光の滅竜魔導士タイガ   作:kazuki01

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前回のツバサを衣装はアンケート結果をもとにしました。投票してくださった皆様、ありがとうございます。


バトル・オブ・フェアリーテイル

マグノリアから離れたある町、タイガは今ここで

 

「や、やっと着いた...うぅ...気持ち悪ぅ...」

 

汽車に酔ってフラフラしていた。なぜ彼がここにいるかというと、それは前日に遡る。

 

 

 

~収穫祭前日 タイガ宅~

 

「買い物?」

 

「うん!明日のファンタジアの打ち上げで、皆に振る舞う料理の材料を買ってきて」

 

「食材ならマグノリア(この街)でも買えるだろ?」

 

「ココでしか買えない食材を買ってきて欲しいの、これお買い物のメモね」

 

タイガはツバサから買い物のリストを受け取るが

 

「結構あるな...俺も皆とファンタジアの準備をしなきゃいけないんだけど...」

 

「タイガぁ...」

 

「ん?...!?」

 

タイガは呼ばれた方を見ると、人型になったツバサが目を潤ませていた。

 

「お願い...」

 

「......分かったよ」

 

 

 

~現在~

 

「はぁ...ツバサに頼まれるとなぜか聞いちゃうんだよなぁ...俺も親バカか?」

 

徐々に乗り物酔いから回復してきたタイガが、歩きながらそう呟いていると

 

「ん?ツバサ(アイツ)って俺の娘?それとも妹?...どっちなんだ?......まあいいや、さっさと買い物済ませて帰ろ」

 

 

 

 

 

妖精の尻尾(フェアリーテイル)

 

「ルールは簡単...最後に残った者が勝者...バトル・オブ・フェアリーテイル

 

ラクサスの言葉を聞き、ナツが立ち上がる。

 

「いいんじゃねえの?わかりやすくて...燃えてきたぞ」

 

「ナツ...オレはお前のそういう、ノリのいいとこは嫌いじゃねえ」

 

 

「ナツ」

 

「祭りだろ?じっちゃん......行くぞ!!!」

 

「オメエ...昔ラクサスにどれだけひどくやられたか覚えてねーのかよ!!!」

 

仲間の制止を聞かず、ナツはステージの上のラクサスに突っ込んでいく。

 

「ガキの頃の話しだ!!!」

 

「去年くれえの話だよ」

 

「去年はガキだったんだぁ!!!」

 

 

 

「...だが...そういう芸のねえトコは好きじゃねえ」

 

拳に炎を纏ったナツがラクサスの目の前まで来たが

 

「まぁ落ち着けよ」

 

「びぎゃああぁぁっ」

 

強烈な雷をくらって気絶した。

 

「ナツ!!!」

「ホレみろ!!!」

「せっかく復活したのに」

 

 

 

そんなナツの事は気にもせず、ステージの上の雷神衆は説明する。

 

「このコたちを元に戻したければ、私たちを倒してごらんなさい」

 

「オレたちは4人、そっちは100人近くいる。うっわぁ!!こっちの方が不利だぜ、ぎゃはははっ」

「フリだー」「フリだー」「フリだー」

 

「制限時間は3時間ね。それまでに私たちを倒さないとこのコたち...砂になっちゃうから」

 

「何!!?」

「本気かよ!!?」

「そ...そこまでやる事...」

 

「ラクサス...」

 

 

「バトルフィールドはこの街(マグノリア)全体...オレたちを見つけたらバトル開始だ」

 

「ふざけおってぇ!!!」

 

怒ったマカロフは魔法を発動し、巨人化する。

 

「だから慌てんなって......祭りの余興さ、楽しもうぜ」

 

ラクサスが言い終わるとギルド内に強い光が放たれる。

 

「くっ」「うおっ」「眩し!!!」

 

「バトル・オブ・フェアリーテイル...開始だ!!!」

 

光が消えると、ラクサスと雷神衆はいなくなっていた。

 

「き...消えた!!!」

この街(マグノリア)で鬼ごっこをやろうってのかラクサス!!!」

 

「あんのバカタレめぇっ!!!」

 

そして魔導士達は走り出す。

 

「くそぉおおっ!!!姉ちゃんたちを助けねえと!!!」

「あいつらぁあーーーっ!!!」

「ラクサスを捕まえろぉ!!!」

「つーかぶっ潰してやるぁ!!!」

「なめやがってえぇっ!!!」

「ビスカ...僕が必ず助けてあげるからね」

 

 

「ワシが...ワシが止めてやるわ!!!クソガキがっ!!!」

 

マカロフも走り出すが

 

ゴチーン

「!!!」

 

ギルドの出口で何かにぶつかったように動きを止めた。それに気付いたグレイは引き返して

 

「!!!...何やってんだじーさん!!!」

 

「何じゃコレは!!?進めん!!!見えない壁じゃ!!!」

 

「こんな時にどーしちまったんだよ。見えない壁なんかどこにもねーだろ」

 

「ぬうぉお...」

 

グレイはマカロフの頭を掴み

 

「んごぉおお」

「!!!」

 

外に引っ張り出そうとするが、マカロフのみが出られないでいた。

 

「どうなってんだ!!?」

「本当にマスターにだけ見えねえ壁が!!?」

 

すると入り口に何かが現れる。

 

「空中に文字が!!?」

 

「これは...フリードの術式か!!?」

 

「術式!?」

 

「結界の一種じゃ。踏み込んだ者を罠にはめる設置魔法。おそらくはこのギルドを囲むようにローグ文字の術式が書かれておる!!!術式に踏み込んだ者はルールを与えられる、それを守らねば出る事はできん。見よ」

 

マカロフがそう言うと、空中にあるルールが表示される。

 

【80歳を超える者と石像の出入りを禁止する】

 

「何だよこの言ったモン勝ちみてーな魔法は!!?」

 

「術式を書くには時間が掛かる...ゆえにクイックな戦闘には向いておらんが、罠としては絶大な威力を発揮する」

 

「こんな魔法のせいでここからじーさんだけ出られねえってか!?壊せねえのかよ!?じーさんでも」

 

「術式のルールは絶対じゃ!!「年齢制限」と「物質制限」の二重の術式とは...フリードめ...いつの間にこんな強力な...」

 

「初めからじーさんは参加させる気がねえって事か...周到だな......こうなった以上、オレたちがやるしかねえな」

 

「グレイ!!!」

 

「あんたの孫だろうが容赦はしねえ、ラクサスをやる!!!」

 

こうしてグレイも街の中へと走り出していった。

 

残されたマカロフは

(ラクサス...何を考えておる!!?あんなバカタレだが、強さは本物じゃ...ラクサスに勝てる者などおるのか...?)

 

ギルド内を見渡すと

(エルザならもしかしたら...しかし...この状態では...タイガは今、この街にはいないし...いやダメじゃ!!奴とラクサスが戦えば、マグノリアは無事では済まん)

 

するとマカロフはある人物に気づく。

 

「ご...ごめ...オ...オレ...ラクサス怖くて...」

 

その人物は物陰に隠れていたリーダスだった。

 

「リーダスか!よい、それより東の森のポーリュシカの場所はわかるな?」

 

「ウィ」

 

「石化を治す薬があるかもしれん。行ってこれるか?」

 

「ウィ!!!そーゆー仕事なら!!!」

 

 

 

「ごあーーーっ!!!」

 

気絶していたナツが目を覚ました。

 

「あれ!?ラクサスはどこだ!!?」

 

「起きたー」

 

「つーか誰もいねえ!!!じっちゃん!!!何だこれ!!?」

 

(ナツが本気になれば...もしかして...)

 

そう思ったマカロフは外を指さし

 

「ナツよ!!!祭りは始まった!!!ラクサスはこの街(マグノリア)の中におる!!!倒してこんかい!!!」

 

「おっしゃああああっ!!!まってろぉラクサスぅぅ!!!」

 

ナツは勢いよく外に向かって走り出す。

 

 

 

 

 

 

ゴチーン

 

「「「!!!」」」

 

なんと、マカロフを足止めした術式に引っかかってしまった。

 

「なにコレ?」

 

「「「えええええっ!!?」」」

 

 

 

 

 

「どーなってんじゃあナツ!!!おまえ80歳か!!?石像か!!?」

 

「知るか!!!何で出れねえんだよぉぉ」

 

すると新たな文字が浮かび上がる。

 

「バトル・オブ・フェアリーテイル...途中経過速報?ん?」

 

【ジェットVSドロイVSアルザック】

 

「な...何じゃこれは!!?」

「何でこいつらが戦ってんだ?」

 

【勝者...アルザック】

 

【ジェットとドロイ戦闘不能】

妖精の尻尾(フェアリーテイル)残り人数81】

 

 

 

 

 

その途中経過をある場所で見ていたラクサスは不敵に笑う。

 

「妖精の共食いにどこまで耐えられるかな?...ジジィ」




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