか!!光拳!!!」

 

タイガは光を纏った拳と足で影の怪物達を次々なぎ払っていく。

 

「光竜波!!!」

 

「甘い」

 

男は自分に放たれた光竜波を影で作った壁で防ぐ。

 

「私とあなたの魔法の相性は悪い...だが」

 

男は更に影の怪物の数を増やし、タイガを襲わせる。

 

「数で攻めれば互角には戦える」

 

次第にタイガは怪物の多さに押され始めるが

 

「...足りないな」

 

そう言って少し後ろに飛び退き、両手の拳を合わせ前に突き出す。そして光の魔力を溜め

 

光竜散波(こうりゅうさんは)!!!」

 

突き出した拳から光の魔力がいくつも広範囲に拡散し、影の怪物全てを倒した。今度は左手首に魔力を集め弓の形にする。そして右手を引き、光の矢を構える。

 

「!!?」

 

男はとっさに目の前に影の壁を何枚も出す。

 

光の矢(アローレイ)!!!」

 

タイガが放った光の矢が影の壁を次々に壊し

 

「ぐっ...ぐううぅ!!」

 

ついに最後の一枚を破壊した。

 

「ぐあぁーー」

 

壁を破壊した矢は、男の腹部を掠めた。

 

「弓矢もかなり使えるな...帰ったらルーシィに礼を言わないとな」

 

タイガが新たに繰り出した光の矢(アローレイ)はルーシィの星霊サジタリウスの弓矢を参考に新たに生み出した技だった。

 

 

 

倒れる男にタイガが告げる。

 

「急所は外した、お前の身柄は評議院にさしだす...自喰いの蛇(ウロボロス)のこと、全部話してもらう...」

 

「フッ...フフフ...」

 

男は倒れながらも不適に笑う。

 

「私のような末端を捕らえたところで、大した情報は得られませんよ...何より...」

 

男の周りの影が彼を囲むように起き上がり、刃や怪物の牙のような形になる。

 

「情報など渡す気はありません...」

 

「!?...やめろ!!?」

 

タイガの叫びも空しく、影は男の体を切り裂き、食い千切り、跡形もなく消し去った。

 

「情報を渡さないために自ら...」

 

そしてタイガは壁際に座り込み、自らに月光(ムーンライト)を当て体力を回復させる。

 

 

 

 

 

~闇ギルド 自喰いの蛇(ウロボロス)本部~

 

玉座に座る男に小さな人影が近づき跪く。

 

「マスター...楽園の塔を調べていた彼の魔力が消失しました。おそらくは死んだかと」

 

「そうか...だが、ただで死んだわけではあるまい」

 

「ええ...Rシステムの構造の一部はここに」

 

そう言って紙の束をさしだす。楽園の塔を調べていた男が情報を本部に送っていたのだ。

 

「それにしても、お前の力の一部を与えた彼奴を倒すとは、何者だ?」

 

「戦ったのは妖精の尻尾(フェアリーテイル)の魔導士...ですが、私ならば...」

 

そう言った彼の足元の影が起き上がり、いくつもの目と鋭い牙を持った顔のような形になる。

 

「しばらくは下手に動かない方が良いだろう...六魔将軍(オラシオンセイス)が何やら企んでいるようだ」

 

「では、皆にもそう伝えておきましょう、マスター...いえ、父上」




今回登場したタイガの新技

光竜散波(こうりゅうさんは)・・・両手の拳を合わせ、前に突きだし、光の魔力をいくつも拡散して放つ。技のイメージは、「NARUTO」に登場する「嵐遁レイザーサーカス」。ただし元ネタのような誘導攻撃はできない広範囲攻撃である。

光の矢(アローレイ)・・・左手首に光の弓を造り、矢を放つ技。技のイメージはウルトラマンネクサスの「アローレイ・シュトローム」。ただし放つ矢は元ネタのとは違い普通の矢の形である。

人型のツバサに今後着て欲しい服装は?

  • メイド服
  • 執事服
  • 修道女
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