光の滅竜魔導士タイガ   作:kazuki01

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タイガ参戦

タイガは今、マグノリアの東の外れにいた。乗り物酔いが酷く、マグノリア駅の一つ前で降りてしまい、歩いてここまで帰ってきた。

 

「やっと、着いた......!!?」

 

タイガはそこである人物を見つけ、慌てて駆け寄る。

 

 

 

 

 

~魔導士ギルド 妖精の尻尾(フェアリーテイル)

 

【バトル・オブ・フェアリーテイル 残り2人】

 

「残り2人だけじゃと!!?」

 

マカロフがその結果に驚いていると後ろのナツとガジルがケンカを始める。

 

「何でオマエまで出れねーんだよ!!マネすんじゃねー!!」

 

「知るか」

 

「ハラ減ってきたじゃねーかコノヤロウ!!!」

 

「それは本当に知らんわ!!!」

 

振り向いたマカロフはあることに気づく、

 

「2人?」

 

「「!?」」

 

「こいつ等だけじゃとーーーっ!!?」

 

「オイラは頭数に入ってなかったのかーーー!!!」

 

残り人数の2人とは未だにギルドから出られずにいたナツとガジルの事だった。

 

(同士討ちや雷神衆の手によって、妖精の尻尾(フェアリーテイル)の魔導士が全滅したというのか!!?...戦える魔導士はもういない...ここまでか......)

 

すると残り人数の表示に変化が表れる。

 

【残り 2人】

   ↓

【残り 3人】

 

「人数が増えた!?何で!!?」

 

 

 

 

 

~街の外れ~

 

「リーダス!!おい、リーダス!!!」

 

「う...タ...タイガ......」

 

タイガが見つけたのは、フリードに倒されたリーダスだった。

 

「何があった!?...待ってろ、今」

 

タイガがリーダスを回復させようとするが彼はそれを拒否する。

 

「オレのことはいい...それより早くギルドへ行って...」

 

リーダスはそう言い残して気を失った。

 

「一体、何が...」

 

そしてタイガはギルドに向かって走り出す。

 

 

 

 

 

~魔導士ギルド 妖精の尻尾(フェアリーテイル)

 

「どういう事!?...何で人数が増えたの?」

 

ハッピーの疑問の答えはすぐ目の前に現れた。その人物を見てナツとハッピーは声を上げる。

「「タイガ!!!」」

 

タイガがギルドへと帰ってきたのだ。

 

「何があったんだ?街中で皆が怪我して倒れてたぞ......!?」

 

タイガはステージ上の石像を見て驚く。

 

「サクラ!?ツバサ!!?」

 

「帰ってきてくれたか、タイガ」

 

「マスター」

 

マカロフはこれまでの出来事をタイガに話す。ラクサスが仕掛けたバトル・オブ・フェアリーテイルのこと、サクラやツバサ達ミスコン出場者が石にされたこと、そして街に仕掛けられた術式や雷神衆によって魔導士達がナツとガジルを除いて全滅したこと。

 

「しかし...よくナツが大人しくしてるなぁ、一番に飛び出して皆とも喜んで戦いそうなのに」

 

「コレのせいで出られねーんだよ!!!」

 

ナツは術式の壁をドンドンと叩く。

 

【80歳を超える者と石像の出入りを禁止する】

 

そのルールを読んだタイガは、ナツとガジルを指さし

 

「.........お前ら、80歳?」

 

「「な訳あるかーーー!!!」」

 

「ていうか...ミコは何してんだ?」

 

タイガの目線の先には、体育座りしながら小声でブツブツ言ってるミコがいた。

 

「あい...あまり触れないであげて」

 

 

 

「タイガ...戻ってきて早々で悪いが」

 

「分かってます...雷神衆を倒して、サクラ達を救います。と言いたいけど、雷神衆(アイツら)気配を消してて、正確な居場所を見つけるには時間をかけて気配を探るしかないんです」

 

「くっ...それでは残り時間がないか...」

 

するとナツがステージに歩き出す。

 

「仕方ねえ、エルザを復活させるか!!!」

 

「「「「何!!?」」」」

 

「あーあ、せっかくエルザを見返すチャンスだったのになぁ」

 

「ちょ...ちょっと待たんかいっ!!おまえ...どうやって!!?」

 

「燃やしたら溶けんじゃね?石の部分とか」

 

「やめーーーい!!!」

 

「エルザ達は体の芯まで石になっちゃってるんだよ!!!」

 

「やってみなきゃわかんねえだろ」

 

「わかるわい!!!よせっ!!!エルザを殺す気か!!!」

 

ゴオオォォ

 

そんな制止も聞かず、ナツは両手に炎を灯す。

 

「っておいナツ!!!火でこすろうとするな!!!」

 

「つーか...てめ...手つきがエロいぞ...」

 

ナツが手の炎をエルザに近づけた途端

 

パキ

 

「「「......!!!」」」

 

エルザの石像の顔に亀裂が入った。

 

「しまったー!!!割れたー!!!のりだのり!!ハッピーのりーーー!!!」

「あいさー!!!」

「バカヤロウ!!!そんなんでくっつくか!!?オレの鉄をてめえの炎で溶かして溶接するんだ!!!」

「いや石ならのりや鉄よりセメントだろ!!!ハッピー倉庫から急いで補修用のやつ取ってこい!!!」

「貴様らーーーっ!!!」

 

その状況にナツ達だけでなくタイガまでも慌て出す。そうしている間にもエルザの石像に入った亀裂は徐々に広がっていく。

 

「ひゃーーーっ!!!ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!!」

 

ナツがヒザをつき何度も頭を下げて謝っていると、なんとエルザの石化が解け元に戻ったのだ。

 

「熱い...おまえかナツ」

 

復活したエルザはナツを睨みつけ

 

「何をするかーーー!!!」

 

「ぐほお」「ギヒャ」

 

彼を思いっきりぶん殴った。ガジルも吹き飛ばされたナツに巻き込まれる。ちなみにタイガは、すっと避けたため巻き込まれずにすんだ。

 

「エルザが復活したーーー!!!」

 

エルザの復活にハッピーは喜び、マカロフはエルザに尋ねる。

 

「エルザ...しかしなぜ...」

 

「それが私にも...もしかしたらこの右眼のおかげかもしれませんが...」

 

その言葉にマカロフはふと思い出す。エルザの右眼はかつてポーリュシカの治療により義眼となっていたことを。

 

(そうか!!!義眼が目から受ける魔法の効果を半減したのか!!!)

 

「エルザ...今の状況わかる?」

 

「ああ...すべて耳に入っていた」

 

エルザの復活、そしてタイガの帰還にマカロフはあることを確信する。

 

(いける!!!反撃の時じゃ!!!)

 

 

 

ギルドの入り口に表示されていた残り人数にまた変化が表れる。

 

【残り 4人】

 

「私が復活した事で残り人数も律儀に変わるという訳か...凝った事を...」

 

「この4人はナツとガジル、エルザとタイガの事だね」

 

すると

 

【残り 4人】

   ↓

【残り 5人】

 

またしても残り人数が変化した。

 

「!!」

 

「増えた」

 

「誰だ!!?」

 

ナツはステージを見るが、ルーシィ達8人はまだ石のままだった。

 

「皆...石のままじゃ、一体...」

 

その理由に心当たりのあるタイガとエルザはクスッと笑う。

 

「もう一人いただろ?...俺と同じように街の外にいたのが」

 

「どうやら、あの男も参戦を決めたか...妖精の尻尾(フェアリーテイル)もう一人の最強候補...ミストガン」

 

 

 

「反撃開始じゃ!!!」

「行けー!!!」

 

マカロフとハッピーの号令にエルザが走り出し、それから少し間を置きタイガが走り出し、二人は別々の方向に向かった。一緒に行動してはフリードが街に仕掛けた術式の罠にはまり、同士討ちをしてしまうおそれがあるからだ。

 

そしてナツとガジルは

 

「「.........で...出れねえ...」」

 

いまだに出られずにいた。

 

「何でだ~タイガは普通に通れるのに...」

 

ナツの言葉にマカロフは

 

(ワシやミコのように生まれたのが80年以上前ならばわかる。しかし何故この二人は出られん?...二人に共通するのは滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)であることじゃが、タイガは普通に出入りできる...滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)を封じるものではないのか?)

 

 

 

 

 

一方その頃マグノリアの中心部、カルディア大聖堂にいるラクサスは目の前に表示されている途中経過を見て

 

「エルザ復活にタイガ、ミストガン参戦か...オレを含めて妖精の尻尾(フェアリーテイル)トップ4が揃った訳だ...やはり祭りはこうでなきゃな」

 

 

 

街を走っていたエルザはある人物を見つける。

 

「何でアンタが石から元に戻ってる訳?まあいいんだけど、いたぶる楽しみが増えるから」

 

「エバーグリーン」

 

「ホントムカツク、何が妖精女王(ティターニア)よ...私が世界で一番...妖精なの!!!」

 

こうしてエルザとエバーグリーンの勝負が始まった。

 

 

 

 

 

一方タイガは

 

「この魔力、エルザか...アイツがエバを倒せば、石にされた皆は元に戻るな」

 

そう言うと彼はゆっくりと振り返り、自分の後ろに立つ者に話しかける。

 

「で...俺がお前を倒せば、ナツとガジルを止めてる術式も消えるか?......フリード」

 

そこに立っていたのは、術式を仕掛けたフリードだった。




アンケートはまだまだ受付中。

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