光の滅竜魔導士タイガ   作:kazuki01

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神鳴殿

自分の前に立つフリードにタイガが語りかける。

 

「素直にラクサスの居場所を言えば痛い目を見ずに済むぜ」

 

「悪いがそれはできない...」

 

「...そうか」

 

そう言った途端、タイガは光速でフリードの目の前に現れ彼を殴り飛ばすが彼の体は文字のようになり消えた。

 

「やっぱり偽物か...街中にフリードの気配がするのはそういう事か...本物に当たるまで全部倒すしかないな」

 

すると新たな経過が表示される。

 

 

 

【エルザVSエバーグリーン 勝者 エルザ】

 

エルザがエバーグリーンに勝利した知らせだった。

 

 

 

 

 

~魔導士ギルド 妖精の尻尾(フェアリーテイル)

 

エバーグリーンの敗北により、石にされていた者達が皆元に戻った。

 

「あれ?何これ」

「!?」

「ジュビアどうしたのでしょう?」

「私たち...」

「んん?」

 

「おおっ!!!元に戻ったーーーっ!!!」

 

「ルーシィ!!!」

 

「え?何!?」

 

ハッピーがルーシィに飛びつく。

 

「よくやったエルザ...人質は解放された。さあどうするラクサス」

 

 

 

~カルディア大聖堂~

 

「クソが...なんでエバがエルザごときにやられんだよ!!!タイガにならともかく!!!...いつからそんなに弱くなったぁ、エバぁ!!!」

 

ラクサスが柱を殴りながら叫ぶ。そこへフリードの本体がやって来る。

 

「エルザが強すぎるんだ...オレかビックスローが行くべきだった」

 

「なぜ戻ってきた?フリード」

 

「ゲームセットだからな。人質が解放されたら、マスターはもう動かない」

 

そう言われ、ラクサスはフリードをキッと睨むと彼に向かって雷を放つ。雷は外れたがその威力は強い。

 

「ラクサス...」

 

「終わってねえよ...ついてこれねえなら消えろ、オレの妖精の尻尾(フェアリーテイル)には必要ねえ」

 

 

 

 

 

~魔導士ギルド 妖精の尻尾(フェアリーテイル)

 

石から戻ったメンバーにマカロフは現在の状況を説明していた。

 

「バトル・オブ・フェアリーテイル!?」

 

「ラクサスがそんな事を?」

 

「...が、それももう終わりじゃ。おまえたちが石から戻れば、ラクサスのくだらん遊びにつき合うこともあるまい」

 

「でも...フリードの罠にかかってキズついたみんなは...」

 

「そうよ!!ラクサスを懲らしめないとしめしがつかないわ」

 

ミラはキズついた仲間たちを心配し、ビスカはラクサスに対する怒りをあらわにする。

 

「わーっとるわい!後でワシが最大級の仕置きをする。ラクサスめ...今回ばかりはただではすまさんぞ」

 

「ちょっと待ってくれ」

 

怒るマカロフをナツが止める。

 

「確かにアレだ...仲間同士で無理矢理戦わなきゃならねーって状況はどうかと思ったが...妖精の尻尾(フェアリーテイル)最強を決めるっていうラクサスの意見には賛成するしかねえだろ」

 

「「「「「「はぁ?」」」」」」

 

ナツのその言葉に、ツバサとジュビアを除く女性陣が驚く。

 

「まあ...あまりラクサスを怒らねーでくれって事だ、じっちゃん」

 

(ナツ...おまえという奴は)

 

「つー訳で...今から第2回 バトル・オブ・フェアリーテイル開始だぁー!!!全員かかってこいやー!!!」

 

「「「はいい!!?」」」

 

「やめーい!!!」

 

「だってオレたち、何もしてねーじゃん!!!ホラ!!!バトルしよーぜ!!!」

 

「やめてよ...アンタが言うと冗談に聞こえないから」

 

「どうしてもってんなら、相手にならなくもないよ」

 

「カナ...のらないの」

 

戦る気まんまんのナツに対してルーシィは引き、カナは唯一その誘いに乗ろうとする。サクラはそんな彼女を止めようとする。

 

そんなナツにハッピーは

 

「ナツ...女のコ相手にバトルとかはないと思うよ」

 

「女とか男とか関係ねーし!!」

 

「うわっ、すげームカツク顔...」

 

「ホラ行くぞルーシィ!!」

 

「いやああ」

 

ナツはまずルーシィに挑み、周りの皆は笑って見ている。その様子を見ていたガジルとジュビアは

 

「どうしたの、ガジルくん」

 

「別に...」

 

そんな2人ににツバサが近づき

 

「楽しいトコでしょ?...妖精の尻尾(フェアリーテイル)

 

「はい」

 

「...イカれてるぜ」

 

 

 

 

 

すると

 

ビーーー!!ビーーー!!ビーーー!!

 

突然大きな警報音がギルド中に鳴り響く。

 

「何だ!?」

「術式の情報ボードがギルド中に」

 

『聞こえるかジジイ...そしてギルドの奴等よ』

 

「ラクサス」

 

『ルールが一つ消えちまったからな...今から新しいルールを追加する...バトル・オブ・フェアリーテイルを続行する為に、オレは神鳴殿を起動させた』

 

「神鳴殿じゃと!!?」

 

ラクサスの言葉にマカロフは驚愕する。

 

『残り1時間10分。さあ...オレたちに勝てるかな?それともリタイアするか?()()()()......はははははっ』

 

ギルドに現れた情報ボードは全て消えた。

 

「何を考えておるラクサス!!!関係のない者たちまで巻き込むつもりかっ!!!」

 

マカロフがそう叫ぶと

 

「んぐっ」

 

突然胸を押さえて倒れる。

 

「マスター!!!」

「じっちゃん!!」

「どうしたの!?」

 

「うう...」

 

「大変!!いつものお薬!!」

 

ミラは薬を取りにギルドの奥へと走り出す。

 

「こんな時に......」

「マスター、しっかりしてください!!」

 

「くう...」

 

「神鳴殿って何だよ!!?」

 

「ううう...」

 

「じっちゃん!!!」

 

ナツが尋ねるもマカロフは苦しんで答えることが出来ない。そこに薬を取りに行ったミラが戻ってくる。

 

「大変...!!!みんな...外が」

 

 

 

2階のバルコニーに出るとマグノリアの街を囲むようにたくさんの魔水晶(ラクリマ)が浮かんでいた。

 

「何だあれ」

 

「雷の魔水晶(ラクリマ)...?」

 

「あんなものが......街中に浮かんでる」

 

「一つ一つの魔水晶(ラクリマ)にものすごい魔力の雷が帯電している。まさか、神鳴殿て...」

 

「雷の宮殿とかそういう意味?」

 

この街(マグノリア)をそれに見立てて...」

 

「てか、あれが放電したらどうなっちゃう訳?」

 

ルーシィの疑問にカナが答える。

 

「街中に無数の落雷が...」

 

カナの予想を聞き、その場にいた全員が無数の雷が街を襲う光景を思い浮かべる。

 

「そんな事はさせないわ!!!スナイパーライフル換装!!!」

 

ビスカは魔法で召喚したライフル銃で魔水晶(ラクリマ)の一つを撃ち抜いて破壊した。

 

「やった!!!」

 

「やるじゃないビスカ」

 

「こんなの全部私が」

 

ビスカが二つ目の魔水晶(ラクリマ)を破壊しようとすると

 

「!!!...あああああっ!!!」

 

彼女を雷が襲った。

 

「きゃっ」

 

「ビスカ!!」

 

「おい!!しっかりしろ!!ビスカ!!!」

 

「なにコレ!?どうなってんの!?」

 

「生体リンク魔法!!?」

 

カナが魔水晶(ラクリマ)に仕掛けられた魔法に気づく。

 

「あの魔水晶(ラクリマ)は攻撃をしてきた者と自分のダメージを連結させる魔法がかけられている」

 

「え?」

 

生体リンクの説明をサクラが続ける。

 

「つまり攻撃を与えれば、そのダメージがそのまま自分に返ってくる仕組みよ」

 

「そんな!!?このままじゃ街の人まで」

 

「ラクサスをやるしかない!!行くよっ!!!」

 

「あたし...できるだけ街の人避難させてみる!!」

「オイラも行く!!!」

「ボクも!!!」

 

「雷神衆もまだ二人いる!!気をつけるんだよ!!!」

 

そうしてルーシィ達は3手に分かれ、それぞれ行動を開始した。カナとジュビアはラクサスと雷神衆を探しに。ルーシィとハッピーとツバサは街の人の避難に。そしてサクラは魔力感知を行い、ミラと共にある人物の元に向かう。

 

「何考えてんだあの野郎!!」

 

「ナツ!!!」

 

「やりすぎだろ!?」

 

ナツはバルコニーの手すりを飛び越え屋根を下りるが術式の壁に止められてしまう。

 

「そんなにマスターになりたきゃ、じっちゃんと戦ってみろよ...いい加減にしろよラクサス!!!」

 

そんな彼を見たレビィは

 

「ナツ...落ち着いて」

 

「落ち着いてられっかよ!!!くそっ!!!こんなトコにも見えねー壁がっ!!」

 

「いいから上がってきて...術式でしょ?文字魔法の一種だから、私なんとかできるかもしれない」

 

「本当かレビィ!!?」

 

「私...あなたたちならラクサスを止められるって信じてるから」

 

こうしてレビィはナツとガジルを参戦させるために術式の解読に着手した。

 

 

 

 

~カルディア大聖堂~

 

「ふはははっ!!!どうだジジイ!!!次の人質は街の人間全てだ!!!」

 

「ここまでやる事は......」

 

「ここまで?...オレの限界はオレが決める...これぁ潰し合いだぁ!!!どちらかが全滅するまで戦いは終わらねぇ!!!」

 

「神鳴殿...そこまでやるのか...?ラクサス」

 

「何をしているフリード...ビックスローはまだ妖精狩りを続けているぞ...ジジイの希望エルザはオレがやる、タイガもミストガンもだ。おまえはカナとファントムの女をやれ。どっちもオレの妖精の尻尾(フェアリーテイル)にはいらねえ、殺してもいい」

 

「殺す!!?今は敵でも同じギルドの...」

 

「オレの命令が聞けねえのかぁ!!!」

 

ラクサスのその言葉を聞き、フリードはある覚悟を決める。

 

「ここまでやってしまった以上、どの道戻れる道はない。オレはあんたについていくよ。たとえそこが地獄だとしても」

 

そして彼は振り返り、大聖堂を後にする。

 

「任務を遂行しよう。本気で殺る、後悔するなよ」

 

「それでいい暗黒のフリードよ。おまえの本当の力、今こそ見せてやれ」

 

「だがオレが100%の力を出すとなると、タイガの足止めに使っている分身全てを消すことになるぞ」

 

「構わねぇ...どの道雷神衆(おまえら)じゃあ、まだタイガ(アイツ)には勝てねえ。多少足止めできただけでも上出来だ」

 

フリードが出た後ラクサスはつぶやく。

 

「さっさと来いタイガ...そろそろ決着(ケリ)つけようぜ」

 

 

 

 

 

~街のある場所~

 

「はあっ!!」

 

タイガは何体目かのフリードの分身を倒した。そしてあることに気づく。

 

(!?...街中のフリードの気配が消えた...分身を解除したのか?)

 

そして空を見上げると

 

「神鳴殿...そこまで本気って事か、ラクサス...」

 

戦っている間もギルド内の気配を感じており、ビスカの気配が弱まったのを察知していたので生体リンクについても把握している。そしてタイガは誰にも見つからないように路地裏に入り目を瞑って集中する。

 

「待ってろよラクサス...望み通り決着(ケリ)をつけてやる」

『ミス・フェアリーテイルコンテスト』あなたの推しは?

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